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2024.01.02

第100回東京箱根間往復大学駅伝 1月2・3日 東京・大手町読売新聞東京本社前⇔神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場入口

ルーキー工藤が雨中の山で激走! 往路早大記録を更新し5位でフィニッシュ/箱根駅伝往路

第100回の節目を迎えた東京箱根間往復箱根駅伝(箱根)。悔しいシード落ちとなった全日本大学駅伝対校選手権(全日本)から約2か月、エンジの底力を見せる時がやってきた。終始ハイペースなレース展開となったが、大きく崩れることなくタスキをつなぐ。2区山口智規(スポ2=福島・学法石川)の8人抜きの力走、5区工藤慎作(スポ1=千葉・八千代松陰)の好走もあり、総合5位でフィニッシュした。

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力走する1区の間瀬田

 1区は昨年に引き続き間瀬田純平(スポ2=佐賀・鳥栖工)が起用された。スタートしてすぐにスティーブン・レマイヤン(駿河台大)が集団から飛び出し、レースはハイペースな展開となった。篠原倖太朗(駒澤大)、荒巻朋熙(青学大)、伊地知賢造(國學院大)もそれに続き、間瀬田はその後方の大集団で様子を伺う。16キロ付近で前を走っていた伊地知が遅れはじめ、集団も徐々に縦長に形を変えていった。間瀬田は粘りの走りを見せるも、18キロ地点で集団の4位争いから離脱し、トップと52秒差の12位でタスキをつないだ。

 各校のエースが揃う「花の2区」には、今季好調の山口が出走。山口は7キロ地点で前を走る5位集団に追いつくと、残り5キロ付近まで安定した走りで、集団の中で力をためる。後方では平林清澄(國學院大)、梅崎蓮(東洋大)がごぼう抜きで山口を含む集団を猛追していたが、山口も負けていない。得意のラストスパートで一気にペースを上げると、早稲田記録となるタイムで走破し、4位でタスキを渡した。

力走する3区の辻

 当日変更で3区を任されたのは辻文哉(政経4=東京・早実)序盤で後続の小林亮太(東洋大)、安藤風羽(日本大)と6位集団をつくり、慎重にレースを進める。トップで激しい首位争いが繰り広げられている中、辻は19キロ地点まで表情を変えることなく淡々と前方を追った。ラスト1キロで小林、安藤にやや離されたものの、最後まで力強い走りで大きく差をつけられない粘りの走りで最初で最後の箱根を締めくくった。

 4区には石塚陽士(教3=東京・早実)がこちらも当日エントリー変更で出走。4区を走る選手の中で最も速い1万メートルの自己ベストタイムを持つ石塚。前の日大を抜き、ペースを落とさずさらに前方を狙う。冷たい雨が強まる中、単独走で懸命に辻原輝(国学院大)、松山和希(東洋大)の姿を探すが、なかなか彼らをとらえることはできず。しかし、最後まで安定したペースで走り切り、トップの青学大と5分32秒差で5区にタスキを渡した。

力走する5区・工藤

 往路を締めくくる5区では期待のルーキー・工藤慎作が山登りに挑んだ。6位でスタートした工藤は、初めての箱根路も臆(おく)することなく斜面を駆け上がる。小涌園付近で1つ前を走っていた上原琉翔(国学院大)に追いついて並走すると、後半には上原を振り切り、単独5位に浮上。そのまま順位を守り続け、区間6位の快走を見せた工藤は総合5位でゴールテープを切った。

 悔しい結果に終わっていた今シーズンの学生駅伝であったが、この往路5位は古豪早稲田の復活の狼煙と捉えて良いだろう。学生三大駅伝の締めくくりとして、目標である総合5位以内は果たせるか。明日の復路もこの勢いのまま、エンジのタスキに思いをこめ、大手町へと継走する。

(記事 佐藤玲、写真 戸祭華子、髙杉菜々子、會川実佑、近藤翔太)

第100回東京箱根間往復大学駅伝競走 往路
区間 距離 名前 記録 区間順位
1区 21・3キロ 間瀬田純平 1時間1分53秒 12位
2区 23・1キロ 山口智規 1時間6分31秒 4位
3区 21・4キロ 辻文哉 1時間2分39秒 7位
4区 20・9キロ 石塚陽士 1時間2分50秒 13位
5区 20・8キロ 工藤慎作 1時間12分12秒 6位
早大 5時間26分05秒 5位