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2023.12.02

早慶定期戦 11月26日 埼玉・早大所沢キャンパスレンジ

好敵手との一戦は実りある試合に

 今年で35回目となる早慶定期戦(早慶戦)。両校合わせて60人超と、選手だけでなく応援としても多くの部員が早大アーチェリー場に集まり、にぎやかな雰囲気の中試合が行われた。現役戦は70mラウンドとオリンピックラウンド(OR)の二つが行われ、女子は昨年に続き二つで勝利を収めたが、男子はどちらも慶大が勝ち、2勝2敗の互角の戦いとなった。

矢取り時、点数コールをする柿沼(中央)とそれに喜ぶ井上(左)、下村

 真冬のような冷え込みと小雨の中、幕を開けた早慶戦。まずは一人72射を射ち、その合計点で勝敗を競う70mラウンドが行われた。女子70mラウンドには、髙見愛佳(スポ4=エリートアカデミー)、園田稚女子主将(スポ3=エリートアカデミー)、笹原萌央主務(人3=東京・東洋英和女学院)、塚本美冴(スポ3=東京女学館)、廣瀬心咲(人3=東京・雙葉)、渋谷樹里(スポ2=エリートアカデミー)、西村友杏(先理2=東京・錦城)の7名が出場。髙橋梨杏(スポ1=神奈川・横浜)は怪我のため出場を見送った。園田女子主将は男女合わせて最も高い665点と、さすがの安定感でチームをリードした。塚本、渋谷も全てのエンドで45点以上を記録し、園田女子主将に続く。また笹原主務は前半の36射で自己試合新記録を更新するなど、活躍を見せた。最終的に、早大女子の合計点が2458点、慶大女子の合計点が2169点で早大が勝利した。

行射する髙見。点数だけでなく、同的の西村に声をかけるなど精神面でもチームを支えた

 男子70mラウンドは柿沼大翔(教4=東京・早大学院)、井上空(創理4=東京・早大学院)、下村謙史朗(人4=東京・暁星)、山下健友男子主将(スポ3=愛知・東海)、丸尾風瑛(スポ2=福岡・柏陵)、安達由樹(人2=茨城・下妻一)、桑原駿(スポ2=愛知・東海)、梅澤徹太(政経1=東京・攻玉社)の8名が出場。梅澤は大学からアーチェリーを始めたにも関わらず、早大男子内で2番目に高い566点を記録。未経験の1年生は70m先の的に矢を届かせることも難しいと言われる中、この結果は驚くべきものだ。丸尾、山下主将を中心に後半にかけて点を伸ばしたが、慶大は8名中5名が600点を超える磐石な強さを見せつけ、寄せ付けなかった。結果300点ほどの差をつけられ、男子70mラウンドは慶大に軍配が上がった。70mラウンドは男女同時に行われたが、「最初から最後まで楽しい雰囲気でできた」と渋谷が振り返ったように、声掛けや点数コールなど、早大らしい明るさが各所で見られ、男女一体となって戦った。また最終エンドは両校が互いに応援し合うなど、早慶戦らしい交流も見られた。

1年生ながら活躍した梅澤。その姿に刺激を受けた部員も多くいるだろう

 OR戦は、3名のメンバーが2射ずつ射ち、その合計点の高い方に2ポイント入る、5ポイントマッチの試合。女子OR戦には園田女子主将、塚本、渋谷が出場した。初めの2セットを連取し、4ー0としたが、そこで慶大が粘り次のセットを奪う。しかし、第4セットを落ち着いて取り、6ー2で勝利した。一方男子は丸尾、桑原、梅澤の若いチームでOR戦に臨んだ。互いにセットを取り合う展開の中、4ー4の同点で迎えた第5セット。慶大が上回り、4ー5で敗れた。梅澤は「最後は少し心残りがあるが、自分でも納得のいく点数を射つことができた」と団体戦メンバー選出の期待に応える働きを見せた。OR戦の間も両校の応援は白熱した。矢取りの際は早大部員が『紺碧の空』、慶大部員が『若き血』を歌うなど、大いに盛り上がった。

肩を組んで紺碧の空を歌う部員たち

 1年に一度の好敵手との団体戦を通して、個人として、さらにチームとしての課題や成長を確認できたことであろう。昨年の早慶戦にも出場したメンバーは来年度の関東学生リーグ戦、さらにはその先の全日本学生王座決定戦に向けて、個々、そしてチーム全体のレベルアップに期待したい。

(記事・写真 梶谷里桜)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません。

結果

▽男子

丸尾 608点

梅澤 566点

山下 564点

桑原 559点

柿沼 535点

井上 521点

安達 483点

下村 400点

 

●早大3353-3669慶大

▽女子

園田 665点

渋谷 603点

髙見 600点

塚本 590点

笹原 543点

廣瀬 488点

西村ゆ 456点

 

○早大2458-2169慶大

▽男子オリンピックラウンド

●早大4-5慶大

▽女子オリンピックラウンド

○早大6-2慶大

コメント

渋谷樹里(スポ2=エリートアカデミー)

――早慶戦の雰囲気はいかがでしたか

 今日は結構みんな明るく、最初から最後まで楽しい雰囲気でできたのでよかったなと思います。

――寒い中での試合になりましたが、それについてはいかがですか

 やっぱり最初の1、2エンドは寒くて体も動かないな、という感じがあったんですけど、射っているうちにだんだん雨も止んで、結構射ちやすかったかなと思います。

――女子は70mラウンド、オリンピックラウンドともに勝利しました。結果を振り返っていかがですか

 私個人としてはあまり「当たりきった」という感じはなくて、70mラウンド、オリンピックラウンドともに全体を通して8点が多い感じの試合でした。でも最初から最後まで落ちることなく、みんなで声かけながら試合ができたので、王座(全日本学生王座決定戦)とかに向けて、もっと点数も上げながら雰囲気も上げられたらいいなと思います。

――今後に向けた意気込みをお願いします

 まだまだ課題がたくさん見つかった試合でした。これからインドアシーズンには入るんですけど、リーグ戦(関東学生リーグ戦)や王座に向けて、全体的にフォームとかも含めてもっとレベルアップできるように頑張っていきたいと思います。

梅澤徹太(政経1=東京・攻玉社)

――初めての早慶戦の雰囲気はいかがでしたか

 OB・OGさんもたくさんいらっしゃって、早慶戦ということで両校気合が入ってた中で試合ができたことはすごく新鮮で、楽しかったです。

――1年生で唯一の70mラウンド出場となりました。振り返っていかがですか

 最初のラウンドは少し体が起きてなかったという部分もあったと思うんですけど、後半のラウンドはなんとか持ちこたえて自分のそれなりに納得のいくスコアが出せたかなと思います。

――オリンピックラウンドはいかがでしたか

 点数関係なく、本当に楽しかったです。最後は少し心残りがありますが、自分でも納得のいく点数を射つことができたのですごく楽しかったです。

――周りの先輩方の声援はどう受け止めていましたか

 本当にありがたかったです。団体戦のメンバーとして出るということはこれほどの応援をいただいて射つのだ、ということを改めて感じることができたので、その気持ちを胸に練習に励みたいと思います。

――今後に向けた意気込みをお願いします

 王座に絶対出場して、王座の団体メンバーになって、全国の大会で結果を残せるように精一杯努力していきます。