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2023.10.24

天皇杯全日本選手権関東ブロックラウンド 10月22日 東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ

終盤の逆転で天皇杯ファイナルラウンド進出を決めた!

 天皇杯ブロックラウンド2戦目、ファイナルラウンド進出をかけた今試合は、V2のつくばユナイテッド Sun GAIA(つくば)と対戦した。1セット目では下級生の活躍も光り、危なげなくセットを取るが、2セット目は終盤まで相手にペースを持っていかれる。それでも粘り強さを見せ追い上げ逆転し、セットカウント2-0(25-17、27-25)で天皇杯ファイナルラウンド進出を決めた。

安食のバックアタック

 1戦目終了からすぐに行われたこの試合だが、スターティングメンバーは変更せずに挑んだ。OH水町泰杜主将(スポ4=熊本・鎮西)のレフトからの強烈なスパイクで幕を開けると、OH安食浩士(スポ1=宮城・東北)のバックアタックやMB板垣慧(政経2=京都・洛南)のブロックポイントで4連続得点を決める。その後セッター前田凌吾(スポ2=大阪・清風)のサーブがアウトになるも、すぐにOP畑虎太郎(スポ2=福井工大福井)のスパイク2本を含む3連続得点で序盤から7-1と相手を大きく引き離す。ブロックも冷静につき、相手に気持ちよく打たせない。すると焦りからか、相手が相次いでスパイクアウト。サーブでも果敢に攻め、相手のハイセットを誘う。流れを完全に早大に持ち込むと、畑や安食のスパイクを中心に得点を重ねる。そのまま流れを相手に渡すことなく早大ペースで試合を進め、最後は板垣のAクイックで得点し、セットを先取する。

 続く第2セットは相手の軟打やブロード、強烈なスパイクといった多彩な攻撃にディフェンスが対応しきれない場面が見られる。その後水町のスパイク、畑のフェイントなどで持ち直すと、そこからはサイドアウトを取り合う展開となる。安食のリバウンドからのスパイクやMB伊藤吏玖副将(スポ4=東京・駿台学園)と前田の息のあったCクイックなどで積極的に攻めるも、相手も負けじと角度のあるクロスなどで流れを譲らない。15ー17と劣勢になると、堪らずタイムアウトを要求。しかし、その後畑や水町のスパイクがシャットアウトされ、流れが相手に傾く。水町のサーブがネットにかかると、22ー24と先に相手にセットポイントを握られる。しかし、ここで勝負強さを見せる。安食のスパイクや畑のブロックでデュースに持ち込み、水町のスパイクで逆転。最後は畑のサーブで相手を崩し、そこにすかさず安食がダイレクトを叩き込み、27ー25でセットを取り、セットカウント2ー0で勝利した。

荒尾の二段トス

 9月から毎週のように試合があるリーグ戦の中に組み込まれた今大会は、1日2試合というハードスケジュールであった。選手の疲労が溜まる中、加えて主力のMB麻野堅斗(スポ1=京都・東山)やOH山田大貴(スポ4=静岡・清水桜が丘)がスタメン外の試合であったが、下級生の活躍もあり、セットを失うことなくファイナルラウンドへと駒を進めることができた。秋リーグの全勝優勝、そして全日本インカレの王座奪還に向け、「誰が出ても強いチーム」の体現が進んでいる。試合ごとに進化する早大は、1年の集大成に向け、この先どのような変化を遂げるのか、目を離すことができない。

集合写真

(記事 町田知穂、写真 五十嵐香音、渡辺詩乃)

セットカウント
早大 25-17
27-25

つくばユナイテッドSunGAIA

スタメン
アウトサイドヒッター 水町泰杜(スポ4=熊本・鎮西)
アウトサイドヒッター 安食浩士(スポ1=宮城・東北)
ミドルブロッカー 伊藤吏玖(スポ4=東京・駿台学園)
ミドルブロッカー 板垣慧(政経2=京都・洛南)
オポジット 畑虎太郎(スポ2=福井工大福井)
セッター 前田凌吾(スポ2=大阪・清風)
リベロ 荒尾怜音(スポ4=熊本・鎮西)
途中出場
布台駿(社4=東京・早実)
浅野翼(スポ3=宮城・東北)
コメント

 板垣慧(政経2=京都・洛南)

――久々のスタメン出場はいかがでしたか

 堅斗(麻野、スポ1=京都・東山)がいない時期に自分がスタメンとして出ているので、空いた穴をふさぐじゃないですけど、しっかりと早稲田のバレーを崩さずにプレーすることを意識してやっていました。

――今日の2チームはどんなチームでしたか

 普段当たる大学とは違って、例えばフィントが多いとか、チームルールがあまり徹底されてないところが多かったので、いつもみたいに映像を見てデータを取って対策をして臨んだという感じではなかったです。なので、チーム内で話し合いながらやっていく相手だったので、チーム力や早稲田の組織が大事になってくる試合でした。

――この部分に苦戦した点はありましたか

 どちらのチームも、基本的に両サイドをメインにブロックしていこうとということと、自分たちはレセプションアタックで点を取るという2点に気をつけながらやっていました。

――試合前に話したことは、実際にうまくいきましたか

 そうですね。1試合目はレセプションアタックがあまり良くなかったのですが、2試合目は良い感じにできたかなと思います。

――ダブルヘッダーで、メンバーを変えるかと思ったのですが、2試合連続はきつくなかったですか

 きつかったです(笑)。リーグも終盤になって、結構みんな疲労が溜まってきているのでそこはちょっと大変だったかなと思います。

――ご自身のプレーの振り返りをお願いします

 僕がスタメンから外れてから、凌吾(前田、スポ2=大阪・清風))と合わせる機会がちょっと減っちゃって。今日もずっといつもと違うようなコンビが合わない部分があったので、全カレや来週の秋リーグ最後の試合も、もし出る機会があったら合わせられるように普段の練習から時間を見つけてしっかりと合わせていきたいなと思います。

――攻守で注意していた点があれば

 先週のリーグが終わってから、ブロックフォローとそのラリー中の攻撃をメインに今週練習してきました。そのブロックフォローを詰めながら、意識してやっていました。

――残りのリーグ戦に向けて意気込み

 出られるかわからないですけど、ワンポイントとか、しっかりと自分のパフォーマンスを出してチームを盛り上げるようにやっていきたいと思います。

安食浩士(スポ1=宮城・仙台)

――公式戦でスタメンは初でしたが、途中出場とどちらの方が緊張しましたか

 途中出場で出るのは、サーブとかが多かったのですが、今週の初めからこの大会はスタメンだと先輩方に言われていて、ある程度覚悟というか準備はして臨むことができたので、途中出場よりは緊張しませんでした。

――今日の試合内容を振り返って

 1試合目は自分のミスが目立ち、アウトにしてしまう場面も多かったのですが、2試合目でうまく修正して、自分の良さを出すことができたと思います。

――ご自身のプレーについてよかったところ、悪かったところは何ですか

 良かったところは高さを意識してコースにしっかりと打ち込むことができたことと、いつもよりディフェンスに入ることという今週の練習で詰めてきたところが要所要所で発揮できたところです。悪かったところは、1試合目のスパイクミスが非常に多く、チームの流れが悪い方向に行ってしまったところです。そういう面ではもっとできたことがあるのではないかと思います。

――今までの試合ではブロックを跳ぶ機会は少なかったですが、今日は多く跳んでいました。ご自身のブロックはいかがでしたか

 僕はブロックが下手なので、位置取りと手の出し方を先輩に注意されることが多く、今大会も100点とは言えないので、これからの練習で詰めていきたいです。

――残りのリーグ戦に向けて意気込みをお願いします

 今スタメンの方々がまだ万全な状況ではないので、残り2戦、自分もいつでも出られる準備をしてあと1週間の練習に取り組んでいきたいです。