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2023.10.15

関東学生選手権 駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場 10月3日~10月12日

男子エペは法大に苦しみ悔しい7位…女子サーブル涙の初戦敗退

 10月3日から12日にかけて5日間で行われた関東学生選手権(関カレ)。男子エペは1年生エースの中本尚志(スポ1=山口・岩国工)が個人戦でベスト8入りを果たす。団体戦は決勝進出を狙っていたものの、法大のエースに苦戦し2回戦敗退。7位と悔しさが残る結果になった。女子サーブルは山崎妃奈乃(法1=千葉・渋谷幕張)が7位にランクイン。団体戦では専大相手にあと1歩及ばず、涙の初戦敗退となった。

1年生エースとして男子エペ陣をけん引した中本

★男子エペ個人戦

 早大からは仙葉遼輔(国教4=秋田南)、周旻朗(国教4=香港・セントステフェンズカレッジ)、中本、佐々木健吾(教1=兵庫・西宮)の4名が出場。佐々木は1勝4敗で予選敗退となったが、仙葉と中本はそれぞれ2勝2敗、4勝0敗で決勝トーナメントへ進出した。仙葉は初戦を15-9でものするも、2回戦は明大の村田一公に敗れ30位。一方中本は、予選の勢いそのままに2回戦まで最小失点に抑えながら駒を進めると、3回戦では白熱した一本勝負を制する。準々決勝で、全日本選手権王者でありのちに今大会でも優勝を果たす松本龍(日大)に敗れ6位となったが、1年生ながら圧倒的な存在感を見せつけた。初めてシード権をもって本戦から出場した周は、初戦となった2回戦で上出日向(法大)と対戦。「勢いも負けているし身体的にも動きが結構固かった」と本来の力を発揮できず、10-15で敗戦を喫した。「(試合中)もう少し早めに調整して、もっと自分のペース、自分のやり方で進められたらよかった」という今回の反省を全日本学生選手権(インカレ)につなげ、ベスト4入りを目指す。

留学から帰国し実戦復帰した仙葉。インカレでのさらなる活躍に期待がかかる

★男子エペ団体戦

 決勝進出を目指していた中で、悔しさの残る7位となった。初戦の東農大戦では全員が得点を重ね45-24で圧勝するも、2回戦の法大戦で苦しむことに。早回りの周と中回りの仙葉はロースコアで戦い、勝負どころは中本に任せるという作戦で臨んだが、第5セットで法大のエース・浅海聖哉に一気に点差を広げられた。その後中本が怒涛の追い上げを見せ、守りの固い藤澤将匡(スポ4=宮城・仙台城南)が粘り、仙葉も相手を上回るポイントを奪って2点差まで迫るも、最後またもや浅海の猛攻にあい39-45と惜敗。「実力差がある相手なんですけど、どうやって逃げるか考えるのではなくて、どうやって(ポイントを)取れるかを考えて試して、インカレに活かしたい」と周。再び対戦するであろう強敵に太刀打ちできるように研究を重ねていく。

仙葉と言葉を交わし笑顔を見せる周

★女子サーブル個人戦

 個人戦には山崎と伊藤花乃(スポ1=愛知・三島)の1年生コンビが挑んだ。2人とも予選からの出場だったが、山崎が4戦全勝、伊藤が3勝1敗と好成績で決勝トーナメントへと進出する。ベスト4を目標にしていたという山崎は初戦を15―3で危なげなく勝ち上がると、続く試合では15―14と接戦をものにした。そして直前の反省点を踏まえて臨んだという準々決勝。この試合に勝てば目標であるベスト4に届くところだったが、「(点を)取り急いでしまった」と6―15で敗れ、初めての関カレは悔いの残る結果となった。インカレでもベスト4を目指すという山崎は、悔しさをバネにさらなる飛躍を遂げられるか。一方、伊藤は決勝トーナメント1回戦で9―15で敗れた。初出場で得たこの経験を糧にして、来年同じ舞台で成長した姿を見せたい。

得点し叫ぶ山崎。勝負への想いは人一倍強く、団体戦後には涙を流した

★女子サーブル団体戦

 女子サーブルの団体戦には関東学生リーグ戦(リーグ戦)と同じく、新人の伊藤と山崎に、フルーレが専門の森多舞(スポ3=山口・岩国工)を加えた3人で臨んだ。初戦はリーグ戦で45―28と圧倒した専大を相手に迎えると、リーグ戦と同じように第1セットに山崎が出て主導権を握る作戦で挑んだ。「ここは絶対に取り切ろう」(山崎)という言葉の通り、5―1と大きく先行することに成功する。その後は逆転に次ぐ逆転の緊迫した展開となり、37―40と3点ビハインドで最終セットの山崎を迎えた。山崎は「何点差で回ってきても自分が絶対に取り切ってやるとは思っていた」と、気迫を前面に押し出したプレーで追い上げを見せる。しかしあと一歩及ばず42―45で悔しい敗戦を喫した。勝負にかける思いが人一倍強い山崎は涙を流しながらしばらくうなだれていたが、この経験が山崎自身、そしてチームをより強くしていくだろう。

山崎と同じく1年生だが、着実に点を重ねた伊藤

 男子エペ・女子サーブルともに納得いく結果は残せなかったものの、ほとんどの選手がインカレの出場権を獲得している。序盤から自分たちのペースで試合に入れるよう、残り1か月で丁寧に調整していきたい。

※フェンシングの団体戦は3人、または4人の選手が交代で出場し、1試合当たり3分という持ち時間内で争う。あるいは3分以内にどちらかが先に5得点先取すると、そこで次の選手に交替となる。最終的には9試合戦い、45点を先取、または持ち時間が終了した場合は得点が高い方が勝ちとなる。

※エペ:全身が有効面となる上に、両選手が同時突きをすると両者にポイントが与えられる。より慎重な攻め方が求められるため、時として両者が睨み合ったまま時間が過ぎることは稀な話ではない。

※サーブル:両腕も含む上半身への突きと切り(剣先ではなく剣の胴部分で相手の体に触れること)が得点となる。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の攻撃を防御してから攻撃しなければならない。この攻撃権の奪い合いにより、両選手はピスト上を常に前後に往復し合うため、サーブルは3種目の中で最も全身運動が激しい種目だと言える。

(記事・写真 槌田花、吉岡直哉)

コメント

周旻朗(国教4=香港・セントステフェンズカレッジ)

 

――今大会の目標を教えてください

個人は、去年ベスト8に入ったので今年はベスト4を狙っていました。団体は、強い大学もたくさんいるんですけど決勝を目指していました。

 

――結果を振り返っていかがですか

個人戦はあまり調子がよくなくて、シードで初戦で負けてしまったので、ランキングは18位でした。本当に悔しかったです。一応最後の1年だったので、よりよい成績を出せなかったのが悔しかったところですね。団体戦は、ちょっとだけ勝てそうで惜しかったなと思います。

 

――個人戦も10-15で惜しかったと思うのですが、勝ちきれなかった要因はなんでしょうか

初めてシードをもらって、試合序盤で挑戦できなくて、勢いも負けているし身体的にも動きが結構固かったですね。終盤まで調整できなかったので、もう少し早めに調整して、もっと自分のペース、自分のやり方で進められたらよかったなと思いました。今回の経験を踏まえて今度は頑張ります。

 

――試合中、どういうところを調整しましたか

序盤は結構焦って自分からいったところが多かったんですけど、途中からはそういうやり方じゃなくて、ちゃんと相手を誘って出るところでアタックして、そこで勝負するべきなんじゃないかなと思ったんですけど、ちょっと時間が間に合わなかったですね。

 

――団体戦はどのような作戦をもって臨みましたか

エースは中本なんですけど、自分は早回りとしてロースコアでいって点差を守って、最後(中本に)お願いします、という感じでした。僕と仙葉の役割はそういうところで、勝負するところは中本に任せようという作戦、早回りと中回りは点差を守って、(点差を)あけてもいいしロースコアのままでもいいし、とりあえず点差だけは離さないように頑張りました。

 

――そんななか周さんもかなり得点されていたと思うのですが、調子はよかったですか

全体的には悪くなかったと思うんですけど。取られたところは苦手な相手だったので、そこも今回の経験からちゃんと対策して、実力差がある相手なんですけど、もう逃げ切れないところなので、どうやって逃げるか考えるのではなくて、どうやったら(ポイントを)取れるかを考えて試して、インカレに活かしたいなと思います。

 

――最後にインカレの目標を教えてください

インカレは、個人戦はベスト8に入って、団体戦では3位以内、いや決勝を目指します!個人もベスト4目指します!

 

山崎妃奈乃(法1=千葉・渋谷幕張)

 

――まずは個人戦について伺います。今大会はどのような目標で臨みましたか。

ベスト4以上を目標にしていました。

 

――7位という結果についてどのように捉えていますか。

悔しい結果に終わったかなと思っています。ベスト8をかけた試合がギリギリの試合になってしまって、その反省点を踏まえて準々決勝に臨めたのは良かったのですが、(点を)取り急いでしまって自分のプレーが出来なかったのかなと思います。

 

――次に団体戦について伺います。春の関東リーグ戦では勝利を収めていた専大との試合でしたが、苦戦した理由は何ですか

流れをつかめなかったというのが大きかったなと思います。結局私が最後まで取りきれなかったというのも大きいかなと思います。

 

――序盤は早大ペースだったと思いますが、どうでしたか

私が一番手だったので、ここは絶対に取り切ろうとは思って。その流れをつなげられなかったのは反省点かなと思います。

 

――リーグ戦の時から最初のセットを取って流れを掴むという作戦だったと思いますが、それは上手くいったということですか

そうですね。

 

――最終セットは追いかける場面だったと思いますが連続得点をあげ、感情を出す場面も多かったと思います。どのような意識で臨んでいましたか

何点差で回ってきても自分が絶対に取り切ってやるとは思っていたので、最初から気合を入れて声を出していきました。相手が結構こっちに向かって叫んできたので、自分もイライラするところもありました。だからこそ絶対に取ろうと思っていたんですけど、空回りしたというのもあるし、悔しかったです。

 

――個人戦と団体戦を通して、プレーを振り返って良かったところと、逆に改善したい点はありますか

最初に点数を取られすぎないというところは上手くいったところだと思います。逆に悪かったところは、取り急いだ時に自分のプレーが出来なくなって、早打ちしてしまったところです。

 

――最後にインカレの意気込みをお願いします

インカレもベスト4を目指して、絶対に入れるように頑張りたいです。

結果

☆男子エペ個人戦

中本尚志(スポ1=山口・岩国工) 6位

周旻朗(国教4=香港・セントステフェンズカレッジ) 18位

仙葉遼輔(国教4=秋田南) 30位

佐々木健吾(教1=兵庫・西宮) 76位

 

☆男子エペ団体戦【仙葉遼輔(国教4=秋田南)、周旻朗(国教4=香港・セントステフェンズカレッジ)、中本尚志(スポ1=山口・岩国工)、藤澤将匡(スポ4=宮城・仙台城南)】7位

○早大45-24東農大

●早大39-45法大

 

☆女子サーブル個人戦

山崎妃奈乃(法1=千葉・渋谷幕張) 7位

伊藤花乃(スポ1=愛知・三島) 20位

 

☆女子サーブル団体戦【森多舞(スポ3=山口・岩国工)、山崎妃奈乃(法1=千葉・渋谷幕張)、伊藤花乃(スポ1=愛知・三島)】

●早大42-45専大