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2023.10.13

全日本大学選手権 9月6~10日 埼玉・戸田ボートコース

加藤真が女子シングルスカル優勝! 計4クルーが表彰台に!

 9月6~10日にかけて4年生にとっては最後の大会となる全日本大学選手権(インカレ)が開催された。8日には悪天候により予定されていたレースが中止となる事態も発生したが、5日間にわたる大会が終了。早大からは、7クルーが決勝Aに進出し、女子シングルスカルが優勝、男子フォアが2位、女子クォドルプルと男子ダブルスカルが3位でそれぞれ表彰台に上った。

女子シングルスカルで優勝し喜ぶ加藤真

 女子は、女子シングルスカルに出場した加藤真奈(スポ2=静岡・浜松西)が優勝し、昨年の武井愛奈(スポ4=長野・諏訪清陵)に続いて早大から2年連続で優勝者を輩出した。加藤真は、得意とする中盤から終盤にかけて後続を突き放し、そのまま1着でフィニッシュ。次の目標は未定だが、「常に成長し続けられたらいい」とさらなる飛躍を誓った。また、武井、猪野日向子(スポ3=岐阜・加茂)、緒方美奈(スポ1=熊本学園大付)、横田沙弥(スポ2=岐阜・加茂)の全ての学年が混在する構成で臨んだ女子クォドルプルは、3位で銅メダルを獲得した。優勝を目標としていただけに悔しい結果となったが、プラン通りのレース運びができたため「悔いはない」とレース後に武井は振り返った。この2種目の他にも、女子舵手付きフォア、女子ダブルスカル、女子エイトが決勝Aへと駒を進めたが、表彰台に上ることはかなわなかった。

女子クォドルプル

 男子では、男子フォアと男子ダブルスカルが決勝Aに進み、男子フォアが2位、男子ダブルスカルが3位と健闘した。両クルーとも3年以下で構成されていたため、来年以降へ向けて期待が膨らむ結果となった。また、男子エイトは準決勝で上位に大きく離され決勝Aへの進出を逃し、決勝Bに臨んだ。レースプランやスタートの仕方などを変えて臨んだ決勝Bのレースだったが、組3位、全体9位という結果に終わった。それでも、片倉潤樹副将(法4=早稲田佐賀)と村岡浩旗副将(文構4=東京・早稲田)以外の7人は下級生という構成だったため、村岡副将は「来年につながるいいレースになったのではないか」と総括した。

男子フォア

男子ダブルスカル

 4月の早慶レガッタと5月の全日本選手権を終え、大一番となるこの大会へ向けて練習を重ねてきた早大漕艇部。目標を達成したクルーもあったが、男女共に総合優勝には届かなかった。「これからも自分も信じて突き進んでもらいたい」(武田)、「ひたむきに努力すれば絶対に優勝をつかめると思うので、自信をもって頑張ってほしい」(村岡副将)。夢は後輩たちへと託された。

男子エイト

(記事 齋藤汰朗 写真 齋藤汰朗、横松さくら、小島大典)

※掲載が遅れてしまい申し訳ありません

結果

女子総合 3位

 

女子シングルスカル 優勝

加藤真奈(スポ2=静岡・浜松西)

 

女子クォドルプル 3位

S武井愛奈(スポ4=長野・諏訪清陵) 3猪野日向子(スポ3=岐阜・加茂) 2緒方美奈(スポ1=熊本学園大付) B横田沙弥(スポ2=岐阜・加茂)

 

女子舵手付きフォア 4位

C仙田早紀(文3=埼玉・浦和一女) S加藤沙也花(スポ4=愛知・猿投農林) 3村田友佳(スポ2=東京・隅田川) 2田中沙貴(スポ4=埼玉・早大本庄) B長谷川理実(政経4=東京・早実)

 

女子ダブルスカル 6位

S藤倉望妃(スポ1=栃木・佐野) B小野紗耶果(スポ1=長野・諏訪清陵)

 

女子エイト 6位

C前田蓮(文2=東京・早実) S倉田珠里(東京経済大) 7松下詩音(東京経済大) 6布村紗雪(東京経済大) 5吉田紗英(商2=埼玉・早大本庄) 4矢野文愛(国教2=東京・早実) 3中村明日香(東京経済大) 2近藤果凜(スポ1=東京・小松川) B岡本心奈(スポ1=東京・小松川)

 

女子ペア 8位

S郡磨璃(スポ4=東京・文教学院大女) B桐原初菜(文構4=早稲田佐賀)

 

男子総合 6位

 

男子フォア 2位

S原田燿輔(スポ2=静岡・浜松北) 3岡山凛之(スポ2=愛媛・松山東) 2榎本拓海(商3=東京・早大学院) B滿園修吾(スポ2=福岡・東筑)

 

男子ダブルスカル 3位

S川上拓海(スポ1=愛媛・今治北) B柘植充(スポ3=岐阜・加茂)

 

男子エイト 9位

C片倉潤樹(法4=早稲田佐賀) S丸山渓太(スポ3=神奈川・逗子開成) 7中舛蒼士(社3=東京・早大学院) 6松並大智(基理3=静岡・沼津東) 5沢目真直(スポ2=東京・江北) 4小山知起(創理2=東京・早実) 3村岡浩旗(文構4=東京・早稲田) 2上路達也(基理3=東京・世田谷学園) B遠矢陸人(スポ3=熊本学園大付)

 

男子舵手付きフォア 23位

C澁谷光太郎(政経3=東京・早大学院) S樊経緯(経M2=米国・バージニア大) 3瀬口篤優(社4=東京・早実) 2佐竹伶文(国教4=東京・国際基督教大) B齋藤智規(先理2=東京・早大学院)

 

男子クォドルプル 敗者復活戦B組3位

S亀田純一郎(スポ2=東京・小松川) 3沢木優介(スポ3=青森) 2佐藤淳平(法1=埼玉・早大本庄) B谷口俊之輔(政経3=東京・早大学院)

 

男子シングルスカル 敗者復活戦棄権

青木洋樹(スポ4=東京・成立学園)

 

コメント

女子クォドルプル 武井愛奈(スポ4=長野・諏訪清陵)

――3位という結果を受けて心境を教えてください

 ここでこうしておけばという悔いはないのですが、結果としては3位ということで優勝に及ばなかったというのは正直悔しくはあります。かなり複雑な心境です。

――決勝のレースプランとその達成度を教えてください

 4人乗りのスカルの種目はかなりスピードが出る種目なので、レースの展開自体もスタートからどんどん攻めてくるような、前半からどんどん仕掛けてくるような想定をしていました。自分たちも第1クオーター(0~500メートル)でしっかりトップのクルーに並ぶくらいのスピードで、そこから第2クオーター(500~1000メートル)までに(相手に)出られていたらできるところまでアタックかけるし、(自分たちが)出ていたら差を広げるということで、最初の1000メートルでいい位置に付けるということを一番の目標にして、そこから先はとにかく意地で漕ぐというプランでした。1クオ(0~500メートル)で予選で置いていかれてしまったところにも追い付いていいスタートで、2クオ(500~1000メートル)も全力を振り絞って漕げたのでかなり目標達成としては良かったのですが、相手がそれを上回ったと思います。

――後輩も混ざっているクルーでしたが、後輩たちに伝えたいことはありますか

 彼女たちは本当に強くて、これからも自分も信じて突き進んでもらいたいなと思います。やっぱり一番は勝負にトラウマにならないでほしいというか、怖がらないでほしいということです。1クルーしか優勝できないので負けてしまうこともあるけど、負けた時に次負けたらどうしようとなるのではなくて、どうしたら勝てるかとプラスに変換して進んでいったら絶対に強くなれると思うので、信じて練習してほしいなと思います。

――引退となりますが、早大漕艇部での4年間を振り返っていかがですか

 入部した時から早稲田の戦力になりたいという思いで4年間やってきたので、最後に一番いい景色を見せてあげることができなかったのですが、少しでもこの4年間で早稲田の戦力になれていたらいいなという思いです。

女子シングルスカル 加藤真奈(スポ2=静岡・浜松西)

――優勝という結果を受けて心境を教えてください

 本当にいろいろな人に支えてもらって出せた結果なので、いろいろな人にありがとうという気持ちでいっぱいです。

――自分のプラン通りにレースを運ぶことができましたか

 私はそんなにスタートが得意ではなくて、コンスタントで進めて抜けるというのがペースプランだったので、決勝は1クオ(0~500メートル)で並べていたので良かったかなと思いますし、落ち着いてレースを運べたかなと思います。

――今後に向けて一言お願いします

 あまり次の大会は考えられないのですが、常に成長し続けられたらいいなと思います。

男子エイト 片倉潤樹副将(法4=早稲田佐賀)

――今大会の結果を振り返っていかがですか

 結果は悔しいものになりましたが、自分たち2人(片倉と村岡)以外がみんな後輩のクルーだったので、「リーダーシップを発揮しないと」と気負うこともあったのですが、みんな素直な子たちなので来年もきっと大丈夫だろうなと思っています。来年に期待したいです。

――準決勝を振り返っていかがですか

 個人的な話になりますが、自分のパフォーマンスがあまり良くなくてみんなに悔しい思いをさせてしまったなと悔いが残るレースでした。その代わり、みんながたくさんフィードバックをくれて、それに応えようと感じました。

――決勝Bを振り返っていかがですか

 あと1レースしかないし、ここでミスをしても次がなくなることはないので、いろんなことを試してみようということでオールの長さを少しいじってみようとか、スタートの仕方を変えてみようとか、もっと攻めたレースプランにしてみようとかたくさん試すことができました。それをうまくはめることができたなといううれしい思いがあります。その反面、9位だったので8位入賞まで導くことができたのではという悔しい思いもあります。

――今日で引退となりますが、早大漕艇部での4年間を振り返っていかがですか

 中高6年間は漕ぎ手をやった後で悔しいからもう4年続けようという気持ちで続けていました。漕ぎ手からコックスという漕がないポジションに変わって叱られまくって、最後は後輩からも叱られまくっていたのですが、そのおかげで何度か停滞もしつつも最後まで成長し続けることができたと思います。成長し切れたかは怪しいですが。

――後輩へ向けてメッセージをお願いします

 特に3年生はこれから後輩たちを背負っていく立場になると思いますが、頼りがいのある人になろうと気負いすぎずに叱られるくらいでいいと思うので、これからも頼りがいを無理に出しすぎず、最後まで成長し続けたら絶対に勝てると思います。

男子エイト 村岡浩旗副将(文構4=東京・早稲田)

――今大会の結果を振り返っていかがですか

 結果としては全然満足できるものではありませんでした。もっと上を目指せるクルーだと思うのですが、今回で抜けるのは僕と片倉だけで何人もそのまま残ることになるので、来年に期待しています。

――準決勝を振り返っていかがですか

 準決勝までレース重ねるごとにどんどん調子が上がっていって、みんなのレース感もよくなっていったのですが、結果としては他のクルーよりも1艇身以上空いてしまいました。準決勝は自分たちの未熟さを痛感させられました。

――決勝Bを振り返っていかがですか

 準決勝の漕ぎで考えると、きょう競っていた東大と2艇身とか空くようなタイム差だったのですが、大きく漕ぎも修正してこの1レースでかなり差を縮められたのは来年につながるいいレースになったのではないかと思います。

――今日で引退となりますが、早大漕艇部での4年間を振り返っていかがですか

 僕は未経験からボートを始めて、それまでは勝負の世界では生きてこなかったのですが、インカレや早慶戦などの勝ちにこだわる熱い部活に入れて、今までの人生の中で一番濃密な3年半を過ごすことができたと思います。感謝しています。

――後輩へ向けてメッセージをお願いします

 この大会を通して、今までの学年の中でも3年生と2年生は伸びしろがあると思いました。ひたむきに努力すれば絶対に優勝をつかめると思うので、自信をもって頑張ってほしいと思います。