メニュー

ERROR

2023.09.25

秋季関東大学リーグ戦 9月24日 神奈川・慶大日吉記念館

明大にストレート勝利! 開幕3連勝を飾る

 秋季関東大学リーグ(秋リーグ)、第2戦の駒大戦、第4戦の慶大戦が延期となり、明大と3戦目を戦った。お互いに黒星のない状態での対戦となった試合で、2セット目にはデュースまでもつれ込む展開となったが、OH水町泰杜主将(スポ4=熊本・鎮西)の2連続サービスエースでセットを取って乗り切り、セットカウント3―0(25―22、27―25、25―16)でストレート勝利を収めた。

  第1セットは、MB板垣慧(政経2=京都・洛南)のクイックでの得点からスタート。OH畑虎太郎(スポ2=福井工大福井)の2連続ブロックポイントや MB伊藤吏玖副将(スポ4=東京・駿台学園)のクイック、OH山田大貴(スポ4=静岡・清水桜が丘)のバックアタックなど様々な攻撃を展開する中で、セッター前田凌吾(スポ2=大阪・清風)のディグからリベロ荒尾怜音(スポ4=熊本・鎮西)が離れた位置で2段トスを上げ、水町がバックアタックで打ち切るという攻守両面の強さを発揮したプレーも見られた。11―9の場面では水町のフェイクセットで会場にどよめきが起こり、畑がノーブロックでスパイクを叩きつけ大きな盛り上がりを見せた。セット後半、前田のワンハンドトスから板垣がクイックを決めるプレーがあり前田は大きな喜びを表現しチームを盛り上げた。明大もピンチサーバーとして出場した山田美雄がサービスエースを取り1点差に迫るも、その直後のサーブ順であった水町がサービスエースを取り返し、バックアタックで得点を重ね明大の追随を許さない。伊藤のクイックでセットポイントを握ると、最後は相手のスパイクミスでこのセットを取った。

前田のワンハンドトスから、板垣のクイック

 続く第2セット、早大は水町のライトからのストレートスパイクで最初の得点を決め、板垣のクイックや畑の強烈なパイプ攻撃などで得点を追加するも、拮抗(きっこう)した展開が続く。山田の1枚でのシャットアウトやスパイクなどで得点したが、明大のブロックにワンタッチを取られ切り返されることでブレイクされてしまい、一時20―17と点差をつけられた。畑のサービスエースや浅野翼(スポ3=宮城・東北)をピンチサーバーとして起用するも、明大リードの状態は続く。迎えた22―23の場面、荒尾のパンケーキレシーブや前田のフライングレシーブでボールをつなぎ早大が粘りを見せ、最後に板垣が相手のクイックをブロックしついに同点に追いついた。水町のスパイクでブレイクし明大に先行。しかし、明大もブレイクし返しデュースに突入する。山田のバックアタックで再び同点に追いつき、25―25で迎えた水町のサーブ。ここで2連続サービスエースを決め、第2セットも取り切った。

水町のサービスエース

 第3セット、序盤から畑のシャットでブレイクし、荒尾や前田も相手のツーアタックに上手い対応を見せ、早大リードで試合が進んでいく。水町が今度はツーのバックアタックを放ち相手を崩したところに、山田がダイレクトを叩きこんで11―8。さらに伊藤のクイックや水町のパイプ、前田がワンタッチを取って走りこんでからライトバックへ華麗なバックトスを上げ、畑がスパイクを決めて16―10まで点差を広げる。菅原啓(教1=山形・南)、布台駿(社4=東京・早実)を投入し勢いを加速させ、板垣のクイックでマッチポイントを握り、最後は佐藤遥斗(スポ1=東京・駿台学園)がスパイクを決め、25―16でセットを取り明大に勝利した。

 明大にストレート勝利を飾った早大。2セット目の土壇場の粘り、戦術的なブロックと1、3セット目の自由な柔軟性のあるプレー、どちらも夏の成長を土台にした守備力の向上の現れではないだろうか。今までは試合の延期があり1週間に1試合だったが、次戦からは2試合に戻るため調整がさらに重要になるだろう。次戦以降も早大の力を発揮し勝利をつかんでもらいたい。

(記事 井口そら、写真 芦刈れい、五十嵐香音)

セットカウント
早大 25-22
27-25
25-16
明大
スタメン
アウトサイドヒッター 水町泰杜(スポ4=熊本・鎮西)
アウトサイドヒッター 山田大貴(スポ4=静岡・清水桜が丘)
ミドルブロッカー 伊藤吏玖(スポ4=東京・駿台学園)
ミドルブロッカー 板垣慧(政経2=京都・洛南)
オポジット 畑虎太郎(スポ2=福井工大福井)
セッター 前田凌吾(スポ2=大阪・清風)
リベロ 荒尾怜音(スポ4=熊本・鎮西)
途中出場
布台駿(社4=東京・早実)
浅野翼(スポ3=宮城・東北)
佐藤遥斗(スポ1=東京・駿台学園)
菅原啓(教1=山形南)
コメント

板垣慧(政経2=京都・洛南)

――夏に個人として力を入れたことは

 もともと自分はスタートのメンバーではなくて、堅斗が抜けたところに入るということで、チームに迷惑をかけないように、真っすぐ跳んでディフェンスしやすいブロックの跳び方を心がけました。あとは普段凌吾とクイックを合わせることが少なかったのですが、合わせる量を増やして、コンビをしっかり合わせられるようにしていました。

――今日のご自身のプレーについて

 ちょっとサーブミスを出してしまったので、そこは反省点かなと思います。今日は途中で指示があってからブロックの跳び方を変えて、ブロックポイントも取れたのでそこがよかったです。

――実際、第2セットの大事な局面で相手のクイックをブロックした場面があったと思いますが、そのときの気持ちを教えてください

 昨日とかから映像をしっかり見ながらやっている中で、ラリー中にある程度クイックがあるなということは頭に入っていました。その局面では「あ、来る!」と思ってかけたらちょうど来たので、しっかり映像見ていて良かったな、準備していて良かったなと思いました。

――開幕からクイックを決められることが多いと思いますが、コンビの完成度については

 普段の練習からコンビは何度も合わせたり、トスのことは同期なので言いやすいですし、自信を持ってクイックが合うなと思います。

――クイックは一瞬の判断だと思いますが、打つ時に考えていることや意識していることはありますか

 早いクイックを打つうえで、入るタイミングを一定にしないとトスと合わないので、合宿中からそれを常に頭に入れています。あまりコースとかは正直、決めてなくて(笑)。見えたとこに打ち込む感じで、タイミングを一番に意識しています。

――現状何か課題はありますか

 サイドに対するブロックがあまり得意ではないので、サイドにしっかりつけるようになるために寄りを早くしたり、出し方もまだまだ先輩方に比べるとあまり部分があるので、それを詰めていけたらなと思います。

――秋リーグの目標を教えてください

 クイックで得点することと、ブロックは堅斗がいなくても早稲田のバレーができるようにしっかり合わせて、ミスなく得点していけたらいいなと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

 今日クイックがちょっと少なかったなと思うので、相手のブロックの意識を少しでも寄せられるようなクイックを打てたらなと思います。

前田凌吾(スポ2=大阪・清風)

――今日の試合を振り返って

 土曜日の試合がなくなって、難しい試合の入りになりましたが1、2試合目はスタートが悪かったのでスタートをしっかりやっていこうと言う点では、いい入りができたと思います。明治の対策としては、トス回しは良かったと思います。ですが、やはりラリー中に少し慌てるところがあったので、そこを今週調整して、来週もう一段階、そこを集中してやっていきたいと思います。

――今まで1セット取られることが多かったですが、今回ストレートで勝ちきれた要因については

 2セット目が少し危なかったですが、しっかりワンプレーワンプレー切り替えることが自分でもできたのでそこが良かったと思います。ラリー中、点を取るというところを少しずつ形作っていかなくてはいけないのですが、まだできていないのでそこをやっていきたいと思います。今日は、サイドアウトがしっかり取れ、相手に抜かれることはなかったのでそこは良かったと思います。

――ご自身のプレーについては

 ブロックを見て、パイプであったり、真ん中であったりと、うまいこと通せていたのでそこは良かったと思います。あとはサーブでもっと崩すというところとチームの中での声掛けと2本目を触るというところを声出ししていきたいです。

――以前、課題としてスタートのトスの安定性を挙げられていましたが、現状それについてはいかがですか

 現状、スタートがあまり良くなく、自分の中での反省点だったのですが、今日は特に良かったところもあったので引き続きもっとスタートのところをこだわって意識していきたいと思います。

――開幕からいきなりクイックっていうことも多いですよね。板垣選手とのコンビの完成度はいかがですか

 同級生の虎太郎(畑、スポ2=福井工大・福井)も慧も入ってくれているので、そこはやりやすいところでもあります。4年生もたくさん声を掛けてくれているので、甘えている部分もあると思うのですが、自分がもっと声を掛けていきたいです。同級生なのでトスの上げやすさはあります。そこはいい点なので、そしていいところで決めてくれているので、慧にだけでなく虎太郎にも助けられている点もあって感謝しているので、もっと僕が率先して引っ張っていかなきゃいけないと思っています。

――上がっている時には喜んだり、劣勢の時には「喋ろう、喋ろう」と声を掛けたり、コート上での雰囲気づくりやリーダーシップが印象的でした。なにか意識の変化はありましたか

 セッターというポジションは、声を掛けていかなきゃいけないのですが、まだまだ出せていない部分もあるので、特にボールが動いている時に声を出していきたいと思います。

――現状の課題はいかがですか

 現状の課題は、やはりラリー中にどうしてもトスが合わなかなかったり、点が取れなかったりする部分があって、これはチーム全体のことでもありますが、やっぱりセッターが配給するというところで、ここからインカレまでラリー中にしっかり点を取れるようにしていきたいと思います。

――秋の個人の目標は

 やっぱりできるだけ、セットを取られず、自分が理想としているトス回しができたらいいですし、そのトス回しができなかった時の対応であったり、どこで点を取るかという点を取るポイントというのを自分の中で考えてプレーしていきたいと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

 来週は2戦になりまた強いチームだと思うので一戦一戦、戦うこと、ラリー中でも一本一本のトスを丁寧にあげて、いい配給ができるよう頑張っていきたいと思います。