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2023.09.10

関東大学対抗戦 9月10日 対立大 埼玉・熊谷ラグビー場

立大に64ー7で快勝 『荒ぶる』へ向けて好発進

 強い日差しが照りつけ、厳しい暑さの残る熊谷ラグビー場。『荒ぶる』に向けたチーム伊藤の関東大学対抗戦(対抗戦)がいよいよ幕を開けた。初戦の相手は立大。序盤、早大陣地深くまで攻め込む相手に対して早大は粘り強いプレーを見せ、得点を許さない。ボールを大きく展開し、24ー0といい流れで前半を折り返す。勢いそのままに、後半はチーム全体で多彩な攻撃を繰り出しトライを量産、64ー7で対抗戦初戦を勝利で飾った。

 試合開始直後、早大は敵陣ゴール前でのラインアウトを獲得するものの、得点は取りきれない。その後、立大のハイパントキックを多用する戦術に苦戦し、自陣ゴール前でラインアウトを与える苦しい入りに。自陣でプレーする時間が増える中、試合が動いたのは14分。外に展開するアタックを軸に徐々にゲインを見せていた早大が、敵陣深くでペナルティーを獲得。敵陣ゴール前でのラインアウトからモールを崩されるものの、ショートサイドにテンポのいい連続攻撃でディフェンスラインを乱すと、最後は大外まで回してWTB守屋大誠(政経3=東京・早実)が先制トライを決めた。流れに乗った早大は大きくボールを動かすプレーで次々と得点を重ねる。前半終了間際の37分、FB矢崎由高(スポ1=神奈川・桐蔭学園)がフェアキャッチしたボールをすぐにリスタート、ステップでディフェンスを抜き去り敵陣に侵入すると、最後は裏のスペースへのショートパントを自ら再獲得し、走り切って追加点を挙げた。24ー0といい流れを作って前半を終えた。

爆発的なプレーで何度も会場を沸かせたFB矢崎

 後半に入ると早大の流れはさらに勢いを増した。開始直後の4分、敵陣22メートルでラインアウトを獲得すると、モールで押し込みそのままHO佐藤健次(スポ3=神奈川・桐蔭学園)がインゴールを割った。さらにその3分後、今度はBKが素早くボールを繋いでCTB金子礼人(法2=福岡・西南学院)がトライを挙げた。12分、立大に自陣深くまで攻め込まれ7点を献上するものの、早大の集中力が切れることはない。CTB伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)も加わり、さらに多彩な攻撃を仕掛ける。32分、敵陣ゴール前のスクラムで、SO野中健吾(スポ2=東海大大阪仰星)からボールをもらった伊藤がBK2人の頭を超える長いパスを大外に走り込んだWTB福島秀法(スポ2=福岡・修猷館)に通してトライを奪った。着実に攻め続けた早大が、64ー7と快勝を収めた。

モールで押し込み後半の先制トライを奪った早大

 ゲームキャプテンを務めたCTB岡﨑颯馬(スポ4=長崎北陽台)が「今日は、先に仕掛けるというところをテーマに挑みました」と話すように、大きくボールを展開するアタックや、モールなどの多彩なオプションを駆使して立大を圧倒した早大。一方で「前半に多くミスをしたところが課題だと思います」(伊藤)と、前半の入りにミスがあった点に関しては、この先の試合に向けて修正も必要だ。次戦の筑波戦、そしてその先の対抗戦優勝に向けて、プレー細部の精度を上げていきたい。

(記事 西川龍佑、写真 川上璃々)

コメント

※記者会見より抜粋

大田尾竜彦監督(平 16 人卒=佐賀工)

――試合を振り返っていかがですか

 今日は自分たちにフォーカスして常に先頭であり続ける、早稲田のコンタクトで勝てるように、という話をして送りだしました。公式戦ということもあって、練習とは違うシチュエーションの中、選手たちがやってきたことをしっかり出して、安定感のあるゲームになったかなと思います。ですが、ここからさらに成長していかなければならない点が多いので、1週間しっかり準備して筑波戦に臨めたらと思います。

――1年生の活躍を振り返っていかがですか

 松沼(NO・8松沼寛治、スポ1=東海大大阪仰星)に関しては、調整能力じゃないですが、FW陣8人いる中で、足りないものを彼が埋めてくれるような、そういう気の利いた選手だと評価しています。もちろんスキルも良いものを持っていますし、1年生という少し難しい立場ですが、NO・8をやるにはリーダーシップも必要なので、その要素を今後高めていってほしいなと感じました。矢崎(FB矢崎由高、スポ1=神奈川・桐蔭学園)に関しては、BK3での爆発力を期待していました。これぐらいはやるだろうなという期待していたプレーはしてくれました。まだまだ雑なプレーもあるので、その点は今後成長していければなと思います。

CTB伊藤大祐主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 『WASEDA FIRST』というスローガンの元、全てのプレーで最初から圧倒しようというところを目標にしていました。しかし、やっぱりまだまだ足りないところが多くて、そこを修正しないと次の筑波は苦しい展開になるかなと思います。ジュニア選手権(大学ジュニア選手権)があって筑波戦に挑むので、チーム全員で危機感を持って取り組みたいと思います。

――特にその修正しなければいけないところとは

 今日反省しなければいけないのは、自分たちがアタックし始めたところでボールを落としたり、パスが後ろに行ったりとか、ブレイクしたところで人が集まっていなかったり、前半に多くミスしたところが課題だと思います。前半もう少し取れていれば、早く自分たちに流れがきてたかなと思います。

――チーム状況の完成度はどれくらいですか

 6.70点くらいかなと思います。今日ペナルティーを何回かもらったので、一つ一つの小さなところをしっかり埋めてパーセンテージを上げていければ、勝てると信じています。

CTB岡﨑颯馬(スポ4=長崎北陽台)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 今日は、先に仕掛けるというところをテーマに挑みました。良いところ、悪いところがありましたが、自分たちが武器としているアタックの継続のところで自らボールを手放してしまうという場面が前半に多く見られました。そういった点において、もっともっと自分たちの武器を磨いていかなければならないと思いました。次の試合に向けて、もう一回自分たちにフォーカスして、上井草の時間をどれだけハードにできるかだと思います。もう一度、自分たちを見つめ直して練習に励んでいきたいです。

――公式戦初戦で、ゲームキャプテンとなりましたが、リーダーとして何か意識していたことは

 全ての極限のブレイクダウンで早稲田が有利に立ち続けるというのは意識していました。FWはその点しっかり前に出てくれたと思います。しかし、その良いボールをBKがスペースに持っていく段階でミスが多かったので、ブレイクダウンというのをクオリティーをあげることも大事ですが、良いボールを確実にラインブレイクする、取り切るというのを今後の一つのテーマにしていかなければならないと思いました。

FB矢崎由高(スポ1=神奈川・桐蔭学園)

――スタメンとしてどのような思いで試合に臨みましたか

 いいシーズンに入るためには、やはり初戦が最も大事だと思って試合に臨みました。いいラグビーをしようとか、やっていたことをしっかり全部出そうというのはあったのですが、前半やっぱり受けてしまうことや、立教さんの戦術にはまるところとかがあって、適応力というか、自分たちのペースで試合を進めるのが弱かったかなと少し思いました。

――そんな中でも、監督は「流れを変えるプレーを前半してくれた」と、会見でおっしゃっていました。自身、流れを変えられたプレー、カウンター等はあったと思いますか

 そうですね。 やっぱり1個の判断の速さが、1つの結果に繋がると思うので、そこは判断が良かったのかなと思います。でも、僕自身いらないプレーが前半あったので、そこはまた修正していきたいと思います。

――ものすごくいろんな声が響いてたような気がしましたが、ピッチ内で臆することはなかったのですか

 早稲田の赤黒を着る以上、1年生だからプレーをおろそかにしていい、というのはないので、グラウンドに立つ以上、1つでも多くのゲインであったり、ボールキャリーなど、チームが勢いに乗れるようなプレーをしないといけないというのを頭に置いて、今日は65分くらいプレーしていました。

――監督が「これぐらいやってくれると思っていた。だけれども、まだまだ雑なところがある。」とおっしゃっていました。多分、そういうところはご自身の中で分かっていると思うのですが、世界スタンダードというところを意識して今日は戦ったのですか

 そうですね。すごい細かいところで言うと僕のトライシーンも、蹴った後に結果的に追いつかれたのですが、U20で同じことをしたらトライを取りきれないどころとか、相手にタックルをされて1発で倒れてしまうとか、そういうところは、まだまだワールドクラスではないと思います。でも、試合中に今のはできた、できないというのを判断することはできないし、僕もやっぱり映像を見ていないので、なんとも言えないのですが、そこはしっかり振り返りながら、できなかったことをできるように練習を積み重ねていきたいです。

――前半最後のトライは、スーパープレーでしたが、とっさの判断というよりかは、頭の中では考えていたという感じなのですか

 そうですね。システム構造上、外側にハイパントを上げたら、その後ろのスペースには、 相手なんかいないじゃないですか。やっぱり相手はボールを蹴ったら、そこにプレッシャーが来るじゃないですか。フェアキャッチをすると10メートルというハンデが僕たちに与えられるので、そこに入るまでに相手がタックルするとペナルティーになるというのはもう頭にありました。抜けた後にキックというのは、横からのサポートもいたとは思いますが、やっぱり2対2という状況で、相手の足も前向きだったので、裏のスペースで行けるかなと思いました。

――なかなか苦しいレフリングのシーンの直後に、ヘットキャップを外されました

 あれは暑くて(笑)。今日はびっくりするくらい暑くて本当に(笑)。練習では外してやっていることも多いので、恐怖心はそんなになかったです。 普通に、もう意味はなくただ暑かったという感じです。

――では、プレイヤーオブザマッチは取れると思ったのですか

 チームとしても64点という中で、僕の活躍というところは、もしかしたらハイボールキャッチといったところを評価してくださったかもしれないです。ですが、それはFBにいる以上、この試合の後ろのキックボールのカバーは僕の仕事なので、マストでやらないといけないことをやった結果なのかなと思います。

――初戦を終えて、今のチームの雰囲気はこれから対抗戦戦っていく上でどういう風に見ていますか

 春シーズンは、やっぱり自分たちがやるべきプレーやラグビーが見えないことも多かったのですが、それがどんどんチーム内で可視化されるようになって、 チームとしてもひとつのやりたいラグビーというのが見えてきたと感じています。ですが、そこに追いつくスキルとか、コミュニケーション量など、細かい精度のところが不足しているかなと思っています。でも、チームが勝つビジョンっていうのはすごい見えてきていて、それはいいと思います。

 

関東大学対抗戦 早大 スコア 立大 前半 後半 得点 前半 後半 24 40 64 合計 【得点】▽トライ 守屋(2T)、岡﨑、福島(2T)、矢崎、佐藤(2T)、金子、安恒▽ゴール 野中(7G) ※得点者は早大のみ記載
前半26分交代→17後藤

後半26分交代→18亀山

後半24分交代→19若松

後半0分交代→20村田

後半16分交代→16安恒

後半30分交代→21細矢

後半10分交代→22伊藤

後半27分交代→23磯崎

立大戦早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
山口 湧太郎 スポ2 神奈川・桐蔭学園
佐藤 健次 スポ3 神奈川・桐蔭学園
川﨑 太雅 スポ4 東福岡
細川 大斗 社4 東京・早実
池本 大喜 文構4 東京・早実
永嶋 仁 社4 東福岡
粟飯原 謙 スポ2 神奈川・桐蔭学園
松沼 寛治 スポ1 東海大大阪仰星
島本 陽太 スポ4 神奈川・桐蔭学園
10 野中 健吾 スポ2 東海大大阪仰星
11 福島 秀法 スポ2 福岡・修猷館
12 ◎岡﨑 颯馬 スポ4 長崎北陽台
13 金子 礼人 法2 福岡・西南学院
14 守屋 大誠 政経3 東京・早実
15 矢崎 由高 スポ1 神奈川・桐蔭学園
リザーブ
16 安恒 直人 スポ3 福岡
17 後藤 良太 文4 埼玉・早大本庄
18 亀山 昇太郎 スポ3 茨城・茗溪学園
19 若松 泰佑 文構3 東京・早実
20 村田 陣悟 スポ4 京都成章
21 細矢 聖樹 スポ3 国学院栃木
22 伊藤 大祐 スポ4 神奈川・桐蔭学園
23 磯崎 錬太郎 商4 徳島・城東
※◎はゲームキャプテン、監督は大田尾竜彦監督(平16人卒)
 
関東大学対抗戦Aグループ星取表
  帝京大 明大 早大 慶大 筑波大 立大 青学大 成蹊大
帝京大

11/19 14:00

秩父宮

11/5 14:00

秩父宮

12/2 14:00

秩父宮

10/15 13:00

森エンジニアリング桐生スタジアム

10/1 15:00

熊谷

9/17 15:00

敷島

9/9 15:00

駒沢

明大

11/19 14:00

秩父宮

12/3 14:00

国立

11/5 14:00

熊谷

10/1 13:00

いわきグリーンF

10/15 13:00

大和

9/9 15:00

秩父宮

9/9 15:00

駒沢

早大

11/5 14:00

秩父宮

12/3 14:00

国立

11/23 14:00

国立

9/24 12:30

秩父宮

○64-7

10T7G

10/14 13:00

セナリオH三郷

10/1 13:00

足利ガスグラウンド

慶大

12/2 14:00

秩父宮

11/5 14:00

熊谷

11/23 14:00

国立

9/9 12:30

駒沢

9/17 12:30

敷島

9/30 14:00

小田原

10/22 13:00

ウエスタンデジタルスタジアムきたかみ

筑波大

10/15 13:00

森エンジニアリング桐生スタジアム

10/1 13:00

いわきグリーンF

9/24 12:30

秩父宮

9/9 12:30

駒沢

12/2 14:00

熊谷

11/19 14:00

AGF

11/5 11:30

熊谷

立大

10/1 15:00

熊谷

10/15 13:00

大和

●7-64

1T1G

9/17 12:30

敷島

12/2 14:00

熊谷

11/5 11:30

秩父宮

11/19 11:30

AGF

青学大

9/17 15:00

敷島

9/9 15:00

秩父宮

10/14 11:30

セナリオH三郷

9/30 14:00

小田原

11/19 14:00

AGF

11/5 11:30

秩父宮

12/2 11:30

熊谷

成蹊大

9/9 15:00

駒沢

9/24 15:00

秩父宮

10/1 13:00

足利ガスグラウンド

10/22 13:00

ウエスタンデジタルスタジアムきたかみ

11/5 11:30

熊谷

11/19 11:30

AGF

12/2 11:30

熊谷

 

※秩父宮は秩父宮ラグビー場、国立は国立競技場、熊谷は熊谷ラグビー場、敷島は群馬・アースケア敷島サッカー・ラグビー場、小田原は神奈川・小田原市城山陸上競技場、大和は神奈川・大和スポーツセンター競技場、駒沢は駒沢オリンピック公園陸上競技場、AGFはAGFフィールド。