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2021.12.02

全日本大学選手権 12月1日

全日本インカレ初戦! 全員バレーでストレート勝利を飾る!

 ついに開幕した全日本大学選手権(全日本インカレ)。どのチームにとってもこの1年の集大成となり、賜杯を渇望する大会だ。早大もその一角。5連覇に向けた戦いが始まった。初陣となる2回戦の相手は愛知大。序盤は相手の勢いに押されリードされるも、サーブで崩しブロックで仕留める早大のプレースタイルを発揮し逆転。1セット目を先取すると、2セット目以降も勢いは衰えることなく、攻守で安定したプレーを見せブレイクを重ねる。3セット目は大幅なメンバーチェンジを行い、リザーブのメンバーも活躍。セットカウント3-0(25-17、25-11、25-19)とし、全員バレーで1勝目をつかんだ。

 秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)の準決勝と決勝を欠場していた水町泰杜(スポ2=熊本・鎮西)が復帰し、1セット目からフルメンバーでの出場となった。だが、初戦の緊張感から動きが硬くなり、序盤は相手にリードされる。お見合いのような形でスパイクを落とし、サービスエースを決められるなど、4連続得点され3-6に。相手の背中を追う展開になったが、あくまで「想定内」。サーブで崩し相手の攻撃ミスを誘って同点に持ち込む。9-9では175センチの佐藤玲(社3=東京・早実)が1枚でシャットアウトし初めてリード。さらに水町の強烈なジャンプサーブで守備を崩し、万全な体勢で攻撃させず。攻撃の的を絞りでブロックとレシーブがうまく連携できたことで、岩本大吾主将(スポ3=兵庫・市立尼崎)のクイックが機能した。14-12と点差をじわじわと広げていく。一気に引き離したのは、大塚達宣副将(スポ3=京都・洛南)の技ありプレーだ。相手コートの穴を突くフェイントを連続して決めると、今度はブロックで得点し18-13に。その後は伊藤吏玖(スポ2=東京・駿台学園)や水町がサーブで崩し、攻撃する隙を与えず。25-17でこのセットを先取した。

 

2本のサービスエースを決めた大塚

 2セット目の序盤は秋季リーグ戦の課題であったトランジション(※1)からの攻撃が光った。リベロの荒尾怜音(スポ2=熊本・鎮西)を中心に守備を固め、クイックやバックアタック、サイドからのスパイクなどの多彩な攻撃で7連続得点し9-3に。その後もサイドアウトを取り合う展開には持ち込ませず。16-10からは、伊藤が自身の課題としてきたサーブで守備を乱す。ブロックやダイレクトなどで8連続得点。このセットは25-11で大差をつけた。3セット目は仲濱陽介(スポ4=愛知・星城)、上條レイモンド(スポ4=千葉・習志野)、山田大貴(スポ2=静岡・清水桜が丘)がスタメンに。半分メンバーを入れ替えたものの、勢いは衰えず。山田が相手コートの穴を突くプッシュを決めると、大塚は、後衛のセッターとレシーバーの間にサーブを落とす個人技を披露。6-2と上々の滑り出しとなった早大は、その後も危なげない試合運びを見せる。荒尾の安定したレシーブをセッターの仲濱がつなぎ、センター線やサイドから攻撃を繰り広げた。11-14では大塚のサーブで早大のブロックや攻撃が有利に働き4連続得点し、18-11とした。以降、北川諒主務(教4=東京・早実)や秋間直人(スポ3=愛知・桜台)、布台駿(社2=東京・早実)、滝谷照(スポ1=宮崎・日南振徳)といったリザーブのメンバーが途中出場。得点が決まるたび、コート内外では活気あふれる声が聞かれた。最後は仲濱にトスを託された上條がクイックを決めゲームセット。25-19とし、初戦をストレート勝利で飾った。

 

途中出場した北川主務

 初戦はベンチ入りするほぼ全員が出場し勝利をつかみ、「誰が出ても強い早稲田」を体現。しかし優勝を目指しているとは言え、上ばかりを見ていてはつまずくかもしれない。優勝候補の一角である日体大は関東2部リーグに所属する慶大との2回戦をフルセットまで戦い、関東1部リーグに所属する明大は初戦で姿を消した。どのチームも勝利への執念は強い。だからこそ「目の前の1戦1戦、1点1点を積み重ねた先の勝利を大切にしたい」(岩本主将)。混戦になりうる次戦以降も目が離せない。

(記事 西山綾乃 写真 橋口遼太郎)

 
(※1)トランジション…ラリー中にボールを扱うチームが切り替わる場面のこと

 

コメント

仲濱陽介(スポ4=愛知・星城)

――今日の試合を振り返ってください

初戦ということでチームとしても緊張感がある中ではありましたが、やってきたことがまずは出せたというか。いいスタートが切れたかなと思います。

――愛知大学はお知り合いも多かったですか

そうですね、1番の有村(耕亮)くんが中学校の時に同じチームで、同級生でした。そういった意味でもいい試合というか。心に残る試合でした。

――対戦が決まった際には「おっ」と思いましたか

対戦表を見たときに、お互いに連絡を取って。「当たるね」と話をして。今日も試合が終わった後に話せたので。すごくよかったです。

――2セット目の終盤からの出場となりました。どんなことを考えて、意識してプレーなさっていましたか

まずは自分の役割というか、やるべきことをしっかりとやるということです。全日本インカレは選手全員での戦いになるので、レギュラー選手を休ませるではないですが、そういった意味でも自分が活躍しようという気持ちで臨みました。

――トスの調子自体はいかがでしたか

100点ではないですが、7割8割のところまではしっくりとくるトスが上がってきていると思います。この調子で頑張っていきたいです。

――配球で意識していたことはありますか

真ん中、クイックはしっかりと通すというか。使っていこうという指示はあったので、しっかりとパスが返ったら使っていくということはありました。

――今回の大会がバレー人生としては最後の大舞台になるかと思います。どのような意気込みですか

本当にバレー人生を懸けてというか。集大成になるので、本当に悔いの残らないように、松井先生(松井泰二監督、平3人卒=千葉・八千代)もおっしゃっていますが、全てを出すということを目標にやっています。

――この先の試合への意気込みを聞かせてください

この先もすごく苦しい試合はあると思いますが、本当にチームでひとつになって、学年関係なく、みんなで向かっていきたいと思います。

岩本大吾主将(スポ3=兵庫・市立尼崎)

――今日の試合を振り返っていかがですか

初戦ということもあって最初は少し硬かったのですが、最後は全員コートに入ることができて、いいスタートが切れたのかなと思います。

――序盤は相手に押される場面がありましたが、あれは想定内でしたか

泰杜(水町泰杜、スポ2=熊本・鎮西)が戻ってきてあまり合わせられていませんでした。相手は1試合やって臨んできている中で想定内ではありますね。今日は体育館に慣れたり自分のプレーを出したりすることにフォーカスできたので良かったです。

――1セット目の9点目からブレイクして早大に流れが傾きましたが、その要因は何だと思いますか

個人的には、序盤から走って声を出して雰囲気を作っていたので、それにみんなが乗っかってくれたのかなと思います。細かいミスはありましたが、自分たちで修正できたのが良かったのかなと思います。

――今日はすごくクイックが決まっていましたね

秋リーグではクイックで点数を取れなかったので、両セッター(仲濱陽介、佐藤玲、社3=東京・早実)とともにクイックを合わせてきました。初戦はブロックがとても高かったわけではありませんでしたが、点数は取れたのかなと思います。

――明日以降の試合に向けて意気込みをお願いします

連戦で疲労が溜まった中での試合になると思いますが、1戦1戦、1点1点を積み重ねた先の勝利を大切に、目の前の1試合を頑張っていきたいと思います。