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2021.07.08

春季関東大学オープン戦 7月4日

終盤に追い上げられるも流れを渡さず 日大に粘り勝つ!

 4月に開幕した春季関東大学オープン戦(春季オープン戦)も残すところあと2戦となったこの日、早大は日大と対戦した。序盤から早大が主導権を握りストレート勝利と思われたが、3セット目は終盤から怒とうの追い上げを食らい落としてしまう。4セット目中盤までリードを許すも、水町泰杜(スポ2=熊本・鎮西)、山田大貴(スポ2=静岡・清水桜が丘)を中心に攻撃し連続得点。日大ムードを跳ね返し、セットカウント3-0(25-18、25-20、23-25、25-23)で粘り勝った。

 1セット目から盤石な試合運びを見せた。サーブやスパイクで相手守備を乱しスパイカーを絞りやすくしたことで、ブロックが機能しフロアディフェンスも安定。アウトサイドヒッターの吉田悠眞主将(スポ4=京都・洛南)やリベロの浅野翼(スポ1=宮城・東北)が中心となって拾い攻撃へつなげた。水町、山田、伊藤吏玖(スポ2=東京・駿台学園)の2年生トリオが得点を決め、5点差をつけて早大が先に20点台に乗る。20―16の場面ではアタックラインに上がった1本目をセッター経験のある浅野がセットアップ。速く短いトスをミドルブロッカーの岩本大吾(スポ3=兵庫・市立尼崎)が迷わず振りぬき、Bクイックを決めた。その後もブレイクを重ね、25-18で先取した。2セット目も変わらず早大有利の展開に。ブロックアウト多くを取られるも、粘り強く拾い点につなげる。クイックやパイプなどの多彩な攻撃で相手ブロックを翻弄(ほんろう)し、25-20で連取した。

 

この試合多く得点を決めた水町

 3セット目も序盤から早大が主導権を握った。途中出場を果たしたセッターの仲濱陽介(スポ4=愛知・星城)の巧みなトスワークから、センター線を中心とした攻撃が展開された。16-15で相手に2回目のタイムアウトを取らせた後もサイドアウトを取り合い、早大が一歩リードする。ストレート勝利と思われたが、互いに20点台に乗ってから一気に流れが変わる。ブロックやバックアタックでブレイクされ、21-22と逆転を許す。日大のムードに押され、このセットを23-25で落とした。

 会場中には日大の声が大きく響き、完全に流れが渡った。悪い流れを断ち切りたい4セット目だったが、最初は早大が追いかける展開に。ブロックアウトを多く取られ点差をつけられる状況が続き、19-21でタイムアウトを要求。だが、20点台に突入してから早大が逆襲する。水町、山田のスパイクでブレイクし、さらにワンポイントブロッカーとして投入された秋間直人(スポ3=愛知・桜台)がシャットアウト。逆転し23-21とした。その後もリードを保ち25-23で粘り勝った。

 

相手ブロックの上からスパイクを決める山田

 ストレート勝利と思われたこの試合、終盤で怒とうの反撃を食らった。ブロックアウトを多く取られ相手のムードに押し切られそうになったが、終盤で5連続得点し勝利につなげた。勝敗は『流れ』で決まることもある。だからこそ、劣勢の場面でも練習で積み上げてきた力を発揮することが必要になってくる。その先で転がっているチャンスを掴めた者が勝者となるだろう。最後の春季オープン戦は早大モットーである「自分たちの力を全部出す」バレーで有終の美を飾りたい。

(記事 西山綾乃、写真 浅野圭音)

 

セットカウント
早大 25-18
25-20
23-25
25-23
日大
スタメン
アウトサイドヒッター 吉田悠眞(スポ4=京都・洛南)
アウトサイドヒッター 水町泰杜(スポ2=熊本・鎮西)
ミドルブロッカー 岩本大吾(スポ3=兵庫・市立尼崎)
ミドルブロッカー 伊藤吏玖(スポ2=東京・駿台学園)
オポジット 山田大貴(スポ2=静岡・清水桜が丘)
セッター 佐藤玲(社3=東京・早実)
リベロ 浅野翼(スポ1=宮城・東北)
コメント

水町泰杜(スポ2=熊本・鎮西)

――今日の試合を振り返っていかがですか

先週2敗して。チーム自体は勝ち負けにこだわっていませんでしたが、自分たちがやってきたレセプションアタックをもう一回やるというのを意識してできたかなと思います。

――日大の印象はいかがでしたか

セッターが昨日から変わっていたので、AパスとBパスのときにクイックを使ってきました。

――ブロックアウトをたくさん取られていました

早稲田は基本インサイドディフェンスなので、外に出されると取りづらいです。もっとブロックの形で修正できるんじゃないかと思います。

――どのように対策していましたか

タッチアウトの割合が多かったですが、全部それでやられていたわけではなかったので、中に入ったボールをつないでいました。割り切るところは割り切って、しっかり取れるところは取って点につなげていました。

――4セット目の終盤、松井泰二監督(平3人卒=千葉・八千代)から何を話しかけられていたのですか

秋間さん(直人、スポ3=愛知・桜台)が入ってきたときに、ブロックをスイッチするように伝えられました。どのスパイカーにトスが上がるかというのを意識するようにしていました。そのときはレフトに上がったスパイクを秋間さんがブロックした後だったので、次はライトを使ってくるんじゃないかと思ってチェンジして、相手のライトに秋間さんを配置したのだと思います。その作戦がはまってブロックできました。それで相手のセッターがどう動くのかとかも見てプレーするのが面白いなと思いました。

――松井監督すごいですね

そうですね。戦術とかはすごく勉強になります。面白いです。

――試合の内容に移りますが、中盤はスパイクミスがいつもより多かった気がします。トスが合っていなかったり調子が悪かったりするのですか

ブロックアウトを狙う練習をしてきました。それに挑戦してのミスだったので、ミス自体は悪くなかったと思います。意図のあるミスを続けて成功に近づけていければいいなと思います。

――最後のセットは水町選手が特に点を決めていました

そんなことないですよ(笑)。大貴(山田)も決めてくれていました。サイドがたくさん決める分クイックが効いてくるし、早稲田は誰が出ても強いチームを目指しているので、全員が安定したプレーをすることが大事だと思います。

――トータルディフェンスがカギになる試合でしたが、チームとしてどのようなことを意識していましたか

セッターが変わってクイックを多く使ってくるようになったので、ブロックとレシーブで連携して拾うことを意識していました。ブロックでワンタッチを多く取っていましたがそれを点にすることができませんでした。自分たちにとってはチャンスボールなので、そこをもっと点につなげられたらもっといい試合結果になったと思います。

――次の試合に向けて意気込みをお願いします

もう一度チームルールを確認して、まず自分たちのバレーをしっかりやることを意識して頑張りたいと思います。

山田大貴(スポ2=静岡・清水桜が丘)

――今日の試合を振り返ってどうですか

自分たちと相手の流れがすごい顕著に現れた試合でした。自分たちの流れがきた時は連続得点ありましたし、逆に相手に流れがある時は何点も連続失点してしまって、そこを修正してもっとチームとして安定感出せればなと思いました。

――日大の印象はいかがでしたか

終盤とかになってくると、拾われたくないな、点取られたくないなって時に、すごいチーム全体で点取ってくるすごく賑やかなチームだなと思います。

――今日の試合の勝因はどこにありましたか

4セット目の途中のワンポイントブロックが出てきた秋間さん(直人、スポ3=愛知・桜台)のブロックから始まって、泰杜(水町、スポ2=熊本・鎮西)のジャンプサーブで連続して崩せたのが、4セット目取れたポイントだと思います。

――チームとしてトータルディフェンスがカギとなってくる試合でしたが、どんなことを意識していましたか

ミドルブロッカーが頑張ってワンチしたボールを必死にくらいついていくことです。

――では、最後に次の試合に向けて意気込みをお願いします

自分自身中盤あたりにスパイクとか拾われ出して、あんま自分のリズム作れなかったので、劣勢な場面でも落ち着いて自分の持ち味が活かせたらいいと思っています。