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2020.10.12

東京六大学秋季リーグ戦 10月12日 神宮球場

投打で圧倒し、東大に快勝! 10季ぶりの優勝へ突き進む/東大2回戦

TEAM
東 大
早 大
(早)今西、○西垣、吉野、柴田、徳山―岩本
◇(本塁打)蛭間1号2ラン(4回)◇(二塁打)蛭間、丸山

 投打がかみ合った戦いぶりだった。打線は3回、金子銀佑(教4=東京・早実)丸山壮史(スポ3=広島・広陵)の適時打で4点を先制。以降も蛭間拓哉(スポ2=埼玉・浦和学院)の2ランなどで加点する。投手陣も先発・今西拓弥(スポ4=広島・広陵)ら5投手の継投で東大打線を3安打に抑え、8-0で完封勝ちを収めた。

3回に先制打を放つ金子

 試合が動いたのは3回。東大先発・西山慧(2年)の失投を逃さずに、集中打を見せる。先頭の蛭間が高めの直球をたたくと、打球はフェンス直撃の2塁打に。続く代打の太田雅之(商4=東京・早大学院)も右前打でつなぎ、無死一、三塁と好機を広げると、打席には1番・金子。甘く入った初球のスライダーを中前にはじき返し、先制に成功する。以降も好機を広げて2死満塁とすると、チーム最多の7打点を記録している5番・丸山を打席に迎える。外角高めの変化球にうまく合わせた打球は、三塁手を強襲する適時二塁打に。打球がファウルゾーンを転々とする間に、一塁走者・岩本久重(スポ3=大阪桐蔭)まで一気に生還し、3点を追加。丸山が勝負強さを発揮し、試合の主導権を握ることに成功した。続く4回には、蛭間がレフトポール際への2ランを放ち、西山をノックアウト。6回には、ルーキー野村健太(スポ1=山梨学院)に2試合連続の適時打が飛び出して2点を追加し、リードを8点に広げた。先制、中押し、駄目押し点を効果的に重ねた見事な攻撃であった。

先発し、3回無失点と好投した今西

 一方の投手陣も盤石な継投を見せた。先発のマウンドに立ったのは今西。初回は制球に苦しむ場面が目立ったが、2回からは見事に修正。2メートルの長身から投げ下ろす140キロ前後の直球と落差の大きいカーブを制球良く投げ分け、東大打線を抑え込む。特に3回には2奪三振を記録するなど、尻上がりに調子を上げた。今西はその裏に代打を送られ降板し、4回からは西垣雅矢(スポ3=兵庫・報徳学園)にマウンドを託す。その西垣は圧巻の投球を披露。スリークォーター気味の腕の位置から、キレのある直球とスライダー、フォークを駆使して、ストライク先行で投球を展開する。6回は3つのアウトをすべて三振で奪うなど、3回7奪三振無失点と付け入る隙の無い投球を見せた。そして、7回からは東京六大学リーグ戦(リーグ戦)デビューとなる吉野星吾(政経4=東京・早実)がマウンドに。小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)や両親への感謝の思いを持ってマウンドに立った吉野。「この舞台に立てて良かったという思いが強い」と振り返ったリーグ戦初登板を、見事に無失点で飾った。8回は柴田迅(社4=東京・早大学院)、9回は徳山壮磨(スポ3=大阪桐蔭)が無失点に抑えて、東大打線をシャットアウト。法大戦では打ち込まれた徳山は、伸びのある直球を低めに集める本来の投球ができており、復調を感じさせた。投打で東大を圧倒し、このカード連勝を果たした。

7回にリーグ戦初登板を果たした吉野

 この試合に勝ったことで、勝ち点を5として暫定首位に浮上した早大。好調を維持している打線だけでなく、ここまで早川隆久主将(スポ4=千葉・木更津総合)以外に不安があった投手陣にも明るい兆しが見えてきた。吉野が「すごく雰囲気が良い」と語るように、チームの状態の良さもうかがえる。残り4試合を全勝すれば優勝が決まる早大。10季ぶりの賜杯奪回に向けて、チーム一丸となり突き進む。

(記事 杉﨑智哉、写真 池田有輝)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄字は打点付き

早大打者成績
打順 守備 名前
1 (二) 金子銀佑 5 1 1 .130 遊ゴ   中安 中飛 二ゴ   見三    
橘内俊治 0 0 0 .—                  
2 (三) 吉澤一翔 4 0 0 .208 投ゴ   投犠 二邪   中飛 二飛    
小西優喜 0 0 0 .—                  
(左) 瀧澤虎太朗 3 1 0 .318 四球   空三 四球   二安   左飛  
福本翔 0 0 0 .667                  
(捕) 岩本久重 2 0 0 .190 右飛   四球 二邪   死球   四球  
(一) 丸山壮史 4 1 3 .421   空三 三2   死球 遊ゴ   見三  
6 (右) 野村健太 5 2 2 .350   三ゴ 一邪   二失 中安   中安  
7 (遊) 熊田任洋 3 0 0 .273   二ゴ   四球 四球 空三   一ゴ  
8 (中) 蛭間拓哉 4 2 2 .556     左2 左本 遊ゴ   空三    
鈴木萌斗 0 0 0 .200                  
(投) 今西拓弥 0 0 0 .—                  
太田雅之 1 1 0 .250     右安            
西垣雅矢 1 0 0 .000       四球 見三        
吉野星吾 0 0 0 .—                  
眞子晃拓 0 0 0 .500             四球    
柴田迅 0 0 0 .—                  
徳山壮磨 0 0 0 .—                  
早大投手成績
名前
今西拓弥 2 0 0 3 1 0 2 0 0 4.91
西垣雅矢 3 1 0 3 0 2 7 0 0 0.75
吉野星吾 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0.00
柴田迅 4 0 0 1 1 1 3 0 0 0.00
徳山壮磨 3 0 0 1 0 0 2 0 0 9.00
東京六大学秋季リーグ戦星取表
順位   早 大 明 大 慶 大 法 大 立 大 東 大 勝ち点
早 大 ◯7-1
△3-3
  ◯2-0
△6-6
  ◯7-1
◯8-0
明 大 ●1-7
△3-3
  ◯4-0
◯5-0
◯9-4
◯9-3
  4.5
慶 大       ◯11-6
◯4-2
◯3-0
◯8-3
法 大 ●0-2
△6-6
●0-4
●0-5
    ◯4-2
◯10-1
2.5
立 大   ●4-9
●3-9
●6-11
●2-4
   
東 大 ●1-7
●0-8
  ●0-3
●3-8
●2-4
●1-10
 
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コメント

吉野星吾(政経4=東京・早実)

――初めて東京六大学リーグ戦(リーグ戦)のマウンドに上がった今の率直な気持ちを教えてください

一番はチャンスをつくって自分を出してくれた監督さん(小宮山悟監督、平2教卒=千葉・芝浦工大柏)だったり、野球を続けさせてくれた両親だったりへの思いが強かったです。

――本日の登板はいつ決まったのでしょうか

今週の平日の練習から(ベンチに)入るとしたら2戦目と言われていたので、そこに向けて準備はしていました。

――登板に向け、これまでどんなことを意識して練習に取り組んできましたか

一番はやっぱり練習試合でも何でも結果を出すということをとにかく意識してやっていました

――夏のオープン戦では何試合か登板がありましたが、手応えはいかがでしたか

結果としては自分なりに残せていたとは思うんですけど、ちょっと肘を痛めたりしてうまくいかない時期もありました。そういう時期でもめげずにやってきたおかげかなとは思います。

――肘の痛みはもう治ったのでしょうか

大丈夫です。

――本日の投球を振り返っていかがでしたか

正直なところもう少しやれたかなというのがあります。自分の家族から中継の動画が送られてきて、それを見直したんですけど、まだ全然詰められるところがあったなというのが自分の中であります。残りチャンスをもらえたら、自分なりにやるべきことを最後までやり切って、大学生活やり切りたいと思っています。

――課題というのは具体的にはどういったところでしょうか

一番はコントロールだと思います。今日はみんなが思い切っていけっていう感じで出してくれて、点差も開いていたので、多少アバウトでも腕を振った感じはありました。でも、次出るとしても立教と慶応は厳しい試合になると思うので、そういうときに今日のピッチングではだめだと思うので、そういったところはきっちり意識していきたいと思います。

――改めて、初めてのリーグ戦のマウンドはどんな舞台でしたか

一番は楽しかったです。母校の監督さんだったりがグラウンドに来てくださっていて、自分の周りの方たちが中継を含めて、「見たよ」って言ってくれた人が多かったので、引退はまだなんですけど、とりあえずこの舞台に立てて良かったなという思いが強いです。

――ご家族もいらしていたのですか

そうですね。祖父母も両親も来ていました。あと2カードあって優勝もかかっているのでそこに向けてしっかり気を引き締めてやっていきたいと思います。

――登板前に金子銀佑選手(教4=東京・早実)に声を掛けられていましたが、どんな言葉を交わしましたか

金子は高校からの同期で、神宮のマウンドに立ったのが高校2年生の夏の大会の決勝だったと思うんですけど、それ以来だったので、シンプルに「楽しめ」みたいな感じで言われて、ケツを叩かれました。正直あんまり覚えていないんですけど、あの一言でリラックスできました。

――今後の戦いに向けて、個人としての目標を聞かせてください

公式戦の舞台にもう一度上がるとしても上がらないとしても、自分のやるべきことをやり切るということです。もちろん、公式戦に上がったらとにかく結果を残すというのを目標にやりたいです。もし、(登板の)チャンスをもらえなかったとしても、チームのためにできることを全力で。4年生なのでそういったところも意識してとにかく自分ができることを全力でやりたいです。

――最後にチームとして優勝に向けての意気込みをお願いします

他のチームの勝敗がどうなるかはおいといて、うちが残り4試合全て勝てれば優勝が決定なので、チーム状況としてはすごく雰囲気が良いと思うので、より4年生が引っ張っていけるように頑張っていかなきゃなと思います。残りも応援よろしくお願いします。