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2018.11.12

第32回東京六大学対抗自転車競技大会 11月12日 埼玉・西武園競輪場

今年最後のトラック競技、総合2位で締めくくる

 東京六大学対抗自転車競技大会が11月10日に開催された。早大は最初の決勝種目のチームスプリントで1位を取ると、男子1キロタイムトライアルの安倍大成(スポ2=岩手・紫波総合)、スプリントでは田中克尚(スポ3=岡山工)が続き、トラック6種目の内3種目を制した。この結果、大学対抗順位では2位に入り、昨年の3位を上回る結果を残した。

山本、片野はレース展開に苦しんだ

 チームスプリントに早大は納家一樹(スポ3=東京・八王子桑志)、安倍、川副雷斗(スポ1=熊本・九州学院)の3人で挑んだ。練習不足があったのか、最高速度、選手の引継ぎに課題を残したものの、タイムではトップ。トラック陣の層の厚さが目立つ結果となった。個人種目のスプリントには中野慎詞(スポ1=岩手・紫波総合、田中が出走。インカレ王者の中野は今大会も圧倒的な優勝候補として挑んだが、1/4決勝でまさかの敗戦。最終結果は5位にとどまり、不完全燃焼に終わった。一方田中は対戦を順調に勝ち上がり決勝に進んだ。1本目は追い込みで取り、2本目も相手の追い出しを見てからスパートをかけ、先着を決めた。相手に隙を見せない貫録の勝利で優勝を決めた。

3位に入ったチームパシュート

 スクラッチでは山本真寛(スポ2=青森・八戸工大一)、片野陸(スポ2=長崎・鹿島工)の2人が苦戦を強いられた。序盤に4選手が集団から飛び出し、逃げを形成。片野、山本は後半に備え、集団で待機したもの、4名の逃げは後方が来ないことでさらに集団との差を広げていく。集団にいた選手は終盤にかけてペースを上げていくが、すでに200メートル以上に広がっていた差を埋められない。片野は8位、山本は9位となり表彰台を逃した。早大は最後の団体種目のチームパシュートも思うようなレースができない。スタートから同走の法政大に先行する形となったが、徐々にペースを維持できなくなる。後半には大きくラップを落としタイムはインカレの記録から20秒以上遅れた4分34秒を要した。3位には入ったが、前主将孫崎大樹(スポ4=京都・北桑田)の抜けた穴が大きいことを感じさせるレースとなった。

 総合結果で早大は2位に入ったもののチームパシュート、スクラッチで順位を上げることで1位を取れる可能性もあった。来年のインカレを見据えると、全種目でのさらなる底上げが必要となる。現在は練習を抑える時期ということだが、レースと練習を繰り返すことで実力を上げられるはずだ。来週にはロードレースが行われる。早大から昨年は小野寛斗(スポ2=神奈川・横浜)が優勝をしており、連覇にも期待がかかる。秋、冬のロードレースシーズンに向けても勝って、幸先の良いスタートを切りたいところだ。

(記事、写真 喜柳純平)

結果

▽男子チームスプリント決勝

早大(納家、安倍、川副)1位

▽ポイントレース決勝

中川拳 4位
河野翔輝 7位
小野寛斗 9位

▽男子スクラッチ決勝

片野陸 8位
山本真寛 9位

▽スプリント決勝

田中克尚 1位
中野慎詞 5位

▽チームパシュート

早大(中川、片野、山本、河野)3位

▽オープン200メートルタイムトライアル

小泉夢菜 13秒091位

▽オープン500メートルタイムトライアル

小泉夢菜 38秒41 1位

コメント

田中克尚(スポ3=岡山工)

――スプリント優勝おめでとうございます、今の気持ちは

中野くん(慎詞、スポ1=岩手・紫波総合)が抜けてしまって、このままだとワゼダがまずいなと感じて、その分頑張ろうとして、結果頑張れました。

――調整などはされましたか

特に調整という調整はしてなくていつも通りの練習のまま行って、そのまま試合に臨んだという形です。

――決勝のレースを振り返って

僕の方がギアが重たかったので、後ろから行くか、スピードを少し上げて、そのまま逃げきれたらいいかなという感じで行きました。

――結果的にはどうでしたか

相手に先に行かれると危なかったですが、相手が行ってくれずうまく先行できたので良かった。

――応援部の方も来ていましたが、応援は聞こえていましたか

はい、すごく聞こえて気持ちが高ぶりました

――これで今年のトラック種目は終わりますが振り返って

今年は自分が去年と比べてハロンのタイムが結構上がったので、この調子で来年もタイムを上げて、インカレ(全日本大学対抗選手権)などでも戦えるようにしたいな思っています。

――トラック長としてはいかがですか

みんなが今年は成績を出したので、インカレのチームスプリントで優勝を取れなかったのが少し悔しいなという気持ちはあります。

――来年のシーズンの目標を聞かせてください

来年はインカレのチームスプリント優勝と個人でも表彰台に上がれればいいなと思います。

中川拳(スポ3=北海道・帯広三条)

――調子の方はいかがでしたから

僕は今シーズン、6月ぐらいから体調を崩し気味でシーズン後半、9月にかけては1秒も自転車に乗らなくて早めのオフシーズに入っていました。先週の早慶戦と今週、来週の六大学ロードが復帰戦という形だったので、2ヶ月近く乗っていなかったのでどれくらい走れるかなという感じでしたが、この時期だけあってみんながそんなに練習してないので、なんとかまともに走れたかなという感じです。

――走り始めたのは1ヶ月前ぐらいですが

そうですね。10月に入ってからですね。自転車の練習を再開したのは。なので、体力も戻って来ていない中で不安でした。

――走れなかった時期の原因なとは

今シーズンは2月から2ヶ月程度ベルギーに行っていたりやその後も色々合宿、遠征があって、5月の末には1日だけでも自分にはキャパオーバーというかすごい8日間毎日走るステージレースのTOJにも参戦しました。それは完走できましたが、それでかなり消耗して、その後も毎週休む間も無く全日本クラスのレースが続いたので、少しそこで今年は潰れてしまいました。休むことも大事だなと学んだシーズンでした。

――今日の団抜きのレースを振り返って

そうですね。団抜きはインカレまでは孫崎さん(大樹、スポ4=京都・北桑田)がいらっしゃって率先してチームを引っ張ってくださり、タイムも早稲田大学の新記録で僕が大学の自転車部に入ってから1番良い団抜きのタイムでした。その孫崎さんが抜けてしまったので、正直練習量を今落とす時期なのでタイムが出ないのは当然ですが、来年のインカレに向けて、孫崎さんの抜けた穴をどう埋めるというかという状態でした。そんな中でメンバーも走る1時間ぐらい前から誰にするという感じで、かなり何も決まってないような状態でしたが、あのタイムが今の実力だったのかなと思います。

――秋のロードレースは出場されますか

RCSは出ませんが来週の六大学ロードが今シーズン最後になるので、良い走りといいますか、そんなに強う走りは今できないですが六大学ロードは半分チーム戦で学校対抗の順位で競われます。去年は小野くん(寛斗、スポ2=神奈川・横浜)が優勝しているので、チームメイトをだれか優勝に導けるようにチームの力になって今シーズンを締めくくりたいです。

――来年は主将になるとうかがいましたが、どのようなチームを作っていきたいですか

そうですね。孫崎さんがここ数年にはないインカレ総合3位の結果とチームの雰囲気を作って残していってくださいました。僕は正直孫崎さんのようなリーダーシップや人に指示をするのも得意ではないのですが、孫崎さんが残していってくれたいい流れをさらに強くしていけるように同期だったりみんなに助けてもらいながら来年シーズン最大目標のインカレでチームを良いところに導きたいと考えています。