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2016.05.25

関東学生リーグ戦 5月23、24日 東京・駒沢体育館

ルーキーズの躍進も、男子エペ惜しくも3位。女子サーブルは1勝遠く

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)もいよいよ終盤。最終種目は男子エペと女子サーブルだ。小野真英(スポ2=埼玉栄)、佐々木陽菜(社2=東京・大原学園)といった昨年からチームをけん引してきた主力が不在の中、メンバーには1年生が多く名を連ねた。男子エペには加納虹輝(スポ1=山口・岩国工)と安雅人(スポ1=茨城・水戸一)、女子エペには木村結(社1=山口・柳井学園)、齋藤里羅子(スポ1=山形東)、佐野友香(スポ1=静岡・沼津西)が出場。加納と木村は1年生ながら、プレッシャーのかかる最後回りを務めるという大役を成し遂げる。男子エペは相手に食らいつくも、惜しくも2敗して3位。女子サーブルは相手に圧倒され全敗し、2部との入れ替え戦に回ることになった。

 男子エペは1日目、前半のリードを守り切りまずは2連勝を果たす。しかし、次の慶大戦では流れを引き寄せることができなかった。序盤から連続失点を許し、第2セット終了時点で2-10。相手の強気の姿勢、そして得点を取ると大きく沸く慶大の歓声に圧倒され、攻撃が決まらない。34-45で悔しい敗北を喫した。迎えた2日目。日大戦では競り合いが続くも、第5セットで加納が点差を離すことに成功する。勢いそのままに、安が奮起し、三好修平主将(社4=愛媛・三島)が粘りを見せ、全員でつないで勝利した。そして迎えたのは全日本学生王座決定戦(王座)進出のためには落とせない中大戦。第7セットまで互いに譲らず拮抗(きっこう)した展開になるも、第8セットで相手の攻撃をかわしきれず9点差に。最後に果敢に追い上げるも届かず、選手は肩を落とした。

1年生ながらも堂々としたプレーを見せた加納

 1年生3人、4年生1人で挑んだ女子サーブル。緊張もあり、ところどころで相手の気迫を前にして自分らしいプレーが体現できなかった。初戦の日大戦では、序盤から相手に主導権を握られてしまう。しかし、ここで流れを変えたのは永瀬夏帆(スポ4=宮城学院)だ。永瀬がこのセットで12点を挙げる猛攻で、9点あった差を2点まで詰める。勝機をつかみたいところだが、また徐々に点差を離され敗北した。その後の試合も、一度ついた点差をなかなかひっくり返せず1日目は3連敗で終えることになる。2日目、まず対戦したのは専大だ。第1セットから素早く攻められ、第6セットを終えるまでにわずか7得点と、相手のペースで試合を進められてしまう。終盤に攻撃を仕掛けるも序盤の失点を補い切れず、16-45という圧倒的なスコアで敗北した。2部との入替戦を阻止するためには、もう負けられない女子サーブル。最後の相手は東女体大。序盤は攻めあぐね、第2セット終了時には2-10と離されていたが、第3セット目で木村が驚異の追い上げを見せる。「だんだんリラックスできていつも通りの試合ができた」と、一挙に13点を奪い、鮮やかな逆転劇を演じた。その後もじわじわと相手との差を広げるが、相手に流れを渡してしまったのは第7セット。徐々に押され始めると、ついには第8セットで再びリードを許す展開に。波に乗った相手に歯が立たず、37-45で試合を終えた。

攻撃を決めガッツポーズする木村

 この日でリーグ戦の全日程が終了した。早大は男子フルーレ、女子エペが王座に進む一方、女子フルーレ、女子サーブルは2部との入替戦に回ることになる。結果としては明暗分かれたものの、それぞれがつかんだものはあるはずだ。この春の激闘を糧に、さらなる高みに向かってほしい。

(記事 加藤佑紀乃、熊木玲佳、写真 橋本望、加藤佑紀乃)

2位となった男子フルーレ

2位となった女子エペ

閉会式終了後、笑顔を見せた選手たち。次に見据えるのは頂だ

(写真 山田周史)

※フェンシングの団体戦は3人、または4人の選手が交代で出場し、1試合当たり3分という持ち時間内で争う。あるいは3分以内にどちらかが先に5得点先取すると、そこで次の選手に交替となる。最終的には9試合戦い、45点を先取、または持ち時間が終了した場合は得点が高い方が勝ちとなる。

※エペ:全身が有効面となる上に、両選手が同時突きをすると両者にポイントが与えられる。より慎重な攻め方が求められるため、時として両者が睨み合ったまま時間が過ぎることは稀な話ではない。

※サーブル:両腕も含む上半身への突きと切り(剣先ではなく剣の胴部分で相手の体に触れること)が得点となる。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の攻撃を防御してから攻撃しなければならない。この攻撃権の奪い合いにより、両選手はピスト上を常に前後に往復し合うため、サーブルは3種目の中で最も全身運動が激しい種目だと言える。

結果

▽男子エペ

早大〔三好修平主将(社4=愛媛・三島)、北原達也(スポ3=長野・伊那北)、加納虹輝(スポ1=山口・岩国工)、安雅人(スポ1=茨城・水戸一)〕 1部3位

 1試合目:○45-32法大
 2試合目:○45-40専大
 3試合目:●34-45慶大
 4試合目:○45-34日大
 5試合目:●37-45中大

▽女子サーブル

早大〔永瀬夏帆(スポ4=宮城学院)、木村結(社1=山口・柳井学園)、齋藤里羅子(スポ1=山形東)、佐野友香(スポ1=静岡・沼津西)〕 1部6位

 1試合目:●36-45日大
 2試合目:●32-45法大
 3試合目:●40-45慶大
 4試合目:●16-45専大
 5試合目:●37-45東女大

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コメント

木村結(社1=山口・柳井学園)

――2日間を振り返って

初めての大学の試合で、初日も2日目も初戦はすごい緊張して相手にビビって試合をしてしまい自分の力を出せなかったのですが、段々とリラックスできいつも通りの試合ができました。

――高校と大学の違いは感じましたか

高校の時は団体戦があまりなく、大学で団体戦をしてみて、ベンチの盛り上がりがすごくて、たくさんの人に応援してもらえる中で試合できるのが団体戦の楽しみだなと思いました。

――最後回りも務めましたが

1年生で最後回りというのはプレッシャーだったんですけど、先輩がアドバイスくれたり、気負わずにやっていいよと言ってくれたりしてくれました。最初は緊張していたのですが、だんだんリラックスできました。

――入替戦に向けて意気込みをお願いします

負けられない戦いだと思うので、できることを全力でやって勝ちたいです。