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2016.05.17

練習試合 対青学大B 5月15日 早大上井草グラウンド

終盤で規律を保てず、青学大Bに大敗

 練習試合として早大Bは青学大Bとの一戦に臨んだ。前半は2本のトライを奪い、12―10とリードして折り返す。しかし、後半は青学大Bに逆転されてしまう。一時は追い付いた早大Bだったが、疲労が貯まった終盤に粘り切れず、ディフェンスが崩壊。最後は青学大Bにこの日7本目のトライを奪われ、17―45でノーサイド。CTB高橋駿ゲームキャプテン(文構4=東京・早実)が「後半疲れてきたときにどうしても普段やらないプレーや勝手なプレーが出てきてしまって、流れが悪くなってしまった」と語るように、試合終盤で規律を保てず、大敗となった。

 早大Bボールのキックオフで始まった前半。開始直後の相手のミスキックから敵陣22mライン付近でラインアウトの好機を得る。ラインアウトからBK陣へとボールが受け渡され、展開。フェーズを重ね、敵陣中央へと侵入し、最後はSO船越明義(社2=東京・早大学院)のキックパスにFB山川慶祐(社4=東京・早実)が反応。素早く飛び込み、先制トライを挙げる。その後、前半30分、またも相手のミスキックで敵陣深くでのラインアウトの好機を得ると、FW陣がサイドを突き、最後はフッカー三隅寛己(法2=東京・早実)が相手のサイドディフェンス網をこじ開け、トライを奪う。一方、ディフェンスでは2本のトライを許すものの、チームディフェンスがしっかりと機能。再三のピンチを最少失点に抑え、前半を12―10とリードして折り返す。

トライを決めるなどアタックが光った山川

 迎えた後半、リードを保ちたい早大Bだったが、後半10分、右サイドのわずかな隙を突かれ、逆転を許す。すると、すぐさま早大Bも負けじと敵陣22mでのラインアウトを起点に展開。最後はWTB郷地裕貴(人3=神奈川・桐蔭学園)が自慢の快速を生かして、相手ディフェンスを振り切ってトライ。スコアを17―17の同点とする。そのまま波に乗りたい早大Bだったが、セットプレーが安定せず、再三の好機を生かしきれない。点数が拮抗したまま迎えた後半28分。疲労からか、足が止まり始めた早大Bは青学大Bのラインアウトモールを止めきれない。そのままゴール前まで運ばれ、勝ち越しトライを献上。このトライを機にチームディフェンスが崩壊してしまう。残り10分で3トライ、計21失点と青学大Bに完全に突き放され、17―45で試合終了。一度崩れた規律を立て直すことが出来ず、手痛い敗北となった。

ダブルタックルの成功率は着実に上昇している

 早大がこの春から取り組んでいる、ダブルタックルで相手を前へ倒し、そのまま乗り越えて、ボールを奪う『フォーピット』戦略が確かな効果を挙げている。終盤、大量失点を許したものの、それまでは粘りのディフェンスでピンチを切り抜け、アタックにいい形に入ることができていた。体力的に負荷が大きく、後半に継続が辛い戦略ではあるが、日本一を奪還するため、いまは試練の時。相手をはじき返す最強の盾となるため、敗戦を糧に、成長を続ける選手たちに期待したい。

(記事 浅野純輝、写真 寺脇知佳、本田理奈)


コメント

CTB高橋駿ゲームキャプテン(文構4=東京・早実)

――きょうのゲームプランはどのようなものだったのですか

ジュニアとしてはきょうまでずっとディフェンスの部分を練習してきました。特にフォーピットというダブルタックルで四本の足で戦い続けるという部分をメインとして、ブレイクダウンなどの個人の部分を重視して試合に臨みました。上のチームに上がるためには、ことしのチームの決まりを守らなくてはいけないので、そういった部分のアピールの場としてプレーしました。

――実際に試合をしてみて、ディフェンスはどうでしたか

ジュニアとしてはまだチーム全体の15人でのディフェンスの練習がしっかりできている状態ではなかったのですが、前半を中心に個人個人としてはフォーピットの部分で練習の成果が出せていてよかったと思います。ただ、ジャガーの動きというフォーピットでタックルした後に越えてターンオーバーを取りに行く動きが課題として残ったと思うので、来週の東大戦ではフォーピットの次のジャガーまでしっかりできるようにしたいです。

――オフェンスを振り返っていかがですか

チームでポッドを作ってスリーポットでアタックしていくという部分をしっかり守ることを重視しているのですが、後半疲れてきたときにどうしても普段やらないプレーや勝手なプレーが出てきてしまって、流れが悪くなってしまったのかなと思います。

――ゲームキャプテンとして意識したことはありますか

ゲームキャプテンとしてはものすごく課題が残ったと思っています。情けない話なのですが、自分のことでいっぱいいっぱいになってしまう状況があったので、どうして後半ああいう形で崩れてしまったのかだったり、チームの変化や状況だったりを、ゲームキャプテンである自分自身が全体を見て把握する必要があるなと感じました。勝っている状況でいい雰囲気を保てなかったのは自分の責任だと思っているので、次以降ゲームキャプテンとしてチームを鼓舞してまとめていけるようにがんばりたいです。

――ことしはラストイヤーとなりますが、意気込みを聞かせてください

1日1日が戻ってこないので、悔いのないように、今きょうこの練習から常に出し切る意識を持って、毎日上を目指してがんばるだけですね。

フッカー三隅寛己(法2=東京・早実)

――試合の感想を聞かせてください

ディフェンスに関しては春に練習でやっていたことが前半はできていたのですが、後半はできていなかったです。個人的には良いところもありましたが、やりきれなかった部分もありました。

――ラインアウトの作戦が前半と後半で変わったように見受けられました。どのような変更をされたのですか

練習もあまりできずに不安もあったこともあり、相手の並びによっては、前でいけそうだったら前で確実に取っていこうとコーチ陣と話したことが、後半に前で取る場面が増える結果になったのだと思います。

――スクラムはこのシーズン、フッカーはフッキングをしないとのことでしたが、実際に試合でやってみた感触はいかがでしたか

フッキングしないことに慣れてなくて、押しきれないと相手にボールを奪われてしまって、勝ちきれなかったのはここが原因かなと思います。ただ、コーチ陣にもこの事は気にしないよう言われていて、ペナルティーを取ったらタッチキックではなく、積極的にスクラムを組むということができていたのでよかったと思います。

――春シーズンはずっと、フッキングはしないのですか

このシーズンは、途中変わるかもしれないですが、今のところはフッキングはしないで、相手のスクラムを押しきるという形です。

――トライをあげた感想をお聞かせください

チームのみんながうまくボールを集めてくれて、チャンスだったので取りきれて良かったです。

――ディフェンスでは、後半、相手のNo・8に自由に走られていたという印象を受けましたがどうでしたか

流れの中でみんなでラインを作ってディフェンスすることは前半ではできていたのですが、後半疲れてしまって元気な選手と元気の無い選手、決め事をやりきれる選手、やりきれない選手と分かれてしまったのが、自由に走るスペースを与えてしまったと思います。

――次節に向けた意気込みをお願いします

1個1個積み重ねて、赤黒を着れるよう、がんばります。

FB山川慶祐(社4=東京・早実)

――試合の感想はいかがでしたか

前半はいいディフェンスも多く、点数的にも拮抗していましたが、後半、時間を経るにつれて、ディフェンスにほころびが出てしまいました。これを修正出来れば来週はもっといい試合が出来るのではと思います。

――ディフェンスが崩れた原因は何だと思いますか

キックオフのミスだと思います。キックオフでのタックルミスで相手に走られてしまい、下がりながらのディフェンスとなってしまった点が大きかったです。僕たちは身体が大きいわけではないので、ここで相手にアドバンテージを取られてしまったのかなと思います。

――敵陣深くまで入るもトライを取りきれなかったシーンが目立ちました。アタックの感想をお聞かせください

敵陣入った時にラインアウトでのミスや、スクラムで球が出なかったのが原因かなと思います。セットプレーが安定しないとオフェンスするにもいい形でボールを持てないので、セットプレーを安定させてほしいなと思います。

――ゲームプランはどのようなものでしたか

基本的にはエリアを取って、この春取り組んでいるディフェンス、フォーピッドという相手1人に2人でディフェンスして、ボールを奪うということをやろうと思っていたのですが、2人でディフェンスするところまでは出来ていたものの、奪うところまではできていなかったので修正していきたいと思います。

――ラストイヤーに向けた意気込みをお願いします

きょうの試合は一応、Bということだったのですけども、実質Cで。Aチームで試合に出ることができていないので、春からアピールしてしっかり練習していきたいと思います。

――次節に向けた意気込みをお聞かせください

勝つということが一番大切で、下のチームにいる下級生がなかなか自信を持ててないと思うので、過程ももちろん大切だと思うのですが、結果にこだわっていきたいと思います。