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2015.08.25

第69回全日本学生選手権 8月21日 新潟・リージョンプラザ上越

団体5位、悔しい結果に終わる

 早大体操部最大の悲願であった全日本学生選手権(インカレ)団体3位。藤原昇平主将(スポ4=埼玉栄)筆頭に少数精鋭、充実の選手層を誇り、今季は3位を狙える位置に十分にいた。そんな早大体操部に激震が走る。藤原のケガ。主将でエースであった藤原の出場が突然かなわなくなってしまったのだ。そんな中迎えたインカレ団体戦。藤原の分まで死力は尽くしたものの、鉄棒、あん馬で無念の落下が相次ぐ。目標としていた団体3位には届かず5位と悔しさの残る大会となった。

試合前、藤原(写真正面)を中心に調整を進める団体メンバー

 開幕から数日前、最終調整を行っていた藤原の身に起こったまさかのケガ。だが主将の徹底した雰囲気作りで団体戦まで良いチーム状態は維持される。試合直前、藤原を囲んだ団体メンバー6人が輪になった。「藤原がケガで出られなくても、藤原を含めた7人で団体を盛り上げていこう」(小倉佳祐、スポ4=千葉・習志野)。ついに早大体操部の戦いが始まった。1種目目の跳馬は早大随一の得意種目だ。5人目まで大きなミスなく演技を終え、登場したのはこの種目で全日本種目別選手権3連覇を果たしている小倉。持ち味の跳躍の高さとつま先まで美しい圧巻のロペスを披露する。15.200と唯一4年生の団体メンバーとして自身の演技でチームを引っ張っていった。だが続く平行棒では倒立で乱れるなど精彩を欠き、点数が伸び悩んでしまう。そんな中、実力を示したのが近藤宏紀(スポ2=福井・鯖江)だ。『動』と『静』を駆使し、15.000と高得点をたたき出す。ここまでは上々の滑り出しだった。

得意の跳馬でチームを引っ張る小倉

 3種目目の鉄棒。高橋一矢(スポ1=岐阜・中京)がうまく鉄棒をつかめず落下すると、続く近藤も離れ技の際に落下してしまう。足のケガで本調子ではない中での出場となった浅野佑樹(スポ3=東京・明星)が意地の着地を見せるも、早大は鉄棒で大きく点数を落とす結果に。しかし団体3位をたぐり寄せるためにも絶対に得点を稼ぎたい早大はゆかで底力を見せた。小倉、岸本邦秀(スポ3=兵庫・市尼崎)が高さのある跳躍とまとまった着地で高い出来栄え点を獲得すると、高橋もルーキーながら迫真の実施を披露。雰囲気が暗くなったチームを再び盛り立てる。だが、主将の存在感、そして安心感により抜けた穴は大きかった。早大鬼門のあん馬でまたしても2人の落下。つり輪で粘りを見せたものの、不完全燃焼のままインカレ団体戦の幕は閉ざされた。

 「出られない昇平さんに3位という結果をプレゼントしてあげたかった」(近藤)。全員の思いは一つだった。ゆえに、今回の結果に満足しているものは誰もいない。岸本は「今までで一番悔しい思いをしたので、強くなりたい」と試合後口にした。団体の成績は5位。1年間最大の目標であったインカレ団体3位の目標には遠く及ばなかった。しかし、現メンバーで臨む団体戦はこれが最後ではない。借りを返す舞台は11月に控える全日本団体選手権。この屈辱をバネに、早大体操部が再び輝きを放つ。

(記事 三上雄大、写真 大森葵、久保田有紀)

結果

男子団体総合
選手名 ゆか あん馬 つり輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計点 順位
小倉佳祐(スポ4) 14.400 13.950 14.600 15.200 14.000 13.050 85.200 14位
浅野佑樹(スポ3) 13.850 12.000 13.600 14.650 12.550 14.150 80.800 67位
岸本邦秀(スポ3) 14.500 12.450 12.600 13.950 14.050 14.500 82.050 52位
近藤宏紀(スポ2) 14.000 12.600 13.900 14.100 15.000 12.850 82.450 49位
竹中貴一(スポ2) 14.050 14.000 14.100 14.450 14.550 13.000 84.150 25位
高橋一矢(スポ1) 14.500 14.200 14.400 14.250 13.950 12.250 83.550 31位
チーム得点 71.450 67.200 70.600 72.650 71.550 67.550 421.000 5位

集合写真

コメント

藤原昇平主将(スポ4=埼玉栄)

――ご自身が出場できない悔しさがあると思いますが、主将としてきょうの試合を振り返ってみていかがですか

東インカレ(東日本学生選手権)からワセダが課題としている種目が、あん馬、平行棒、鉄棒で、そこを強化してきたのですが、きょうはその成果が現れていなかったのかなという感じはしました。

――きょうのチームの雰囲気はいかがでしたか

最初の跳馬はいい流れで、その後の鉄棒は何人かミスをしてちょっと雰囲気が悪くなるかなと思ったのですが、ゆかで立て直して。あん馬がカギとなっていたのですが、そこがちゃんと5人ができなかったというところから雰囲気が良くなくなってきてしまったのかなというのを感じました。

――きょうは団体メンバーと一緒に回っていらっしゃいましたが、チームにどのような声掛けをしていましたか

普段の練習で言っているような一つ一つの技のポイントを声掛けて、伝わるようにアドバイスをしていました。

――跳馬が始まる前に選手たちに何か話し掛けている様子がうかがわれました。どのような言葉を掛けていたのですか

先ほども言ったように、ここまで強化してきたところを、もう一回頭の中で整理して、そこに注意をしながら演技をしてほしいと言いました。

――ケガをなさってからのチーム作りはどういったことをしていましたか

チームが勝つために自分なりのアドバイスをしたり、自分が試合で行っていること、メンタル面のことなどをチームの選手たちには伝えていました。

――ケガをしたときの心境を教えてください

これまでやってきたことがその一瞬で消えてしまうという状況だったので、何でこんな時期になってしまったのだろうと1日はとりあえず落ち込みました。

――その1日が終わった後は前向きな気持ちになれましたか

そうですね。どうあがいても試合に出れないことは分かっていたので、やれることを最後までやろうと思いました。自分ができることはチームを応援することしかないので。

――藤原選手がケガをなさってからのチームの雰囲気はいかがでしたか

練習からもいい感じで出来上がってきていて、第三者からとして見たチームの雰囲気は良かったです。

――団体戦が終わったチームのメンバーに今どのような言葉を掛けてあげたいですか

お疲れ様くらいしかないですね。

――ケガはどのくらいで治る見込みでしょうか

まだはっきりとは分からないです。

――全日本団体選手権(全日本)には間に合いますか

それもちょっと分からないです。

――主将としての今後への意気込みをお願いします

とりあえず自分は早くケガを治して、できれば全日本には間に合わせたいです。インカレで、ほとんど全員が悔しい思いをしていると思います。全日本はきょねんは予選通過を目標にやっていたので、精いっぱいそこを目指して頑張ってみます。

小倉佳祐(スポ4=千葉・習志野)

――今回の大会への意気込みは

インカレ出発直前に藤原がケガをしてしまい不安は大きかったです。その中で、藤原がうまくチームをまとめてくれました。演技では自分が引っ張っていかなければいけなかったのですが、3種目目の鉄棒でミスをしてしまって。それでも諦めないで、みんなで団体3位を狙っていたのですがかないませんでした。

――主将の藤原選手がケガで出場できないと分かったときの心境は

エースが抜けるということはみんなの不安にもつながりますし、自分も不安でした。藤原が最後の方で絶対に通してくれて、なおかつ点を取ってくれるという安心感もあったので…。今回はみんな緊張も増したと思いますし、不安も大きくなったりとつらい試合でした。

――主将でありエースが抜けるということで、新たなチーム作りも必要になったのでは

藤原抜きで(団体を)やっているわけではなかったので、そんなことはありませんでした。藤原がケガで出られなくても、7人で団体を盛り上げていこうという感じだったので。藤原に任せっきりになってしまいました。

――演技面ではやはり小倉選手が引っ張っていかなければなりませんでした。鉄棒でのミスはあったものの、落下などの大きな失敗なく演技を終えられましたね

最小限ではあるのかもしれませんが、みんなでなんとかカバーし合って頑張ろうという雰囲気で、3種目目の鉄棒で一番手であったにも関わらずミスしてしまって。その後の演技でみんなが引きずっている様子があったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

――試合前は藤原選手を囲んで何かお話もされていたようですが

今まで藤原がこだわってやってきた雰囲気作りであったり、各種目のちょっとした部分であったり、終末技の着地であったり、いつも通りこだわってきた部分を行えば団体3位に入れるという話をしていました。

――ご自身の演技を振り返って

個人的にはまあまあというところですね。団体としては本当はだめなんですが、個人的に見れば落下をなんとか阻止でき、最小限のミスで抑えられましたし、あん馬もミスはしていますが、通し切ることができました。また、つり輪も平行棒も最低限の点数は取ることができたので、そういう点ではまあまあだと思います。

――あん馬では前の選手が失敗するなど、悪い流れが続いていましたが意識したことは

特に意識はしていませんでした。緊張はしていましたが、自分のしてきたことをやるだけですし、1年、2年生のころ結構考えてやって失敗していて、3年生のときはDスコア(技術点)を落として臨んだので気が楽でした。ことしはきちんとD難度を下げないで挑戦したのですが、硬くなりすぎずということを、馬場先生(亮輔、平18年人卒=埼玉栄)にも言われていたので落ち着いてやろうということだけは考えていました。

――最終種目のつり輪ではご自身としては評価できるところは大きかったですか

少し微妙なところですね。点数が出過ぎなような気もしていました。前半3つ目の力技で力をあまり使わないように静止時間を短くしたり、振動系からの力技で姿勢がやりながらあまり良くなかったなと思っていたので。

――あん馬では倒立で力を使って耐える場面もありました。つり輪は力を使う競技ですが最終種目ということで疲れもありましたか

少し疲れていた部分もありました。

――あすはインカレ個人総合決勝がありますが、意気込みを教えてください

個人総合で上位を狙うことは難しいと思いますが、自分の納得できる演技ができれば、まずは良しとしたいです。

浅野佑樹 (スポ3=東京・明星)

――インカレの雰囲気はいかがですか

ワセダのチームは陽気なキャラが多くて盛り上がれる雰囲気は持っていたのですが、僕の平行棒のミスをきっかけに次の種目もミスが続いてしまって。ワセダのキャラをうまく出し切れなかったのかなと思います。

――個人、団体として結果をどのように受け止めていますか

団体としてはエースとして頑張ってくれた小倉さん、竹中、高橋がすごく粘り強い演技をしてくれて、チームとしてはよく頑張ったと思います。僕を含め失敗が続いてしまってなかなか持ちこたえる演技ができなかった選手はもったいないことをしたという感じです。

――ケガの影響はどうでしたか

アップまではあまり気にしていなくて。それこそ日常生活から段差ひとつ気にして歩いていたのですが、きょうの床の3分アップのときに足首詰まってしまって。そこから少しぐだってしまったというか。演技をしなくてはいけないときに痛さが気になってしまいました。自分の思い切った演技ができなかったと思います。

――Dスコアに響きましたか

技は変えてはいないです。ただ気持ちの面で、演技に全集中とはいかなかったです。

――ゆかの着地であったり、つり輪の着地で影響したのでしょうか

つり輪の着地はまた別で、腕がつってしまったので。それも普段の練習の甘さが、試合という雰囲気の違ったところで出てしまったと思います。

――全種目の中で良かった種目はありますか

点数でいえば跳馬なのですが…。着地を狙いにいけるだけの練習はしていたのに、甘い一歩を出してしまったので僕としては満足できていないです。

――目標の3位に足りなかったものは何ですか

いつも言われているのですが、隙を見せない練習、試合会場を想定した練習、それが足りなかったのだと思います。

――これからご自身で改善していく点は何ですか

とにかく基礎からやり直しかなという感じです。自分の力がないのは分かっていますし、体が人より大きく重たいですし。そういったところで修正力がないなとこの試合で感じました。もっと力をつけて体力をつけて、粘り強い演技をしたいです。

岸本邦秀(スポ3=兵庫・市尼崎)

――今のお気持ちを聞かせていただけますか

悔しいですね…。

――その悔しさはどこから来るものですか

あん馬とつり輪ですね。

――ゆかの演技まではいい流れだったように見えました

平行棒は少し危なかったですが粘って通しきれて、それから鉄棒、ゆかと悪い流れを断ち切れました。ですが、あん馬でやってしまいました…。

――その原因はどこにあったとお考えですか

緊張に負けてしまったことと、集中はしていましたが…。甘かったです。

――競技前から緊張はありましたか

そうですね。あん馬はもともと緊張しやすくて…。

――主将不在という状況でしたが、その穴をどのように埋めようとしましたか

各自ができることをしっかりやって、全員でミスをカバーしていければ、ちょっと点数は下がってしまいますが、目標は達成できるとは思っていました。

――あん馬とつり輪については、これから何が必要になってくるとお考えですか

あん馬に関しては通しの練習を、試合を想定してどれだけできるかだと思います。つり輪は下り技自体が技術的に不足しているものが多くて、それを改善しないといけないと思います。

――特集取材では、アピールポイントとして『進化した岸本を見てください』とありましたが、その点についてはいかがですか

見せられませんでした。

――観客席からの声は届いていましたか

力にもなりましたし、それだけに申し訳ないです。

――今後に向けての意気込みを最後にお願いします

今までで一番悔しい思いをしたので、強くなりたいですね。それだけです。

近藤宏紀(スポ2=福井・鯖江)

――団体戦を終えた今、率直なお気持ちを教えてください

出られない昇平さんに3位という結果をプレゼントしてあげたかったのですが、それがかなわなくて悔しいですね。

――ご自身の演技を全体的に振り返っていかがですか

最初の一番手の跳馬でうまくいって、平行棒でも失敗できない状況できちんとできて、そこまではよかったと思ったのですが、鉄棒、ゆか、あん馬がうまくいかなかったですね。合っていなかったです。

――インカレでは初のメンバー入りでしたが緊張などはありましたか

体とかも固くならなかったですし、すごく反応も良かったので行けるとは思ったんですけどね。

――昨年は個人での出場でしたが今回と違う点はありましたか

< p>全く違いましたね。応援とか声援とかが多いですし、自分のためだけではなくて周りのチームのみんなのために演技をするということで、全く違いましたね。

――先日肩をケガされているとおっしゃっていましたが、体の調子はいかがでしたか

つり輪の力技を少し抜いたのですが、試合中は痛くなかったので、自分の実力不足です。

――跳馬ではワセダとして1種目目の一番手でしたが何か意識をしましたか

そうですね、自分の跳馬でほぼ試合が決まると思って跳びました。

――跳馬と平行棒は良い流れで演技ができましたね

跳馬、平行棒と流れが良かったのですが、練習でも普段失敗しないところで失敗してしまったので、何が起こるかわからないですね。

――あん馬での落下は何か原因はありますか

鉄棒で落ちてしまって、ゆかもあまり良い演技ができなかったので、気持ちが足りなかったですね。

――最終種目のつり輪の演技はいかがでしたか

前の人が失敗していて、ここはきちんとやらないとなと思っていたので、気持ちを切り替えてやることができました。

――ワセダのチームとしての雰囲気はいかがでしたか

すごく楽しかったですし良かったのですが、やはり演技が成功しないと流れも乗ってこないので、そういう部分では足りなかったなと思います。

――藤原主将が不在という状態となりましたが

最初、ケガをしたときはどうしようとか、戦えるのかとか思ったのですが、自分(藤原)は試合に出られないのにサポートをしてくれました。緊張しやすい自分を励ましてくれたので、3位を取って恩返しのようなものをしたいと思っていたのですが、ダメでしたね。

――試合中、藤原主将から声などは掛けられましたか

声が聞こえて、声援をくれました。自分は演技中は聞こえなくなるのですが、あん馬の時は聞こえましたね。

――どのような内容だったのですか

< p>旋回をちゃんと回せとか、握ってけとか聞こえました。

――近藤選手自身チームを盛り上げている姿が印象的でした

雰囲気が暗くなったら演技が乗ってこないので、人の演技を乗らせるために声を出さないといけないなと思ったので出しました。

――インカレで得たものはありますか

実力が足りてないということですね。U-21を狙っていたのですが、届くはずだったのに届かなかったので、詰めることができていない証拠です。きちんとやらなければいけないと思います。

――これからの目標や意気込みをお願いします

次は全日本団体選手権なので、昇平さんも復活して全員が自分の演技をきちんとして、らいねんにつなげて、らいねんこそは団体3位を取りたいと思います。

竹中貴一(スポ2=福井・鯖江)

――きょうの試合を振り返って

チームとしてスタートは良かったので、このままいけるのかなと思ったのですが、鉄棒くらいから雰囲気が悪くなってしまいました。自分も鉄棒で落下は免れたものの、危ないところなどがいろいろありました。点数も微妙な点数しか出なかったので、全体的にもまあまあでしたね。100点満点なら70点くらいですかね。

――試合前はリラックスしているように見えましたが

いつもと変えてしまうと、演技にも影響してしまうので、いつも通り何ともないような、練習と同じような感じで挑んでみました。

――周りが失敗している中、こらえるところをきちんとこらえている印象でしたが、意地などがあったのでしょうか

意地というか、演技をするのは自分なので、自分がやることをきちんとやろうと思いました。あん馬でみんな落ちていましたが、絶対自分は落ちない、と始まった瞬間から思っていてその通りにできましたね。

――主将不在のなか、チームの雰囲気はいかがでしたか

雰囲気的には、ミスしても暗くはならず、気にしないようにというころを練習の時から言われていて、そのイメージ通りにできたと思います。

――昨年のインカレと比べて成長した点はありますか

昨年は一番(学年が)下で、ひたすら支えてもらっていました。演技順も1~3番目をやらせてもらっていたのですが、それに比べたら今回は(演技順が)後ろの方を任されて、これからもこのような形でやらなければいけないので、スタイルを変えて頑張っていきたいと思います。

――1年生の高橋選手の印象は

鉄棒の落下以外は、こらえたりきちんとやってくれたのでよかったと思います。

――1種目ずつ振り返ってみていかがですか

鉄棒以外は練習通りやれたのでよかったと思います。

――あしたの試合に向けて意気込みをお願いします

昨年は2日連続の試合をするのが初めてで、スタートからばてていたのですが、ことしはそこを踏まえて、2日目まできちんとやっていきたいと思います。

――具体的に目標は

ミスせず、きちんと点数を取ってまとめたいと思います。

高橋一矢(スポ1=岐阜・中京)

――きょうの意気込みは

絶対に団体3位に入ることだけを考えていました。本当にそれだけです。

――大学での初めての団体戦でしたが、実際に試合をしてみていかがでしたか

特に緊張とかはあまりなくていつも通り演技できたのですが、まだまだ経験不足だなと感じることがあったので、またらいねん以降の試合で改善できたらなと思います。

――高校時代の後輩も観戦していらっしゃいましたが、意識したり力になったりしますか

変に気負わないようにっていう感じですかね。そういうのを考えてしまうと力が入っちゃって、普段と違う動きが出てしまうので、いつも通りっていうのは心掛けて演技しています。

――直前に痛めてしまったという腰の具合はいかがですか

試合中は特に気にならなかったです。

――きょうのチームの雰囲気はいかがでしたか

前半はかなりいい感じでできたと思いますが、鉄棒などで失敗がでたときに少し空気が沈んでしまって。そこからもう一度盛り上げることにてこずっていた感じですね。

――主将不在のなか、どのようなチーム作りを心掛けてきましたか

昇平さんは絶対的なエースで、得点も当然一番取ってくれていたわけで。でも昇平さんがいなくても十分戦えるチームではあったので、みんながベストを尽くして、演技できない昇平さんのためにも、悔しいとは思うのですが、必ず団体3位に入りたいと思っていました。

――きょうの試合良かった点はありますか

平行棒などで前の演技の人が失敗が出てしまっても、そこで変に気負わずに自分のいつも通りの演技をして他のチームメイトにいい流れでつなげられたことですね。あん馬も、失敗が出た後に自分がしっかりカバーできたのはかなり自信になると思います。

――修正点はありますか

鉄棒で落下したのは完全に気の緩みというか油断があった部分だなと思います。失敗するようなところでもなくて、なんで失敗しちゃったんだろう、という感じです。ちょっとした油断ですかね、できるって思い込みすぎていて。

――平行棒、あん馬、つり輪でガッツポーズする姿が見られました

いい演技ができれば当然ガッツポーズはするし、そのガッツポーズを見てチームメイトを元気付けられたり、応援側にもちょっとした感謝の気持ちを伝えられたらいいかなと思ったので。

――あん馬では、前の演技者が連続して落下していましたが、演技前の心境はいかがでしたか

絶対に失敗しちゃいけない状況で、少し堅くなってしまいましたが、ここで自分がやらなきゃいけないのは分かっていたし、僕は失敗しちゃいけない、という強い気持ちで臨みました。

――つり輪では、チームの最終演技者となりました

つり輪でもっと点を稼がなきゃいけなかったのに、いまいち点が伸びなかったので、そこは今後の課題です。

――6種目合計で83.550でした。この点数についての印象は

だめですね。目標としていたのが85.550で、2点も届かなかった上に、あん馬で落下した1点をプラスしても84.550で。まだまだ力が足りなかったんだということを実感しました。

――あすの個人総合決勝に向けての意気込みを教えてください

(決勝に)残るか残らないか今は分からないですけど、もし出られるんだったら、きょうの悔しさをぶつけて演技をしたいと思います。