メニュー

ERROR

2015.08.24

全日本学生選手権 8月19日 岐阜メモリアルセンター

連日の熱戦、単複ともにベスト4がでそろう

 小雨が降る中、全日本学生選手権(インカレ)本選6日目が行われた。男子シングルス準々決勝では、今井慎太郎主将(スポ4=神奈川・湘南工大付)が坂井勇仁(スポ1=大阪・清風)との早大対決を制し、第1シードの意地を見せる。しかし、栗林聡真副将(スポ4=大阪・清風)と松崎勇太郎(スポ3=神奈川・湘南工大付)は熱戦を繰り広げるも惜しくも敗れ、準々決勝敗退となった。一方、3ペアが出場した男子ダブルスでは、今井・河野優平(スポ2=福岡・柳川)組が齋藤聖真(スポ1=神奈川・湘南工大付)・松崎組を下し、準決勝進出を決めた。

リベンジはならなかった松崎勇

 ここまでの試合をストレート勝ちで制してきた松崎勇は、関東学生トーナメント(春関)の準決勝で対戦した上杉海人(慶大)との再戦に挑んだ。先にリードし有利な展開に運びたいところであったが、隙のないプレーを披露する相手に押され、第1セットを2-6で落としてしまう。競った展開となった第2セットも、ジュースへ持ち込んだ後の一本が出なかった。松崎勇の粘りも届かず、最後はブレークされ4-6でゲームセット。リベンジはならず、悔しい黒星を喫した。また、準々決勝まで好調を保ち勝ち進んできた栗林も「相手の勢いに押されてしまって自分のテニスができないまま終わってしまった」と、ペースをつかむことができず。杉本椋亮(法大)を相手に2-6、2-6で敗れ、自身最後のインカレはベスト16という結果で幕を閉じた。同士打ちとなった今井と坂井の対戦では予選から勝ち上がってきた坂井が奮闘するも、終始安定したプレーを見せた今井に軍配が上がった。

序盤はセンターコートで行われていた栗林副将・梶(左)組の試合

 ダブルスでも熱い早大対決が繰り広げられた。今井・河野組は齋藤聖真(スポ1=神奈川・湘南工大付)・松崎勇組と対戦。終始競る展開となったが、第1セットを7-5で奪った今井・河野組が第2セットでも流れに乗った。齋藤・松崎勇組のミスを逃さずチャンスに変え、サーブとボレーがかみ合ったプレーでキープを重ねる。二度のブレークの末、最後は今井の強烈なサーブが際立ち、ラブゲームで勝利を決めた。一方、悔しい敗戦となったのは栗林・梶修登(政経4=東京・早実)組。第4シードの杉本椋亮・大友優馬組(ともに法大)に挑んだが、大友のサーブと杉本のボレーに苦しめられ第1セットを落とした。続く第2セットではゲームカウントを4-3としたものの、「要所要所で決め切れなくて、相手の方が思い切ったプレーをしていた」(栗林)と、重要な場面で流れを引き寄せることができない。長いジュースが続いたゲームを取り切ることができず、2-6、4-6で4回戦敗退。「結果自体はすごく悔しいですが、今の自分の実力をしっかりと確かめることができた」(梶)と、連日にわたる熱戦を振り返った。

 天候に恵まれない中でも、熱い試合が続くインカレ。あすは単複ともに準決勝が行われ、さらに激しい試合展開となることが予想される。シングルスでは今井が慶大のエース、上杉との一戦を迎え、ダブルスでは今井・河野組が明大ペアと対戦。2日後の決勝につながる道を切り開くことができるか。ワセダを背負う者としての意地と決意が試される。

(記事 中村朋子、写真 熊木玲佳)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

▽男子シングルス

準々決勝

○今井慎太郎(6-3、6-2)坂井勇仁
○栗林聡真(2-6、2-6)杉本椋亮(法大)
●松崎勇太郎(2-6、4-6)上杉海斗(慶大)
▽男子ダブルス4回戦
○今井慎太郎・河野優平(7-5、6-4)齋藤聖真・松崎勇太郎
●栗林聡真・梶修登(2-6、4-6)大友優馬・杉本椋亮(法大)

コメント

栗林聡真副将(スポ4=大阪・清風)、梶修登(政経4=東京・早実)

――きょうのダブルスはことしの関東学生トーナメントでも戦った大友優馬・杉本椋亮ペア(法大)との戦いでした

梶 技術も高い相手で、こちらがやるべきことをしっかりやったうえでさらに強気でいって初めて勝てるような相手でした。

栗林 大友選手のサービスと杉本選手のボレーがマッチしているのに対して、こちらはファーストサーブが二人ともあまり入らず、ボレーでもチャンスボールを決めきれなかった部分がありました。ファーストセットはそれで取られてしまったという印象です。セカンドセットも取ってもおかしくない流れの中でも要所要所で決めきれなくて、相手の方が思い切ったプレーをしていたなという思いが強いです。

――特にセカンドセットでは接戦となりましたが、精神面はいかがでしたか

梶 セカンドセットは本当に後がない状況で、二人の持つものをしっかり出していこうという姿勢でプレーしていました。集中力とか精神力とかはすごく高い状態でできていたと思います。

栗林 セカンドセット、4-3という状況の中でブレークポイントを取って5-3にしていたらそのままセットを取ることができるような流れもあったのですが、そこを取り切れなかったことは凄く精神面的に悔しいところがありました。

――結果として4回戦敗退というかたちになりましたが、率直な感想はいかがですか

梶 結果自体はすごく悔しいですが、今の自分の実力をしっかりと確かめることができたという点では収穫がありました。リーグ(関東大学リーグ)までの残りの期間は今回出た課題を克服してもっと強くなりたいなと思います。

栗林 反省すべきところはきちんと反省しつつ、一週間後には始まるリーグに向けてしっかりと気持ちを切り替えていければいいなと思います。

――お二人にとってことしが最後のインカレ(全日本学生選手権)でしたが、振り返っていかがでしたか

梶 2年生のときに初めて出場してから今回で3度目の挑戦でした。ことし1年間は思うようにプレーできない期間が長かったのですが、集大成として個人戦では自分のテニス人生を戦いきることができたなと思える試合になったと思います。ここからは団体戦なので、自分に出番があれば必死になって一勝を取りにいきますし、4年生としての責任を果たしていけたらと思います。

栗林 優勝を目標にやっていただけに悔しい気持ちは強いです。シングルスもダブルスも両方とも杉本選手と対戦しましたが、杉本選手がすごくいいプレーをしているのに対して僕は相手の勢いに押されてしまって自分のテニスができないまま終わってしまって。それは杉本選手の強さでもあり僕の弱さでもあると思うので、きょうの悔しい思いをリーグや王座(全日本大学対抗王座決定試合)にぶつけて頑張っていきたいと思います。

――改めてリーグ戦(関東大学リーグ)に向け、意気込みをお願いします

梶 一戦一戦が勝負になると思うので、全員が一つになってまとまりながら優勝を目指していきたいと思います。

栗林 今回のインカレを見ていても他大の選手は実力が拮抗(きっこう)しているので、どこの大学と戦っても厳しい試合となると思います。各ポジションで全員が全力を尽くして総力戦で一つ一つ勝つというのが大切だと思います。