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2015.08.23

第42回全日本大学選手権 8月20~23日 埼玉・戸田ボートコース

エイトと女子部全種目が決勝の舞台へ!

 さまざまなドラマが生まれた全日本大学選手権(インカレ)もいよいよ後半戦へと突入。3日目のきょうは準決勝が行われた。男子部は、舵手なしペアと舵手なしフォアが惜しくも駒を進めることができず順位決定戦へ。一方、エイトは全体1位のタイムで決勝進出を決めた。また、『全種目優勝』を目標に掲げる女子部は破竹の勢いで勝ち上がる。盤石なレースで確実に首位をキープすると、そのまま全クルーが決勝への切符をつかんだ。総合7連覇の達成に向け、女王に死角はない。いざ決戦の舞台へ――。悲願の日本一に輝く未来はもう目の前まで迫っている。

(記事 須藤絵莉)

★明暗が分かれた準決勝(男子部)

 インカレ3日目には、男子部から準決勝に3クルーが出漕した。舵手なしペア、舵手なしフォアは共に惜しくも順位決定戦に回ったが、エイトはライバルの一橋大に直接対決で競り勝ち、1位で決勝進出を決めた。

 男子部で最初の登場となったのは舵手なしペア。序盤から積極的なレースを展開したが、スタートで先行された一橋大に最初の1000メートルまでに1艇身以上の遅れをとる。すると最後までその姿を捉えられず、あすの順位決定戦へと回った。午後一番のレースには舵手なしフォアが出場。スタートでは狙い通りトップに立つものの、きょうはコンスタントの漕ぎが安定しなかった。逆風にも煽られ中盤以降粘ることができず、3位でゴール。あすの順位決定戦に回ったが、優勝を目指していただけに悔しい結果となった。

準決勝1位タイムで決勝を決めたエイト

 おのおのが目標に届かず、無念の思いが広がったムードを、最終レースに登場したエイトが一掃した。早大の名を背負って優勝へと歩を進めるエイトは、きょう慶大、一橋大と直接対決。激戦必至のレースであったが、「きょうは何が何でも1位取りにいこうということで、しっかりレース前には全員で共有できました」(長田敦、スポ4=石川・小松明峰)と言うように、貪欲にトップでのゴールを目指して出漕した。レースは序盤の500メートルを落ち着いた展開で入るものの、1000メートルまでに一橋大が抜け出す展開。それを3秒差で追うかたちとなった早大だが、角南友基(スポ4=岡山・関西)が「しっかりと、後半差せる自信があった」と語るように、じわじわとその差を詰めていく。ラスト500メートルを残して1秒まで迫ったその差は、あっさりと覆った。最後は艇速で完全に一橋大を上回り、見事に差し切っての1位通過を決めた。別組の日大を上回るタイムを記録し、あしたは3レーンから王者の座を狙う。

 インカレもいよいよ最終日を残すのみとなった。各クルーが最高のレースを展開し、早大の実力を全国に見せつけると共に、9月に行われる全日本選手権に向けての手応えを確かにつかむことが期待される。

(記事 喜田村廉人、写真 八木瑛莉佳)

★総合7連覇に王手!全艇が決勝進出を決める(女子部)

 予選では圧倒的な強さを誇った女子部。3日目に行われた準決勝でもおのおののクルーが実力を遺憾なく発揮し、全艇が決勝への切符をつかむ結果に。目標として掲げる女子部『全種目優勝』へ向け大きな弾みをつけた。

納得のいく漕ぎができた舵手なしペア

 最初に華々しく決勝進出を決めたのは、舵手なしペア。予選でも好タイムを記録し、順調な滑り出しを見せていた田口えり花(商2=埼玉・浦和一女)・北村綾香(スポ1=滋賀・膳所)クルーは準決勝でもその勢いが止まることはなかった。「いままでで一番というくらいスタートが決まった」と北村が振り返るように序盤からレースを自分たちのものとし、次艇に約3艇身差をつけゴール。順当に決勝進出を決めた。次に登場したのはシングルスカルの米川志保(スポ1=愛知・旭丘)。1500メートルまでは次艇より4秒以上の差をつけてのレースを繰り広げるがゴール付近では日体大の猛追に遭い、1秒を争う白熱した展開に。しかし最後まで先頭を譲らず、見事決勝進出となった。続く木野田沙帆子(スポ2=青森)・石上璃奈(スポ2=長野・下諏訪向陽)で臨んだダブルスカル、土屋愛女子主将(スポ4=新潟・阿賀黎明)率いる舵手付きクォドルプルでも他艇を一切引き寄せない圧巻の漕ぎを披露。共に1位での決勝進出を果たし、女王の威厳を見せつけた。

 「(それぞれが)自信を持って伸び伸び漕いで固くならずに漕いでくれれば一番良い色のメダルを取ることができるのではないか」と榊原春菜女子副将(スポ4=愛知・旭丘)は女子部目標達成への自信をのぞかせる。いよいよあすは運命の決勝の舞台。実力と自信を兼ね備えた早大に、総合7連覇に向けてもはや死角はない。

(記事 寒竹咲月、写真 土屋佳織)

★エイト、準決勝へと駒を進める

敗者復活戦から勝ち上がったエイト

 インカレと同時開催されたオックスフォード盾レガッタ。早大からはコックスの藤川和暉(法3=東京・早稲田)率いる未経験者、マネジャーも含んだエイトが出場した。予選では順調な滑り出しを見せ2位につけるも、中盤以降波に乗り切れず3位でゴール。敗者復活戦に回ることとなった。しかし目標として掲げていた6分20秒というタイムを切り、「まだいけるなという確信を得られる結果でした」(藤川)と手応えをつかむ。積極的に攻めるという意識で臨んだ敗者復活戦では、作戦通りスタートから首位に立つと、一度もその座を明け渡すことなくフィニッシュ。準決勝進出を決めた。きょうのレースで得た自信を胸に、頂点を目指す。

(記事 久野映、写真 土屋佳織)

結果

▽男子部(準決勝)

【舵手なしペア】

S:有田雄太郎(法2=東京・早大学院)

B:得居亮太(法2=東京・早大学院)

7分08秒63【2位、順位決定戦へ】


【舵手なしフォア】

S:東駿佑(政経2=東京・早大学院)

3:石橋広陸(スポ2=愛知・豊田北)

2:木金孝仁(社3=東京・早実)

B:石阪友貴(政経3=東京・早実)

7分02秒44【3位、順位決定戦へ】


【エイト】

C:中村拓(法4=東京・早大学院)

S:長田敦(スポ4=石川・小松明峰)

7:角南友基(スポ4=岡山・関西)

6:石田良知(スポ2=滋賀・彦根東)

5:是澤祐輔(スポ3=愛媛・宇和島東)

4:藤井英貴(スポ4=東京・本郷)

3:内田達大(スポ2=山梨・吉田)

2:竹内友哉(スポ3=愛媛・今治西)

B:和田優希(教4=滋賀・膳所)

5分55秒28 【1位、決勝進出】


▽女子部(準決勝)

【シングルスカル】

米川志保(スポ1=愛知・旭丘)7分53秒51【1位、決勝進出】


【ダブルスカル】

S:木野田沙帆子(スポ2=青森)

B:石上璃奈(スポ2=長野・下諏訪向陽)

7分35秒37【1位、決勝進出】


【舵手なしペア】

S:田口えり花(商2=埼玉・浦和一女)

B:北村綾香(スポ1=滋賀・膳所)

7分41秒87【1位、決勝進出】


【舵手付きクォドルプル】

C:亀本咲季子(人3=埼玉・浦和一女)

S:土屋愛(スポ4=新潟・阿賀黎明)

3:榊原春奈(スポ4=愛知・旭丘)

2:木下美奈(スポ2=山梨・富士河口湖)

B: 佐藤紫生乃(スポ3=宮城・塩釜)

7分19秒18 【1位、決勝進出】


▼オックスフォード盾レガッタ

▽予選

早大

C:藤川和暉(法3=東京・早稲田)

S:冨田剣志(スポ2=愛媛・今治西)

7:尾崎光(スポ1=愛媛・今治西)

6:井踏直隆(文構1=東京・早大学院)

5:正木丈治(商1=米国・ウッドブリッジ高)

4:丹下翼(スポ3=愛知・旭丘)

3:飯尾健太郎(教1=愛媛・今治西)

2:金子玲生(社1=東京・早大学院)

B:山口幹太(法1=青森)

6分17秒76【3位、敗者復活戦へ】


▽敗者復活戦

【エイト】

早大

6分27秒47【1位、準決勝進出】


コメント

S:長田敦主将(スポ4=石川・小松明峰)

――きょうのレースを振り返ってみていかがでしょうか

レース前に予選の反省であったラストクオーターのまとまりというところを全員で意識していたのですが、その点に関してはすごく良いものが出せたのではないかなと思います。ただ、予選の良いところであったスタートから1000メートルくらいまでの辺りが、きょうはちょっとラストを意識し過ぎて、そこが少し甘かったかなと思います。

――準決勝は全体1位タイムで決勝進出を果たしました

まず組の1位になることを目標にしてやって、結果として全体の1位も取れて、すごく良い流れできていると思います。他の組の様子があまり分からないので、そこは何とも言えないですが、あしたも挑戦者として戦っていきたいです。

――途中まで一橋大に先行されるレース展開でしたが、焦りなどはありましたか

正直、焦りはありました。でもそんなに出られたからといって、そんなに無理だとか、これ以上どうしようもないという感じではなかったので、他の仲間を信じて、出られても良い漕ぎでレースができたのではないかと思います。

――主将として声掛けしたり、コックスの中村拓選手(法4=東京・早大学院)から何かコールはありましたか

例年、ワセダは準決勝で2位で通過するということが多かったので、とりあえずきょうは何が何でも1位取りにいこうということで、しっかりレース前には全員で共有できました。中村もレース中は冷静に、1位になるために淡々と攻め時を伝えてくれて、終盤からより漕手8人でまとまって、その結果きょうは1位でゴールできたのかなと思います。

――切り替えのポイントなどはあったのでしょうか

そうですね。レースプランとして、ポイントをそんなに多くは決めてはいなかったのですが、決めていた数カ所のポイントは絶対にはずさないというか、ミスをしないということを決めていました。そこでうまくまとまれたのが、良かったかなと思います。

――実際にインカレが始まって、他大学の印象はいかがですか

やっぱり勝たせてくれなさそうな相手が多いなというのが正直なところです。

――日大をかなり意識されていると思いますが、日大はいかがですか

僕たちずっと相模湖で練習していて、他大の印象とかあまり分からなくて。僕たち自身、相模湖で2000メートルの練習はしていたのですが、戸田で2000メートル(の練習)というのは全然してなくて。本当に戸田で通用するのかという不安はあったのですが、予選の結果を見て、1位は取れませんでしたが、1位とほぼ同等のタイムを出せて、そこはすごく自信になりましたね。

――あすの決勝戦に向け、意気込みをお願いします

僕が主将になって、日本一という目標に全員がついてきてくれて、やっぱり予選、準決勝と後輩たちの力がすごく大きくて。決勝は僕を始め、僕の同期も数多くエイトには乗っているので、そこはまず先輩として強いリードで引っ張って、最後はエイト全員で日本一のまとまりのクルーになって優勝したいと思います!

3:榊原春奈女子副将(スポ4=愛知・旭丘)

――本日のレースを振り返っていかがですか

きょうはあすに備えて一本一本を大きく、予選でラストスパートのところがうまくいってなかったのでそこをしっかり決勝に向けてやりました。ラストはきっちり漕いでコンスタントは伸ばしていくという感じです。

――決勝をイメージされたということですがクルーの雰囲気はいかがでしたか

イメージ通りにきょうのレースはできたので、みんなもあすは心に余裕を持って、油断とは違いますけど、良い緊張感でできると思います。

――あすに向けてのイメージというのを詳しく教えてください

基本的に相手を意識するというよりも自分たちに集中するんですけど、スタートは多少並ばれるか、むしろ出られるかもしれないというふうに思っています。予選、準決のようにはスタートで出ることができないと思いますが、コンスタントが落ちないクルーなので、焦らずにきちんと漕いでいけば絶対に巻き返せると思っています。ラストスパートもいままでつくってきたイメージがあって、3段階のスパートを意識しています。最初ラストスパートに入って、ダブルスパートに入って、最後ラスト10本でレートを上げてさらに引き離すというイメージです。基本的にはコンスタントで差はつけておいて、さらにそこから伸ばそうという感じですかね。

――他にクルーメンバーで話し合ったことは

きょう、一本一本伸ばすということとが気持ちよくできたので、あすは決勝でもう少しレートを上げていこうということと、固くならずに伸び伸びとやろうという話はしました。

――あすの相手で注目している学校は

クルーで話し合ってはいないんですけど、個人的には富山国際大のスタートが速いかなと思って見ていました。並ばれたとしても、もしダントツで出たとしても変わらないコンスタントでやっていきたいですね。

――今大会に臨まれる前、クルーの調整はどのようにされましたか

相模湖合宿でがっつり漕いだ後、戸田で調整という感じだったんですけど、少しケガや就活などもあって思うようにできなかった部分もありました。でも合宿でしっかり漕ぎ切って気持ち的にもまとまりが出てきました。お互い信頼し合って「自分たちならできるな」という自信は、言葉にして出すことはありませんが、みんなが持っていると思います。

――女子部は目標に『全種目優勝』を上げられていますが、副将という目線から見て他のクルーの様子は

みんな予選1位通過したりだとかタイム的にも良いので、今シーズン、「これはいけるな!」と思っています。あとは、みんな私たちと同じなんですけど、自信を持って伸び伸び漕いで固くならずに漕いでくれれば一番良い色のメダルを取ることができるのではないかなと。

――下級生も多く出場されていますが何か掛けられた言葉などは

これといって何か伝えたということはないですけど、雰囲気的に重くならないように、「あなたが勝たなきゃ駄目なんだぞ!」ではなくて(笑)、「伸び伸びやれば大丈夫だから」と言葉で言ったりだとか、あまり思い詰めないような雰囲気にするようにはしています。

――仲の良さが今季の漕艇部の印象ですが、それがレース中にも生かされていますね

そうですね、「あそこはああしろ!」だとかは全然言わなくて(笑)。「あなたがやりたいようにやれば大丈夫だから」という感じです。

――榊原選手にとって最後のインカレとなりますが決勝の意気込みをお願いします

女子の『全種目優勝』もそうですし、やはり漕艇部は男女一緒に活動しているので、男子も一緒に勝てたらいいなと、その力になれたらいいなと思っています。

7:角南友基(スポ4=岡山・関西)

――きょうのレースの出来はいかがですか

良いところも出て、悪いところも出たかなという感じで、おとといの課題だった後半を頑張るというところでは、きょう後半しっかり良いタイムが出たので、しっかりあしたベストの漕ぎでいきたいなと思います。

――きょうのレースプランを教えていただけますか

おととい僕らが勝っていたので、多分相手は結構攻めてくるなと分かっていたんですけど、しっかりそこで焦らずに自分たちのレースをするということを心掛けていて、そんな焦ることもなく、しっかり最後課題だった第4クオーターの粘りという部分はレースプラン通りいけたので、良かったかなと思います。

――1000メートルまで一橋大まで3秒差でしたが、そこから差し切るビジョンはありましたか

3秒離れていてもそんなに焦らなかったと言うか、しっかりと後半差せる自信があったので、そこはビジョンが見えていたかと言ったら、それが見えていて後半しっかり差せたということですね。

――あしたのレースに向けて具体的にどのようなことを意識されますか

レースプランは言えないですけど、ここまできたらやっぱり期待されている分、優勝するしかないので、もう本当に優勝するつもりで、優勝しかないと思ってそれを目指して頑張りたいと思います。(漕ぎのかたちは)良いものが毎回試合ごとにできてきていて、やっぱりそれを集大成としてしっかりいままでつかんだもの全てをあしたのレースに注ぎ込んでやっていきます。あとはもうコースレコードを狙うつもりで、普通に優勝するのではなくて、圧倒的スピードで優勝するということを成し遂げます!有言実行します!

2:木金孝仁(社3=東京・早実)

――順位決定戦に回ることとなった率直なお気持ちはいかがですか

非常に残念という感じですね。やっぱり最初から優勝だけを目指してやってきたので。昨年全日本(選手権)で6位という結果が出て、その次はとにかくインカレ優勝しかない、表彰台の上しかないっていうのを決めていたことだったので、それが達成できないということがきょう決まって残念だなと率直に思います。

――きのうのレースから修正した部分はありますか

きのうのレースを振り返ってみると、初日は出だしが良くなかったのでそこを修正しようということでした。それがクリアできたので、次は第3クオーターでのタイム落ちが気になったので、そこをみんなで強調を入れて合わせていこうという話をしてレースに臨みました。

――レースプランはありましたか

自分たちの得意な第1クオーターでしっかり飛び出して、あとはコンスタントに1000メートルで突き放していって、相手が食いついてきたら早くからスパート入れて、きょうは相手の出方を見て、かっちり決めないで柔軟に出ていこうという話はしていました。

――実際のレースではいかがでしたか

スタートスパートからコンスタントで落ちる時にはしっかり頭を取ることはできたのですが、コンスタントレートに落としてから一本一本で詰められてきて、自分たちもまとまるところでまとまりながら粘れていたと思うのですが、逆風で第3クオーターの時に自分たちの粘りが逆風によってオールが舞い上がったりバランスを崩したりと狙ったものが出せなかったというのが大きな敗因だと思います。

――タイムに関してはどう捉えていますか

初日と違って7分台だったのですが、逆風がきたらこんなもんかなと思います。

――風の影響はありましたか

組み始めからどうしても逆風に弱いクルーということは自分たちでも自覚していました。きょうは始まる前から逆風が強いなというのが分かっていたので、ブレードが舞い上がらないように注意していて、多少のケアはできていましたが結局自分たちの弱みを出すというかたちになってしまったと思います。

――あしたの勝利へのカギとなる部分はどこでしょうか

仙台大には予選でやられていて、僕たちと同じでスタート先行型なのでとにかくそこで負けないようにしたいです。自分たちが2日目でしっかり修正した部分を心身共に切り替えて、0メートルから1000メートルで一気に決めてやるんだという強い気持ちを持って、勇気持って突っ込んでいくことが大事だと思います。

――意気込みをお願いします

自分は結構切り替えています。全日本はこのクルーでいくことが決まっているので、全日本への戦いはもう始まっていて、ここから、このレースを皮切りにしっかり全日本につなげられればいいなと。目の前のレースに集中して漕げればいいなと思います。

C:藤川和暉(法3=東京・早稲田)

――本日のクルーは

8人中未経験者1人、高校からボートをやっていた1年生が5人、2年生が1人、マネージャーが1人に僕というクルーでした。

――その中でどのような練習をしてきましたか

基本の徹底を意識してきました。動きがずれてしまうといけないので、ストロークの2年生の冨田(剣志、スポ2=愛媛・今治西)の動きをコピーできるように練習してきました。

――その中で工夫したこと、苦労したことは

基本を徹底するためにたくさん練習を重ねたいのですけれど、無理に距離を漕いでしまうと故障者が出る恐れがあったので、それを両立させることに苦労しました。

――本日の予選でのレースプランを聞かせてください

あまりしっかりとは決めていなかったのですが、とにかく他チームに出られても焦らず、自分たちの漕ぎをすることを意識してやってきました。あとは、スパートなど決められたところはしっかりと全員でまとまっていこうというプランでした。

――それはレースで生かすことができましたか

スタートや第2クオーターでは良い漕ぎができたと思ったのですけれど、ミドルスパートが変化のないまま終わってしまったことなど、決めきれないところがあって。そういった点でプラン通りにはできなかったこともあります。

――予選の6分17秒76で3位という結果については

順位という結果だけ見るとあまり良くはないのかもしれませんが、タイムを見ると目標としていた6分20秒というのは切っていたので良かったです。漕ぎ自体も悪くなかったので、まだいけるなという確信を得られる結果でした。

――予選の後、敗者復活戦に向けチームで話し合ったりはしましたか

はい。学生中心のレースなのでできるだけ先頭を取ろうと。

――敗者復活戦で1位となり準決勝進出を決めた時のお気持ちは

プラン通りできて良かったなと。

――敗者復活戦のレース自体については

良かったと思います。前半で相手を見ながら漕ぐということができたところや、あとは後半に少し一橋大に詰められてしまったのですが、焦らずに漕いでラストのスパートにつなげられたところが良かったですね。

――あすの展望は

東レ(滋賀)はともかく他の大学にはタイムで勝っているので、あすも午前(準決勝)を勝ち進んで午後(決勝)につながるレースができたらいいなと思います。

S:石上璃奈(スポ2=長野・下諏訪向陽)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

前回はスタートで出られるというかたちだったので、今回はスタートの500メートルで他の船に置いていかれないようにということを意識して漕ぎました。決勝に行くために確実に1位を狙っていかなければならなかったので、1000メートルからは仕掛けて切り替えて、レートを早くしたのでその分もう自分たちの本来の速さに戻れないからといって落ち着きをなくしてバタバタしないように500(メートル)でも1000メートルでも切り替えることができて、あしたにもつながるような少し余裕を持ってできるように意識してできました。

――レースプラン通りのレースとなったということでしょうか

はい、そうですね。

――他の船を大きく引き離すかたちでのゴールとなりましたね

離さないプランも考えてはいたのですが、スタートからしっかり離して、余裕を持った漕ぎができたらいいね、ということは話していました。

――緊張はされるタイプですか

実は準決勝が一番緊張するんですよ。準決勝は1位を取らないと絶対に次に進めないじゃないですか。決勝はもうどうなっても、もう出し切るしかないという状況だと思うので、決勝の方がやるだけ!という気持ちで臨むことができます。

――木野田選手(沙帆子、スポ2=青森)との相性はいかがでしたか

もともと水中のスピード感が合っていたので、そこを相模湖合宿とかの練習でどんどん精度を上げていけたのかなという感じがあったので、良いと思います。

――あすの決勝のレースでポイントとなる点はどこですか

スタートですかね。前回スタートがうまくいかなかったので、そこから今回のインカレの目標として予選から積み重ねてどんどん良いものを出していこう、一つ一つプラスになることをして成長していこうということがあったので、あしたの試合はまた前よりも速くスタートをしようとすると思うんですけど、少し合ってなかったところもあったので、スタートから合わせようと思います。第2クオーターで落ちないようにそこでしっかり離せて、堪えて堪えて最後に爆発できたらいいと思います。

――決勝で特別意識する相手はいますか

メイジですね。取らなかったら取らなかったで次の試合に体力を残せたらという感じなのですが、1位タイムを少し取りたかったです。2位タイムとなったので、メイジにスタートから離されないようにしっかりと食らいついて最終的には一番初めにゴールできたらいいなと思います。

――あすの決勝に向けての意気込みをお願いします

いままで練習でやるだけやってきたのでそれを全部出して、レースを楽しんで落ち着いてやっていけたらなと思います。

B:北村綾香(スポ1=滋賀・膳所)

――決勝進出を決めたいまのお気持ちは

目標は優勝なので決勝進出は大前提だったんですけど、初めてのインカレで決勝進出できてうれしいです。

――序盤から他艇との差を広げ続ける圧巻のレース展開でした

きょうはいままでで一番というくらいスタートが決まって、最初から気持ちよく漕ぐことができました。

――どのようなレースプランを考えていましたか

(田口)えり花さん(商2=埼玉・浦和一女)がスタートが得意なので、それについていってスタートで他の船を離して、コンスタントでも(レートを)落とさずにしっかりラストスパートをかけて、他の船を寄せ付けずにゴールするイメージをしていました。

――ラストで他艇とさらに大きく差を広げましたが、ラストスパートはいかがでしたか

予選ではスパートがあまり決まらなかったので、しっかり水中からレートを上げていこうと話していたのがしっかり決まってうれしかったです。

――決勝のレースに向けて調整すべき点はありましたか

きょうはすごく良いレースができたので調整するところはないのですが、またきょうの漕ぎが決勝でもできたらいいなと思います。

――『全種目優勝』という女子部の目標に着実に近づいていますが

最初舵手なしペア(のクルー)になった時に『全種目優勝』に向けて足を引っ張らないかなと心配だったんですけど、全体1位のタイムで決勝に上がれるので、実現できるんじゃないかとすごく楽しみでいます。

――あすの決勝に向けて意気込みをお願いします

初めてのインカレで、しかも決勝ということであしたはすごく緊張すると思うんですけど、約2カ月間えり花さんと練習してきた舵手なしペアをしっかり良い漕ぎでベストのレースをしたいと思います。

米川志保(スポ1=愛知・旭丘)

――きょうのレースを振り返っていかがですか

きょうは決勝につなげるためにも絶対に1位を取らなければいけなかったので、結果として1位を取れたことはすごく良かったと感じています。

――きょうのレースプランを教えてください

皆さん勢いをつけてくると思うので、まずスタートで引き離すことを考えました。

――満足のいくスタートは切れましたか

初日のレースでスタート飛ばし過ぎてしまったので、きょうは少し抑え気味にしてしまったのですが、やっぱりもっと出した方が良かったと思いますね。

――終盤、後続の選手に迫られましたが、どういう心境でしたか

相手も4年生だし、絶対にラストは死ぬ気で来るとは分かっていました。途中までちゃんと自分はその選手が見える位置をキープし続けて、最終的に詰められても逃げ切るというのが目標だったので、良かったと思います。

――理想通りの展開ということでしょうか

理想としてはやっぱりスタート出て、そのまま徐々に離していければ一番良かったのでそこは反省点ではあるのですが、相手も必死で向ってくることは分かっていたので、逃げ切れたことは良かったと思います。

――これまでのインカレを振り返ってみていかがですか

予選と準決勝で同じ相手と当たったのですが、U23の代表の人であったりして、レベルが高いな、と感じています。

――あしたの決勝への意気込みをお願いします

女子の『全種目優勝』が目標ですし、シングル(スカル)は自分の力が試されるところなので、ワセダの女子部の優勝と自分自身の優勝をしっかり取りたいなと思います。