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2015.08.20

第28回関東学生リーグ戦 対日体大 8月17日 東京・大井第二球技場

後半立て直し、リーグ戦の初陣を白星で飾る

1Q 2Q 3Q 4Q
早大
日体大
▽得点者
畑田4、篠崎2、山口

 真の日本一を目指す早大ラクロス部の熱い夏がついに始まりを迎えた。関東学生リーグ戦(リーグ戦)の最初の相手は、昨季ファイナル4で対戦した日体大。波に乗らせるとこわく、決して侮れない相手だ。試合は第3クオーター(Q)の途中まで我慢の展開が続く。なんとかディフェンス陣の好守により耐え抜くと、攻守がかみ合い、ペースを取り戻した早大。AT畑田峻希主将(スポ4=福井・若狭)を筆頭に得点を重ね、7-4で初戦を白星で飾った。

 「予想以上に厳しかった」とAT篠崎大雅(スポ3=栃木)が語るように、前半は日体大のスローペースにのまれてしまう。先制点を奪ったのは早大。第1Q2分にMF佐藤大(スポ3=東京・調布)からパスを受けた篠崎が強れつなシュートを突き刺した。しかしこの後日体大の攻撃が続き、8分には1点を返されてしまう。第2Qで畑田主将が2点目を決めるが、残り2分でまたもや同点に。G新町隼人(法4=東京・早大学院)が守護神の意地を見せるも、前半は早大オフェンス陣のボールがなかなかネットに収まらず、2-2の同点でハーフタイムを迎える。

果敢にゴールを狙った篠崎

 攻守のバランスが整うと、早大の猛攻が始まった。第3Q3分3-2と逆転を許してしまい、このまま相手に勝ちを譲ってしまうかと思われた。しかし10分、惜しくもゴールできなかった篠崎のボールにAT山口俊(国教4=神奈川・湘南)がすぐさま反応し、3-3。DF吉富剛(商4=千葉・東邦大東邦)を中心とした鉄壁のディフェンスがゴールを守り切り、オフェンス陣がリズムを取り戻すと、試合は早大ペースへ。第3Q16分に篠崎が勝ち越しに成功すると、第4Qでも勢いそのままに得点を重ねた。10分に1点を返されるも、畑田主将が相手の守備をかわし、ラスト6分で2得点。早大は7-4と、初陣で勝利を収めた。

堅い守備で守り抜いたディフェンス陣

 強豪・日体大に対し、見事勝ち点3を奪った早大。「最後まで攻める気持ちで行けた」と石渡祐介ヘッドコーチ(平18商卒)が言うように、前半はもどかしい時間が続くも勝利への執着を見せ、耐え抜いた。しかし、さえ渡るディフェンス陣の一方で攻撃面に課題が残る。「目指すところは高い」(畑田主将)。早大ラクロス部が狙うのは日本一という頂点だけだ。これから続くリーグ戦でどれだけ個々の能力を磨き、チーム一丸となって発揮していけるか。抜かりなく目を光らせ、頂点に向け最強のチームをつくり上げる。

(記事 後藤あやめ、写真 田島光一郎)

コメント

石渡祐介ヘッドコーチ(平18商卒)

――早慶定期戦から間が空きましたが、どのように調整されましたか

合宿をやったり、試合感を鈍らせないように練習試合を多くやっていました。うまく調整できたと思います。

――リーグ戦(関東学生リーグ戦)の初戦となりましたが、きょうの試合を振り返っていかがですか

いつも初戦は難しい試合ですが、とりあえず勝ち切れて良かったです。

――後半からリードを広げる展開となりましたが

向こうにリードされて、立ち上がり不安なところもありましたが、自力では勝てると信じて我慢の時間が続きました。

――前半は相手チームのペースだったのでしょうか

そうですね。フェイスオフを取られたりなど、全体的なポゼッションの時間が奪われてしまったのですが、ディフェンスが良く守ってくれたと思います。

――G新町選手(隼人、法4=東京・早大学院)が好セーブを見せる場面が多く見られました

2点差で突き離されるかという、本当に危ない場面もあったのですが、そこをセーブしてくれたので、助かりました

――3Q後半から得点を重ねていきましたが、ハーフタイムなどでは何かお話はされましたか

日体大がスローペースで来ていました。それに合わせてしまう部分があったので、後半はエンジンを上げようという話をしました。

――攻撃面を総括していかがですか

ラッキーなシュートもありましたが、そこは助かりました。最後まで攻める気持ちで行けたところが点につながったと思います。

――今回の試合を総括して

全然満足できるものではありません。ミスあって非常に難しい試合でした。次の東海大戦につなげられるように課題を克服していきたいです。

――今季リーグ戦への意気込みをお願いします

まずはブロック制覇、まずは学生日本一を必ず取れるように、練習していきたいと思います。

畑田峻希主将(スポ4=福井・若狭)

――開幕戦となりましたが、きょうの試合を振り返っていかがですか

きょねんも開幕戦は雨で引き分けていて、ことしも緊張感を持って挑みましたが、やはりこういう試合になりました。しかし、その中で勝てたということはチームにとって大きいですし、試合の内容に関しては反省は多くありますが、とりあえず次のステージに進むということで、ポジティブに捉えています。

――反省点とは

きょうはディフェンスが4点に抑えてきた中で、オフェンスが7点しか取れませんでした。効率的なオフェンスができていないので、オフェンスのコミュニケーションというものをまだまだ詰めていかないといけないと思います。シュート精度が高くなく、これからFALCONSを目指す上で、あのようなことをやっていれば簡単に点を取られてしまうと思います。そこは改善しなくてはいけません。

――前半は我慢の時間が続いたと思いますが、振り返っていかがですか

想定通りではあったので、慌てることはなかったです。ただ、日体大は勢いに乗るとこわいチームだと思ったので、リードはされないように心掛けていました。2対3になったときは少しやばいと思いましたが、なんとかまだ自力はありました。

――後半でリードを広げられましたが、ハーフタイムなどで何か声を掛けられましたか

やることをしっかりやり倒そうというのはチームでずっと言っていました。グラボや切り替えなどの細かいことを徹底して80分間やり倒そうということはもう一度確認しました。あとは戦術的なことを話しました。

――リーグ戦まで時間があったと思いますが、どのように調整されましたか

合宿は4年生が就活だったのですが、その中でチームの戦術的なものを詰められなかったので、とりあえず個を高めるための練習をいくつかやりました。しかし、FALCONSを相手に戦おうと思うとまだまだ弱いです。まだまだ個を高めつつ、チームとしてのラクロスをしっかりつけていかないといけません。

――畑田選手はU22の日本代表の活動もあったと思いますが、振り返っていかがですか

勝つのが当然という中で決勝が開催地でもあるタイで良いチームだったので、苦労しました。まずは勝てて良かったです。僕としてはシュートの精度というのが課題で、それを痛感させられる大会でした。

――得点を多く決められていましたが、ご自身ではまだまだという印象ですか

そうですね。決めなければいけないシュートをたまに外してしまったので、シュートのバリエーションとスピードとコントロールをさらに高めなければいけないです。

――リーグ戦への意気込みをお願いします

リーグ戦は気を抜けない相手ばかりなので、一戦一戦集中して、スカウティングして、自分たちがやらなければならないことを確認しながら、一戦一戦大切にしていきたいです。しかし、目指すところはFALCONSです。FALCONSを意識しながら、このラクロスがFALCONSに通用するのかという観点でやっていかないといけないと思います。まだまだリーグ戦は続きますが、目指すところは高いので、もっと練習しなければいけません。

AT篠崎大雅(スポ3=栃木)

――きょうの試合を総括していかがですか

少し攻めあぐねてしまった感じはありましたが、勝ち切れたので良かったです。

――篠崎選手は先制点を挙げられましたが、どのような気持ちでショットを放ちましたか

パスをくれたのが同学年のMF佐藤大(スポ3=東京・調布)だったのですが、そいつの決めてくれという思いが伝わってきて、思い切り自分のシュートが打てました。

――前半は同点で折り返しました。この展開は予想されていましたか

いいえ。練習試合では大差で勝っていたので。リーグ戦は何があるか分からないというのはありましたが、予想以上に厳しい展開だったと思います。

――後半は試合を優位に進めていたように見えましたが、いかがですか

結局、主将の畑田さんに頼っている部分が多くて、そこはしっかり修正していかなければと思います。自分たちでそれぞれ個々がもっと強くなれるようにまた練習していきたいと思います。

――オフェンスに関して総括すると

正直まだ自分たちがやりたいオフェンスはできていないです。リーグ戦初戦ということもあってうまく波に乗れなかった部分はありました。もう少し楽にオフェンスでチャンスを作れる場面があると思うので、そこをもっと模索して先輩方とやっていきたいと思います。

――篠崎選手は昨年から出場機会がありましたが、今季の目標は

個人の目標もあるのですが、まずは4年生と全日本選手権優勝を第一にやっていきたいと思います。

――次の試合への意気込みをお願いします

リーグ戦では負けることは許されないと思うので、確実に勝てるような試合運びをATで作っていけたらいいなと思います。

DF吉富剛(商4=千葉・東邦大東邦)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

オフェンス陣が攻めあぐねていたのですが、ディフェンス陣が粘ることができて良かったです。

――前半を2対2の同点で折り返した後、後半に向けて意識したことは

ディフェンス陣は粘れていたので特に変えることはなかったのですが、オフェンス陣に得点を重ねてほしかったので前にボールをつなげることを特に意識しました。

――ご自身で良かった点は

相手と1対1の時は、ボールを奪えるシーンが多かったことです。

――シーズンが開幕しましたが、ディフェンス陣はどのようなことを意識して練習してしますか

ことしは昨年に比べて個々の力が弱いので、組織的に戦うことを意識していました。この点はきょうの試合でも発揮できて良かったと思います。

――今シーズンの目標は

優勝が目標です。ディフェンス陣としてはオフェンス陣に圧力をもっとかけられるように頑張りたいです。

――次の東海大戦で気をつけたいことはありますか

気を抜かずに、相手の対策をした上で試合に臨みたいと思います。