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2015.08.15

第63回全日本学生選手権 8月12・13日 愛知・日本ガイシホール

団体、個人共に入賞叶わず

 男子団体の予選敗退という結果で全日本学生選手権(インカレ)1日目を終えた早大弓道部。2日目は女子が日本一へと挑んだ。立ち上がりこそ重かったものの、後半は立て直し予選を12射9中で通過し、決勝トーナメントへ進出。意気込んで挑んだ奈良教大との1回戦だったが、安定した的中を出すことができず8―10で全国の舞台から姿を消すこととなった。一方、最終日に行われた個人戦では、男女合わせて11人が決勝まで勝ち進むも入賞者を出すことはできなかった。

 光明英夏(法3=東京・桜修館)が「緊張が大きくて手の震えが出てしまった」と語るように、予選では前半に3人連続で抜いてしまうという危うい場面も見られたが、後半でしっかりと修正して的中を伸ばした女子部。強豪ぞろいの決勝トーナメントでもその実力を発揮したいところであった。しかし、一回戦で早大は予選の時と同様連続して外す矢が見られ、思うように的中を重ねることができず8中。対する奈良教大は2人が皆中を出す好調ぶりで10中をたたき出し、早大の敗退が決定した。今シーズン、女子部は全関東学生選手権での優勝など調子の良さを見せていた分、一回戦敗退は悔しい結果となった。

自身最後のインカレに挑んだ吉田

 個人戦ではインカレ初出場の竹沢剛(社1=北海道・札幌第一)が健闘した。一本でも抜いたら敗退という緊張感のなか、1年生ながらも落ち着いた様子で一手(2射)を通過。その後も安定した射で的中を重ね、竹沢は早大で唯一、尺二射詰五本目まで勝ち残った。そしていよいよ八寸的での戦いへ。通常よりも小さな的での行射となるため、これまで以上の集中力が求められる。的中を強くイメージして矢を放つ。しかし、惜しくも矢は的を外れ、あと一歩のところで入賞を逃した。竹沢はこの結果に「自分の実力以上のところまでいけた」と喜ぶ一方で、「詰めの甘さが出てしまった」と悔しさも口にした。

存在感を見せた竹沢

 団体、個人共に満足のいく結果で終えることができなかった早大。しかし、戦いはここで終わりではない。今大会での悔しさは次の戦いへつなげていかなければならない。秋には東京都学生連盟リーグ戦も始まる。「一部にいたワセダを取り戻すために頑張っていきたい」(島村達哉、スポ4=獨協埼玉)、「もっと中りにこだわるチームになっていかなければならない」(吉田友理子、スポ4=石川・小松)と意気込み十分な選手たちの成長から今後も目が離せない。

(記事 松崎はるか、写真 桝田大暉)


尺二…近的競技で使用される直径36センチメートルの的。一尺二寸に相当することから尺二と呼ばれている。

八寸…直径24センチメートルの的。より的中しにくいため、順位決定の射詰競射などで使用される。

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結果


▽女子団体

森川未和子(スポ2=岐阜総合学園)、光明、吉田

予選

森川  3中

光明  3中

吉田  3中

12射9中

決勝トーナメント1回戦

●早大8―10奈良教大


▽男子個人

島村 一手敗退

久保木宣喬(創理2=東京・早大学院) 一手敗退

幸明千尋(スポ1=東京・城北) 射詰1本目で敗退

志岐伊織(スポ1=群馬・前橋西) 射詰1本目で敗退

竹沢 射詰6本目で敗退


▽女子個人

森みのり(商4=東京・頌栄女学院) 一手敗退

吉田 射詰1本目で敗退

光明 一手敗退

小田代采夏(人2=福岡・西南学院) 一手敗退

野見山千尋(教2=千葉・渋谷教育幕張) 一手敗退

森川 射詰1本目で敗退

コメント

女子団体

吉田友理子(スポ4=石川・小松)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

率直に言えば悔しいですね…。そうですね、悔しいです。

――ご自身の出来に関してはいかがですか

しっかり意識出来ていたところでの矢は中りましたし、出来なかったところでは中たらなかったという感じです。

――チーム全体としてはいかがでしたか

的中に波があって、前の人が外してしまったら次の人も外してしまうという矢が多かったので、そこが今後の課題だと思います。

――最後の全日本学生選手権を迎えるにあたって、特別に意識されたことはありますか

特別に何かを意識したということはないのですが、とにかく一本一本丁寧にという気持ちはありました。

――あしたの個人戦に向けての意気込みをお願いします

優勝したいです。

光明英夏(法3=東京・桜修館)

――2回目の全日(全日本学生選手権)ということで、前回の全日と比べていかがでしたか

今回の方が前回よりも落ち着いて引くことができました。ですが的中に関しては前回と全く同じ的中で、数字を伸ばすことができなかったので、そこはまだまだ成長していかなければいけないなと思いました。

――3人という少ない出場枠の中に入ってプレーしていくということで、プレッシャーもあったと思います

プレッシャーというよりは、3人の中に入ったからにはちゃんとやろうという気持ちの方が強かったです。もう少し調子が上がっていたらなおよかったのですが、やはりまだまだ練習の足りない部分があるなと感じました。

――ギャラリーが多いという状況で緊張は大きかったと思いますが、そういった気持ちの部分はどのように克服していきましたか

特に予選では緊張が大きくて手先の震えが出てしまって、あまり克服できてはいなかったかなと思いますが、気持ち的には昨年の全関(全関東学生選手権)や全日と比べてかなり落ち着いて引くことができました。外した原因などを考えながら引けたのは自分自身でも成長した点だと思います。

――予選での9中という結果について、いかがでしたか

9中という数というよりは、3人連続で抜いてしまったことの方が気になったので、リーグ戦(東京都学生連盟リーグ戦)に向けては一人が外した時に次は必ず留めるというのをもっと徹底してやっていければと思います。

――予選を通過して、迎えた決勝トーナメントでの8中という結果は悪くない的中だったと思うのですが

8中はそもそもかなり厳しい数字ではあるかなと思っていて。チームの雰囲気としてはもっともっと進んでいけるような雰囲気だったのでその分悔しさはありますが、次回の全日ではこのような結果にならないように努力していきたいと思います。

――明日は個人戦が控えていらっしゃいます。意気込みはいかがですか

きょうはあまり調子を上げることができなかったので、それを克服して明日までには調整していければなと思います。昨年の全日では10位に入賞することができたので、今回はその結果を超えるような成績が残せるように頑張ります。

森川未和子(スポ2=岐阜総合学園)

――全日本学生選手権(全日)という大舞台に向けてどのようなお気持ちで臨みましたか

自分が今やることをやり切ろうと思いました。

――アリーナの雰囲気はいかがでしたか

緊張はしたのですが、そこまで変わらなかったです。

――予選は9中と好成績でしたが、その要因は

全日は10中を切ると負けると言われていたのですが、予選は安定して打てたのが良かったと思います。

――個人としての出来はいかがでしたか

最近は調子が悪くて、良かったり悪かったりの波が激しかったので、不安はあったのですが、自分がやりたいことをまとめていつもよりは思い切りできたので良かったと思います。

――個人戦に向けて見つかった課題は

緊張した場面でいつもと違うところが出てしまったので、あしたはきょう失敗したことを生かして、射詰を全て詰めるという強い気持ちでいきたいと思います。

――個人戦の具体的な目標は

あしたは、優勝します。


男子個人決勝、女子個人決勝

島村達哉(スポ4=獨協埼玉)

――最後の全日本学生選手権(全日)でしたがどのようなお気持ちで臨みましたか

最後ということなんですけども、気負い過ぎないように練習の成果、自分のやってきて事を意識して頑張りました。

――春から意識して練習したことは

最上級生として、作戦としては三的と落で悪い流れを断ち切るという作戦でやっていたので、そういう役回りとしてできることは中てることで、練習から的中を意識していました。ですが、中てればいいというわけではなく、しっかり自分のやるべきことをやりきった上でいい矢を出すということを意識していました。

――個人としての出来はいかがでしたか

団体戦は調子を崩してしまって出場することができなかった。その上で7中という結果だったのですが、練習でも出したことがないような的中になってしまったのでそこは反省点で、次に生かすということを考えています。個人戦に関しては、自分がやってきたことを出し切れたかというとそうではないので、これも反省して落ち込んではいるのですが、試合が続くので、それを生かして自分のやるべきことをやり切るために練習したいと思います。

――今回は下級生の活躍が目立ちましたが

下級生については、全関(全関東学生選手権)から頑張ってくれていて、きょねんの4年生が抜けて戦力が大幅にダウンしたのですが、その代わりポテンシャルのある1年生が大勢入部してくれて、期待もしてますし、全関、全日とそのポテンシャルを出してくれたのでこれからのリーグ(東京都学生連盟リーグ戦)に向けて頑張っていきたいですし、来年、再来年以降もポテンシャルを生かして活躍してもらいたいです。

――秋のリーグ戦に向けた意気込みを聞かせてください

当初の目標は、入部した時から思っていることなんですが、一部に復帰すること、一部にいたワセダを取り戻すために頑張っていきたいです。

吉田友理子(スポ4=石川・小松)

――昨日の団体戦を終えてからの個人戦ということで意気込みはいかがでしたか

自分の満足する射ができればいいなと思っていたのですが、やはり全国の舞台は厳しくて、壁にぶち当たってしまいました。

――出場していらっしゃった6人の中で森川選手(スポ2=岐阜総合学園)と2人で射詰に残られたことでプレッシャーなどは感じましたか

そういったことはあまり考えずに、とにかく1本を大事にしていこうと思って引いていました。

――結果は射詰1本目での敗退となりましたが、率直な感想はいかがですか

やはり悔しいという思いがすごく強いのですが、その悔しさをリーグ戦(東京都学生連盟リーグ戦)や王座(全日本学生王座決定戦)で晴らしていきたいなと思っています。

――吉田選手ご自身、ことしで4年目の全日(全日本学生選手権)となりましたが振り返っていかがでしたか

もっとアリーナで弓を引きたいという思いがあります。ただ率直に悔しいという思いが強く残っています。

――これからリーグ戦、王座と大切な試合が続いていきますが、個人として、またチームとして強化していきたい点はありますか

もっと中りにこだわるチームになっていかなければならないなと思っていますし、全体の的中率も上げていかなければいけないなと思っています。

森川未和子(スポ2=岐阜総合学園)

――きのうの団体戦から、きょうの個人戦に向けて意識されたことはありますか

きのうは少しずつ抜いてしまったので、きょうは絶対抜けない試合だったので課題だったことをもう一回整理してやろうと意識しました。

――課題というのはどういった部分でしょうか

最後に抜いたときも最後の詰めが甘くてしっかり粘ることができなかったので、絶対に抜かないという気持ちがまだ足りなかったのではないかなと思います。

――射詰にはどういったお気持ちで臨まれましたか

とりあえず射詰にいくまでは通過点だと思っていたので、一手皆中できたときは良かったなと思ったのですが、そこからもっと集中しなきゃいけないなと思いました。

――きょうの結果をどのように捉えていますか

きのうは割と自分のなかでは満足いく試合だったのですが、きょうは最後までやり切ることができなかったなと感じます。

――試合を通して生かしていきたい部分はありますか

このような大きい舞台で引けることがなかなかないので、緊張感のなかでいかに自分のやりたいことを出せるかっていう。出せないっていうのも分かったし、出せることも分かったので次のリーグ(東京都学生連盟リーグ戦)に向けて緊張した場面でも自分のやりたいことが出せるように頑張りたいと思います。

――今後の目標は

今シーズンを王座(全日本学生女子王座決定戦)優勝という良いかたちで締められるように頑張りたいと思います。

竹沢剛(社1=北海道・札幌第一)

ーーきょうの試合を振り返っていかがですか

自分の実力以上のところまでいけたとは思うのですが、詰めの甘さも出てしまったので悔しいです。

ーー団体戦を終えてから個人戦までの間、何か特別に意識されたことはありますか

団体戦では上手くいかなかった部分があったと思っていたので、団体での反省点をきょうは生かすことができたと思います。

ーーことしの全日本学生選手権(インカレ)全体を改めて振り返ってみて、ご自身の内容に関してはいかがですか

最終的には少しいい内容で終われたとは思いますが、他大学の1年生は入賞などの結果を収めていたので、自分たちもこれからどんどん盛り上げていかなければならないと思いました。

ーー今後の目標をお聞かせください

リーグ戦(東京都学生連盟リーグ戦)で優勝して、入れ替え戦(1部入れ替え戦)で勝って、そして2部から1部に昇格することです。