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2015.08.03

春季総括

悲願の2大会優勝!つかみ取った栄光で弾みをつけ、日本一を目指す

 「自他ともに認めるチームへ」。この言葉を胸に、ワセダの公認アルティメットサークル『SONICS』男子部門は、第20回東日本フレッシュマンズカップ(フレッシュマンズカップ)とDISCRAFT ULTIMATE OPEN 2015(DUO)の2大会で悲願の優勝を収めた。成績が振るわなかったきょねんと異なり、新体制になってから大躍進を遂げたSONICS。その裏には、城山海周主将(文構3=東京・早実)と加治一紀副将(文構3=神奈川・サレジオ学院)の熱い思いと努力があった。なぜここまでの好成績を残せたのか、その軌跡を追った。

フレッシュマンズカップにて優勝した際の男子メンバーの集合写真

 「模索しつつ、つかみ取った優勝」。城山はフレッシュマンズカップをそう振り返る。SONICSは毎年4月に行われるフレッシュマンズカップに欠かさず参加しているものの、満足のいく結果を残せずにいた。そこで新体制に代わった春休みは、ディフェンスの基礎であり核となるマンツーマンディフェンス(DF)の強化に専念。長くてつらい練習を経たことでDFの基礎を理想的なかたちに近づけ、着実に力を付け始めていた。そして、満を持して臨んだフレッシュマンズカップ。SONICSは初日から実力を発揮し、決勝戦まで駒を進める。対峙(たいじ)した相手は、因縁の慶大。「絶対に負けたくなかった」(加治)。両校一歩も譲らぬ白熱した接戦を展開し試合は同点のまま終了、決着はフリップに持ち越された。全員が固唾をのんで見守る中、ディスクが空に舞う。次の瞬間、エンジの輪から大きな歓声があがった。勝利の女神はワセダに微笑み、運も味方につけたSONICSは、東日本の頂へと登り詰めた。

フリップで優勝が決定し歓喜に沸くSONICS

 「勝ちたいという気持ちは他のどのチームよりも強かった」(加治)。4月の優勝を踏まえて7月に行われたDUOでは、優勝への期待がチーム内外で高まっていた。いや応なしにかかるプレッシャーを、新入生の声援や4年生の活躍を糧にはねのけ白星を挙げ続ける。その結果、見事優勝を収めて周囲の期待に沿う結果をたたき出した。

「二人で一人前」と笑顔で語る加治副将と城山主将

 チームが好調な理由を、「監督の存在」が大きいと城山と加治は口をそろえて指摘する。監督が就任する以前は学生が主体となって監督の役割を果たしていたため、学生の負担が大きかった。しかし、きょねんの冬に初めて監督が就任し、綿密な戦略や細かな采配を振るうことで、学生はプレーに専念できるように。また、先輩やOBたちのこれまでの功績やチーム作りがあったからこそ、「いまのSONICSが存在する」と城山は分析した。

 9月には、全国の大学チームの中から日本一を決める全日本大学選手権(学生選手権)が控えている。目標は、優勝。「学生選手権は本物の日本一が決まるところ。そこで日本一のチームになりたい」(加治)。「今季最後にして最大の大会なので、優勝して今までお世話してくださった先輩、OBOGの方にも日本一を取ることで感謝を伝えたい」(城山)。それぞれの熱い思いと、積み重ねてきた努力の集大成を存分に学生選手権で発揮できるか。日本一の称号を勝ち取るため、SONICSはきょうもディスクを追い続ける。

(記事 種村春歩、写真 豊田光司)