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2015.07.02

第66回早慶サッカー定期戦 7月1日 神奈川・等々力陸上競技場

激闘制し、伝統の一戦で4連覇を果たす!

 この日、等々力陸上競技場(等々力)には1万人を超える人が足を運んだ。スタンドはエンジと黄色で彩られ、こだまする声援は空を覆っていた雨雲さえも吹き飛ばす。早慶サッカー定期戦はそれほどまでの盛り上がりを見せた。前半、ワセダが幸先よく先制点を奪うと、その後もチャンスをつくるが2点目は決まらず1-0で後半へ。しかしそこからは慶大も流れをつかみ始め、何度もピンチを迎えたがチーム一丸となってこれをしのぐ。そうして鳴り響いた試合終了のホイッスル。気持ちと気持ちのぶつかり合いを制し、虎の子の1点を守り切ったワセダが見事4連覇を果たした。

 試合開始直後から気持ちの入ったハードワークを見せる選手たち。前線から最終ラインまで全ての選手が、この試合に懸ける思いを全身で表現し執念を感じさせた。そしてそれは先制点というかたちで早くも表れる。16分、FW宮本拓弥(スポ4=千葉・流通経大柏)のFKに飛び込んだのはDF飯泉涼矢(スポ2=三菱養和SCユース)。「絶好のボールが来たので、あとはもう自分が決めるだけだと思った」(飯泉)と、低めのボールにもうまく頭で合わせネットを揺らした。そこから流れはワセダに傾くと、MF小林大地(スポ3=千葉・流通経大柏)やFW山内寛史(商3=東京・国学院久我山)らが次々とゴールに迫る。しかし追加点とはならず、1-0のまま前半を終えた。

先制点を挙げた飯泉に駆け寄る選手たち

 後半もこの調子で優位に試合を進めたいところだったが、ビハインドを背負った慶大が粘り強さを見せ始める。51分、MF田中太郎(商4=静岡・藤枝東)が高い位置でボールを奪うと、そのままサイドを疾走。マイナスのクロスから山内がシュートを放つも、相手の体を張ったディフェンスに弾かれ得点とはならなかった。逆に63分には自陣ゴール目の前で混戦となり、密集地帯から抜け出したボールはあわやゴールラインを割ったかと思われたが、GK後藤雅明(スポ3=東京・国学院久我山)がこれを抑えピンチをしのぐ。こうして互いにチャンスを決め切れないまま、試合時間は残り20分。ここからは早慶共に交代カードを切り始め、ワセダもMF大丸瞬(教4=東京・早実)やルーキーMF相馬勇紀(スポ1=三菱養和SCユース)らを投入。若い足を使い、最後の総力戦を仕掛ける。だが流れは依然慶大。終盤は押される時間帯が続くが水際でなんとか食い止め、全てを投げ出しゴールを死守する。そして試合終了を告げる笛が吹かれ、等々力に響く『夜の紺碧』。ワセダの4連覇が決まった瞬間だった。

気持ちでゴールを割らせなかった金澤主将

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)前期のターニングポイントは、間違いなく第8節の早慶戦である。ワセダが『らしさ』を取り戻すきっかけとなった試合だからだ。そして、いま再び伝統の一戦を制した。そこでもう一度、この勝利がワセダになにかをもたらし、さらなる飛躍のきっかけとなるのではないかと期待している。関東大学リーグ戦が再開されるのは1カ月だが、すぐあとに控えているのが天皇杯東京都予選だ。「もう一度ここで気を引き締め直して自分たちと向き合う時間というのを大切にしていきたい」(MF堀田稜、商4=浦和レッズユース)。エンジイレブンは、また1つ上のステージへ――。

(記事 佐藤凌輔、写真 大森葵、高柳龍太郎、近藤廉一郎、桝田大暉)

表彰式

★歌手・ナオト・インティライミ氏も熱唱!

 ハーフタイムショーに出演した、ナオト・インティライミ氏。6月に発売された自身のベストアルバム『THE BEST!』から、『タカラモノ ~この声がなくなるまで~』と、コカ・コーラ2014年ワールドカップ キャンペーンアンセムとなった『The World is ours!』の2曲を披露すると、会場もさらに熱気を帯びボルテージは最高潮に。圧巻のパフォーマンスで、選手たちが戦っている戦場を、一瞬のうちにきらびやかなステージへと変えてみせた。

ナオト・インティライミ氏

スターティングメンバ―

第66回早慶サッカー定期戦
早大 1-0
0-0
慶大
【得点者】16(早)飯泉 
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 後藤雅明 スポ3 東京・国学院久我山
DF 新井純平 スポ3 浦和レッズユース
DF 18 飯泉涼矢 スポ2 三菱養和SCユース
DF ◎4 金澤拓真 スポ4 横浜F・マリノスユース
DF 12 八角大智 社4 千葉・流通経大柏
MF 平澤俊輔 スポ3 JFAアカデミー福島
MF →73分 大丸瞬 教4 東京・早実
MF 14 小林大地 スポ3 千葉・流通経大柏
MF 田中太郎 商4 静岡・藤枝東
MF →73分 相馬勇紀 スポ1 三菱養和SCユース
MF 堀田稜 商4 浦和レッズユース
MF →86分 鈴木裕也 スポ2 埼玉・武南
FW 宮本拓弥 スポ4 千葉・流通経大柏
MF →88分 野田紘暉 スポ2 東京・早実
FW 10 山内寛史 商3 東京・国学院久我山
FW →77分 中山雄希 スポ3 大宮アルディージャユース
◎はゲームキャプテン
監督は古賀聡(平4教卒=東京・早実)
コメント

古賀聡監督(平4教卒=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

なんとかワセダらしさは出せたのではないかなと思っています。

――試合に臨むに当たって、選手たちにどういったお話をされましたか

とにかく危機感を持って臨もうと。昨年度も、公式戦4連敗のあと迎えた早慶サッカー(早慶サッカー定期戦)で、また今季もリーグ戦(関東大学リーグ戦)前期では、相手は上位にいて自分たちは最下位でという状況で迎えた早慶戦でした。そういう期間があったからこそ勝利ができたのだということで、負け続けているので相手の思いも強いだろうし、こちらもそれ以上の危機感を持って臨んでいこうという話はしました。

――きょうは5人途中交代で出場させ、まさに総力戦といった印象もありますが、いかがでしょうか

そうですね。ここ2週間くらいAサブの選手がかなりエネルギーを持ってトレーニングに取り組んでいて、トレーニングマッチの東京国際大戦でも、MF野田紘暉(スポ2=東京・早実)とMF相馬勇紀(スポ1=三菱養和SCユース)がゴールを決めたりと、上の選手を食ってやろうという勢いが感じられました。そうして仲間の信頼を勝ち得てピッチに立ったんだと思います。

――最後に、きょうの試合に来られた方々に一言お願いいたします

リーグ戦の優勝というのがわれわれの使命です。きょうをはるかに大きく上回るエネルギーでワセダらしさを体現して、目標達成を成し遂げたいと思います。

DF金澤拓真主将(スポ4=横浜F・マリノスユース)

――いまの率直なお気持ちをお願いします

素直にうれしい気持ちが大きいです。きょうは特別な試合でしたし、それを勝利で終えられたことをうれしく思っています。

――これで4年間、早慶サッカーで負けなしとなりましたが

自分自身4年間負けなしで終われたことがすごくうれしいですし、次の代に受け継げたかなと思うので、これがまたよき伝統としてワセダに根付いていくようにしっかりと伝えていきたいなと思います。

――きょうの試合は前後半通して、ハードワークが生きた試合かなと思いますが

前線の選手が前半からハードワークしてくれたからこそ、チームに活力が生まれたと思います。そしてそれが試合を優位に進めた要因だと思うので、それを全員が意識して試合に入ったからこそ、結果にもつながったかなと思います。

――前半はボランチとの距離を指示する場面も見られましたが

どちらかと言うと、自分たちのラインが重かったかなと思います。スローインやセットプレーの場面は、必然的に相手選手のキック力やロングスローで自分たちの距離が出やすいかなと思っていたので、そういうところを未然に伝えることが重要だと思っていました。そういった意味で指示を出していました。

――先制点は貴重なセットプレーからの得点となりましたが、このシーンを振り返っていかがですか

きのうのセットプレー練習の中でも全く同じかたちでチャンスをつくっていました。あの場面も裏で、また同じプレーしようよ、と話があって、それが結果につながったので、練習が実を結んだのかなと思っています。

――DF飯泉涼矢(スポ2=三菱養和SCユース)が決めて、真っ先に跳び付いた姿が印象的でしたが

そうですね(笑)。自分自身いま寮で同じ部屋なので、彼のこの試合に対する意気込みとかもずっと感じていました。なので、この舞台で緊張もあったと思うんですけど、彼が決めてくれたことは素直にうれしかったですし、彼のゴールがチームを勝利に導いてくれて本当に頼もしい後輩だなと思います。

――試合後に何か声は掛けられましたか

単純に「ありがとう」と。彼のおかげで4連勝で終えられたんで、ありがとうと伝えました。

――後半は攻め込まれる場面も多かったと思いますが、なんとか守り切ることができました

特に左サイド、自分と八角(DF八角大智、社4=千葉・流通経大柏)のスペースを押し込まれ続けましたね。もっとあそこで押し返すくらいの守備をしないといけないんですけど、後藤(GK後藤雅明、スポ3=東京・国学院久我山)を始め、最後の最後守り切ってくれたんで、そういった最後に守り切る力っていうのはリーグ戦から身についてきたのかなと思います。

――試合終了のホイッスルが鳴った瞬間のお気持ちは

ただうれしかったです。試合は厳しかったですけど、無事試合終了の笛が鳴って本当にうれしかったです。

――トロフィーはやはり重いのですか

重かったですね(笑)。結構重かったので頑張って掲げて、腕が疲れました(笑)。

――天皇杯東京都予選につながる勝利になったのではないでしょうか

自分たちはいまをオフシーズンと捉えています。本当の目標はリーグ戦制覇なので。そういった意味では早慶サッカー前でも、天皇杯予選前でも自分たちを高める期間としてやっているので、もちろん天皇杯でも勝たなければいけない試合になりますけど、間のトレーニングでは前期で見つかった課題を克服しようと取り組んでいます。

――最後に、きょうの試合を見に来てくださった方々に一言お願いします

来てくれた方々の声援が間違いなく自分たちを後押ししてくれたと思うので、感謝したいです。らいねん以降も、ぜひ自分たちのこの試合を見に来てくれたらいいなと思います。

MF大丸瞬(教4=東京・早実)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

前半のうちに点が取れたので、何度か危ないシーンはありましたけど、そこから自分たちのペースで持ちこたえることができました。相手も何度か決定機がありましたけど、1本決められただけだと思っていました。最後は本当に気持ちが強い方が勝利すると思っていたので、気持ち勝ちでした。

――途中出場となりましたが、どのような意気込みで臨まれましたか

1―0で勝っていましたし、自分が出るとしたら中盤の守備を締めること、あとは周りに伝えながら鼓舞しながら、それでも1点を取りに行き全体のバランスを見るというバランサーとしてプレーしようと思っていました。

――その守備では、無失点に押さえることができました

リーグ戦でも1―0、2―1という本当に拮抗(きっこう)した1点ゲームが続いているので、自分たちが1点を取れば絶対に0で守り切れるという自信がありました。リーグ戦に続いて成功例がありましたので、何度か危ないシーンはありましたが絶対に0で抑えられると思っていました。

――最後の早慶サッカーとなりました

1年生から4年生までこの早慶サッカーに対して感慨深いものがありました。何としても4連勝して次の代にバトンを渡したいという思いが強かったので、きょうは最高の1日になりました。

――やはり独特な雰囲気が緊張はありませんでしたか

特に緊張はなく入れました。スタンドでワセダのサポーターや友人、本当にいろいろな方がすごい応援をしてくれたので、それが僕たちを後押ししてくれたと思います。

――次は天皇杯東京都予選となりますが、意気込みをお聞かせ下さい

天皇杯はなかなか本選に出れていませんし、きょねんはユースにも負けてしまいました。きょうのことはきょうで切り替えて、また明日から切磋琢磨(せっさたくま)して本選に出れるように頑張っていきたいと思います。

MF田中太郎(商4=静岡・藤枝東)

――早慶サッカーを終えて率直な感想をお願いします

ものすごくうれしいです!

――勝因は

一人一人の気持ちのこもったプレーです。勝利のためにスタメンの11人や交代で入った選手、ピッチに立てなかった選手全員を含め、チームの勝利のために自分ができることを最大限やったということがワセダの強みであり、勝利に直結したのだと思います。

――とても躍動感にあふれていましたが、試合前など何か話し合いされましたか

普段、試合前にみんなでミーティングをして一言ずつ話します。きょうは一人一人の口からこの場はスタッフ含め全員で作り上げた舞台であって出ることが当たり前なのではなく、そういった人たちの思いも背負っているんだということを意識して試合に臨めたことがプレーの躍動感につながったのだと思います。

――予想ができないと言っていた慶大でしたが、実際に対戦してみて

実際、3-4-3でくると思いませんでした。最初にメンバー表を見たときに5バックでくるんじゃないかなと、いつもSBの選手がMFとなっていたので後ろ5枚でくるのかなと考えました。それが普通の3-4-3できて、やっぱり読めないと思いました。

――序盤は慶大が短いパスとスピードを生かした攻撃を仕掛けてきていましたが

パスアンドゴーで2列目が飛び出してくるというのは、いままで慶大と対戦して経験したことのなかったプレーだったので自分たちもびっくりしました。自分たちの入りもあまり良くなかったので、そういったところで相手のペースに持っていかれたなと思っています。

――そういった攻撃への対応で考えたこと

実際は個人というよりチームとしての問題だと思っています。バイタルエリアが少し空いていたり、ファーストプレッシャーが遅かったせいで好きなところにパスを出してパスアンドフーブということをされてしまいました。中盤のスペースをもう少し埋めることと、前からプレッシャーにいくということが大切だと気付かされました。声は通りにくかったのですが、隣の選手と共有していきました。

――DFにおいては自身も体の張ったプレーが見れましたが

さすがに4年目なので、自分がやらないとチームに締まりがなくなるという気持ちがありました。個人的にも高まる舞台を用意してもらったので、そういったプレーが自然にできました。

――先制して迎えたハーフタイムに話したこと

入りが悪かったとみんな思っていましたし、監督(古賀聡監督、平4教卒=東京・早実)も思っていました。自分たちが積み上げてきた部分というのは前からのプレッシャーであったり、そういったハードワークの部分なのでそこを慶大との差として出していこうという話はしました。

――51分にはご自身で意地のドリブル突破をみせてくれましたが

寛(FW山内寛史、商3=東京・国学院久我山)にパスを出して、フリーで打ったシーンですね。いままでの練習から自分は今試合に90分間出ることはないと感じていて、出ている時間に全てを出し切ろうと思っていたので後半最初から飛ばすことができたのだと思います。

――そこでは自分でゴールを狙わないという判断をされていましたが

角度的な問題もありましたし、結局は自分が決めて勝つのもチームが決めて勝つのも自分としては同じような喜びを得られるので確実な方法を取ったつもりです。

――69分にはシュートを打ち、惜しくも枠外でしたが

あそこのポジションから逆に振り切るシーンは自分の中で多くて、得意としていたシーンでした。相手のGKがきょうは当たっていたので、ただGKがうまかったなと思いました。

――終盤は下級生が主体でしたが

前半から前線の選手が飛ばしまくって疲れていたのもありますが、リーグ戦終わってからAサブチームがエネルギーを出してくれました。自分たちのトップチームも危機感は感じましたし、チームの能力はチームとして信頼できるものがありました。いつものリーグ戦では交代の機会が少なかったのですが、その信頼からピッチの上に立っていたのだと思います。ものすごく良いことだと思いました。

――今試合で他にMVPを挙げるなら、誰ですか

拓真(DF金澤拓真、スポ4=横浜F・マリノスユース)じゃないですかね。それか後藤(GK後藤雅明、スポ3=東京・国学院久我山だと思います。後藤は見ての通りたくさん止めてくれました。拓真はあの声が通らないピッチの中で声を張り上げて、政幸(奥山副将、スポ4=名古屋グランパスU-18)がいない中でも政幸のような体を張ったプレーや最後のところで止めてくれるプレーは見ていて頼もしかったですし、キャプテンとして誇りに思っています。

――きょうの試合から天皇杯東京都予選につなげるものは

勝ち癖を付けることはとても大切だと思っています。やっぱり負け癖が付くとどんどん負け落ちてしまいますし、連勝が続けば雰囲気というのはチーム全体にもつながると思います。ここで連勝を積み上げられたことはシーズンを通して大切なことだと思いました。自分たちのプレッシャーは最近強みとして出しているところだと思うので、さらにそこの磨きをかけつつ勝ち癖を付けていけるような試合をしていければ良いなと思います。

DF八角大智(社4=千葉・流通経大柏)

――早慶サッカー4連覇ということでいまの率直なお気持ちをお願いします

本当に勝てたのが一番嬉しいです。ピッチに立っていた11人だけじゃなくて、運営に回っていた部員や、スタンドをエンジ一色に染めてくれた方々による応援の力をすごく感じました。プレーしながらスタンドを見たとき、応援団の一体感や声援を感じて、ア式蹴球部として戦った試合でしたが、スタジアムが一体となってワセダとなりケイオーを倒すことができたと感じています。

――前半は、ワセダが攻め込んでいた中でのDFの仕事とは

前半は、立ち上がりの5分のところでファーストディフエンダーのところで緩さが出てしまって、一回シュートを打たれてしまうなどピンチをつくられてしまったので、入りの部分はすごい反省点だと思います。徐々にゲームの中で立ち直って早い段階で得点を奪えたことは、その後のゲーム展開にすごいいい影響を与えたなと思います。

――八角選手自身のアグレッシブな守備も見られましたが

個人的に、今日のプレーの出来は全然納得できていないです。自分の中では、きょうの試合に満足できていないです。

――後半、自らシュートを放つシーンが見られましたが

やっぱり早慶サッカーで勝つためには大胆な決断というか、アグレッシブなプレーというのが結果につながるということはこれまでの早慶戦を通じて自分自身も感じていました。だから、チャンスがあればすぐにゴールを狙うという意識はあったので、攻め上がっていい状態でボールを持てたのでそこは積極的に狙いに行きました。

――試合終盤にかけて、相手の速いドリブルに対して対応が求められていましたが自身としては振り返ってみていかがですか

後半、左サイドから攻められるシーンが多かった中でクロスを上げられてピンチというシーンが何回かありました。そういったところも自分が対応してクロスを上げさせない守備ができていれば、ああいったピンチにはなってなかったと思うので、そういったところはきょうの反省点として次に生かしていきたいと思います。

――4年目の早慶サッカーとなりましたがこれまでの早慶戦をも含めて、八角選手にとっての早慶戦とはどのようなものでしたか

自分が大学でもサッカーを続けようと思ったのも、大学入学前に早慶戦を見たからであって。やっぱり自分自身ワセダに入って、早慶戦の舞台は常に目指すべき一番の場所でありました。運良く2年の時からこの早慶サッカーに出させていただいて、自分は恵まれているな、と思いますし、大学4年間で4連覇というのは本当に素晴らしい成績だと思うので、自分自身を成長させてくれたのはこの早慶サッカー定期戦だなと思います。自分のこの定期戦は終わりましたけど、ここを卒業して、早慶サッカーを見に来ることがある中で自分の人生のターニングポイントだと感じると思うので、部員一人一人がつくりあげているこの早慶サッカーを、自分だけでなくもっといろんな人に知ってもらいたいです。いろんな感情がある中で、自分はこの舞台に3回立つことができたので本当に幸せだと思います。やっぱり早慶戦をつくりあげる部員や、出場選手などそれぞれの立場で感じるものがあってそれがその人の大きな財産になると思うので、自分が経験したこの4回の早慶戦を自分のこれからの成長にもつなげていきたいです。またらいねん以降も、さらなる伝統を築き上げていきたいと思います。

MF堀田稜(商4=浦和レッズユース)

――勝利おめでとうございます!今の率直なお気持ちを教えてください

< p>ありがとうございます。もう理屈抜きに勝利だけが必要だと思っていたので、見に来て下さったり支えてくださる方々だったり、きょうこの場をつくるために半年以上前から動いてくれていた学生スタッフや主務の恩田(DF雄基、スポ4=埼玉・西武台)、マネージャーの登内(麗音、人4=神奈川・横浜双葉)だったりそういった人たちのためにも勝利を意識して臨んだので、それがひとつかたちになって良かったと思います。

――最初で最後の早慶サッカーとなりましたね

やはり高校までは比較的きれいなプレーというのに価値を感じてきましたが、このワセダという組織に入って、勝利に対して泥臭くひたむきに戦うことの尊さとか美しさというのを学んだので、本当にそれををピッチで表現しようと臨みました。

――試合を振り返っていかがですか

まず勝利できたことがものすごく大きなことだと思います。最後にみんなで紺碧の空を歌ったりだとか、喜び合う時間というのは本当に幸せで特別なものだと思います。試合のことを振り返るというよりは、勝ち切ることができたというのがすごく大きいかなと思いますね。

――前半の早い段階でセットプレーからの先制点となりましたね

セットプレーの練習の中でも、奥山(DF政幸、スポ4=名古屋グランパスU-18)に代わって出た飯泉(DF涼矢、スポ2=三菱養和SCユース)が勝つために色々なことを要求してきてくれますし、そういうセットプレー練習の工夫というのが、あの緊張感のあるピッチの中で表現できたというのがすごく良かったです。

――途中ボールが強く当たってしまっていましたが、その後のプレーに支障などはありませんでしたか

ボールが来たと思った時にはもう腹に当たっていて、息がしづらい状況でしたが、休めば治ると思っていました。当たった直後はパニックになりましたが、大丈夫でしたね。そんなに支障などはありませんでした。

――前半のご自身のプレーを振り返って

相手が3ー4ー3というかたちできて、サイドの選手がものすごく高い位置をとってきたので、自分がその選手につられて押し込まれる時間帯が多くて、なかなか攻撃に参加することはできませんでした。しかしそこもまたワセダから学んだ部分というか、勝つためには自分が攻撃だけではなくて守備にも汗をかかなければいけないということを心得ていたので、そういった意味で前半の戦い方というのは腹をくくれていました。この組織に入ったからこそ、あれだけ我慢をして戦えたかなと思います。ただ、前半の押し込まれた時間帯から学習して、後半からはもっともっと自分が前にランニングしていこうと意識できたので、前半は悪くはなかったと思います。

――後半は相手がビハインドの状況ということで攻めてくることが予想されたと思いますが、何か意識をしていたことはありましたか

そうですね。バイタルエリアだったりとか相手のボールを奪った後の速さは自分たちも警戒していたので、まずは攻から守への切り替えの早さというのをハーフタイムに改めてしっかりと意識して臨みした。ピンチを迎えるシーンというのはありましたけど、意識することというのは明確に表現できていたと思います。

――その中で最後まで集中して守り切っていた印象がありました

そうですね。押し込まれる時間帯が多い中で、後藤(GK雅明、スポ3=東京・国学院久我山)だったりDFラインの選手というのが集中力を切らさずにゴール前を守ってくれていました。攻撃としてはやはり追加点を奪って楽にさせてあげたかったのですが、それはできなかったので、そういった意味で守備陣に感謝というかよくやってくれたなと思います。

――ゴール前の良い位置でファウルをもらったシーンもありましたね

宮本(FW拓弥、スポ4=千葉・流通経大柏)の競り合いで抜けたボールだったと思いますが、常にああやって裏に抜けたボールというのを意識していました。そのボールが自分のところに転がってきて、しっかりと相手を見て股を抜いて、最後フィニッシュまでいきたかったですが、足が引っかかってしまいました。しかしゴールに向かう意識というのは悪くなかったと思います。

――きょうは途中交代となりましたね

特別長いなとか、いまきついなとか思うことはなくて。もっと集中しなきゃなというポジティブな考え方でピッチに立っていました。交代になった時も信頼している選手が出てきてくれるので、そんなにネガティブな感情というのはなかったです。あとは残りの選手を信じて、戦いきってくれという感情でピッチを後にしました。

――勝利が決まった瞬間のお気持ちは

ずっとイメージはしていたのですが、こんなに嬉しいのか、こんなに幸せなのかと感じましたね。色々な選手が飛びついてきてくれたりして、本当にこの組織に入ってサッカーができて良かったなと感じた瞬間でした。

――涙を流されているようにも見えましたが

込み上げてくるものはあったので。いや、でも涙目になったくらいなので、泣いたとかではないです(笑)。

――早慶サッカーの意気込みでランニングの部分を挙げてましたが、それについてはいかがですか

もっと走れたかなというのはありますけど、守備に穴を開けることというのはできないので。我慢強さという意味では発揮できたとは思いますが、もっと攻撃で走りたかったなというのはありますね。

――大勢の観客の中で『紺碧の空』を歌った感想は

自分が普段関わりのない人たちが熱い思いというか、ピッチに立っていてもすごく応援に一体感を感じましたし、そういった方々と一緒に喜びを分かち合えた瞬間というのはすごく幸せなものでした。自分たちがやったというよりは、感謝の気持ちの方が大きかったですね。

――きょうはベンチに奥山選手のユニフォームが飾られていましたね

あれはたぶん拓真(DF金澤、スポ4=横浜F・マリノスユース)が持ってきてくれたと思います。自分も政幸の何かを持って行きたいなと思って寮の部屋を覗いたんですけど、全部持ってかれていて(笑)。あいつも人気者なので(笑)。でも、あれを見てエネルギーはもらいましたね。

――4年間早慶サッカーにおいては負け知らずとなりましたね

過去3回は出場することができず外から見ている状況でしたけど、自分が4年という最高学年の代の早慶サッカーというのは本当に負けてはいけないというか、後輩たちにしっかりとつなげていきたいという思いがあったので、そういった意味で4連覇が嬉しいというよりは、自分たちがひとつの勝利というものをしっかりと得て、後につなげられたことが嬉しいかなと思います。

――次は東京都天皇杯予選が控えていると思いますが、そこに向けての意気込みをお願いします

リーグ戦で最後4連勝して、早慶サッカーでも勝ってという良い状況ですけど、自分たちがまたまだ高めなければいけない部分であるとか、課題というのはあると思います。そういった部分としっかり向き合って、昨年もFC東京U-18に1回戦で負けて敗退している状況というのがあるので、決して悪い意味で調子に乗るのではなくて、もう一度ここで気を引き締め直して自分たちと向き合う時間というのを大切にしていきたいと思います。

FW 宮本拓弥(スポ4=千葉・流通経大柏)

――4年連続の勝利です。率直な感想は

4年連続で早慶サッカー定期戦を勝利することができて、本当に素直にうれしいです。

――これまでの早慶サッカーの勝利と、4年生になってからの早慶サッカーの勝利というのはやはり違いましたか

そうですね。4年生になってから早慶定期戦への思い入れが強くなっていったので、きょうの勝利は本当にうれしいです。

――この試合に向けてどのような気持ちで

慶大には負けるわけにはいかないので、一つ一つのプレーで自分の強みを出す準備をするつもりでやってきました。

――序盤からハードワークが多かったですが、意識していましたか

そうですね。最初のほうは守備で自分たちの強みをちょっとだけ出せなくて、シュートを打たれるシーンが多かったですが、そこから徐々に自分たち強みを出せるようになり、序盤から強みを出せたのは良かったです。

――リーグ戦ではあまりFKを蹴っていない印象でしたが、この試合では積極的でしたね

リーグ戦では中央付近でのFKがなかったので蹴っていなかったのですが、きょうはそういうFKが多くあったので蹴りました。

――気持ちを前面に出していましたね

そうですね。この試合に懸ける思いが強かったので。

――FKの出来はいかがですか

FKは昔から得意としているので、きょう決められなかったのは悔しいですけど、その反面自分の強みをアシストというかたちで出せたので良かったです。

――そのアシストシーンについてですが振り返っていかがですか

昨日のセットプレー練習でもあのかたちができていたので、僕自身も涼矢(DF飯泉涼矢、スポ2=三菱養和SCユース)の強さに信頼もありますし、僕のキックに対しても涼矢が信頼していてくれてたと思うので、あの得点が実現したと思います。

――後半はうまくチャンスを得点につなげられませんでしたが

チャンスがあったのに決め切れなかったのが、最後に相手に押し込まれるシーンを生んでしまっているのだと思います。そこはこの定期戦だけではなく、リーグ戦でも僕たちの課題とされているところなので、追加点という部分は真摯に向き合っていかなければならないと思います。

――この試合の出来は何点くらいですか

早慶サッカーということで事前練習ができたという点も含めて70点かなと思います。ゴールを決めていれば90点でしたが今の自分には高い点数はつけられないですね。

――今後の意気込みをお願いします

僕たちは得点数が少ないのがいまの課題なので、その得点できない状況を僕たちFWが打開していかなければいけないので、そこに真摯(しんし)に向き合って、一つのチャンスを決め切れられるようにしていきたいです。

DF新井純平(スポ3=浦和レッズユース)

――おめでとうございます。率直にいまの気持ちをお聞かせください

この早慶サッカーには特別なものがあって何としても勝ちたかったので、勝てて本当に良かったです。

――ワセダとして4連覇、新井選手自身は2連勝となりました。勝利の味はいかがですか

たくさんの人に応援してもらって、いろんな人が見てくれる中で、応援してくれる人は自分たちの勝利を望んで見に来てくださっていると思うのでその期待に応えられて良かったです。

――試合前チームではどのような話がありましたか

監督(古賀聡監督、平4教卒=東京・早実)からは苦しかった時期を忘れるなという話がありました。自分たちがリーグ戦(関東大学リーグ戦)で最下位に落ちた時期もありましたし、昨年のリーグ戦でも慶大に屈辱的な敗戦を味わってことしの早慶戦に臨むということで、その時の気持ちを忘れずに戦えということを言われました。勝つために必要なことは前期リーグ戦の慶大戦(◯1ー0)で気づいて自分たちに染み付いていて、それを実行すれば絶対に勝てると思っていたので、きょうはそういうところを意識しました。

――「自分をアピールしろ」とアドバイスを送った飯泉選手(DF飯泉涼矢、スポ2=三菱養和SCユース)が決勝ゴールを決めてくれました

あの得点も、その他のプレーも頼もしく戦ってくれたと感じました。涼矢にとっても、チームにとっても本当に良い試合になったと思います。

――きょうのご自身のプレーを振り返っていかがですか

満足はしていないですが、リーグ戦の時と比べたら自分がドリブルをしてクロスを上げるシーンが多くなったのは本当に良かったことです。それでも得点に結びついていないのはまだ課題なので、しっかり向き合ってやっていきたいと思います。

――得点は1点のみに終わりましたが、試合を通して攻め切ることができたのではないでしょうか

1―0で終われたのは良いことですが、チャンスはあったのでもっと得点に対するこだわりを持っていかなければ厳しい戦いのときに1―0では何が起きるかわかりません。畳み掛けるところをもっと意識して、ゴールに執着できるようトレーニングを積むしかないと思います。

――きょうの勝敗を分けた要因はどこでしょうか

試合登録メンバー以外の人たちの勝ってほしいという思いや、運営の人たちの後押しを背負ってワセダの一人一人がプレーできたことが一番大きかったと思います。後半も最後押し込まれる時間が続きましたが、後藤(GK後藤雅明、スポ3=東京・国学院久我山)を中心に体を張って守ってゴールを割らせなかったことがこの勝敗を分けたと思います。

――大観衆の中でのプレーはいかがでしたか

緊張することはなかったですけど、観客の多い緊張感を楽しめてプレーできました。

――DF金澤拓真主将(スポ4=横浜F・マリノスユース)が抜群の統率力でチームを引っ張っていたのではないでしょうか

そうですね、いろんな面で助けられたと感じています。隣でプレーした涼矢も声を出してこのチームを勝たせたいと鼓舞していたので、センターバックの二人がチーム全体を引き締めてくれたおかげできょうは勝てたと思います。

――きょうの試合での4年生の姿から学ぶことが多かったのではないでしょうか

拓真くんをはじめとする4年生がこのチームを勝たせたんだな、といま実感してます。ワセダらしさを4年生が体現したからこそ勝てたと思います。次の早慶サッカーは自分が最終学年になるので、強い思いをプレーで表現できるようにしていきたいです。

――これから天皇杯東京都予選が控えます。今後に向けて抱負をお願いします

きょう勝つことはできましたが、これで満足ではないです。リーグ戦も一番上にいるわけではないですし、昨年も天皇杯予選は一回戦で負けているのですべての悔しい思いを晴らせるように、次からそれぞれが高めあってチームのレベルを引き上げられるようにやっていきたいです。

GK後藤雅明(スポ3=東京・国学院久我山)

――自身初の早慶サッカーでしたが、どのように臨みましたか

ことし勝てば4連覇が懸かった中で、本当に4年生を4連覇させて卒業させたいという思いもありましたし、絶対勝ちたいという思いもありました。

――1点をリードした中で緊迫した試合展開でしたが、自身のプレーの評価はどうですか

時間帯的にワセダが押している部分もあって、相手がカウンター1本で狙ってくる場面もありました。クロスから相手のチャンスにもなっていましたが、中の状況は見られていたので、ピンチも防げて、そこの部分が良かったからこそ0で防げたと思います。

――好セーブを連発されていて、かなり調子が良いのかなと感じましたが

調子が良いかは自分では決められませんね(笑)。良い準備ができたからこそ、良いパフォーマンスができたと思います。

――終盤は相手に押される苦しい展開が続きましたが、DF陣での共通意識や声掛けなどはありましたか

失点だけはしないという気持ちと最後は体を投げ出してでも止めるという気持ちが練習の中でも出ていたので、それが試合で出て、0で終えられたと思います。

――無失点での勝利に貢献して、うれしいですか

はい、そうですね。試合前から完封勝利というところを意識して、まさくん(DF奥山政幸副将、スポ4=名古屋グランパスU-18)がいない中でどれどけできるかというのもありましたし、その中でみんなで連携して、ゴールを守れたのが一番良かったと思います。

――その奥山選手に代わって先発出場の飯泉選手も良いプレーをしていたと思いますが

まさくんがいない中で、スタメンで出て、ゴールというかたちでチームに貢献してチームを引っ張っていたし、本当に頼りになる2年生だと思います。

――リーグ戦からチームとして勝ち続けていて、天皇杯東京よ予選も期待できるのではないかと思いますが

ワセダは常に勝ち続けないといけない集団なので、天皇杯でも上を目指してやっていきたいと思います。

MF小林大地 (スポ3=千葉・流通経大柏)

――1-0での勝利おめでとうございます。ピッチで試合終了の笛の音を聞いたとき、何を思いましたか

 ハーフタイムに監督(古賀聡監督、平4教卒=東京・早実)から拓真君(DF金澤拓真主将、スポ4=横浜F・マリノスユース)を男にしようという話があって、笛が鳴った瞬間はそれが達成できてほっとしたという感情が一番に出てきました。

――初めて早慶戦のピッチに立った感想はいかがですか

 普段のリーグ戦とは全く雰囲気も違いました。ピッチ内でもお互いの声が聞きにくかったので、そういったものを頼らないでしっかり自分たちで情報を得てということを意識してプレーしました。

――伝統の一戦ということで、会場の盛り上がりや試合の緊張感も違ったと思いますが、いかがですか

 実は、緊張はきのうの夜からずっとしていました。でも実際ピッチに入ったら、試合に集中するだけなのでそこまで緊張はありませんでしたが、きのうは緊張し過ぎて寝られなかったりしました。

――試合を振り返って

立ち上がりはファーストディフェンダーが決まらなくて、中盤の部分で少し自由にさせてしまいましたが、そこで失点しなかったのが幸いでした。セットプレーから自分たちの先制点が取れましたし、そこから自分たちのリズムが出てきたという感じです。試合の立ち上がりというところはきょうの課題かなと思います。

――先制点を取れたことは大きかったのですか

 そうですね。きょうは1点勝負になると思っていたので、その1点が前半に決まったので、その後のゲーム運びも楽になりました。

――チームとしてはどのような部分が良かったと感じていますか

 きょうもみんな、チームが勝つために90間動いてきつい時間帯でも走っていましたし、そういったところが良かったのではないかなと感じています。

――小林選手自身もハードワークをしていましたね

リーグ戦の早慶戦のときも中盤の球際や競り合いの攻防で勝てたからこそ、試合にも勝てたと思うので、きょうもそういったところで絶対に負けないようにしていこうと思っていました。なので球際にガツガツ行きました。

――攻撃面では惜しいシュートもありましたが決めきることができませんでした

ゴール前まで思い切り走って、息が上がった中での最後のシュートの精度は自分の課題でもあるので、これからオフシーズンに入るので高めていきたいと思います。

――ご自身のシュートシーンはFW山内寛史(商3=東京・国学院久我山)選手との連携からつくられることが多かったですが、山内選手との相性が良いということでしょうか

 ヒロ(山内寛史)とはサッカー勘とかも合いますし、言葉ではなくてもアイコンタクトで通じ合えるものがあると思うので、その点、俺が決められなかったのは申し訳ないです。

――早慶戦前の特集で「早慶戦では今まで関わった方々に成長したプレーを見せたい」と語っていましたが、そのプレーを披露することができましたか

 試合が終わった後に中学のときにお世話になった監督と話す機会があったのですが、お褒めの言葉をいただきました。

――具体的にはどのような言葉ですか

中盤で攻守において効いていたというふうに言われて、そういった部分で成長を見せられたと思います。

――最後に7月に行われる天皇杯東京都予選の意気込みをお願いします

 きょねんは高校生相手に負けてしまって、本戦出場とならなかったので、ことしは必ず本戦まで行ってJリーグのチーム相手に1勝をもぎ取りたいと思います。

FW中山雄希(スポ3=大宮アルディージャユース)

――この早慶サッカーにはどのような思いで臨みましたか

自分は1年生の時は運営の方にまわっていて、ことしはメンバーに入って誇りに思えたし本当にうれしかったのですが、決定機があったのに決め切れず非常に残念です。

――途中出場でしたがどのようなことを意識して試合に臨みましたか

1―0で勝っている中でチームが勝つために献身的な守備を意識して入りました。結果としてできなかった部分はあったり、決定機も決められなかったので悔しい気持ちがあります。でも4年生のために戦えたというのはあるので本当にうれしいです。

――先程触れていた得点のチャンスについて振り返ってみて

自分自身裏への抜け出しが得意な中で、競り合いで勝ってキーパーが前に出たのを確認してループシュートを狙いました。そこで相手に押された部分もあって決めきれなかったのは自分の力不足だと思うのでああいうところを決められなければいけないと思いました。

――今後どのようなことを強化していきたいですか

きょうの試合を通して勝つことの難しさを改めて感じました。自分自身FWという役割の中で決めるチャンスがあれば決めなければいけないしFWとしての自覚をもっと持って日々の練習で1本1本に重みを持ってトレーニングに励んでいきたいです。

――次への目標をお願いします

これからリーグ戦制覇に向けて1ヶ月ほどありますが一瞬一瞬を無駄にしないで練習を積み重ねていくしかないと思います。そして、スタメンを取れるように日々トレーニングを頑張っていきたいと思います。

MF平澤俊輔(スポ3=JAFアカデミー福島)

――実際にピッチに立ってどういったお気持ちで試合に臨まれましたか

観客の皆さんが多くいた中で選手として本当に幸せな時間を過ごせたなというふうに思います。

――いまの率直なお気持ちは

本当に勝ったことが全てで、勝ったことが本当に良かったなと思います。

――初めての早慶サッカーでしたが緊張はありましたか

観客の多さを見て逆にやってやろうという気持ちがふくらみました。

――試合を振り返っていかがでしたか

立ち上がりが悪い中で相手に決定権を与えてしまって、そこから目が覚め自分たちの持ち味であるプレッシャーを強くして、その中で1点を取ることができました。試合内容うんぬんよりも本当に勝てたことが良かったです。

――全員がハードワークをしたり、積極的にシュートを狙ったりしていた印象でしたが、やはり早慶サッカーという部分が大きいのでしょうか

自然と力が入りますし、何もなくても走れるパワーというのはわいてくるので皆そういったものが出せて良かったと思います。

――後半は何度かゴール前で危ないシーンもありましたが、それについてはいかがですか

相手も負けている状況なので押し込んでくるというのは分かっていましたし、その中で後藤(GK後藤雅明、スポ3=東京・国学院久我山)中心にうまく守っていたのでDF陣に感謝したいなと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

自分のところだと相手のチャンスの芽を摘むところは意識してやれたと思うのですが、まだまだ攻撃で課題が出たなというのをすごく感じています。ああいう中でも一本のパスをつなぎ切るところや前に関わって決定機をつくるところまでにはなかったので、そこは日頃の練習から意識してやっていきたいなと思います。

――次は天皇杯東京都予選が控えていますが、それに向けどういった調整をされていきたいですか

難しい戦いというのは分かっているので、その中でも勝ち切る力というのをつけていけるように日頃の練習からやっていきたいと思います。

FW山内寛史(商3=東京・国学院久我山)

――きょうはどのようなお気持ちで試合に臨みましたか

内容うんぬんというより、ただ勝たないといけないと思っていました。多くの部員が影でサポートしてくれて長い間準備して舞台を整えてくれている中で、そこの舞台で戦えるってことは当たり前のことではないので、自分たちがしないといけないのは勝つことだけだという認識で試合に臨みました。

――結果についてどうお思いですか

勝利っていうのが一番なので、勝てたってことが全てだし、その部分に関してはよかったと思います。ただ内容に関してはまだまだ課題があって、2点目を取り切れなかったり決定機を何度も相手につくられているので、勝てたってことはよかったんですけど、その喜びの反面課題にも向き合ってやっていかないともっと強くなれないのかなと思います。

――試合を振り返って

前半立ち上がりに何度か決定機をつくられて、ハーフタイムに古賀監督(古賀聡監督)に言われたんですけど、入りの緩さっていうのが出ていたし、エンジンが掛かるのが少し遅かったのかな。あそこで一点取られていたら試合の内容がどうなっていたのかなっていうのを考えるとまだまだだなと思います。セットプレーのいいかたちで点取れましたが、ここから守る時間とカウンターっていうのがあった中で、2点目3点目取るチャンスがあったのに外して、最後厳しい状況になって、勝てたからいいもののっていう試合だったと思います。なのでそこは冷静に捉えて、リーグ戦で同じような試合を何度もしているので、高められるようにやっていきたいと思います。

――惜しい場面が多々あったということですが、決めきれなかった要因は何だとお考えですか

それは単純に個の力と判断ですし、そこに関しては個人個人で高めていくしかないと思います。チームとして決定機をつくれている中で決めきれないのはやっぱり個だと思うので、個人個人で頑張っていきたいです。

――早慶サッカーということで熱のこもったプレーが目立ちました

自分が前線からプレス掛けることで、少しでもパスコースを限定できたりキックの精度を変えたりっていうのを日頃から意識してやっていますけど、早慶サッカーだから観客もいるのでいつもより自然とエネルギー出ましたし、その分いつもより脚を継ぐのが速かったりだとか。反動はありましたけど、それでも勝てたので、それはよかったなと思います。

――3年生ということで、もう一度早慶サッカーがありますが、らいねんはどんなプレーをしたいですか

これで4連覇っていうところなので、なおさららいねんはプレッシャーが掛かるけど負けて卒業するのは本当に嫌です。でもそれを考えるよりも、リーグ戦後期だとか常に成長を考えてやっていけば、自分たちの方がエネルギー出して勝てるので、らいねんこそは点取って自分が主役になれるように、後期に向けて一つ一つやっていきたいと思います。

DF飯泉涼矢(スポ2=三菱養和SCユース)

――本日はMVP受賞おめでとうございます。先日の早慶戦対談で「ヒーローになる」と仰っていましたが、見事有言実行されたお気持ちはいかがですか

最高ですね。自分が点をとって勝ちたいという思いはありましたし、選手の中でも、絶対に自分が点をとるよという話をしていました。その中で自分が本当に点をとって勝てたので、率直に言って気持ちいいです。

――試合の後にも感極まった表情をしていらっしゃいましたが

自分の中では、政幸くん(DF奥山政幸副将、スポ4=名古屋グランパスU-18)がいないということが大きかったです。チャンスが巡って来たというように捉えてはいましたが、政くんの安定感は自分のなかで尊敬する部分があって、自分が出て大丈夫かという不安も少しはありました。その中で勝ったときは泣いてしまいました。

――奥山副将の不在で出場されましたが、どのように捉えていらっしゃいましたか

自分は早慶サッカーに出たいという思いもあって、チャンスが巡って来たなと思いました。

< p>――飯泉選手は、自身初めての早慶サッカーになりましたが、ご感想は

スタジアムも観に来てくれている人の数も違います。あとは聞こえてくる応援も大きく、今までサッカーをやってきた中で体験したことがないことを体験できたと思います。気持ち良かったです。

――気持ちいいと仰いましたが、立ち上がりなど緊張されなかったのですか

自分はあまり緊張しないんです。アミノバイタルカップの筑波戦(●1-2)で初めて先発出場しましたが、あの時も全然緊張しませんでした。きょうも皆から「絶対に緊張するよ」と言われていましたが、自分の中では緊張より楽しみな気持ちが大きかったです。

――その楽しもうという姿勢が前半のゴールにつながったのでしょうか

あのかたちはきのうの練習でも確認していたかたちでした。あのシーンの前に、一緒に上がっていた拓真くん(DF金澤拓真主将、スポ4=横浜F・マリノスユース)に宮くん(FW宮本拓弥、スポ4=流経大柏柏)にそこに蹴ってくれと頼んで、その時絶好のボールが来たので、後はもう自分が決めるだけだなと思いました。

――それで有言実行なさったわけですが、チームの皆さんからはどのようなお言葉をいただきましたか

「持っていくな」って言われました。「おいしいところを持っていくなお前は」という感じでしたね(笑)。

――ディフェンスも慶大を0点に封じ込めましたが、振り返っていかがですか

前半の入りはあまり良くなかったのですが、その中で自分の集中を高めて相手の攻撃を防げた部分もありました。しかし後半を見てみると自分のところから破られたり、自分がセンタリングのマークを少し離したせいでシュートまで行かれたということもありました。今回は慶大のプレーに質がついてこなかったというだけですが、レベルが上がったときに自分があそこにいて、無失点に抑えられるかというと分かりません。守備の方では課題が残ったと思います。

――ご自身の1点が決勝点となり、早慶サッカー4連覇を達成しましたが、結果についてはどのように受け止めていらっしゃいますか

うれしいです。試合前のミーティングでもみんなが口々に言っていましたが、いまの4年生が1年生の時にずっと負けていた慶大から初めて勝ちをとって、1年から4年まで4連勝して4年生を卒業させてあげたいという思いが、4年生以外の選手にありました。自分のゴールで4年生を勝たせてあげられたということが本当に嬉しいです。

――この試合を通して飯泉選手が得たものは何でしょうか

自分のヘディングの部分や守備で強みにしている部分は通用するなと思いました。ですが、その中で課題も沢山見つかって、最後の方で足がつってしまったり、周りに鼓舞されながら守備をしていました。そのようなところを振り返ってみると、自分がこれからリーダーシップをとって守備に集中し、周りにやらせないことが大切だと思います。そういった自分の弱みを今後強みに変えられるようにしたいです。

――今後へ向けての意気込みをお願いします。

リーグ戦では全然出場できていませんし、政幸くんがいたら自分が出られないという立場ではありますけど、オフシーズンを挟んで、後期は自分がスタメンで出られるように努力していきたいと思います。

MF鈴木裕也(スポ2=埼玉・武南)

――途中出場ではありましたが、出場がかないました。早慶サッカーはいかがでしたか

入部前にこの早慶サッカーを観て、自分もア式蹴球部に入りたいと感じていたので、試合に出られたのは嬉しかったのですが、やはりスタメンで出たいという思いが強かったですね。スタメンになれなかったことで実力不足を痛感しましたし、リーグ戦後期の開幕戦にスタメンで出場するためにもっと練習をしていかなければなと思いました。

――どのような準備をして出番を待っていましたか

苦しいゲームになることは予想していたので、先発の選手が疲労してきた中で自分たちがひたむきに走り回って慶大を気持ちの部分で圧倒するだけだと思っていたので、そういった意味ではいつでも出られる準備はしていました。

――攻撃においても守備においても献身的なプレーが見られましたが

試合前のミーティングで今回の試合に出られないメンバー外の選手やいつも支えてくださる周りの方々に対して、勝って勇気を与えようということを話していたので、全員で勝ちをつかむという気持ちがプレーに出ていたのだと思います。

――試合には勝ちましたが、いまのお気持ちは

うれしいですが、試合にスタメン出場できなかった悔しさの方が大きいです

――リーグ戦後期に向けて

後期まで時間もそれほどないですし、ひとつひとつのトレーニングの中で自分の実力を示していかないといけないと感じでいます。後期開幕戦で絶対にスタメンを取れるように頑張ります。

MF野田紘暉(スポ2=東京・早実)

――きょうの早慶サッカー7はどのような気持ちで臨みましたか

公式戦のベンチ入りが2回目、しかもこのような大舞台ということで、勝つこともそうですがピッチ上で勝利の瞬間を迎えたいなと思っていました。ピッチ上で迎えて少しでも出られてよかったなと思います。

――ベンチから試合を見るのはいかがでしたか

自分より上の先輩たちが素晴らしいプレーをしていましたが、できればもう少し早く点を取って早く出たかったです。

――交代のときはどのようなことを意識しましたか

数分しか出場時間がない中で自分らしくがむしゃらにいっぱい走ってチームのために貢献しようという気持ちでやっていました。

――これからの目標を教えてください

まずは次に天皇杯予選があるので、途中出場できょうみたいに少ししか出ないのではなくスタメンの座を狙って頑張っていきたいと思います。

MF相馬勇紀(スポ1=三菱養和SCユース)

――早慶戦の勝利のご感想をお願いします

きょねん、高校3年生の時にスタンドから見ていた夢の舞台だったので、出場できてなおかつ、勝つことができてとても嬉しいです。

――初めての早慶サッカーはいかがでしたか

スタンドで応援してくれる人も多いし、自分のチームの仲間も裏方として頑張ってくれているので、本当に勝たなきゃいけないなと思いました。

――緊張はありませんでしたか

緊張よりもワクワクが大きかったです。

――この試合で、収穫はありましたか

自分は攻撃の選手なんですけど、試合終了間際勝っている時に出場したので、試合に馴染むのは難しいんですけど、そこで守備に貢献することができたのが収穫でした。

――後期のリーグ戦に向けて意気込みをお願いします

オフシーズンに入るので、欲を出せばスタメンに選ばれるようになりたいと思います。