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2015.06.28

第34回東日本大学選手権 6月27日 岩手・花巻市総合体育館

安定した守備で13年ぶりの決勝進出

 ベスト8が出そろい、東日本大学選手権は佳境に入った。前日に岩手大、仙台大をそれぞれセットカウント2-0(25-22、25-23)、2-0(25-22、25-19)のストレートで下した早大。この日は日体大との準々決勝に臨んだ。サーブで崩されることなく、セットカウント3-0(25-20、25-21、25-17)で勝利を収める。続く準決勝の順大戦ではブロックが機能し、相手の攻撃を限定。セットカウント3-0(25-21、25-16、25-20)でこの試合を制し、13年ぶりとなる決勝に進出した。

 センターを効果的に使い、多彩な攻撃で勝ち上がってきた早大。そのコンビバレーを実現可能にしているのが、高い守備力だ。日体大との準々決勝では、安定したサーブレシーブを見せる。後藤光明(スポ3=東京・早実)を中心に相手のサーブを確実にセッターへ返球。そこから山口頌平副将(スポ3=長崎・大村工)が、トスの長短を使い分けながら攻撃を組み立てた。サイドアタッカーがセンターに回り込んでスパイクを放つなど、相手ブロッカーのマークをずらしてポイントを挙げる。ストレート勝ちを収め、準決勝に駒を進めた。

安定したサーブレシーブを見せた後藤

 「サイドのアタッカーに位置取りをさせてディグの練習をやってきた」(福山汰一主将、スポ4=熊本・鎮西)。準決勝の順大戦ではその成果が表れた。前衛がブロックでコースを限定すると、後衛は的確なポジショニングでスパイクを上げる。センターがおとりとして相手ブロッカーを引き付けると、サイドアタッカーを軸に攻撃を展開。エースの喜入祥充(スポ2=大阪・大塚)がブロックを利用し、ブロックアウトで得点を重ねた。第2セットは立ち上がりに連続失点を喫したものの、試合を優位に進めて勝利した。

エースとしてチームをけん引した喜入

 固い守備とバリエーションのあるコンビで、6試合を通じて失セットは0。ここまで安定感のある戦いぶりを見せている。目標に掲げた優勝まで、あと一勝に迫った。「ここまできたら勝つしかない」(喜入)。頂はすぐそこだ。

(記事 渡辺新平、写真 谷口武)

セットカウント
早大 25-20
25-21
25-17

日体大
セットカウント
早大 25-21
25-16
25-20

順大
コメント

福山汰一主将(スポ4=熊本・鎮西)

――きょうの2試合を振り返ってみていかがですか

正直東日本に入ったときに、関東(リーグに所属しているチーム)ではないチームとやるときには不安がありました。実際にそのような試合がきのうもあったのですが、きょうは関東と当たるということで調整できて、東日本では今までで一番良い2試合ができたのかなと思います。

――ここまでは守備が非常に安定していると思います

自分がいない間にブロックとその後ろのレシーブの関係を結構やっていて、帰って練習試合をやったときもディグが上がっていました。そこは彼らが(自分が)いない間にやってくれた練習なので、彼らの意識と技術の成長は評価したいと思います。

――準決勝の順大戦ではブロックが非常に良かったと思いますが、振り返ってみていかがですか

春リーグで一応やって、ある程度選手の得意コースとかを把握していました。サイドのアタッカーに位置取りをさせてディグの練習をやってきたので、抜けたところはリベロや後ろの選手がしっかり拾うというかたちをきょうはつくれました。その結果、点数を重ねることができたと思います。

――福山選手や加藤久典選手(スポ3=東京・早実)のセンターはマークが厳しいですが、その点に関してはどのようにお考えですか

春リーグであれだけ真ん中を中心にやってきたので、ブロックが来ることを分かっていました。自分はそれほど調子が良くないのですが、加藤はそれなりにやってくれていると思います。相手もそれで(ブロックを)ポンポン飛んでくれるので、サイドは楽なのではないかと思います。

――あすの決勝に向けて意気込みをお聞かせください

春負けていない相手なので、 しっかり勝って優勝したいと思います。

山口頌平副将(スポ3=長崎・大村工)

――ここまで6試合全てストレートで勝ち抜けてきましたが、チーム状況はいかがですか

きのうの2試合が格下相手ということで、気持ちのブレというのが少しありました。内容的には全然良くない試合をしてしまったので、きょうからは関東1部リーグとの対戦ということで、1点1点を取りに行くことを心掛けました。いいモチベーションで臨めたので、いい結果につながったと思います。

――連日2連戦が続いていますが、疲れなどは

リーグ戦期間は1日1試合で週末だけでしたが、きょうまでずっと1日2試合が続いています。でもスパイカー陣も足をつったりする様子もなく、なんとか勝ち切れているのでいいと思います。

――疲労への対策などは何かしていますか

1回1回のダウンをしっかりしたり、早めに寝ることや、風呂にもしっかりつかったりご飯食べたり…(笑)。そこは各自でしっかりと調整しています。

――ご自身の調子はいかがですか

自分の調子は徐々に上がってきていると思います。

――きょうの2試合目の相手の順大は2試合続けて早大戦を迎えたわけですが、いつもと違うなと感じたところはありますか

自分たちとの試合の前にフルセットを戦っているので、自分たちよりは疲れは見えていたかなと思います。

――東日本インカレはチームとして13年ぶりの決勝進出ですが、心掛けたいことはありますか

東日本インカレで決勝に進むのは初めてなので、しっかりあしたは楽しみながらことし初タイトルを取れるように頑張っていきたいです。

喜入祥充(スポ2=大阪・大塚)

――きょうの2試合を振り返ってみていかがですか

僕自身は調子の良い方だったと思います。チーム全体も、ミスも少なく上手く試合運びできたと思います。

――スパイクやブロックの出来はいかがでしたか

なかなかの出来だったと思います。

――今大会は6試合全てストレート勝ちですが、好調の要因はどうお考えですか

とりあえず、福山キャプテンに金メダルをあげようというみんなの思いがそういう結果につながっていると思います。

――あすの決勝へ向けた意気込みを聞かせてください

ここまできたら勝つしかないと思うので、しっかり勝ちにこだわっていきたいと思います。