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アーチェリー部

2015.06.24

第54回全日本学生女子王座決定戦 6月21日 静岡・ヤマハリゾートつま恋

王座制覇の夢破れる

 ついに決戦の時がきた。学生アーチェリー界最高峰・全日本学生王座決定戦(王座)だ。各地方のリーグ戦を勝ち抜いてきた上位18校が集い、全国の名を連ねる今大会。今年で7年連続出場となった女子部は予選を勝ち抜き決勝トーナメントに進出。決勝ラウンド2回戦目、広国院大との対戦は順当に勝ち抜いたものの、準々決勝で同大にまさかの敗北を喫してしまう。悲願の王座初制覇の夢はまたもや叶わなかったものの、最後まで早大らしい応援と選手が一体となり笑顔で戦い抜いた。

 最終順位4位で終えた昨年から1年間、この日のために全力で取り組んできた。それゆえ、この大会にかける思いは並々ではない。多くのOB・OGに見守られる中、1日目の個人予選ラウンドが幕を開ける。舩見真奈(スポ1=山形・鶴岡南)が631点で9位、福井瑞生(スポ3=埼玉・春日部共栄)が609点で20位、富田芽生(スポ2=北海道・帯広三条)が604点で21位、吉峰さやか(スポ4=香川・高松東)が582点で30位となった。早大は団体4位で決勝ラウンドに進出。2日目の決勝ラウンドには登録メンバー4人中、3人のみが出場を許される。命運を託されたのは福井、富田、舩見だ。トーナメント方式では得点の多い大学に2点、同点の場合には両校に1点が与えられ、5点を先取した大学が勝ち進む。迎えた決勝ラウンド、2回戦目で対戦相手となったのは広国院大。難なくまじめの2ポイントを獲得すると、2、3セット目も順当に勝ち抜き6-0のストレート勝ちを収めた。

持ち味のチーム力を存分に発揮した

 次の準々決勝の相手は同大。関西の強豪といえども、実力的には負けていない。いつもの調子で臨めば勝てる相手だ。1、2セット目は早大の強さを見せつけ4-0と早大がリード。しかし続く2セットで一気に4-4と追いつかれ、シュートオフに持ち越しとなった。3人が1射ずつ射ち、3射全ての合計の得点が高い方が勝利となる。先に試合を終えた男子部も駆けつけ、サプライズで用意されていた幕と共に応援はこの日最大の盛り上がりを見せる。1射1射に思いの丈を乗せ、3選手が1射ずつ射ちきった。選手たちにはやりきったという表情と共に、笑みが溢れていた。後は結果を待つのみであったが、惜しくもこのシュートオフを制したのは同大。ここで、早大の準々決勝敗退が決まった。肩を落とした選手たちの表情には、悔しさがにじんでいた。

サプライズの応援幕で会場を沸かせた

 「やっぱり悔しいです」(吉峰)、「まだまだ足りないところがあると実感させられた」(福井)。今年も悲願の王座制覇を果たせず、「悔しい」と選手全員が口をそろえた。「チームはすごく成長していて。次の成長に向かう新たな段階」(守屋麻樹監督、平3政経卒=東京・杉並)と着々に成長を遂げているのは確かである。早大の持ち味であるチーム力だけではなく、個々の実力の強化もこれまで以上に必要とされているのかもしれない。今よりももっと強くなるために、来年は悔し涙ではなく嬉し涙を流せるように。また新たな挑戦へと歩み始めた。

(記事 新庄佳恵、写真 谷田部友香)

結果

2回戦

○早大142-136広国院大

準々決勝

●早大184-195同大

コメント

吉峰さやか(スポ4=香川・高松東)

――今大会を総括してみていかがですか

やっぱり悔しいですね。もう少し勝てると思っていました。

――ベスト8という結果についてはあまり満足するものではなかったということでしょうか

そうですね。やはり優勝を目指していたので満足していないです。

――下級生3人の戦いぶりは、後ろから見ていかがでしたか

やっぱり昨日の点数を見ていて、安定はしていましたし、しっかり点数も出してくれていたので、信頼しながら期待もしながら見ていました。

――後半で同大に追い越されてシュートオフにまで持ち込みましたが振り返ってみていかがですか

シュートオフの練習もしていて、プレッシャーの中でもシュートオフでもしっかりと当たるようになってきていたので不安はなく大丈夫だろうと思っていました。

――きょうで54代は引退となりますが、女子リーダーとしてこの1年間でチームに残せたものは何ですか

最初はうまくいかないことが多くて、どうしようかなと思っていたこともありました。王座に向けて選手も決まって動き出したときに、それぞれ一人一人が自分のやれることをやって、王座の会場でも一体となっていたので、そういう面でも皆に何か影響を与えられていたらいいなと思います。

――いま一番感謝の気持ちを伝えたい人はいますか

やっぱり監督に一番感謝の気持ちを伝えたいです。色々相談に乗ってくださいましたし、やはり同期にも感謝していますね。

――明日からは福井選手が女子リーダーとなりますが、どうチームを引っ張っていってもらいですか

一人で突っ走りすぎず、同期と一緒に話し合って、点数面でもグイグイと引っ張っていってくれたらなと思います。

福井瑞生(スポ3=埼玉・春日部共栄)

―― 今大会を総括してみていかがですか

3年間やってきて、正直今回も1年目の時と同じでなんとなく勝てるのではないかなと思っていました。でも気づいたら負けていたという感じで、実感できない気持ちもありましたね。リーグ戦を通してチームとしても実力が上がってきていることは確かだったと思うので、初優勝の機会は来年にいただいたということで明日からは55代として指導していくので来年はこの1日のために頑張っていきます。去年よりは成長していても、まだまだ足りないところがあるということを実感させられたのでそこをあと1年かけて王座までにできるようにしていきたいと思います。

――きょうで54代が引退となり、福井選手が新女子リーダーとなりますがどうチーム作りに励んでいきたいですか

明日から女子リーダーという実感は沸いてないんですけど、自分もしっかりしなくてはいけないなと思います。

――これまで女子チームを引っ張ってきた吉峰選手にどう感謝の気持ちを伝えたいですか

3年間王座に一緒に出場したのですが、正直1度も決勝で射つことができにったのですが、ずっと同じチームで支えてもらっていたので来年は応援できていただいて一緒に嬉し泣きしたいです。

――最後に新体制になるに向けての意気込みをお願いします

少し前からチームで応援にも力を入れ始めて、今年は去年と比べてもサプライズの応援も増えて序盤から泣きそうでした。そういう部分というのは、いままで先輩方が作り上げてきてくださったので、後は70メートルを射つ機会も少ない中で、リーグ戦から王座に向けての切り替えもできてなかったので、王座も見据えて練習していきたいです。1年間はすぐ過ぎてしまうと思うので、実力の方をつけていきたいです。

富田芽生(スポ2=北海道・帯広三条)

――選手としては初めての王座出場でしたが、終えてみていまのお気持ちは

まだまだ上に行けたなという気持ちと、私は王座の選手選考の際にこの舞台で必ず10点に入れますという宣言をして選手にさせていただいたのに、本番で有言実行することができなくて自分自身でも納得できない点があります。

――ベスト8という結果についてはいかがですか

ベスト8という結果には納得し切れないものがあります。

――応援は力になりましたか

ワセダのチームというのは選手と応援が一体となって戦うというスタイルなので、本当に応援のみなさんには勇気をいただきました。

――準々決勝ではシュートオフとなりましたが、どのような気持ちで臨みましたか

シュートオフ自体に他の試合より力を入れるという緊張はなかったので、楽しいなと思いました。

――この体制で戦う最後の大会でしたが、このチームはどういうチームでしたか

私は途中でワセダの練習に参加できない期間があって、ずっとさやか先輩(吉峰女子リーダー、スポ4=香川・高松東)や他の4年生の方々にご迷惑をお掛けしてしまったのですが、ずっと暖かく見守ってきていただいて、誰一人見捨てることなく一体となって勝ちを取りにいこうというふうに、全力で前を見ていてくださる先輩方でした。

――ご自身の立場としても上になってくると思いますが、その中でどのような役割を果たしていきたいですか

新1年生はすごく実力のある子たちで、今回私は実力のある子たちに引っ張ってもらうかたちで王座に挑むこととなってしまったので、自分が上になるからには点数、雰囲気共に引っ張って信頼してもらえるような先輩になりたいと思います。

――来年、再来年と王座に挑戦する機会がありますが、そこでの目標は

早稲田大学としては王座アベック優勝が目標となります。

――ご自身としてはいかがですか

これからの2年間は選手として優勝に導くことです。

舩見真奈(スポ1=山形・鶴岡南)

――初めての王座はいかがでしたか

先輩方の支えもあり、しっかりと自分のやるべきことはできたと思います。

――1年生で王座に出場できたという点については

緊張やプレッシャーもあったのですが、出ることができたというのは自分の中で自信につながっていくと思うので、これからの試合につなげていきたいと思います。

――王座に向けて心掛けていたことはありますか

自分の力を出し切って、緊張しすぎないようにしっかりと射ち切るようにしました。

――それは実際にできましたか

団体戦になって緊張に負けてしまった部分もあると思うので、不十分だなと思っています。

――きょうで吉峰さやか女子リーダー(スポ4=香川・高松東)の率いるチームは最後ですが、先輩の存在というのはどんなものですか

先輩方がいてくれたからこそしっかり射とうと思えたし、先輩方もつらい中で常に励ましてくれていたので、心の支えになっていました。

――今後も王座に挑戦する機会は多くありますが、どんな挑戦にしたいですか

決勝の舞台に立って優勝するというイメージを持ちつつしっかり自分の力を磨いていきたいと思います。

――4年間でどんな選手になりたいですか

チームのみんなが頼ってくれてくれるような、必ず決めるところで決められるような選手になりたいと思います。

――今後のルーキーイヤーの目標は

新体制になるので、先輩たちを支えつつしっかりと自分も磨いていけるように頑張りたいと思います。