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2015.06.14

2015日本学生個人選手権 6月12〜14日 神奈川・Shonan BMW スタジアム平塚

竹吉、中野らが入賞

 関東学生対校選手権(関カレ)から約1カ月、日本学生個人選手権がことしも開催された。春シーズンの総括として、日本選手権に出場しない選手たちが多く姿を見せた。中でも竹吉大記(スポ3=千葉・市船橋)、中野直哉(スポ3=長野吉田)が好記録をマークし入賞。関カレで思うような記録を残せなかった二人だったが、確かな結果を残した。

★竹吉、大舞台で自己新記録!

自己新記録を出した竹吉

 各地区インカレでも決勝に残った実力者が多く顔をそろえた男子110メートル障害の決勝。早大からは準決勝を自己ベストに近い好タイムで走った竹吉大記(スポ3=千葉・市船橋)が出場した。竹吉はレースプラン通り落ち着いてスタートをし、後半に加速。しかし徐々に他選手との差は開き7着でのフィニッシュ。大学初の大舞台の決勝ではレベルの高さを痛感させられる結果となった。

 冬季練習の成果を今季は4継のメンバーというかたちで示してきた竹吉。今大会では本職の110メートル障害において決勝で自己ベストを更新した。大舞台で記録を出したことについて満足げな表情を見せたが「まだ今の力では大学生に通用しないと思った」と力不足も感じている。スーパールーキー古谷拓夢(スポ1=神奈川・相洋)の加入によって盛り上がりを見せる障害ブロック。上級生として負けてはいられない竹吉は9月の日本学生対校選手権を最大の目標としさらなる成長を目指す。

(記事 戸田郁美、写真 菅真衣子)

★持ち味生かせずも、4位入賞

4位入賞するも、納得のいかない表情を浮かべた中野

 男子400メートル障害決勝には中野直哉(スポ3=長野吉田)が出場した。予選では50秒80と自己ベストタイを記録すると、準決勝でも組1位通過と、順当に勝ち上がった。このまま勢いに乗り、高順位が期待された決勝レース。序盤からリズミカルなハードリングで、思い通りの走りを見せる。しかし後半、向かい風に苦しめられた。歩数が合わず、ここまで調子の良かった足運びが崩れてしまう。「風を理解して、うまいレース展開をできなかった」。持ち味である後半の伸びを生かし切れず、結果は4位。反省点は出たものの、確実に入賞を果たした。

 マイルのメンバーとしても活躍を見せる中野。「どれだけ自分を追い込めるかということを考えて練習したい」と語ったように、次のシーズンへの気合は十分だ。両種目共に自身の強みを発揮し、右肩上がりの成長を目指したい。

(記事 後藤あやめ、写真 副島美沙子)

結果

▽男子100メートル

予選

永沼賢治(スポ4=大分舞鶴)   10秒85(+0.9)(5組5着)

欠畑岳(早大院1=岩手・盛岡一) 10秒64(+1.8)(7組3着)

北村拓也(スポ4=広島皆実)   DNS

準決勝

欠畑岳              10秒76(+1.3)(2組8着)

▽男子200メートル

予選

永沼賢治            20秒30(+2.3)(1組4着)

徳山黎(スポ2=神奈川・相洋) 21秒33(+0.3)(4組1着)

準決勝

徳山黎             21秒21(+0.5)(1組5着)

永沼賢治            21秒59(+0.5)(1組8着)

▽男子800メートル予選

廣出和樹(教3=愛知・豊丘)    1分51秒72(5組6着)

永井大己(スポ3=神奈川・横須賀) 1分53秒00(5組7着)

▽男子1500メートル予選

池山謙太(スポ4=新潟・長岡大手) DNS

▽男子110メートル障害

予選

野本周成(スポ2=愛媛・八幡浜) 14秒39(+1.4)(1組3着)

竹吉大記(スポ3=千葉・市船橋) 14秒31(+0.6)(3組1着)

古谷拓夢(スポ1=神奈川・相洋) DNS

準決勝

竹吉大記             14秒22(+1.2)(2組4着)

決勝

竹吉大記             14秒19(+1.4)(7位) 自己新記録

▽男子400メートル障害

予選

中野直哉(スポ3=長野吉田)   50秒80(2組1着)

石田裕介(スポ2=千葉・市船橋) 51秒76(4組1着)

準決勝

中野直哉             51秒12(2組1着)

石田裕介             52秒09(2組5着)

決勝

中野直哉             51秒49(4位)

▽男子1万メートル競歩決勝

高橋和生(社1=岩手・花巻北) 42分47秒31(13位)

▽女子400メートル障害

予選

長田彩楓(スポ3=早稲田佐賀) DNS

南野智美(スポ1=山口・西京) 61秒78(4組5着)

準決勝

南野智美            61秒31(1組7着)

▽女子走高跳決勝

仲野春花(スポ1=福岡・中村学園女) 1メートル65(8位)

コメント

竹吉大記(スポ3=千葉・市船橋)

――きょうの試合を振り返って

きのうの流れを考えますとスタートはあまり無理して行かずに、後半でどこまで追い上げられるかというレースをしていたのでそのような流れのレースをもう一度やろうと思っていました。きょうもそのようなレースになったのですが、もう少し後半に上げられたらと思って、そこは反省しています。

――決勝では自己ベストでした。この記録についてはいかがですか

決勝となればタイムは自然についてくると思っていたので、自己ベストを出そうとは考えていませんでした。しかし出せるのではないかという自信があったので、もう少し(良いタイムが)欲しかったとは思います。ただ自己ベストを出せたことは良かったと思っています。

――冬季はどのような練習をしていましたか

体づくりに関して計画的に行っていました。例えば100メートルの走力が上がって4継のメンバーに使ってもらえたので、そのような意味ではことしは大きく変わったかなと思います。

――今回見つかった課題はありますか

久しぶりに全国の舞台の決勝で走らせていただいたので、大学生のトップとの差も実感できましたし、その中で自己ベストを出せたことは一つの進歩だと思います。しかしまだ今の力では大学生に通用しないと思ったので、もう一度自分を鍛える良いきっかけだと思います。

中野直哉(スポ3=長野吉田)

――予選で自己ベストタイの記録を出されましたが、決勝はどのような気持ちで臨まれましたか

きのうの予選、準決勝で歩数も合ってタイムもそこそこ出ていました。きょうの決勝も歩数をしっかり合わせて、最後追い込んで自己ベストまたは順位を取りに行きたいと思って臨みました。

――レースを振り返って

1台目から8台目までは思っていた通りのレースができましたが、向かい風が強く9台目で足が合わず逆足から出てしまい、そこからリズムが崩れてしまいました。風を理解して、うまいレース展開をできなかったことは自分の弱いところだと思いました。

――マイルなども出場されていましたが、春シーズンを振り返っていかがですか

マイルも400メートル障害も後半に行くという自分の持ち味の出し方をわかりつつも、できないときが何度かありました。自分の持ち味を出せるときに出さなければ、やはりこのような勝負どころで戦えないというのがわかりました。良い環境で練習できている分、しっかり走れるようにして結果を出して、恩返しというのをしていきたいなと思います。

――次に臨まれる試合は

地元に帰って国体選考会に出て、春シーズンは終わりだと思います。そこにしっかり合わせて、夏休みなどに練習を積んで、次のシーズン、来年につなげていきたいです。

――夏は具体的にどのように過ごしていきたいですか

夏は合宿などを開いていただいて、良い練習環境でできると思います。どれだけ自分を追い込めるか、しっかり自分の持ち味を出すためにはどのような練習をしていったら良いのかというのを考えながら、練習していきたいです。