メニュー

漕艇部

2015.05.24

小艇タイムトライアル 5月23・24日 埼玉・戸田ボートコース

女子シングルスカル3名が決勝進出!

 全日本軽量級選手権と同時開催で小艇タイムトライアルが行われた。早大からは男女合わせて9クルーが出場。早慶レガッタ後、初のレースとなる選手も多く出場し、現段階の実力を試すレースを展開。強豪がひしめく中、女子シングルスカルの3名があすの決勝への切符を手にした。

落ち着いた漕ぎで決勝進出を勝ち取った木野田

 先陣を切ったのは男子シングルスカルに出場した藤井英貴副将(スポ4=東京・本郷)だ。序盤は他艇から後れを取る苦しい展開に。それでも徐々にレートを上げていき、追い上げを見せるも、前半の差を詰めることができず3位でレースを終えた。女子シングルスカルでは、最初に米川志保(スポ1=愛知・旭丘)と石上璃奈(スポ2=長野・下諏訪向陽)が出場した。スタートから米川がリードを奪い、ルーキーながらも堂々とした漕ぎを披露。そのまま終始盤石なレースを展開して1位でゴールし、あすの決勝へと駒を進めた。石上も終盤粘りの漕ぎで追い上げるも、米川に一歩及ばず。2位でレースを終えた。次に出場したのは早慶レガッタの勝利に大きく貢献した榊原春奈女子副将(スポ4=愛知・旭丘)だ。序盤から積極的に攻め、第2クオーターで一気にトップに踊り出る。勢いそのままに最後まで相手を抑え、トップフィニッシュ。一度も先頭を譲ることなく、圧倒的な強さを見せつけた。続く青木華弥(スポ1=東京・本所)は前半、社会人相手に必死に食らいつくも中盤以降、精彩を欠いてしまい結果は2位で敗退。シングルスカルの最後は木野田沙帆子(スポ2=青森)と木下美奈(スポ2=山梨・富士河口湖)のライバル対決に。スタートは木下がリードするも、「イメージ通りだった」と木野田が落ち着いた姿勢で徐々に艇を伸ばしていく。そのまま勢いづくと自身の強みであるスパートで他艇を大きく突き離しフィニッシュしライバル対決を制した。

悔しさをあらわにする男子舵手なしペア

 続いて男子舵子なしペアが行われた。最初に姿を現した早大Bはスタートでのミスが影響し前半から明治安田生命を追う展開に。それでも巻き返しを図り2位につけるも、ラストクオーターで中盤以降追い上げを見せた日大に逃げ切ることができず3位でレースを終えた。続く早大Aも序盤から社会人相手に肩を並べるレースを披露する。勝負は終盤までもつれこむ接戦となり、粘りの漕ぎで必死に食らいつくも一歩及ばず。レース後は悔しさを爆発させた。

 「自分たちが練習でやってきたことを確認する」(是澤祐輔、スポ3=愛媛・宇和島東)。細かい部分を調整し、己の漕ぎと向き合うという位置づけで行われた小艇タイムトライアル。おのおのが全日本大学選手権や全日本選手権での勝利に向けて収穫を得て、さらなる成長を遂げるだろう。勝負の夏はすぐそこに迫っている。

(記事 黒田菜々子、写真 土屋佳織)

関連記事

女子ダブルスカル早大Bと男子舵手なしフォアが準決勝進出/第37回全日本軽量級選手権(5/24)

好タイムで3クルーが準決勝進出を決める/第37回全日本軽量級選手権(5/23)

結果

【男子シングルスカル】

藤井 8分06秒05【組3位、敗退】


【女子シングルスカル】

米川 8分23秒69【組1位、決勝進出】

石上 8分30秒77【組2位、敗退】

榊原 8分07秒78【組1位、決勝進出】

青木 8分35秒57【組2位、敗退】

木野田 8分18秒54【組1位、決勝進出】

木下 8分32秒05【組2位、敗退】


【男子舵手なしペア】

早大B

S:木金孝仁(社3=東京・早実)

B:是澤

7分11秒22【組3位、敗退】



早大A

S:石田良知(スポ2=滋賀・彦根東)

B:角南友基(スポ4=岡山・関西)

7分08秒33【組2位、敗退】

コメント

藤井英貴副将(スポ4=東京・本郷)

――きょうのレースを振り返ってみていかがですか

全然だめでした。

――レースプランは

特に何もなかったです。

――早慶レガッタ後はエイトではなく、初めてのシングルスカルでの試合でしたが、いかがでしたか

良かった面で言うと、自分と向き合って細かい動きを追及できました。悪かったと言うか、やりにくかったところは、一人でやっていくのでモチベーションを保ってやっていくのは難しかったです。

――きょうの試合では、スタートで遅れ、後半で追い上げていく展開でしたが、どんなことを考えていましたか

自分はビルドアップ型なので、そんなに気にしていなかったです。また、対戦する選手が格上の選手だと分かっていたので、気にせずにのびのびとプレーしようと考えていました。

――最後に次の試合への意気込みをお願いします

次の試合を何と考えるかにもよりますが、インカレと考えたなら、日本一、ないしはそれに近いものを目指したいです。また、インカレに向けて部内選考があるので、そこでしっかり自分の四年間の集大成となるような結果を残せたらいいかなと思います。

S:角南友基(スポ4=岡山・関西)

――きょうのレースを振り返っていかがですか

勝てた試合だったというか結構ミスが多かったので、もう少しタイムは良くなったかなと思います。相手も結構強い人ばかりだったのですが、それでも食らいつけました。でも負けは負けなので、めちゃくちゃ悔しいです。

――ラストがすごく惜しかったと思いますが、ご自身としてはラストについてどう思われますか

ラストはあまり分からなかったのですが、力を出し切ろうと思って。途中、追いついた感じがしたのですが、ちょっとだめでしたね。

――タイムについてはどう思われますか

練習で一番良かったのは、6分55(秒)で。きょうのコンディションで7分08(秒)というのは、それなりに自分たちの力を出せたかなと思います。

――石田選手(良知、スポ2=滋賀・彦根東)との(舵手なし)ペアはいかがでしたか

結構(石田は)パワーがあるので、それにしっかりついていこうと思って、自分はテクニックとパワーをつけました。石田には、僕なりにテクニックとかを教えたつもりで。お互い足りなかった部分を伸ばせたかなというのはあります。

――きょうのレースプランはどのようなものでしたか

しっかりと最初に出て、コンスタントで伸ばしていくということでした。最初で出たのはいいのですが、僕が2、3回腹切っちゃって。(最初で)1、2艇身出たのにそこから腹切りして、追いつかれてしまいました。逆にそこで焦ってしまって、お互いが集中できないところがありました。

――今回のレースを通して見つかった課題はありますか

力の配分とかは、僕ももうボート歴7年になるので、結構分かってきて力が出し切れなかったとかはないのですが、もっとコンスタントとかで一定に力を出し続けられるような漕ぎをしたいです。それにプラスして、もっと高い水準で自分の力を出し続けられるように今後トレーニングしていきたいと思います。

――今後に向けて意気込みをお願いします

根本的に自分にとって悔しいと思うレースはいままで何十回もあったのですが、本当に自分が情けないなと思ったレースはきょうが初めてでした。全然満足できないというか、自分にちょっと腹が立つようなレースでした。次はインカレ(全日本大学選手権)、全日本(選手権)なのですが、それまでに基礎体力は上がってきているとは思うので、しっかり自分の長所を伸ばしていこうかなと。あまり短所を伸ばすというよりかは、自分の長所を気持ちの面でもボートの面でも全体的に伸ばしていければ、もう少し競技力という面では上がるのかなと思いました。自分の長所の合わせる技術とか、そういうところをしっかりやっていきたいと思います。

B:是澤祐輔(スポ3=愛媛・宇和島東)

――早慶レガッタ後初めてのレースですが、どのような意気込みで臨まれましたか

僕たちは公式な大会ではなくて小艇タイムトライアルということで、練習の一環で出させてもらいました。試合に勝つというよりは自分たちが練習でやってきたことを確認するトレーニングだという意味合いが強かったですね。

――きょうまでにどのような練習をされたのでしょうか

早慶レガッタはエイトだったんですけど、きょうのレースはペアでした。(クルーの人数が)8人から2人になることによっていままで見えてなかった技術面の悪い所とか個人の癖とかが見えてきていて、それをなくしつつスピードの向上も狙っています。まとめると、スピードとテクニックに重きを置いて練習してきました。

――木金孝仁(社3=東京・早実)選手とのペアでしたが連係などはいかがでしたか

ばっちりでしたね。学内選考でも1回(木金選手と)漕いだことがあったので、木金が僕のことを信用してくれて、僕も木金のことを信用して、いい感じで漕げましたね。

――意見交換などはされましたか

すごく交換しますね。自分が「こうしたい」っていうのと、木金が「こうしたい」ということを照らし合わせつつスピードを出すには何が必要なのかということを、けっこう話しますね。

――きょうのレースでは500メートルを通過した時点で2位につけていましたが、スタートはいかがだったのでしょうか

大失敗というか、スタートの1本目でミスオールしてしまって、マークしていた日大と明治安田生命に少し出られてしまって、そこで焦ってしまったのが少しもったいなかったかなと思います。

――中盤以降、日大に徐々に差をつめられました

スタートで失敗した分を取り返そうと二人で意識して1000メートル過ぎくらいまでにリードを奪ったのは良かったんですけど、そこからの突き放し、さらにさらに日大を置いていくということができませんでした。1000メートル過ぎからのスピードアップが課題じゃないのかなと思います。

――明治安田生命と同じレースで漕いでみていかがでしたか

思っていたよりは速くなくて自分たちが食らいつけたんですけど、社会人と学生の差というか、ここ一番での勝負強さを見せつけられて向こうの漕ぎやすいように、徐々に離れていきましたね。

――きょうのレースについてどのように評価されますか

スタートは失敗してしまったんですけど、そこからの二人の巻き返しがすごく良かったです。練習でやってきた以上のことが出てすごくいいリズムで漕げたんですけど、唯一の反省としては第3、4クオーターのスピードアップができなかったので、そこはしっかり反省して夏につなげたいと思います。

――次のレースの予定は

ワセダとしては全日本大学選手権(インカレ)なんですけど、僕個人としては国体予選で愛媛県に帰るのでそれが次のレースですね。

――夏に向けて意気込みをお願いします

ことしのワセダは他大と比べても良いポジションにいて日本一もしっかり狙っていけるところにいると思います。現時点では負けてしまっているんですけど、しっかりパワーアップして、夏には優勝できるように頑張りたいと思います。

木野田沙帆子(スポ2=青森)

――木下(美奈、スポ2=山梨・富士河口湖)選手と同じ組でのレースでしたが、どのようなお気持ちで臨まれましたか

練習でたくさん(木下選手と)並べをしてきて、スタートは木下に出られるというのは自分の中で分かっていたというか確信していたので、最初に出られても落ち着いて後半狙える位置で木下を捉えていればいいかなと思っていました。

――レースを振り返っていかがですか

イメージ通りというか、やはり前半木下に出られてしまったのですが後半は持ち味の一本の強さで押して、最終的に差してゴールできたのは自分の中でイメージ通りいったので、自分の漕ぎをしっかり分かっているという部分では良い収穫になったレースかなと思います。

――後半の追い上げはレースプラン通りだったのですか

そうなりますね。

――以前、前半が課題とおっしゃっていましたがいかがですか

前半、木下を捉えて常に視界に入った状態でスタートを切れたのでその点では成長できたかなと思います。

――あしたに向けて意識したい点はありますか

1着の春奈さん(榊原春奈女子副将、スポ4=愛知・旭丘)とタイム差があるので無理についていこうとするのではなく、視界に入るような状態で最後を迎えて、やっぱり後半に強いので後半いくら差せるかというところが勝負だと思うので、前半出られても諦めずに、ばてることなく後半まで食らいついていけたらなと思います。

――意気込みをお願いします

大学に入って初めてのシングルスカルでのレースということで、やはりシングルスカルだと自分の実力が試されると思うので、いまの自分がどれだけの実力をもっているかとういう部分を図る上でも自分の力を出し切って漕ぎ切りたいなと思います。