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2015.05.20

早慶定期戦 5月17日 神奈川・慶大日吉陸上競技場

因縁の敵に実力差見せつけられる

前半 後半
早大
慶大
▽得点者
曲道、原、平野響

 晴天の空の下、大勢の観客の熱い視線が一点に注がれていた。エンジの戦士たちが挑んだのは、因縁のライバルである慶大。早慶定期戦(早慶戦)では8年連続で敗北しており、ことしこそはと一心不乱に戦いに臨んだ。先制点を挙げるも、点数を重ねることができず、同点で後半を迎える。慶大はフェイスオフ直後に1点リードすると、身長差を利用した巧みなパス回しで点差を広げた。結果は3-6。実力差を見せつけられてしまった。

 前半開始5分相手のシュートをG永井亜実(社4=埼玉・早大本庄)が落ち着いてセーブすると、パスを受け取ったMF曲道楓副将(スポ4=東京・国分寺)がゴール裏から回り込み先制。流れをつかんだかと思われた。しかし、両者ともに勝利に対する焦りと緊張からか、ミスが増え一進一退の攻防が続く。そんな中、中盤で相手にパスカットされ同点。さらにファウルによるフリーシュートを与え、逆転を許してしまう。追い詰められた早大はゴール前でパスをつなぐが、相手の固い守備を崩すことができない。しかし、ここでディフェンス陣がオフェンス陣をサポートした。相手のシュートをセーブし、素早くロングパス。前半残り1分MF原ひかり(人2=東京・成蹊)がMF岩田菜央美(スポ2=神奈川大付)からのパスに反応し、鋭角な力強いシュート。前半を2-2で折り返す。

2年生ながら大会VPに輝いた原

 フェイスオフを獲得した慶大は後半開始早々ゴールネットを揺らす。この失点が明暗を分けた。緩急をつけたパス回しを繰り広げ、ディフェンス陣に付け入る隙を与えない。早大はタイムアウトで気持ちを切り替え、サイドチェンジを巧み使い、MF平野響子(スポ3=茨城・土浦第二)がゴール前からシュート。再び試合を振り出しに戻す。しかし、「身長差が厳しかった」とDF川勝美輝主将(法4=埼玉・春日部共栄)が語るように、身長差を利用した相手の攻撃に粘れず、連続失点。何が何でも負けられない早大は、最後まで意地を見せるが万事休す。試合終了間際には、とどめを刺され3-6で敗北した。

敗戦に肩を落とす選手

 「絶対に勝ちたい試合だったので本当に悔しい」と永井は目に涙をこらえて話した。勝利に対する切実な思いはプレーを通して、会場の大勢の観客に伝わっただろう。敗戦は自分たちの実力を知り、自身を見つめ直すこともできる。目指すのは『日本一』だ。早慶戦での悔しさをバネに、自分たちの弱みと強みを認識し、さらなる成長に胸が膨らむ。

(記事 戸出彩水、写真 高橋豪)

コメント

川上順久女子部ヘッドコーチ(平10理工卒)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうの試合は十分に勝てる試合だったので、負けてしまって非常に残念に悔しく思います

――きょうはどのような位置づけで臨みましたか

当然負けてはならない相手なので、内容はともかく絶対勝つように、強い気持ちを前面に出して戦おうという話を選手たちとしました。

――六大戦(東京六大学交流戦)からはどのように調整してきましたか

最終的には組織といっても個人なので、個人の部分を少しでも高まるように練習してきました。それがきょう随所で見られたと思います。

――前半は先制点を決められましたが

お互い緊張感がありミスが続いた中だったのですが、しっかり先制点を取れました。とても良い入りができたなと思っていました。

――終盤では点差を広げられてしまいました

前半相手のミスがあるときにこちらがちゃんとつけこんで流れを取れず、後半流れが向こうに行ったときに点数を重ねられてしまいました。流れのときにしっかりと点数を取れた、取れなかったという差が結果に出たかなと思っています。

――今回の試合で収穫はありましたか

やってきた方向性は間違っていなかったということは皆改めて確認はしました。足りない部分もあるということを実感したのもきょうの収穫だと思います。

――最後にリーグ戦に向けて一言お願いします

方向性は間違っていなかったというものの、結果として負けてしまったので、今以上にピッチを上げて自覚を持って頑張っていきたいと思います。

DF川勝美輝主将(法4=埼玉・春日部共栄)

――早慶定期戦を振り返って

本当に悔しいです。

――六大学戦で敗れましたが、今日の試合まで調整したことは

六大戦は様子見だったので重く受け止めていなかったのですが、今日の早慶戦に向けて練習してきたので負けてしまい、はっきりと実力差を見せつけられてしまいました。

――KOのオフェンス陣の印象は

やはり身長差が厳しかったのですが、練習でも対策していたので前半を同点で折り返すなどディフェンス陣としては粘れたと思います。

――第1Qと第2Qを通していかがでしたか

第1Qを同点で折り返したので、このままの勢いで頑張ろうと第2Qに臨みました。しかし、第2Qでは思わぬ形での失点などでケイオーに流れが行ってしまいました。

――夏からのリーグ戦に向けての課題は

個人のスキルを上げて、強豪相手にも立ち向かえるチーム作りをしていきたいです。

MF曲道楓副将(スポ4=東京・国分寺)

――早慶定期戦を振り返って

お互いに実力を発揮したと思うので、第2Qで点差を広げられてしまったのは、自分たちの力不足です。

――ケイオーのディフェンス陣の印象は

身長差があり、圧迫されてしましました。

――第1Qを同点で折り返しましたが、第2Qまでの間にチームで話し合われたことは

もっともっと積極的に攻めなければならないと話していましたが、ケイオーの堅いディフェンスを崩すことが難しく敗因です。

――今後の課題は

自分たちのラクロスの良さを出すために個人個人がスキルを高め、ケイオーの高さにも対応できるよう練習しなければならないと思います。

MF平野響子(スポ3=茨城・土浦第二)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうはとりあえず悔しいです。

――前半はワセダが先制点を決めました

前半はしっかり先制できましたし、互角に戦えていたと思います。しかし、後半で粘るところで粘れなく、そこで実力の差が出てしまったかなと思います。あとは球際などの強さで負けてしまいました。これから修正するところがたくさん見つかりました。

――得点シーンを振り返っていかがですか

きょうは私はディフェンスでしたが、行けるところは行けと言われていたので、気持ちで負けないようにと思ってやりました。それが出て良かったなと思います。

――チームとしてはゴールを決められたらそれぞれ行っていいという方針だったのですか

気持ちの面でまずは負けないというところからだったので、皆が攻める気持ちを持ってゴールに迎えていたところは良かったと思います。

――リーグ戦に向けて一番調整しなければならない点は何ですか

勝負どころでしっかり勝負できるようになるということだと思います。基礎技術や決め切るメンタルなどをこれから夏まで詰めていけたら良いと思います。

――最後に意気込みをお願いします

ことしは日本一になって絶対勝ちたいので、らいねんもありますが、しっかりことしで勝負できるようになって、ワセダを引っ張れるようになれたらなと思います。

MF原ひかり(人2=東京・成蹊)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

先輩方に支えられてのびのびとプレーさせていただいたので、私はアッタクだったのですが、やりたいことをやれたので良かったです。

――優秀選手に選ばれましたが

うれしいです。

――ご自身の得点シーンを振り返っていかがですか

2年生がつないだボールをショットできました。2年生ということで不安もありましたが、そのボールをゴールまで持っていけたので良かったなと思います。

――前半はが先制しました

先制したことで雰囲気が良くなったので、それは良かったです。

――後半は逆に点差を広げられてしまいました

アッタク側のミスがあって、ディフェンス側の時間が長くなってしまい、無力な時間がとても長くて、声を出すことしかできなかったです。その点に関してはとても悔しいです。

――今回の早慶戦で課題や収穫はありましたか

のびのびとやらせていただきました。課題はたくさんあります。まだ未熟な点が多いので、もっと落ち着いてプレーできるように、これからリーグ戦に向けて成長したいと思います。

――リーグ戦に向けて意気込みをお願いします

今回早慶戦ではこういう形になってしまいましたが、きょねんもファイナル4に行けなくて悔しかったので、ことしこそこの悔しさをバネに頑張りたいと思います。

G永井亜実(社4=埼玉・早大本庄)

――高校時代からワセダということでやはり早慶戦は特別な舞台だったのではないでしょうか

ことしで7年目なのですが、毎年毎年早慶戦は見ることがあって、その中で絶対勝ちたいと思っていた舞台なので、とても悔しいです。

――慶大AT陣の印象は

やはり早大にはいない背の高い選手が多くて、攻め方も見え方も全く違うので、難しくもあり、攻略したいとも思っていました。

――前半と後半で明暗が分かれた要因は

後半のドローからすぐにブレークを取られてしまって、焦って失点してしまったので、そこで流れを持っていかれたところだと思います。

――夏のリーグ戦まで間が空きますが

この試合を自分たちで課題も見つかって、逆にできたこともあったので、それをリーグ戦で必ず生かしたいと思います。

――できたこととは具体的にどういったことでしょうか

時間を上手く使いながら、すぐに攻めるのではなくて、ここで一本行こうというときにみんな共通意識を持って攻めて点を取れて、2対2の同点になれたというところです。

――夏のリーグ戦への意気込みをお願いします

慶大に負け続けているので、リーグ戦では絶対に勝ちたいです。