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2015.05.19

関東学生リーグ戦  5月13・14日 東京・駒沢体育館

新チームで苦戦強いられる

 6日間に渡る関東学生リーグ戦(リーグ戦)の最後を飾るのは男子エペと女子サーブル。笑顔で大会を締めくくるべく戦いに臨んだ。男子エペは初戦勝利するも、その後が続かず5位。新メンバーで出場した女子サーブルは3勝2敗の3位と健闘した。今年度初めての公式戦が幕を閉じた。

ことしは各大学のレベルが高く、実力が拮抗(きっこう)している男子エペ。気を抜いたら終わりという緊張感のある中で初戦の法大戦を迎えた。試合は序盤から法大リードで進む。32-35で8試合目の小野弘貴(社4=東京・早稲田)が登場。小野弘が一挙8点を取り逆転に成功し、最後回りの津江碧主将(スポ4=山口・岩国工)が勝利を決める。1勝を収めた早大はこのまま勢いに乗りたいところだったが、そう甘くはなかった。明大、日大戦を落とし初日を終えると、2日目も白星を挙げることができず、最終的には1勝4敗に。得失点差で5位となり、辛くも入替戦は免れたが厳しい結果となった。

主将としてことし初の公式戦に挑んだ津江

早大女子サーブル陣は熱戦を繰り広げるたびに強く成長した。新入部員の佐々木陽菜(社1=東京・大原学園)、フルーレが本職の尾上千尋(創理4=東京・田園調布雙葉)、永瀬夏帆(スポ3=宮城学院)の新布陣で挑んだ今大会。1日目の法大、東女体大で接戦にもつれ込むも最後に踏ん張り切れず2戦とも落としてしまう。続く専大戦でも8点ビハインドという追いかける展開で最後回りの佐々木陽の出番に。この厳しい状況の中で佐々木陽が真価を発揮する。「点差はあったが負ける気はしなかった」(佐々木陽)と素早い動きで相手を圧倒し、見事大逆転。45-43で初勝利をつかむ。ここで流れを引き寄せた早大は2日目も全勝。3位を獲得し、新メンバーで幸先のいいスタートを切った。

初勝利を挙げ歓喜する早大

 この日でリーグ戦の全日程が終了。結果として、早大は女子エペが優勝し全日本学生王座決定戦(王座)への出場を決めた。しかし同時に、女子フルーレが入替戦に回るという悔しさの残る成績もあった。「まだまだこれからのチーム」と主将の津江が語るように、今回の記録だけではなく、今後いかに成長できるかが大きなカギとなる。多くの新入部員も加入し、無限大の可能性を秘める早大フェンシング部。秋の大会に向け、ここで得た経験と課題をもとにさらなる鍛錬が始まる。

(記事 松本理沙、写真 副島美沙子、松本理沙)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

※フェンシングの団体戦は3人、または4人の選手が交代で出場し、1試合当たり3分という持ち時間内で争う。あるいは3分以内にどちらかが先に5得点先取すると、そこで次の選手に交替となる。最終的には9試合戦い、45点を先取、または持ち時間が終了した場合は得点が高い方が勝ちとなる。

※エペ:全身が有効面となる上に、両選手が同時突きをすると両者にポイントが与えられる。より慎重な攻め方が求められるため、時として両者が睨み合ったまま時間が過ぎることは稀な話ではない。

※サーブル:両腕も含む上半身への突きと切り(剣先ではなく剣の胴部分で相手の体に触れること)が得点となる。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の攻撃を防御してから攻撃しなければならない。この攻撃権の奪い合いにより、両選手はピスト上を常に前後に往復し合うため、サーブルは3種目の中で最も全身運動が激しい種目だと言える。

集合写真

結果

▽女子サーブル

早大〔尾上千尋(創理4=東京・田園調布雙葉)、山根司(スポ4=香川・三本松)、永瀬夏帆(スポ3=宮城学院)、佐々木陽菜(社1=東京・大原学園)〕
 
1部3位

1試合目:●41-45法大

2試合目:●42-45東女体大

3試合目:○45-43専大

4試合目:○45-36日大

5試合目:○45-33慶大

▽男子エペ

早大〔津江碧主将(スポ4=山口・岩国工)、小野弘貴(社4=東京・早稲田)、仙葉恭輔(スポ4=秋田南)、小野真英(スポ1=埼玉栄)〕

1部5位

1試合目:○45-42法大

2試合目:●34-45明大

3試合目:●37-45日大

4試合目:●40-45慶大

5試合目:●36-45専大

コメント

津江碧主将(スポ4=山口・岩国工)

――男子エペ5位という結果を振り返って

結果としては5位という形だったのですが、正直優勝も見えただろうし、逆に言えば最下位の6位もあったのではないかなという試合展開でした。エペ自体ここ数年と比較してどの大学もレベルが高くなっていたので、思った通り試合は厳しいものになりました。その中で初戦の法大戦で勝つことができたのは良かったのではないかなと思います。ですが、そこで安心してしまった部分もありました。2戦目の明大との対戦では正直自分たちもいけるいけるという軽い気持ちというか、どこかしらそういう気持ちがあって試合に入ってしまったのではないかなと思います。

――今大会の目標は

目標は優勝でした。

――意識していたチームはありましたか

特に意識していたのは日大ですね。今まで何度も対戦してきて一度も勝ったことがないチームだったので。そこに1日目で負けてしまったのですが、そこまでこてんぱんにやられたというわけでもないかなと正直自分では思います。

――初戦の法大戦は逆転勝ちでした

自分にとって最後のリーグ戦(関東学生リーグ戦)ということで緊張してないと自分では思っていたのですが、やっぱりどこかしら緊張していた部分があったのかもしれません。弘貴(小野、社4=東京・早稲田)とかに「いつもの3割くらい動いてないよと」言われました。

――法大戦の勝利は最後の小野弘選手のポイント獲得が大きかったと思いますが

そうですね。そこで点を取ってくれたことによって仲間が頑張っているから自分もしっかりしなければいけないなという思いで最後回りに臨むことができました。

――初戦以降の試合では点差を離されての敗戦が目立ちましたが

今回のチームはエペが本職の4年生が二人、そして1年生とフルーレ専門でやっている4年生というメンバーだったのでエペ専門の二人が点を取って来なければならないというスタンスでやっていましたが、無理しなくても良かったなという場面もあったと思います。試合を終えてそこは反省しました。

――試合の中で流れが良いときは点を取れますが、流れが悪くなると急激に点差を離されてしまうという傾向にあるように感じましたが

流れが悪いときに、勝負を仕掛けないということを徹底することができなかったのが結果につながってしまったのではないかなと感じています。

――今後チームとして具体的にどのような部分を強化していきたいですか

例えば誰がここでしっかり取るとか、ここは相手がエースの場面だだからしっかり抑えるとか役割を明確にしていくことがこれからの課題になると思います。

――主将として挑む初めての大会でしたが、早大全体の成績を振り返って

全体としては女子エペの優勝もあれば、女子フルーレが6位で入替戦に回ってしまうといううれしい結果や残念な結果がありました。しかし、まだまだこれからのチームです。リーグ戦終わって、王座(全日本学生王座決定戦)、入替戦、また秋には関カレ(関東学生選手権)とインカレ(全日本学生選手権)も続くのでそちらに標準を合わせてチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。

――個人としての今後の目標は

次の個人戦は10月の関カレになると思うので、 調整など難しい部分もあると思いますが、そこにしっかりと合わせて、上位を目指したいです。きょねん個人はベスト8だったので、やるからにはもちろん目標は優勝ですが去年の成績以上は取れるように一つ一つ勝っていければなと思います。

佐々木陽菜(社1=東京・大原学園)

――初めてのリーグ戦を終えて、感想をお願いします

ワセダのチームの一員として戦うことができて楽しかったです。

――今大会にはどのような意気込みで臨まれましたか

力の差が大きくある選手はいないと個人的には思っていたので、いつも通りやればほかの大学ともいい勝負ができるのではないかと考えていました。勝ち負けよりも、一試合一試合自分のできることをやろうと心がけていました。

――1試合目、2試合目はともに接戦を落とすかたちとなりましたが、試合を振り返っていかがですか

大学の試合が初めてだったこともあり、うまく対応ができなくて冷静さに欠けてしまう部分がありました。1試合目、2試合目の反省を生かして3試合目では自分で試合をつくってプレーできたのが良かったと思います。

――3試合目となる専大戦では、最後周りでの逆転勝利となりましたが、どのような気持ちでプレーしていましたか

専大の選手は自分と身長もあまり変わらず、スピードや技術が自分よりも上回っているというわけではなかったので、点差はありましたが負ける気はしませんでした。気持ちをうまく整理して試合に臨めたと思います。

――勝利が決まったときはどのような気持ちでしたか

1勝目だったので、安心しました。

――2日目に行われた2試合での勝利の要因はどのような部分だと思われますか

最初の2試合では、あまり点差がない中で負けているという状態でも勝てるという風に思えなかったのですが、専大で逆転して勝ったことで自分にも自信がついて、最後までしっかりと前に出て勝負ができたかなと思います。

――チームの雰囲気はいかがですか

試合をやるごとに団体のチームらしくなっていった感じがします。3試合目で勝ったことによって勝ちの流れができたと思います。

――ことし1年間の目標を教えてください

大学の試合で1位になることと、ジュニアのカテゴリーでの試合もあるので、そこでは世界でも勝っていけるようにしたいです。