メニュー

ERROR

2015.05.13

関東学生リーグ戦 男子3位決定戦 5月10日 埼玉・東洋大レンジ

因縁の相手、慶大に劇的勝利を収める!

5週に渡って行われた関東学生リーグ戦(リーグ戦)。4勝1敗という結果で見事全日本学生王座決定戦(王座)への切符を獲得した早大は、3位決定戦に挑んだ。順位決定戦で対戦相手となったのは因縁の相手である慶大。昨年の秋の早慶戦で屈辱を味わった早大にとって、今回は絶対に勝ちたい一戦だ。そして宿敵同士、互いに一歩も譲らない展開を打開したのは早大。4年生にとっては集大成ともなるリーグ戦を笑顔で締めくくった。

田寺洋貴(人4=茨城)に今試合を振り返ってもらうと、「最高だった」と返ってきた。秋の早慶戦で敗北を喫して以来、慶大に勝つために練習に励んできた早大。気合の入れ具合は、今季リーグ戦一といっても過言ではない。前半50メートルから拮抗した展開が続く。因縁の相手というだけあって、選手からも緊張した表情が見られた。しかしベストメンバー以外の選手らの応援は健在のままであり、仲間の応援に支えられながら各選手全力を尽くした。

3位決定戦でベストメンバーに選ばれた8名

迎えた後半30メートル。ことしは特に強豪揃いである慶大相手に、得意の30メートルで差を開きたい。終盤まで接戦を演じ、誰も勝敗の予想がつかなかった。敵同士であるのにも関わらず、最後には互いに声援を送り合う姿から、歴史ある早慶両校の絆が一層強く感じられた。そしてラストエンドの残り6本、「慶大に勝ちたい」という思いの丈を一射一射にぶつけた選手たち。5点差で試合は終了し、見事軍配を上げたのは早大であった。これまでの一年間積み重ねてきたことが結果につながった瞬間であり、リベンジを遂に果たすことができた瞬間でもあった。

この日は女子チームも応援に駆け付けた

54代である4年生はリーグ戦を有終の美で終えることができた。そして引退するまでの残りの一ヶ月間、「熱い思い」(田寺)を早大アーチェリー部に残していってもらいたい。また、6月の王座に出場メンバーとして登録できるのはわずか4人。リーグ戦とは違って70メートルの種目となるため、より一層練習に取り組み、長い距離にも対応できる力をつけなければならない。一人一人が長距離種目を克服すれば、チームにとっても強力な力となるはずだ。これからの早大のさらなる飛躍に期待である。

 

(記事、写真 新庄佳恵)

結果

▽男子

○早大3850-3845慶大

コメント

守屋麻樹監督(平3政経卒=東京・杉並)

――今季リーグ戦を終えて男女それぞれの結果を受けていかがですか

まず女子は全勝優勝できて、優勝決定戦も去年までに比べたら大分良くなりました。あと一歩でしたが頑張ってくれましたね。男子は4勝1敗ということで優勝できなかったのは悔しいんですけれども、3位決定戦では慶應相手に負けるわけにはいかなかったので、なんとか勝ち抜くとこができて良かったです。

――リーグ戦を通してチームとして成長したと感じている点はありますか

皆楽しく射ててているのがうちのチームの特徴であると思いますし、特にきょうは男子も女子も自分たちの力を十分に出し切れた試合でした。

――反対にまだチームに足りていないと感じている点はありますか

これから王座に向けて70メートルの本数を増やしていかなければならないですし、あと王座の団体戦は短い時間で射たなければならないのでリズムがすごく大切になってきます。そういうところがいまのチームに必要かなと思います。

――いまの注目の選手は

女子はやっぱり1年生の2人(狐塚、舩見)は注目ですし、男子は今回のリーグ戦で頑張った池田亮(人2=東京・国際)ですね。

――王座ではどんな戦いになってくると予想していますか

1本の勝負で決まるんですよね。なので実力というよりもその時に集中して、その1本がきめられるかどうかが勝負になってきます。チーム一丸となって、その1本が10点に入るような戦い方をしていかなければならないと思います。

田寺洋貴(人4=茨城)

――きょうの3位決定戦を終えての感想をお願いします

勝てて良かったです。5点差で勝ちました。全力できょうはできたと思います。いままでの集大成ということで1年間積み重ねてきたことがきょう1日で出せて本当に良かったなと思います。

――きょうの試合内容を振り返って

最高でした。でももう少し点数は出せたかなと思うんですけれども、いままでやってきたことも全部出せましたし、各選手それぞれやれることは全部やれたと思うので良い試合だったなと思います。

――終始接戦でしたね

そうですね。自分もなるべく相手の点数を気にしないようにしていたのですが、相手もこっちも緊張していたみたいでなかなかどっこいどっこいな試合でしたね。

――昨年の秋の早慶戦での屈辱を晴らすことができたのではないでしょうか

気合いの入れ具合はいままでと全然違いました。本当は優勝決定戦で当たるはずでしたが、お互いに負けてしまって結果3位決定戦で当たりました。昨年の早慶戦のときに負けてしまって、この日のために頑張ってきて、昨年もリベンジすると言ったのできょう達成できて本当に良かったです。

――今季のリーグ戦を総括してみていかがでしょうか

最後にブロック優勝して関東1位を取りたかったんですけれども、自分らのやれることは全部できたのかなと思います。なんとかきょう勝てて3位にもなれたので良かったのではないかなと思います。

――田寺選手は東日本大会にも出られるということで、王座を含め残りの2回の大会に向けてどんな練習をしていきたいですか

明日からは70メートルに切り替えて全力でそこで点数を出せるようにしていきたいです。選考がこれから始まって、5月末に決まるので自分を含め選ばれた人はしっかり70メートルをメインで射っていってもらいたいです。一方で僕ら54代が引退した後は、今の未経験の1年生や2年生たちは次の大会にも焦点を当てていかなければならないので、皆話し合って練習をしていきたいと思います。

――主将として残りの1ヶ月間でチームに残していきたいことはありますか

自分ら4年の熱い思いが後輩たちに残していければなと思います。