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2015.05.11

第61回日本学生ウエイトリフティング個人選手権大会 5月8日〜5月10日 大阪府羽曳野市はびきのコロセアム

明暗分かれた結果

 ことしもまた、大阪府羽曳野市はびきのコロセアムで全日本学生ウエイトリフティング個人選手権大会が3日間に渡って開催された。ワセダからは男女10名の選手が出場した。

 

 初日、男子62kg級からは森川芳樹(スポ2=兵庫・明石南)、千葉健介(社2=岩手・水沢高)、そして男子69kg級で生頼永人(スポ2=兵庫・明石北)が出場した。ワセダの選手としてトップバッターとなった森川はスナッチで2、3本目を失敗してしまい記録が危ぶまれたが、ジャークではきっちりと重量を攻める。ジャークの3本目で自己新記録を出し、スナッチの失敗を挽回した。「安定感がないのが問題だと思う」と試合を振り返った森川は言う。しかしその中でも記録を持ちかえして自己新記録を出したことは次へのステップに繋がるだろう。続く千葉は減量しての挑戦ではあったが、スナッチで自己ベストに近い重量を挙げてみせる。トータルの数値としてはけして納得のいく結果では無かったものの、その点に関しては「良い収穫だった」と話してくれた。そして、初日最後の競技に出場した生頼(永)はスナッチ、ジャークともに2、3本目を連続で失敗してしまう。試合後、「(点数を付けるとすると)今日は0点でしたね」と、ばっさり。腰痛もあり、ベストのコンディションではなかったのだという。しかし、その中でも全体3位でまとめたことは評価できるだろう。もともとポテンシャルが高い選手だけに、今後の飛躍が期される。

1本目のみの成功となった生頼(永)

 

 2日目、男子77kg級で松本浩志(スポ4=兵庫・明石北)、生頼佑馬(スポ4=兵庫。明石南)、永迫竜矢(スポ1=宮崎・小林)、男子85kg級には主将の梶田大和(スポ4=兵庫・明石南)、そして女子53kg級に中山桃花(スポ2=兵庫・須磨友が丘)、女子63kg級には野本なつみ(スポ3=埼玉・草加)の6名が出場。松本、永迫の2人は成功率は高いながらも重量が抑えめであったため、上位に組み込むことは出来なかったが、生頼は先月から憂慮している体重面を補強し、スナッチでは自己新記録をたたき出す。「本当は1番上に立ちたかった」と悔しさをにじませつつ、全体3位で競技を終えた。主将・梶田は腰痛の影響から、少ない練習で今大会に挑んだのだという。しかし、けして良くはないコンディションの中、スナッチでは全体1位となり、トータル3位でまとめた。「練習に比べたら良い試合が出来た」と、本人の中では及第点を与えることのできる試技だったようだ。対する女子は、中山が6本全て成功。前回大会から抱える安定感という課題を克服した。野本は1本目の失敗に引っ張られてしまい、スナッチでは思うような結果が残せなかった。ジャークで自己記録に迫る巻き返しを図るも時すでに遅し。悔いの残る結果となった。

主将の意地を見せた梶田

 

 最終日には+105kg級で武田健(スポ3=宮崎・石巻高)がプラットフォームの上に立った。今大会ワセダの選手としては最後の競技ということで、有終の美を飾りたい所だったが、まさかのスナッチを全て失敗。ジャークでも最初の1本のみ成功という厳しい結果になった。「気にしてはいなかったが、実は緊張していた」と、半年振りの試合を振り返り語った。この後には7月に東日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会が控える。まだしばらくある調整期間の中で、各々の選手がどれほどに調子を合わせることが出来るか。今大会で悔しさをにじませた選手達の奮起に期待がかかる。

(記事、写真 平野紘揮)

コメント

千葉健介(社2=岩手・水沢高)

――今日を振り返っていかがでしたか

記録的には全然自己ベストには及んでいなかったのですが、ジャークでは自己新が出せて。減量して自己新が出たのは良い収穫だったのかなと思います。

――調子はいかがでしたか

そうですね、悪くはなかったです。

――減量以前はどのように競技に取り組んでいたのですか

69キロ級でやっていました。そこでの自己ベストが130キロで、きょうその記録を越せて良かったと思います。

――明日以降の選手に言葉があればお願いします

セコンドとかもするので、全力で悔いが無いように頑張って欲しいです。

森川芳樹(スポ2=兵庫・明石南)

――今日を振り返っていかがでしたか

安定感が無い、というのが自分の問題点かなと。安定感が無いと良い試合も出来ず、順位も着いてこないで終わってしまうので。

調子はいかがでしたか

――うーん、まずまずですね。

――ジャークでは攻めた印象を受けました

スナッチで失敗してしまったので、ジャークで持ちかえそうと思って。2本目に自己新を狙って、2本目は結局取れず3本目で取ったんですけど、スナッチがだめだった分、ジャークで取ろうかな、という感じでした。

生頼佑馬(スポ4=兵庫・明石南)

――今日を振り返っていかがでしたか

調整していない割にスナッチは自己新記録が取れたので、体重が増えてきただけあって、調子が上がってきたのかなと。

――前回大会で「パワー負けした」とおっしゃっていましたが今回はどうでしたか

あいかわらずでした。本当は1番上に立ちたかったんですけど、他大の選手には体重がリミットまで出ている選手もいるので、自分も更に体重を増やして、下の階級の人には絶対に負けないようにしたいなと思います。そういう意味でもまだパワーというものが全然足りないし、もう少し体重が必要かなと思います。

――その中でも全体3位でした

そうですね、今回は3位くらいかなと前々から思っていたので、予想通りという感じでした。順位はそこまで気にしていなくて、どちらかというよりは体重と記録の方を重視してやっていました。

中山桃花(スポ2=兵庫・須磨友が丘)

――今日を振り返っていかがですか

今回の試合は腰を痛めていた部分もあって、腰の痛みを悪化させないということを一番に考えた試合だったので、だいぶスタートを抑えて、順位も狙えないような試合だったんですけど、その中でちゃんと6本しっかり取れて良かったと思います。

――成功率の高さが印象的でした

そうですね、(重量を)下げての結果です。

――前回大会では悔しい想いもしたと思いますが、そこからどう調整してきましたか

そうですね、特に調整らしい調整は無かったんですが、スタートを下げたということで、安定した試技ができたと思います。

梶田大和(スポ4=兵庫・明石南)

――今日を振り返っていかがでしたか

1ヶ月前くらいから腰を痛めていて、ろくに練習もできない中での試合だったのですが、練習に比べていい重量挙げが出来たかなと思います。

――スナッチでは全体1位となりました

いやあ。自分のベストには遠いので、まだまだ行けるかなと思います。

――ジャークの方はいかがでしたか

練習では150kgしか挙げられていないなかで、今回の試合で157kgが出たので、クリーンは今の状態の中ではかなり良かったんじゃないかなと思います。

――3位という結果についてはどうですか

3位は全然ですね。ケガをしていた中なので良い方なのかも知れないですけど、全然嬉しくはないですね。もっとインカレ等で優勝出来るように頑張りたいです。