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2015.05.10

春季関東大学2部リーグ戦 5月9日 東京・日大文理学部総合体育館

悲願達成に向け、一歩前進

 大きな山場を迎えた。春季関東大学2部リーグ戦の第4日目終了時点で3位の早大。第5日目となるこの日は、2位の松蔭大との一戦に臨んだ。上位2チームが入替戦に進出することができるため、この試合の結果が1部に昇格するうえで重要な意味を持つ。序盤で連続失点を許す場面が見られたが、粘り強いレシーブを見せる。第2セットを失ったが、セットカウント3-1(25-21、24-26、26-24、25-23)で勝利。悲願達成に向け一歩前進した。

 大一番の独特な雰囲気があったが、決して自分たちのスタイルを見失うことはなかった。第1セット、立ち上がりからレシーブが安定せず、0-4となりタイムアウト。不穏な空気が漂っていたが、選手たちは笑顔で言葉を交わしていた。気持ちを入れ直した選手たちが再びコートへ向かう。修正を図ったチームをけん引したのは佐藤夢菜(文3=埼玉・狭山ヶ丘)だった。サーブで相手を崩し連続得点につなげると、中盤以降はクイックで得点を重ねる。粘り強い守備を見せた早大が、逆転でこのセットを奪った。勢いに乗りたいところだったが、続く第2セットも序盤に連続失点を喫する苦しい展開に。及川香菜(スポ3=宮城・古川学園)が軟打を織り交ぜたスパイクとレシーブで攻守に貢献したが、点差を縮めることができない。13-18となり、ピンチサーバーで宇野櫻子(社3=神奈川・桐光学園)が、及川に代わり加納茉未(社3=北海道・札幌大谷)が途中出場。宇野がサービスエースを決めると、加納は高さを生かしたスパイクで得点を挙げる。両選手が起用に応え、チームに流れをもたらした。終盤に追い上げ、ジュースに持ち込んだが、あと一歩及ばずこのセットを失う。

攻守でチームに貢献した及川

 競った展開が続く中、勝利に対する強い気持ちを見せた。第3セットは唐木沙彩主将(スポ4=千葉・柏井)がブロックアウトなど高い技術で得点を重ねる。要所では平山璃菜(スポ3=東京・文京学院大女)が確実にスパイクを決め、ジュースの末にこのセットを取った。迎えた第4セット、一進一退の攻防が続く。リベロの中川知香(スポ2=神奈川・橘)を中心に相手のスパイクを拾うと、トスをレフトに集める。「一本も弱気になったスパイクはなく、全部強気に打った」と及川。十分な体勢でスパイクを打つことができない場面もあったが、果敢に強打を放つ。エースの唐木も勝負どころで得点を挙げ、接戦をものにした。

勝利を収め、喜ぶ選手たち

 「いまはもう勝ったことで盛り上がっている」。試合後、このように喜びを口にした唐木。その表情には疲労の色が見られ、この試合の激しさを物語っていた。立ち上がりに課題が残ったが、各選手が自身の役割を全うし手にした勝利には大きな価値がある。次戦は首位の日大との対戦。勢いそのままに早大らしいバレーを見せてほしい。

(記事、写真 渡辺新平)

セットカウント
早大 25-21
24-26
26-24
25-23

松蔭大
スタメン
レフト 唐木沙彩(スポ4=千葉・柏井)
レフト 及川香菜(スポ3=宮城・古川学園)
センター 関根早由合(スポ4=神奈川・橘)
センター 佐藤夢菜(文3=埼玉・狭山ヶ丘)
ライト 平山璃菜(スポ3=東京・文京学院大女)
セッター 芹澤友希(スポ2=茨城・土浦日大)
リベロ 中川知香(スポ2=神奈川・橘)
コメント

唐木沙彩主将(スポ4=千葉・柏井)

――今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい

いまはもう勝ったことで盛り上がっているのですが、もう少し楽な展開にすることができたと思います。

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

立ち上がりはまだ悪いと思うのですが、その中でもリードされて追いついたということは収穫です。もっと早くからそのようなバレーができれば良かったと思うので、あしたはそれを意識したいと思います。

――第2セットはリードされる展開の中、タイムアウト後に点差を縮めることができましたがどのような声をかけていたのでしょうか

先を見ずに目の前にある一本に集中して、笑顔でやろうと話していました。

――第3セットは特にご自身のスパイクが良かったと思います

あまり記憶がありませんが、勝利しか考えずにやっていこうと思っていました。

――サービスエースもありましたが、ご自身のサーブを振り返ってみていかがですか

良かったと思います。

――あしたの試合に向けての意気込みをお聞かせ下さい

あしたは出だしから自分たちの展開をしていきたいと思います。監督からは5点ゲームというお話があったので、出だしの5点を取りにいきたいと思います。

及川香菜(スポ3=宮城・古川学園)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

簡単に勝てる相手ではないということは分かっていて、何が何でも勝ちたいという気持ちを全面に出してやっていました

――無敗のチーム同士の対戦となりましたが、試合前にチームではどのようなお話がありましたか

とにかく自分たちのバレーを一生懸命やろうと。それができて良かったと思います。

――打数が多かったと思いますが、ご自身のスパイクを振り返ってみていかがですか

一本も弱気になったスパイクはなく、全部強気に打てました。その結果、周りも助けてくれましたし、信頼して(トスを)上げてくれたのだと思います。

――レシーブも良かったと思いますが振り返ってみていかがですか

細かいミスは多かったのですが、ここぞというところでしっかりと上げることができて、それがちゃんと点数につながって良かったと思います。

――あしたの試合に向けての意気込みをお聞かせ下さい

きょう以上に大変な相手だと思いますが、どんな場面でも自分たちのバレーができるように頑張りたいと思います。