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2015.05.08

平成27年度関東学生春季選手権 5月4日・5日 神奈川・葉山沖

個人、総合共に2位で、またも覇権回復ならず

 慶大の初優勝で幕を閉じた関東女子学生春季選手権(女子インカレ)から2週間が経ち、迎えた関東学生春季選手権(春季関東インカレ)。初日はスナイプ級がトップに立つも、470級が失速し総合2位で折り返す。2日目は逆に470級が復調するも、スナイプ級が好調を維持できず。470級、スナイプ級、そして総合のすべてで2位という結果に終わった。おととしも日大に次ぐ総合2位。今季こそは優勝を果たしたい早大であったが、各艇の小さなミスが重なり、春季関東インカレでの優勝は来年以降に持ち越された。

 1日目は快晴。程よく風も吹き、良いコンディションとなった。そんな状況で出場したスナイプ級の3艇すべてが初日の全4レースでシングル(※1)を獲得した。中でも、平川竜也(スポ3=神奈川・逗子開成)・服部勇大(基理3=東京・早実)組は第2レースでトップを取るなど、エースの存在感を充分に示した。他の艇もそれに負けないレースを展開し、2位と15点差の首位につけた。その一方で470級は、岡田奎樹(スポ2=佐賀・唐津西)・岩井俊樹(基理2=東京・早大学院)組の艇が転覆するハプニングがあり、初日を3位で終える。第1レースで岡田・岩井組が、第2レースで小泉颯作主将(スポ4=山口・光)・原海志(創理4=東京・早実)組がトップフィニッシュを決めたものの、このミスが大きく響いた。「入りが良くなかった」(小泉主将)。470級は本来の力を出し切れずに、総合得点で首位の慶大に39点差と大きく引き離されてしまう。

艇が安定しなかった岡田奎(左)・岩井組

 最終日、前日より風が強く吹き荒れる。なんとか巻き返したい早大は470級が本来の調子を取り戻す。第5レースで小泉・原組が1位、岡田奎・岩井組が2位、女子インカレで個人で優勝した市川夏未(社3=埼玉・早大本庄)・永松瀬羅(スポ3=大分・別府青山)組も5位と、圧巻のレースを披露。安定しない天候の中でも、その実力を遺憾なく発揮した。しかし、初日に好調だったスナイプ級が乗り切れない。平川・服部組はこの日の2レースでなんとかシングルをキープしたが、残りの2艇は前日のような納得のレースはできなかった。最終日にチーム全員で追い上げはしたものの、最後まで慶大の背中を捉えることはできず、そのまま総合2位という結果に終わった。

女子インカレ、春関東インカレで良い走りを見せた市川(右)・永松瀬組の表彰

 良いレースもあったものの、目標としていた総合優勝とはならなかった。しかし、まとまれなかったものの、随所に良いところは見られた。この良いところを、ある艇が出せないときに全員で助け合えるかがこれからの課題となるだろう。「よりよいチーム力をつけていくべきだなと」(永松瀬)。来週には早慶定期戦が待っている。女子インカレ、今大会で共に優勝に輝いた宿敵への挑戦である。まずはここに照準を合わせ、そこで勝利することで秋シーズンへのスタートを良いものにしたい。

(記事、写真 菖蒲貴司)

(※1) 10位以内の順位を取ること。

結果

▽470級

早大130点(2位)

▽スナイプ級

早大119点(2位)

総合

早大249点(2位)

コメント

470級スキッパー小泉颯作主将(スポ4=山口・光)

――2日間を振り返って

初日に470級が3艇とも反則を取ってしまって、ペースを乱してしまったと思います。そのまま初日は引きずってしまいました。きょうは(470級が)良かったと思えるレースをしたと思いますが、スナイプ級が走れなかったので、それが勝ちきれなかった原因だと思います。

――スナイプ級、470級、また総合でも優勝はできませんでしたが

入りが良くなかったというのに尽きると思います。それが原因で、たとえば2レース目に岡田・岩井組のところが反則を取られて、というふうに連鎖してみんなが焦ってしまったのかなと思います。

――主将として迎える初の団体戦だったと思いますが、いかがでしたか

これまでの取り組みが、きょうの総合2位という結果になったと思うので、しっかり(この結果を)受け止めてこれから切り替えてあと半年頑張りたいと思います。


470級クルー永松瀬羅(スポ3=大分・別府青山)

――個人で優勝を果たした女子インカレから2週間ですが、きょうの出来はいかがでしたか

女子インカレでは、私たちの得意な強風で、安定した走りができたと感じています。今大会では微風でしたが、自分たちの思い通りの走りができたと思えたので、初日は結果も良かったのかなと思います。

――男子も加わって、チームとして今年度初の試合だったと思いますが

初日は南風ということもあって安定したコンディションのもとのレースだったのですが、もともと強風が得意だったので、他の艇と差をつけにくいなと感じていました。これまでもそうなのですが、私たちの課題はスタートなので、悪い順位から良い順位にいく練習をこれからもしていきたいなと思います。

――女子インカレでも負けている慶大とは、来週の早慶定期戦でまた対戦します。意気込みをお願いします

今回の大会は、各艇の小さなミスが積み重なったものなのかなという印象が強いので、早慶定期戦に向けて、よりよいチーム力をつけていくべきだなと思いました。ルールをもっと知って、今よりも強い走りができるように頑張ります。


470級スキッパー岡田奎樹(スポ2=佐賀・唐津西)

――今大会を振り返って

強風だったので、ワセダ自体が、また自分としても得意とするコンディションだったので、有利に戦えたのかなと思います。

――今大会の位置づけとは

ペアを組んでいる岩井(俊樹、基理2=東京・早大学院)がまだ半年しか乗っていないので、半年間の練習の成果がどれくらいなのか、ということの確認が大きいですね。今までの練習が間違っていないかを確かめる意味もあります。もちろん優勝を狙っていたのですが、先輩方と比べるとまだまだなので、少しでも良い走りができたらという思いで臨みました。

――ペアの岩井さんとのコンビネーションはいかがですか

まだ良いとは言えないです。(岩井選手が)ヨットを操作することをまだ半年しかしていないので、まだ技術的に足りないところが多いので、ペア間でのコミュニケーションなんかは、それからだと感じています。まずは動作を覚えることが優先だと思っています。

――第2レースでの転覆について

スナイプ級の艇との間でトラブルがあって、接触してしまいました。スナイプ級の艇が混線することはわかっているので、内側に抜けて、戻していけたらなと思います。

――早慶定期戦など、これからに向けて

あまり気負わずにやっていけたらなと思います。当然(どの試合も)勝ちを意識していますが、焦ることはよくないので。落ち着いて臨みたいと思います。