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2015.04.28

第30回東日本学生グループ選手権 4月25日 栃木県体育館

全員が東インカレの出場権を得る!

 美しく華麗に舞う早大女子体操部。東日本学生選手権(東インカレ)への出場を懸けて彼女たちの挑戦が始まった。早大からはきょねんも今大会に出場したエースの長沼園佳(スポ2=群馬・中央中教校)を合わせ計4名が登場。それぞれが故障やブランクなどを抱える状況ではあったものの、それらを感じさせないのびのびとした演技を披露した。長沼が合計45.350という得点で個人総合16位と活躍し、他の選手も安定した実技で予選を突破。選手全員が東インカレへの出場権を手にする嬉しい結果となった。

 1種目目のゆかでは、新技を組み込んだ構成に長沼が臨む。高さのある跳躍を見せるが、こちらは惜しくもラインオーバーでの減点。しかし「練習では決まらなかったので、本番でできて良かった」と喜びをにじませた。また、久しぶりのゆかの演技となった中村麻衣子(スポ4=東京・小山台)は「得意なダンス系のターンやジャンプがほぼ難度落ちだった」と振り返るが、空白期間を感じさせないまとまった演技で、好調な出だしを切った。続く跳馬、段違い平行棒といった種目でも、ワセダは強さを発揮する。ケガから復活を期す周防優花(スポ2=東京・富士見)の平均台の実技は特に目立った。痛みを引きずりつつ、何度か危なげな場面もあったが、こらえ、意地を見せつける。また、井口亜結香(国教2=USA・Diamod Ranch)も前回よりも2点以上も得点を伸ばし、技の完成度に磨きをかけた。

痛みを引きずるも、平均台で意地を見せた周防

 早大女子体操部は人数の関係上団体戦に出場できない。だからこそお互いに励まし合い、相手を思いやることが大切である。しかし、選手として出場するからには他人のコンディションだけを心配しているわけにはいかない。体操競技は安全とは言えないからこそ、選手以外のサポートが必要なのだ。2月に右足首の靭帯を3本切ってしまい、今大会への出場が危ぶまれていたという周防。「すごく応援やサポートをしてもらい、部員たちの大切さが分かった試合でした」(周防)。その中でも特に感謝したいのはトレーナーの孫シンリー(スポ3=台湾・竹東)だという。早大女子体操部が見せる強く、美しい演技の裏には選手を支え続けるトレーナーの存在があった。

選手が活躍するにはトレーナーの存在が欠かせない(写真中央左)

 人数が少ないからこそ、部員同士の結束力が必要とされる。個人戦ではあるもののそれぞれが得た東インカレの出場権は、全員が一体となったことで掴んだと言っても過言ではないだろう。残り少ない期間でどこまで完成度を高められるか。いま真価が問われる。

(記事 八木美織、写真 中村ちひろ)

女子個人総合
選手名 跳馬 段違い 平均台 ゆか 合計点 順位
長沼園佳(スポ2) 12.500 12.700 9.450 10.700 45.350 16位
井口亜結香(国教2) 10.050 9.050 10.100 8.450 37.650 36位
中村麻衣子(スポ4) 10.000 9.550 8.750 7.800 36.100 40位
周防優花(スポ2) 10.200 9.500 9.550 6.000 35.250 44位
コメント

中村麻衣子(スポ4=東京・小山台)

――きょうの演技はいかがでしたか

久しぶりの4種目での試合だったのですが、一応のノーミスで演技を終えられて良かったです。

――改善したいことは

自分はダンス系が得意なのでターンやジャンプで得点を稼ぐ構成だったのですが、ほとんど難度落ちだし平均台も一個難度を落としてしまったので、次の試合があるなら難度をあげて臨みたいです。

――ケガの状態は

あんまり状態は良くありませんでしたがなんとか合わせてやったという感じですね。

――段違いではイメトレされていましたが

じっとしていると忘れちゃうっていうか(笑)。結構やっている人も多いと思います。

――ラストイヤーはどんな年にしたいですか

ケガの状況など見つつ、最後の年になるので楽しく頑張りたいと思います。

井口亜結香(国教2=USA・Diamond Ranch)

――半年ぶりの公式戦でしたがどのような意気込みで臨みましたか

新しい技の練習をしていたので、それを試合で使えるのを楽しみにしていました。

――コンディションはいかがでしたか

緊張はしていましたが、良い状態で臨めました。

――それぞれの種目を振り返ってみていかがですか

最初のゆかでいい感じのアップになって良い演技が出来たと思うので、その後が上手く続いて良かったと思います。

――平均台は前回から2点以上点数を上げてきましたが、何か新技を入れたりしたのですか

構成は変わっていないのですが、前回2回落ちちゃってそれで1点ずつ引かれていたので、今回は落ちずに点数を稼げて良かったです。

――他に印象が残っている種目はありますか

段違い平行棒はホンテンと倒立を入れたのですが、それを試合でやるのが初めてだったので緊張したのですがそれが終わってからだいぶ楽になりました。

――今大会で得た収穫などあれば教えてください

いつも通り、考えすぎずにやったらなんとかなるなって自信がついたことが収穫です。

――冬の間に強化してきたことは

特に段違い平行棒で倒立とホンテンと車輪を入れられるように頑張りました。

――今後への抱負をお願いします

まだ分からないのですが、もし東インカレに行けたらゆかでもう少しひねり技を入れられるようにしたいです。あと1ヶ月しかないですが頑張ります。

周防優花(スポ2=東京・富士見)

――半年ぶりの公式戦でしたがどのような意気込みで臨みましたか

2月の終わりくらいにケガをしてしまってきょう出れるか分からなかったのですが、とりあえず大会に出場することが第一の目標でした。試合の2日前くらいに初めて全部通せるようになりました。無事試合に出ることができて本当に良かったです。

――どこをケガされているのですか

右足首の靭帯が3本切れてしまってずっとギブスをしていました。

――痛みはまだ引きずっているのですか

そうですね。注射を打ってもらっています。

――それぞれの種目を振り返ってみて

最初のではジャンプ系があまりできなくて、技もあまり入れられなかったのですが、とりあえず全部通せたので良かったと思っています。

――段違い平行棒の後の笑顔がとても印象的でした

降りが下手でいつもできないのですが、それができたので自然と笑顔が出てしまったのだと思います。

――平均台は何度か落ちそうな場面もありましたがなんとかこらえきりましたね

意地でも落ちるわけにはいかないと思い頑張りました(笑)。とりあえず踏ん張ったという感じですね。

――今大会で得た収穫などはありますか

トレーナーとずっとリハビリをしていて、一番感謝したいのはトレーナー(孫シンリー、スポ3=台湾・竹東)です。先輩と同期も出るときすごく応援してもらったりサポートしてくれたので部員たちの大切さというのを分かった試合でした。また、頑張れば自分も限界を超えられることが分かったので、そこが収穫です。

――今後への抱負をお願いします

通過するか分からないのですが、通過しなくても技、特に段違い平行棒を強化したいと思っています。もし出場出来たら、車輪を入れた姿を見せたいなと思います。

長沼園佳(スポ2=群馬・中央中教校)

――きょうの演技を振り返っていかがでしたか

ゆかの演技で新しい技を取り入れたのですが、練習中は決まらなかったので、本番はラインオーバーでしたが決まって良かったです。

――平均台はいかがでしたか

本番になるではブレが出て、ちょっとしたことが落下に繋がってしまい練習が足りないと思いました。

――次戦にむけての目標は

東インカレを通過しないと全日本学生選手権(インカレ)には行けないので、審判も厳しくなると思うし、技を正確にするのとミスを減らせるようにしたいです。