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スケート部

2015.04.13

秩父宮杯第63回関東大学選手権1回戦 対筑波大 4月11日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

大差で快勝、好スタートを切る

 関東大学選手権(選手権)が開幕した。昨季の日本学生氷上競技選手権(インカレ)では準々決勝で無念の敗退に終わった早大にとって、今季は王座奪還を目指すシーズンとなる。この日は新体制で挑む初の公式戦。筑波大を相手に序盤から積極的な攻めで次々と得点を重ね、21-1という大差で圧勝した。

 「きょねんはスタートがどの試合も悪く、1年間を通して自分たちのウィークポイントだった」(DF石川貴大主将、スポ4=埼玉栄)。課題としていた立ち上がりで、早大は成長を見せつけた。開始1分50秒でルーキーのFW矢島雄吾(スポ1=北海道・駒大苫小牧)が相手GKの正面から強烈なシュートをたたき込み、先制点を獲得。続いて6分11秒には、同じくルーキーのFW鈴木ロイ(教1=北海道・苫小牧東)がゴール前にこぼれたパックを押し込み2-0とする。その後も攻勢を緩めずに5連続で得点し、7-0で第1ピリオド(P)終了。完封の予感すら感じさせるスタートだった。

得点を決め喜ぶ選手たち

 第2Pに入っても次々とシュートを放ち、27分までに3点を追加。30分29秒にはFW金子聖(スポ3=埼玉・立教新座)がパワープレーの機会を逃さずゴールネットを揺らし、点差を11点にまで広げる。しかし31分16秒、守備陣の連携がうまくいかず、相手にシュートを決められてしまう。これで早大の勢いは落ちるかに思われたが、その後も主導権は渡さない。31分57秒、FW瀬戸公大(スポ2=北海道・白樺学園)のシュートを皮切りに目まぐるしいペースでゴールを量産し、17-1で試合は第3Pへ。最後の20分間も攻め込み続けた。開始からわずか18秒後、FW寺井敏博(国教3=米国・チョートローズマリーホール高)が18点目を入れる。さらに51分53秒から相次いで3点を加え、21-1という大勝で試合を終えた。

存在感を示した金子立樹(スポ3=北海道・駒大苫小牧)

 新たなチームで幸先の良いスタートを切った早大。1年生の鈴木と矢島がハットトリックを達成と、新戦力の活躍も光った。2回戦の相手である法大とはきょねんの関東大学リーグ戦(リーグ戦)で引き分けに終わっており、チームの真価が問われる。まずは選手権制覇、そしてリーグ戦、インカレ優勝も合わせた『三冠』へ――。早大の戦いは始まったばかりだ。

(記事 又坂美紀子、写真 中村ちひろ)

関東大学選手権(1回戦)
早大 ピリオド 筑波大
7(30) 1st 0(3)
10(27) 2nd 1(5)
4(22) 3rd 0(0)
21(79) 1(8)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 01:50 矢島 坂本龍
早大 06:11 鈴木 新井
早大 12:39 矢島 PK
早大 14:36 鈴木 寺井
早大 15:16 青木 加賀美
早大 16:11 鈴木 寺井
早大 18:26 寺井 鈴木 金子聖
早大 21:36 加賀美 青木 堰合
早大 23:01 瀬戸 田村
早大 27:00 坂本龍
早大 30:29 金子聖 寺井 加賀美 PP
筑波大 31:16 斜森
早大 31:57 瀬戸 飛田 青木
早大 33:42 寺井 金子聖
早大 34:22 鈴木 石川
早大 34:54 青木 金子立
早大 35:22 青木 金子立
早大 38:11 寺井 石川 金子聖 PP
早大 40:18 寺井 鈴木
早大 51:53 矢島 田中
早大 54:21 金子聖 石川 新井
早大 58:38 飛田
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
鈴木 寺井 金子聖 石川 新井
青木 金子立 加賀美 堰合 ハリデー
田中 坂本龍 矢島 坂本之
田村 瀬戸 飛田 斜森 松本
GK中川
コメント

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――今季のチームカラーはどうでしょうか

きょねんはあまり結果が出なかったので、ことしはチャレンジャーとして、攻守ともに積極的にいくようにしていますね。

――新入生に関してはどう思われていますか

新入生は既に何人か試合に出場していますので、これから経験を積み、チームの戦力となって欲しいですね。

――きょうのセットの意図は何ですか

特に意図というものは無いのですが、セットごとに役割や目標を設定し、それぞれがその目標に向かってプレーするようにしています。

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

初戦ということもあり立ち上がりは悪かったのですが、全体を通して見るとスコアが伸ばせましたし、守りの意識も高かったので非常に良い内容でしたね。満足しています。

――ことしの目標をお願いします

春の関東大学選手権、秋の関東大学リーグ戦、そしてインカレ(日本学生氷上競技選手権)を全て制覇することを目標としているので、チーム一丸となり目標を達成していきたいです。

DF石川貴大主将(スポ4=埼玉栄)

――初戦ということでどういう意気込みで臨みましたか

きょねんはスタートがどの試合も悪く、それが1年間を通して自分達のウィークポイントで終わったのでそこを克服することと、終始自分達のプレーを続けようと皆で話していました。

――きょうその反省点は生かせましたか

そうですね。正直まだ自分たちの満足のいくプレーが出来なかったのですが、自分たちの目標としている最低ラインはクリア出来ているのかなと思います。

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

守備についてはゼロ失点、被シュート数を5本以内という数値的な目標を挙げていたのですが、そこを達成出来なかったことは残念に思っています。しかし、攻撃に関してはシュートを75本以上打つという目標はしっかりとクリア出来ているので良いところと悪いところがそれぞれはっきり出たと思っています。

――今季のチームの調子はいかがですか

1年生もとてもフレッシュで走る選手も多いし、上級生もしっかり走り、パスも加わって良いコンビネーションが生まれていると思います。自分たちのセットの役割をしっかり理解しながらプレーしている選手が多いので、チームとしては良い雰囲気の中で練習も試合も出来ていると思います。

――主将としての意気込みを教えてください

最後の春の大会で優勝して早慶定期戦も勝つということを目標に4年生全員で頑張っているので、その中でもリーダーシップをとってやっていければいいなと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

きょうのような甘い試合ではなく、すごくタイトな試合になってくると思うので、失点をしないで試合に勝つということと、パワープレーがあればパワープレーをしっかり決めて自分達が有利に試合を展開していきたいと思います。

FW金子立樹副将(スポ3=北海道・駒大苫小牧)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

チームのきょうの目標は相手に合わせないでプレーしていくということだったので、立ち上がりから点数が沢山とれて良かったと思います。

――きょねんは立ち上がりが課題だとおっしゃっていましたが、ことしもその点を意識して練習を行いましたか

そうですね、やっぱりきょねんは立ち上がりに失点や流れを相手に渡してしまい、試合の主導権を握らせてしまうことが多かったので、ことしは練習や試合前の準備を最初からしっかりやっていこうとみんな意識してやっています。

――きょうが新生チームとしての初試合でしたが、きょねんとことしのチームの違いを教えてください

やること自体は特に変えなかったのですが、ことしはFWに4年生が坂本さん(龍平、スポ4=青森・八戸商)ひとりしかいなくて、2年生と3年生が中心になってくるので、得点という部分では意識してプレーしていこうと思っています。

――ことしの一年生についてどう思われますか

1年生もすぐにチームに溶けこみましたし、各セットに1年生も入っていて、1年生から4年生まで良いコミュニケーションを取れているので、頑張っていると思います。

――ことしから副将ですが、なにを心掛けていますか

FWの中でアシスタントをつけているので、得点という部分ではすごくこだわってやっていきたいです。きょうであっても、自分は0得点でしたし、やっぱりそういう部分ではもっとストイックにやって、しっかり得点し、チームに貢献できるように頑張りたいと思います。

――では、今季のご自身の目標を教えてください

やっぱりスコアリングですね。得点という部分は、個人としてもやっぱり高く持ってやっていかないとダメだなと思います。

――今季のチームの目標は

最初にも言いましたが、立ち上がりの部分はやっぱりきょねんの課題でもありましたし、重要なので、立ち上がりをしっかりやるというのがチームの目標です。

――来週の試合への抱負をお願いします

来週は法政なので、きょうの試合とは比べものにならないほど強く、重要な試合なので、やっぱり立ち上がりやスコアリングという部分を来週一週間しっかり練習して、次に進めるように頑張っていきたいと思います。