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2015.04.08

東京六大学春季リーグ戦 4月6日 早大東伏見グラウンド

チームの力で逆転勝ち/法大2回戦

法大2回戦
早大
法大
(早)○大河原、沼座―松下

◇(本塁打)笹井1号2ラン (二塁打)鈴木

 開幕戦でいきなりの敗戦を喫した早大。雨天順延により中1日空いてこの日、対法大2回戦を迎えた。この日の先発は大河原朋哉(スポ4=大阪・三国丘)。初回、ミスが重なり1点を先制されるも、その後はピンチを抑え相手に得点を許さない。そして、6回つなぎの攻撃で好機をつくり、鈴木夏亥(社2=東京・早実) の二塁適時打で逆転。粘りの野球が流れを呼び込み、7ー2で勝利を収めた。

 勝ち点奪取のためには、絶対に負けられないこの試合。しかし、立ち上がりでバッテリー間のミスと、失策が重なり先制点を許す。悪い流れでの失点により、試合は法大のペースで進もうとしていた。それでも、ここで流れを渡さないのが早大の強さだ。「目の前の1回だけを全力で抑える気持ちで投げました」(大河原)。先発の大河原は2回以降を1失点にまとめ上げ、徐々に流れは早大に傾き始める。続く沼座翔平(スポ4=広島なぎさ)も7回以降を無失点に抑え、相手に付け入る隙を見せることはなかった。

粘投で流れを引き寄せた大河原

 投手陣の踏ん張りに打線も応えた。6回、先頭打者の大河原が左前安打で出塁すると、連打でこの試合初めて得点圏に走者を進める。1死二、三塁となり、打席には好調の鈴木。「真っすぐだけを絞っていました」(鈴木)と、暴投後の直球を狙い打ち。打球は中堅手頭上を大きく超え、逆転の走者が生還した。その後、代打・笹井健佑(社2=東京・早実)が気迫のこもったスイングで2点本塁打を放ち、ダメ押しとなる追加点。この回、早大は一挙に5得点をあげ、試合を決定づけた。前の試合では、貧打に泣き無得点に終わった早大打線。しかし、この日は守備でつくった良い流れに乗り、つなぎの攻撃を見せることができた。

本塁打を放ちガッツポーズをする笹井

 悪い流れを払拭(ふっしょく)し、この日はチームの力で勝利を収めた。堅い守備で流れをつくり、つなぐ攻撃で得点をあげていく。この流れをつくることができれば、早大の強さを発揮することができる。次戦は、1回戦で苦しめられた末次慶一郎(法大)の先発が濃厚。少ない好機をものにし、自分たちの土俵で試合をすることができるのか――。法大との決着をつけるべく、第3戦に臨む。

(記事、写真 杉田陵也)

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コメント

松本憲太郎主将(スポ4=福岡・筑紫丘)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

初回の守備の入りが悪くて、どうなるのかなと思ったのですが、よく逆転したなという風に思います。

――序盤に守備のミスが重なりましたが、きょうのチームの雰囲気というのはいかがでしたか

この前の負けをそこまで引きずることなく入れたのかなと思ったのですが、初回の守りで1点取られてしまいました。けれども、2点目を与えなかったことがこちらを勢い付けるポイントだったのかなと思います。あそこでズルズルいかずに、きっちり1点で止めることができたということが、その後の試合の雰囲気をこちら側に持ってくることができる要因だったのかなと思います。

――大河原選手(朋哉、スポ4=大阪・三国丘)の粘りの投球もチームの流れを変える大きな要因だったと思います

そうですね。ナイスピッチングでしたね。走者を出しながらも、しっかり打者に向かっていく投球で、気持ちが入った良い球を投げていました。大河原のおかげであの点数が入った回(6回)が生まれたのかなと思います。彼がしっかり辛抱強く投げてくれたおかげで、そういう風になったのかなと思います。

――松本選手自身はこれまでの2番打者から9番打者に打順が変わりました。そこでの変わったところはありますか

(打順が変わった理由として)個人的に調子が上がらないということがあります。良い打者を前に置いて、たくさん打席が回ってくるようにした方が絶対に良いと思うので。自分は一番後ろで、その打者たちに良いかたちで打ってもらうために、犠打だったり、進塁打だったりを打っていければいいと思っているので、個人的にはもう少し頑張りたいと思います。

――きょうは投手陣を中心に守り、打撃もつないでいくことができました。チームの状況は良くなってきていると思いますが、主将から見てその点はいかがですか

投手と守りに関してはおととい(対法大1回戦)から全く問題ないですし、あとは点を取れるかどうかというところだったのですが、好機をつくって適時打を打つということができたので、チームとしては非常に良いかたちできているのかなと思います。ベンチに入っていない人たちがすごく応援してくれているので、やはりそれは非常にうれしいことですし、よりチーム一体となっていける要因になっているので、本当にメンバーに入っていない人たちには感謝しています。

大河原朋哉(スポ4=大阪・三国丘)

――きょうの投球を振り返っていかがですか

試合の入りが悪く、ここでそのまま相手に流れが行ってしまうと負けてしまうと思いました。初めは長いイニングを投げるつもりでしたが、途中からは目の前の1回だけを全力で抑える気持ちで投げました。

――初回バッテリーのミスがありましたが、何が原因だったのでしょうか

あれはサインのミスではなく、1つ目は自分が(捕手が)構えた所と全然違うところに投げてしまって、2つ目は思ったより変化球が曲がらなくてそらしてしまったのだと思います。

――きょうはピンチの場面を何度も切り抜けました。流れを自分が変えたいという気持ちが全面に出ていたと思います

そうですね。打たせると何があるか分からないので、失策のリスクもない三振というのが(ピンチの場面では)ベストだと思います。なので、三振を狙っていきました。

――6回には先頭打者として出塁し、逆転の契機をつくりました。打席でも流れを変えたいという思いはありましたか

そうですね、とりあえず出塁しようと思いました。自分が打って流れが変われば良いかなと思って、打席に立ちました。

――東京六大学春季リーグ戦では、第2先発としての出場が多くなると思いますが、そこに向けて一言お願いします

まずは試合をつくって、勝てるように頑張ります。

鈴木夏亥(社2=東京・早実)

――6回の逆転打となった二塁適時打の球種は何でしたか

打ったのは直球です。その(一球)前に低めのスライダーが暴投となって1点入っていたので、低めはないと思って真っすぐだけを絞っていました。

――一打逆転の場面での打席でしたが、その時の心境はいかがでしたか

内野も前進してきて打つ方としては打ちやすい場面でした。僕はもうタイムリー(適時打)というよりは、とりあえず外野まで飛ばそうという思いで打ちました。

――前の試合でも三塁打を放ち、きょうも3安打と好調ぶりがうかがえますが、ご自身としてはどのように考えていますか

気温が上がってきたので冬より体が動いているなと思いますし、球もよく見えています。自分でも最近スイングが安定してきたなと思うので、チームにできるだけ貢献したいなと思います。

――ことしはクリーンアップを任されることもありますが、チームを支えることに対しての目標はありますか

僕は3番(打者)が考えることもあって一番難しいと思っています。ただ、やはり打っている時はなるべく打順は考えないようにして、自分の打撃を状況に合わせてできればいいと思っているので、次からもそれは継続していきたいと思います。

――次戦の対法大3戦目への意気込みを教えてください

たぶん第1戦で投げた末次さん(慶一郎、法大)が(次の試合も)投げると思うので、今度は序盤から攻めていけるように、打線で投手を援護できるようにしたいと思います。

笹井健佑(社2=東京・早実)

――逆転をした直後、そして追加点が欲しい場面での代打でしたが、そこに向けての心境はいかがでしたか

前の打者の人たちがつないでくれて、夏亥(鈴木、社2=東京・早実) が逆転してくれたので楽に打席に入ることができました。その段階で逆転していたので、自分は打つだけだなと思って、あまり意識せずに打席に入りました。

――本塁打を打った球は何でしたか

インコースの直球でした。(球に)食らいついていくというイメージで打席に入って、たまたま甘い所に来ました。

――きょうはベンチからのスタートでしたが、そのことに関してはどう考えていましたか

昨日結果が出なくて、休波さん(隼、スポ4=茨城・日立第一)と実力があまり変わらないので、(スターティングメンバ―から)外れたという感じです。

――関東地区大学選手権では悔しい場面が目立ちました。今大会は自身としてもかなり意気込みが強いと思いますが、いかがですか

あの大会は自分としては良いかたちでできなかったので、リーグ戦(東京六大学春季リーグ戦)ではその分を巻き返したいです。

――今後のリーグ戦に向けての目標を教えてください

また打てるように頑張りたいと思います。4番打者ではなくても試合に出られればどこでもいいです。なので、試合に出たら頑張りたいと思います。