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2015.04.06

社会人対抗戦 4月6日 神宮球場

新主砲・丸子の一発も、強豪社会人に及ばず

TEAM
JR東日本
早大
●大竹、小島、柳澤、竹内、内田−道端
◇(本塁打)丸子3ラン

 いよいよ春季リーグ戦(リーグ戦)の開幕まで1週間を切った。今季初となる神宮球場での一戦は、JR東日本との社会人対抗戦だ。勝ってリーグ戦へ向け弾みをつけたいワセダであったが、相手先発の前に打線が沈黙。9回に丸子達也(スポ4=広島・広陵)が反撃の3点本塁打を放つも、わずか2安打に抑えられる苦しい試合を強いられた。投手陣も粘りを見せるが、最終回に集中打を浴び3-6で敗れた。

 試合の流れを引き寄せるためにも先制点が求められたが、相手の先発のキレのある直球と落差のある変化球に翻弄(ほんろう)される。チームに初めての安打が生まれたのは4回。先頭の重信慎之介(教4=東京・早実)が必死に喰らいついて打球を中前に運ぶと、相手の四球もあり一死一、二塁の好機が訪れる。しかしここで4、5番が連続三振。その後は代わった投手からも1人の走者も出せずに9回を迎えてしまう。何とか一矢報いたい最終回は2つの四球で無死一、二塁とするも、ここから2者連続三振。もはやここまでかと思われたが、4番・丸子がファールで粘った末の8球目を右中間席に叩き込み、ワセダの意地を見せた。

本塁打を放った丸子

 一方の投手陣は強打の相手打線にも我慢強い投球を展開。最終回こそ4安打を集められ相手の実力を見せつけられたが、まずまずの仕上がりがうかがえた。髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)も「投手力は仕上がりとしては良い」と語り、投手陣の状態に自信を見せる。その中でひときわ輝きを放ったのが小島和哉(スポ1=埼玉・浦和学院)。5回から2番手として登板すると、球速以上の伸びを感じさせる直球で相手打者を圧倒する。6回こそピンチを招いたが、空振り三振で切り抜けて2回を投げ4奪三振で無失点。鮮烈な神宮デビューを果たした。

好投を見せたルーキー小島

 新チーム初の神宮での実戦を白星で飾ることはできなかった。それでも高橋監督が「守るときも大きなミスはなかったですし、投手に関しては社会人の打者相手ですからね」と振り返るように、チームに悲観的な観測はない。あくまで本番は1週間後に幕を開けるリーグ戦だ。6季ぶりの頂へ挑む春――戦いの火ぶたはまもなく切って落とされる。

(記事 三井田雄一、写真 谷田部友香、藤川友実子)

コメント

髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)

――新チームになってから初の神宮球場での試合でしたが、いかがでしたか

相手は社会人ですからね。守るときも大きなミスはなかったですし、投手に関しては社会人の打者相手ですから、打たれている部分もあるのですが。丸子(達也、スポ4=広島・広陵)が最後に良いものを見せてくれましたから、後味は悪くはなかったですね。1週間くらい前の春季オープン戦では勝っていた相手でしたが、社会人の場合はメンバーがベストメンバーかどうかわかりませんからね。その点、きょうは前回負けたこともあって(相手が)本気で来たから(笑)。日本の社会人トップのチームが本気でくれば、さすがにね。最後に丸子が良いところを見せてくれたので、印象的には良かったですけどね。

――監督ご自身にとっても神宮球場のグラウンドは久々では

そうですね。どこでやっても一緒なんですが(笑)。この間神宮球場での練習もあったので、グラウンド自体に入ることはありましたが…。まあ、本当に久しぶりでしたね。

――相手はオープン戦で勝っていたJR東日本でしたが、どのような気構えで臨まれたのでしょうか

格上に挑むような気持ちで、もちろんね。前回は学生相手のオープン戦ですから、相手も新入部員を試したりという機会だったと思うので。きょうは本気で来ていますから、それでどれくらいの試合ができるかなと思って見ていたけれど。投手陣はある程度計算通りでしたね。内田(聖人副将、教4=東京・早実)が3点取られましたが、その前の8回までの失点は仕方ないところもありますよね。投手力は仕上がりとしては良いと思います。打線にしても良くはありませんでしたが、社会人のエースが投げていたら、そこまで点を取れないですからね。キャプテンの河原右京(スポ4=大阪桐蔭)と茂木(栄五郎、文構4=神奈川・桐蔭学園)が出ていれば、また違うとは思います。きょうのように丸子が打ってくれればね。その前後を打つべき2人が出ていない訳ですから。チームの雰囲気も違いますしね。

――きょうの試合で得た収穫は

収穫は最後の丸子の一発でしょうね。ああいう場面で長打を打てたというのは、本人の自信にもなったと思うし。

――また、きょうの試合で明らかになった課題はありますか

投手は神宮でのマウンドの場ならしという意味でもあるのでね。内田が力みすぎていたかなと思いますが、今季初めてですしね。みんな力みと緊張がある中で、それはさっ引いて考えなければいけないですが。でもある程度良く投げてくれたと思いますね。1回ごとに継投させたのも、社会人相手に経験を積んでもらうためなので。みんな良く投げてくれたと思いますよ。

丸子達也(スポ4=広島・広陵)

――今季初の神宮での実戦だったわけですが、振り返られていかがでしたか

きょうは最後に1本ホームランを打てたのはよかったのですけれど、その前にチャンスがあってそこで三振してしまったことがいけないことかなと思うので、今後の反省点としてそこを直していきたいなと思います。

――8回終了までチームとしては1安打だったわけですが、チームやベンチの雰囲気といったものはいかがでしたか

相手のJR東(日本)さんがけっこう強く守備もベンチも押され気味な状態だったので、今後の課題として直していった方が良いなと思います。

――9回の本塁打を改めて振り返られて

そこまで考えて打ったわけではないのであまり記憶にないのですが、たまたま打った打球があそこに飛んだ、という感じだったので、結果的には良かったかなと思います。

――打った球種というのは

インコースのスライダーを打ちました。

――相手は左投手で左対左だったわけですが、そういう点で難しさはありませんでしたか

特に苦はなく、逆らわずに打とうという意識でやっていました。

――相手が左の速球派ということで、リーグ戦での上原健太投手(明大4年)との対戦に参考になる点もあったのではないでしょうか

そうですね。対左は苦手意識されることも多いのですが、自分としてはあまり苦手意識はないので、それをリーグ戦で生かしていきたいなと思います。

――守備面ではことしから神宮の芝が新しくなったわけですが、守っていて変化などは感じましたか

打球が相当遅くなるので、きょうもファーストゴロが1球あったのですが、全然(打球が)来ないので前に出ないといけないなと思いましたね。

――その点については試合中にも内野手同士で声を掛け合ったりしましたか

打球が死んでしまい、特に足の速いバッターになってしまったらそれだけでセーフになってしまうので。セカンドとコミュニケーションをとりながらやっていきました。

――リーグ戦開幕も2週間後に控えているわけですが、きょうの収穫や課題も踏まえてリーグ戦に向け一言お願いします

課題は先ほど言ったチャンスで三振してしまったことが課題かなと思います。収穫よりも課題を先に潰さないといけないので、課題をしっかり潰していきたいと思います。

小島和哉(スポ1=埼玉・浦和学院)

――大学入学後初の神宮のマウンドでしたがいかがでしたか

大学では初めてだったのですが、神宮では投げたことがあるので、その感覚というか、イメージ通りに投げられたと思います。

――2回を投げて1安打1四球4奪三振という成績でした。どのように評価していますか

結果どうこうではなく、点を取られなかったということは良かったと思います。審判に注意された部分もあったのでそういった細かいところを直していきたいと思います。

――登板前は、どのような投球をしようと考えていましたか

とにかく内容ではなく、点を取られないことがピッチャーには大切だと思うので、そこだけ意識していました。

――これまでオープン戦2試合に登板し無失点の投球でした。オープン戦を振り返っていかがですか

これまで投げた試合では点を取られてはいないのですが、やはり段階を踏むというか、点を取られないということをまず考えてそれができていれば、次は球数を減らしていくことなども意識して取り組んでいきたいと思います。

――ワセダの野球部の印象は

先輩方も優しくて、周りで見てくださっている人も温かい声援を送ってくれるので、すごく投げていて気持ちいいです。

――ワセダに入学しようと思った動機は

自分の高校でやっていた野球のスタイルとすごく(ワセダの野球のスタイルが)似ていて、自分をもう一度一から見つめ直すのにはワセダが良いのかなと思ってワセダに入りました。

――これからどのようなピッチャーを目指しますか

一番は周りの人から信頼される投手になりたいです。

――リーグ戦への意気込みをお願いします

学年関係なく、投げる機会を与えていただいたらそれに応えられるように、一年生らしく頑張りたいと思います。