メニュー

ERROR

2015.02.28

第15回全日本学生室内個人選手権 2月24・25日 千葉ポートアリーナ

リーグ戦へ向けて実りのある大会に

 ことし初の大舞台である全日本学生室内個人選手権(インカレインドア)が行われた。インドアとは室内で行われるターゲットアーチェリーのことで、射距離はすべて18メートルと普段の大会よりも短い距離で行われる。今大会は田寺洋貴主将(人3=茨城)をはじめとするベテラン勢から、最近ますます成長が感じられるエース池田亮(人1=東京・国際)などの7名の選手が登場。多くの顔ぶれがそろった今大会は、各選手が大奮闘するもそれぞれが課題の残る結果となった。

強豪相手に奮闘する寺澤

 1日目に行われた予選。なんとしてでも全員で勝ち残りたかったが、決勝トーナメントへの切符を獲得したのは寺澤紀彦(スポ3=東京・足立学園)と山本周平(スポ3=山梨・甲府一)の二選手のみとなった。決勝トーナメントは1対1で行われるマッチ戦で、トーナメント方式で行われる。1セット3射で得点の多い方に2点、同点で1点、少ない方に0点が入り、6点先取で勝利となる。予選を勝ち進んだ寺澤は、慶大の強豪選手に苦戦を強いられる。第1セットでは同点だったものの、そこから得点を得ることができず第4セットで試合終了。1ー6という大差での敗戦であったが、寺澤は相手の実力が分かりきっている分、「とにかく自分にできることをしようと思って臨んだ」と自分の力は出し切れた様子であった。一方全日本室内個人選手権にも出場した山本は、第2セットまでは順調に得点を重ねるものの第3セットで相手に逆転を許してしまう。そのまま第6セットまで持ち込むが追いつくことができず、僅差で敗北を喫する結果に。二選手共に1回戦でインカレインドアの幕を閉じた。

巻き返しを狙う山本

 今回のインカレインドアは各選手思い通りの結果は出なかった。「微妙な結果だった」と納得のいかない様子で語る田寺は、春に控える関東学生リーグ戦(リーグ戦)に対する実感がチーム全体に足りていないのではないかという不安もあるようだ。だが今回のインカレインドアはリーグ戦に向けての課題が明確になり、大きな収穫を得られた大会ともいえる。各選手がリーグ戦に向けて課題を念入りに修正しながら、チーム一丸となって先に見据えるのはリーグ戦のみである。

(記事 新庄佳恵、写真 谷田部友香、新庄佳恵)

結果

予選ラウンド

▽男子

山本 567点 【24位】

寺澤 568点 【25位】

※32位以上決勝ラウンド進出

東郷大地(教3=埼玉・春日部共栄) 553点 【46位】

池田 545点 【55位】

田寺 542点 【60位】

▽女子

※16位以上決勝ラウンド進出

吉峰さやか(スポ3=香川・高松東) 555点 【20位】

富田芽生(スポ1=北海道・帯広三条) 511点 【38位】

決勝ラウンド

▽男子

寺澤 ベスト32 (1回戦敗退)

山本 ベスト32 (1回戦敗退)

コメント

田寺洋貴主将(人3=茨城)

――きょうの試合を振り返ってみていかがでしょうか

きょうの試合は自分の点数が出なかったので微妙でした。当たりもせず外しもせずという感じで、スタートと後半はよかったのですが間が大したことがなかったので、結果的に微妙な結果だったなという感じです。

――あすの決勝トーナメント進出を逃してしまいましたが、今回の大会を通して反省点はなどありますか

射形の話なのですが、アンカーが長くなってしまって、クリッカーをきるのが遅くなってしまい雑になってしまう射が多かったので、時間が悪かったのかなと思います。ですが前半と後半はすごくリズムよく震えもせずにちゃんと当たったので、終わってみたらそう思いますね。

――田寺選手にとっては初のインカレインドアでしたが緊張はされたのでしょうか

緊張はしました。でも、大丈夫だと思っていましたが大丈夫じゃなかったですね(笑)。

――最近のチームの雰囲気はいかがですか

もう現実的にリーグ戦まであと一カ月ちょっとに迫ってきていて、全体的に見ると緊張感がある練習ができているのかなと思います。けどやっぱり、まだ一カ月あると思っている人も多くて実感が湧いてないんじゃないかなというところも一方であります。特に後輩たちがまだまだリーグ戦というものを分かっていないというか、実感がないのかなと感じますね。

――田寺選手自身はリーグ戦でどのような成績を残したいとお考えですか

もちろん全部勝って、関東リーグで優勝して、個人的には点数面でも部内でも一番をとりたいです。とにかく一番にこだわって、MVPを狙えたらなと思います。

寺澤紀彦(スポ3=東京・足立学園)

――きょうの試合を振り返ってみていかがでしょうか

トーナメント式の試合にインカレや全国レベルで出るのが初めてだったし、相手も有名な慶大の大井選手だったのでそれなりに緊張しましたが、そんなにどうしようなどと変なことも考えることはなかったので全体的にはよかったと思います。

――慶大の大井選手の印象はいかがでしたか

全日本とかでも、同期の山本周平(スポ3=山梨・甲府一)君が敗れているので実力はわかりきっているという感じでした。大井選手は国体でも優勝していますし、とにかく自分のできることをしようと思って臨みました。

――インカレまではどのような練習をされてきましたか

春のリーグ戦に向けて練習しているので、インドアはメインで練習はしていませんでしたが、やることは同じなので自分の射型や射ち方を守って、インドアでも射てたらなと思いました。

――寺澤選手にとって、インカレインドアは大会の中でもどのような位置付けにあるのでしょうか

アーチェリーの中ではターゲットとインドアがメインとなるので、重要な大会だと思っています。インカレに出れることはとても喜ばしいことで、トーナメントにも出場することもできましたし、個人で出ると考えたときにはターゲットに並ぶ重要な大会だと思います。

――室内と野外での決定的な違いなどはあるのでしょうか

インドアは風がない分ミスは完全に自分のせいで、当たったら自分の功績になるので完全に自分の実力が出ると思います。純粋に腕を磨いていかないと勝てない競技なので、ある種の楽しみというか、逆に番狂わせというものがなく気候にも左右されないので、その辺が楽しみの醍醐味ですね。

――今回のインドアを通して、リーグ戦に向けて修正していきたい点は見つかりましたが

自分の射ち方に最近あまり自信がなかったのですが、最近外部のコーチに見てもらって修正してからこの大会に臨んで、それなりにいい結果が得られたのであとは自分の力だけを信じてリーグ戦まで練習を続けていくのみだと思います。

――最後にリーグ戦に向けての意気込みをお願いします

リーグ戦で勝ち越して全日本学生王座決定戦(王座)にいくのはもちろん、王座の選手として自分が出られるように頑張ります。もう4年生なので就職活動が忙しくなると思いますが、アーチェリーの方も疎かにしないようにしていい結果を残せるような練習ができたらなと思います。

山本周平(スポ3=山梨・甲府一)

――今回の決勝ラウンド1回戦敗退という結果についていかがですか

もっといけると思っていたので悔しいですね。最近のインドアで点数が落ち込み気味という感じだったので、点数的にはこれくらいかなと思うのですが、これまでの自分の点数や射ち方だったらもうちょっといけたんじゃないかと思います。

――途中で逆転されるといったかたちでしたが、その点についてはいかがですか

始めのほうは練習と全く同じ射ち方ができていたのですが、逆転され始めたあたりからちょっといらない力が入り始めてしまって。欲が出てしまったのでしょうね。まだまだ足りなかった部分が出てきました。

――全日本室内個人選手権にも出場されていましたが、その経験は今大会に生かされましたか

前回の全日本の試合でもなかなかうまくいかない射があったのですが、その中で自分がどのように射ちたいのかということをたくさん学んだので、この試合に向けてある程度決まった射ち方というのをマスターしておきたかったのですが、期間が短くてなかなかうまくいかないまま負けてしまったので、そこが全日本の後でも生かしきれていなかったのかなと思いました。

――関東学生リーグ戦(リーグ戦)まであと1カ月ほどですが、そこに向けてどのような準備をしていきたいですか

きょう改めて見つけた、最初のほうと最後のほうで思い切った射ち方ができる時とできない時があったので、リーグ戦は30メートル、50メートルに変わるので、そこで前半後半で差がなく同じように射ち続けられるように練習を重ねていきたいと思います。

――これまで主力として活躍されてきたリーグ戦も今回で最後となりますが、どのような大会にしていきたいですか

射っていて悔いの残らない射をしていきたいです。少なくとも自分が出ている試合では絶対に1位になるという意気込みを持っていきたいです。

――リーグ戦に向けて目標をお願いします

目標は、試合において点数の1位をとることとチームを優勝に導けるように貢献することです。

東郷大地(教3=埼玉・春日部共栄)

――初めての全日本学生室内個人選手権でしたが、戦ってみていかがでしたか

楽しかったです(笑)。

――結果についてはいかがですか

実力相応かなという感じです。年明けからあまりちゃんと自分の射ちたいように射てていなくて、まだ調整が間に合わなかったのがそのまま結果に出た感じです。

――今大会はインドアということで、インドアに向けてどのような対策をしていましたか

チームがもうリーグ戦(関東学生リーグ戦)の50メートル、30メートルで練習しているので、ちょっと射ち方が違っているので、午後のフリーの練習の時間に18メートルを練習して、自分なりに調整はしました。

――今回はその調整がうまくいかなかったということでしょうか

18メートルの調整が、というよりも根本的に何メートルを射ってもうまく射てない状態なので、全体的に自分の調整がうまくいかなかったですね。

――リーグ戦まであと1カ月ほどですが、チーム全体の調子はいかがですか

1年生の弓具が初心者用のものからだんだん僕たちと同じものになってきて、点数が上がってきている子も増えているので、だんだん上向いてきているのかなと思います。でもまだ全然点数面で、全員で王座(全日本学生王座決定戦)を目指すには足りないところが大きいので、きのうから合宿が始まっていて、合宿と春練習が残っているので、そこでしっかり全員で詰めていけば大丈夫なんじゃないかなと思います。

――最後のリーグ戦となりますが、そこに向けてこれまでと気持ちに違いはありますか

基本的には変わらないと思うのですが、ことしが最後のチャンスなので、何が何でも王座に出場、その前にまず順位決定戦に出て、関東リーグで優勝するということがあります。それと同時にまだ東日本(全日本学生東日本)に1回も出ていないので、そこに出られるように自分の調整をしっかりしていきたいと思います。

――リーグ戦に向けての意気込みをお願いします

チームの目標である3980点を必ず出して、最後に順位決定戦でどこの大学が来るか分からないですけど来た大学を倒して、必ず優勝します。

池田亮(人1=東京・国際)

――初めての全日本学生室内個人選手権でしたが、戦ってみていかがでしたか

インカレフィールド(全日本学生フィールド選手権)に1回出ていて、思ったより緊張はしなかったので良かったです。

――最近点数を伸ばしていますが、その要因はどんなところにあると思いますか

最近は春練習に入って、自分に足りなかった本数を射つということをやって、しっかり弓具が引けるようになって点数が伸びたのではないかなと思います。

――きょうの結果についてはいかがですか

そんなに満足できるものではなかったのですが、後半の伸びはしっかりできたので、前半からしっかり点数を出せるように調整していきたいです。

――関東学生リーグ戦(リーグ戦)の出場も見込まれますが、どのようにチームに貢献していきたいですか

自分はチームに貢献できるかどうか分からないですが、自分が好きなようにやって点数が出て、それで貢献できたら一番自分の中ではいいかたちなんじゃないかと思います。

――リーグ戦に向けての意気込みをお願いします

東日本(全日本学生東日本)に行きたいので、それに向けてたくさん練習して、しっかりミスがないようにしていきたいです。

吉峰さやか女子リーダー(スポ3=香川・高松東)

――惜しくも決勝ラウンド進出を逃す結果になりましたがいかがですか

前半のところで1本射ち残してしまって、それは自分が悪いことなのでこれからはもうちょっと早く射つことなどをやって、1点でも逃さないようにしたいです。

――あと少しのところで進出を逃した要因はそういったところにあるのでしょうか

そうですね。考えすぎてしまったので、そこで考えずにテンポで射っていれば良かったなと思います。

――今大会はインドアですが、普段の試合につながることはありましたか

全国大会は久しぶりなので、リーグ戦(関東学生リーグ戦)に向けて自信を持って射たないといけないと思うので、練習量を増やさないといけないなと思ういいきっかけになったと思います。

――リーグ戦に向けて女子部の雰囲気はいかがですか

前年度と比べて落ち着いた雰囲気にはなってきたと思います。みんな射ちやすくてすごく雰囲気はいいと思うので、そこでどう点数を出していくかというのが大事になっています。

――女子リーダーとして迎えるリーグ戦はどのような戦いになっていくと思いますか

自分的にはもちろん点数で引っ張りたいのですが、みんなリーグ戦に向けてしっかりと点数を出してきてくれると思うので、その中でしっかりとまとめて、みんなで楽しんでいきたいと思います。

――ご自身としても最後のリーグ戦になりますが、どのようなリーグ戦にしたいですか

いままでリーグ戦に出てきてあまり点数が出ていなかったので、しっかりと点数を出して東日本(全日本学生東日本)に行きたいと思います。

富田芽生(スポ1=北海道・帯広三条)

――きょうの試合を振り返ってみていかがでしょうか

きょうは何もいいところがなかったので、今後の自分の練習の仕方や目標の立て方などを振り返ってみる必要があるかなという思いが残る試合でした。

――富田選手にとって初のインカレインドアでしたが緊張はされましたか

緊張はしました。インカレに限らず、普通のインドアでも緊張はしやすくぶれやす

い競技なのですが、きょうは一段と震えが大きくて緊張からリラックスした射に持ち込むまでに時間がかかりました。

――リーグ戦に向けて、具体的な反省点は課題などは見つかりましたか

練習不足というのも、結果に結びつかない原因としてあると思うので、練習を一から重ねていくのと、あと目標を明確に立てずに今回インカレインドアに挑んでしまったので、リーグ戦はたくさん試合数がある分、その都度目標を自分で定めていきたいと思います。

――最近の練習などにおいての富田選手の調子はいかがですか

練習自体に最近参加できる日数があまりなくて、1週間に1回でるかでない程度だったので、練習でも点数や自分のフォームを意識していきたいと思います。今回は、練習をしなかったというものが直接繋がった試合だと思いました。

――最後にリーグ戦に向けての意気込みをお願いします

今までは1年生として、先輩方についていく試合ばかりでしたが、ことしから経験者の女子が3人ほど入部してきますので自分が引っ張っていけるようなリーグ戦にしていきたいと思います。