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2015.01.12

第87回日本学生氷上競技選手権 1月9日 北海道・釧路市柳町スピードスケート場

インカレ最終日、チーム力でパシュート2位に

 4日間にわたって北海道釧路市で行われてきた第87回日本学生氷上競技選手権(インカレ)は連日の晴天のもと、いよいよ最終日を迎えた。男子勢はここまで3人全員が個人種目での入賞を果たしており、男子総合4位と少人数ながらも大健闘を見せている早大。満を持して3連覇の懸かる今大会最終種目の男子チームパシュート(団体追い抜き)に挑んだ。きょねんの前回大会で大会新記録を出し、優勝したときと同じメンバーで挑んだ早大は持ち前の粘りの滑りを見せ、3連覇とはいかなかったものの、見事2位で表彰台に。男子総合は4位から1つ順位を落とし、5位としてことしのインカレを終えた。

小田主将を中心にスピードに乗る早大

 チームパシュートは1チームを3人で構成し、リンクを8周して3人目のブレードの一番後ろがゴールを通過した時点でのタイムを競う。早大スピードスケート部の男子は3人しかいないため、まさにチーム全員で挑むレースとなった。「ラップを落とさないようにというのが今回の作戦でした」(小田卓朗主将、スポ4=山形中央)との言葉通り、最初のラップで小田主将が先頭を走りチーム全体をスピードに乗せると、最後まで1人も大きくタイムを落とすことのない我慢の滑走。4分09秒40でフィニッシュし、4組目を終えた時点で暫定1位とする。最終5組の法大が早大のタイムを約2秒上回り、惜しくも優勝こそは逃してしまったが、「本当に全力を尽くしたと言えます」と三村亨太(スポ3=北海道・釧路北陽)が語るように、全員が力を出し切って2位をつかんだ。たった3人で男子総合5位という結果も一人ひとりがしっかりとポイントを積み重ねたからこそ得られた結果である。

レース後には満足気な表情を見せた

 今季も4年生2人と3年生1人という少ない人数で活動してきた早大男子スピードスケート部。由井大陽(スポ4=長野・佐久長聖)は最後のシーズンとなる今季を「最後のインカレで自分の納得できる滑りができたので楽しいシーズンでした」と満足げに振り返る。1年間主将として、エースとしてチームを引っ張ってきた小田主将は「みんなに助けられてやって来れたなということで感謝しています」とチームへの感謝の気持ちを表した。少人数だからこそチームとしてここまで一致団結することができたのだろう。今大会を最後に小田主将と由井の2人が抜けてしまう。1人残されるかたちとなる三村は「先輩たちは実際に非常に大きい存在だったので、なかなか自分1人でやっていけるのかなという気持ちです」としながらも、「次は自分が引っ張っていかないといけない」と語った。チームとしての早大はひとまず終わりとなり、新体制での再スタートとなる。先輩たちの意思を受け継ぎ、どこまでやれるか――。早大スピードスケート部のレースは続いていく。

(記事 芝原健輔、写真 角田望、落合修平)

チーム力で得た2位だった

結果

▽男子チームパシュート

早大 4分09秒40 2位

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コメント

小田卓朗主将(スポ4=山形中央)

――惜しくも優勝を逃す結果となってしまいました

優勝はしたかったですが、みんなで頑張った結果なのでいまは満足しています。

――試合前の調子はいかがでしたか

調子は良くもなく悪くもなくという感じでしたね。

――レースプランはどのように考えていましたか

前の組や他のチームを見ていてもスピードがあまり出ていなくて、落ち幅も大きかったので、やっぱり我慢した方が勝てるなと思っていて。それなのでラップを落とさないようにというのが今回の作戦でした。

――改めてレースを振り返って

結構厳しい展開だったのですが、もう少し我慢できていればという感じがあります。

――今大会を総括してみて

他のチームよりも人数が少ない中でも、全員で頑張って得点を取ったおかげでこの結果がついてきたと思うので、一人ひとりが頑張れたんじゃないかなと思います。

――これで今季のの公式戦が全て終了しました。主将として引っ張ってきた一年間を振り返って

大したことはできなかったのですが、全員が一人ひとり力がありますし、強みも持っていて。みんなに助けられてやって来れたなということで感謝しています。

――早大チームにはどのような思い入れを持たれていますか

最後にチームで戦えたということで、心強かったですしとても楽しかったですし、満足しています。

――今後もスピードスケートを続ける予定ですか

そうですね、はい。

――次のステージでの目標をお聞かせください

やっぱりオリンピックに出てメダルを獲得するというのが長い期間での目標です。そこを目指して一年一年頑張りたいと思います。

由井大陽(スポ4=長野・佐久長聖)

――チームパシュートにはどのようなお気持ちで臨みましたか

3連覇が懸かっていたので絶対優勝するという気持ちでしたが、負けてしまったので悔しいです。

――調子は

調子は5000と10000滑っていて疲れはあったのですが、気合でやるということだけでした。

――タイムの感触は

途中疲れてしまって、ラップを落としてしまったのですが、最後踏ん張れたので巻けたらしょうがないと思っていました。

――レースプランはどのようなものを考えていましたか

最初は卓朗(小田主将、スポ4=山形中央)がスピードを乗せて、後は我慢ということだったので、予定通りにはいけました。

――2位という結果については

やり切ったので。悔しいですけど頑張れたので。

――今季を振り返っていかがですか

最後のシーズンということで、満足のいく結果が出なかったりもしたのですが、最後のインカレ(日本学生氷上競技選手権)で自分の納得できる滑りができたので楽しいシーズンでした。

――早大での4年間を振り返って

仲間に恵まれたかなと思います。楽しかったですね。

――今後競技を続ける予定は

競技を続ける予定はないです。

――これまでのスケート人生はどのようなものでしたか

スケート人生を通してなのですが、仲間や指導者に恵まれて、自分の成長できる時間を過ごせたかなと思います。

三村亨太(スポ3=北海道・釧路北陽)

――2位という結果をどのように捉えていますか

とても悔しいです。

――きょうのレースを振り返って

レースはみんな全開だったので、悔いはないです。もう本当に全力を尽くしたと言えますね。

――レースプランはありましたか

いつも通り毎年同じような感じで、ことしもきょねんと同じように攻めのレースを展開しようと臨みました。

――タイムについて

タイム自体はそこまでは悪くないんですけど、やはり法政大学が強かったとしか言えないですね。

――男子総合は5位という結果でしたが

3人で5位なので、けっこう大健闘だと思います。人数の差は厳しかったんですけど、できれば3位以内には入りたかったですね。でも頑張ったと思います。先輩たちに感謝しています。

――流した涙の理由は

やはり悔しいのと、4年生と一緒にここまで一緒に頑張ってきて、先輩たちの大学最後の大会だったので、非常に感極まったというか。

――小田さんと由井さん2人の先輩が抜けてしまうことについて

先輩たちは実際に非常に大きい存在だったので、なかなか自分1人でやっていけるのかなという気持ちですね。来年1年生も入ってくるんですけど次は自分が引っ張っていかないといけないと思いながら、いろいろと考えました。

――ここまでやってきたチームへの思い入れを教えてください

自分は今まで強い団体で戦えるチームに入ったことがなかったので、ワセダに入ってようやく団体戦で戦えるチームになって、チーム団結して戦えるっていうのは良いなって思いました。

――今大会全体を振り返って

この大会では悔しかったり、いろいろありました。最後は優勝で決まれば良かったんですけど、力は出し切ったので満足のいく大会であったと思います。

――来季への目標、意気込みをお願いします

来季は先輩たちの意思を継いで、ことしよりも良い結果で終われるように頑張りたいと思います。