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2015.01.08

第87回日本学生氷上競技選手権 1月7日 北海道・釧路市柳町スピードスケート場

大会2日目、小田主将が男子1000メートルで優勝!

 北海道は釧路にて行われている第87回日本学生氷上競技選手権(インカレ)。2日目からの出場となった早大は、男子1000メートルで小田卓朗主将(スポ4=山形中央)が優勝するなど上々の滑り出し。好タイムが出にくい屋外リンクをものともせず、あす以降のレースに弾みをつける内容となった。

★由井、三村が好感触

安定したレース運びの由井

 男子5000メートルに出場したのは由井大陽(スポ4=長野・佐久長聖)と三村亨太(スポ3=北海道・釧路北陽)。スタートから安定してタイムを刻み続けた由井は7分2秒41を記録し、6位に入賞。「割とスピードも出ていましたし、最後まで滑り切ることができて良かった」と満足気にレースを振り返った。一方の三村は前半こそ快調に飛ばすが、シューズのブレードと氷の接触が上手くいかないアクシデントもあり失速する。それでも粘りの走りを見せ、7分6秒83でゴール。「自分自身の調子は結構いいので、あしたは気合入れて優勝狙っていこうと思います」。そう語る三村の表情には自信が満ちていた。

快走する三村

(記事 落合修平、写真 芝原健輔)

★早大の一員として、再出発

 「全然感覚が違う」。女子1000メートルに出場した菊池萌水(社3=長野・野沢北)はレース後、普段と異なるトラックへの対応の難しさを口にした。本職のショートトラックではソチ五輪女子3000メートルリレーの日本代表に選ばれるなど国内屈指の実力を持つ菊池だが、ロングトラックのレースに出場するのは約3年ぶり。持ち前のコーナリング技術は光るものの、長い直線で思うようにスピードを上げることができない。同組の相手には快勝したものの、「加速力が足りなかった」とタイムは伸びを欠き、結果は16位。今後に課題が残るレースとなった。

慣れないトラックに苦戦する菊池

 日の丸を背負う選手としては少々物足りない内容であるかに思われたが、試合後の表情は明るい。ソチ五輪に向けて競技に集中できる環境をつくるため、1年間の休学という措置をとっていた菊池。昨年の4月に復学し、迎えた今季は再び早大の一員として戦えることへの喜びを実感している。「学校というチームは本当に団結力があってみんながチームの一員として戦う感じ。ここに来られてよかった」。慣れないロングトラックで結果を残すことは難しいが、いまできるのは帰ってきた場所で全力を尽くすこと。仲間からの期待を背に受けながら、あすは女子1500メートルへ挑む。

(記事 中澤佑輔、写真 角田望)

★小田主将が圧巻の走りで優勝を果たす

主将としてチームを引っ張る小田

 この日最後の種目となった男子1000メートル。早大からは今季W杯日本代表に選出された小田が出場。スタートダッシュに成功すると、その後も勢いそのままに滑走する。「入りも最初の200メートルもその次の1周のラストもタイムが出ていて、その時点でトップが狙えることがわかったので、最後はトップを狙って動かしました」との言葉通り、最後の直線までスピードを落とさずフィニッシュ。1分14秒57の好記録をマークし、見事優勝した。あすは2冠を懸け、得意とする男子1500メートルに臨む。「自分のするべきことを考えてしっかりポイントを取ってこられれば」と小田は冷静に次なるレースを見据えていた。

(記事 落合修平、写真 角田望)

結果

▽男子5000メートル

由井 7分2秒41 6位

三村 7分6秒83 9位

▽女子1000メートル

菊池 1分29秒37 16位

▽男子1000メートル

小田主将 1分14秒57 1位

コメント

小田卓朗主将(スポ4=山形中央)

——―優勝おめでとうございます。率直な感想を聞かせてください

びっくりしたっていうのと、ほっとした気持ちですね。

――W杯にも出場されましたが、今季ここまでを振り返って

W杯はチームパシュートだけで個人種目がなかったので、もどかしい気持ちがあって辛い部分もあったんですけど、なんとか立て直したっていうか。良いところも見ることが出来たので良かったのかなと思います。

――最後の大会となる今大会、どのような気持ちで挑まれましたか

やはり人数も少なく一人ひとりしっかり走らないとポイントを稼ぐことができないので、全員が主力という気持ちを持って、少しでもチームに貢献できるように、1つでも高い順位を狙って挑みました。

――きょうのレースを振り返って

ちょっと遅いと思ったんですけど、自分が思っていたよりも入りも最初の200メートルもその次の1周のラストもタイムが出ていて、その時点でトップが狙えることがわかったので、最後はトップを狙って動かしました。

――レース前にチームメイトの応援をするなどリラックスされている様に感じたのですが、プレッシャーなどはなかったのですか

インカレはやはりチームでやるもので、楽しいお祭りみたいな感じなので今回はそういう盛り上げ方をしていました(笑)。

――調子自体は良かったのですか

まあ、絶好調とは言えないんですけど、やっぱり今まで練習してきたことがあって、それをしっかり出せていけば出来ないことじゃないので、調子よりも気持ちで行きました。

――次のレースに向けての意気込みを教えてください

あしたの1500メートルは自分の一番の得意種目なので、やっぱりまた1位が取れれば最高ですけど、狙いすぎず(笑)。自分のするべきことを考えてしっかりとポイントを取ってこられればと思います。

――チームとしての目標は

人数が少ないですけど、全員ここまでしっかり走ってポイントを取れているので何とか優勝で!(笑)

由井大陽(スポ4=長野・佐久長聖)

――今シーズンのこれまでを振り返っていかがですか

納得のいく滑りはできていたのですが、ライバルたちに勝てていなくて、きょう勝てればいいな、と思っていました。きょうは満足のいく滑りができて、個人的に良かったと思っています。

――リンクのコンディションに関してはいかがでしたか

風も強く、他の人はなかなかタイムが出ていなかったのですが、その中でも強い気持ちを持って滑ることができたので、あまりコンディションなどは気にならなかったですね。

――自身のレースを振り返っていかがですか

自分のリズムで滑ろうと思っていましたが、割とスピードも出ていましたし、最後まで滑りきることができたので良かったです。

――安定してタイムを刻んでいた印象でしたが

そうですね。屋外のリンクではことし1番良いタイムでした。

――1万メートルへの意気込みをお願いします

1万メートルの方が苦手種目なのですが、きょうで勢いをつけることができたので、また頑張りたいと思います。

三村亨太(スポ3=北海道・釧路北陽)

――今シーズンここまでを振り返って

シーズンの初めは本当に調子が悪くて、インカレ(日本学生氷上競技選手権)に向けて調整してきたのですが、自分の中ではわりといいレースができたのですが、チームだと3人の中で一番悪かったので。あしたに向けて、しっかりトップを狙う気持ちでいきたいです。

――インカレへの意気込みは

インカレは大学生の大会で重要な大会と捉えていて、ここまで頑張ってきたので。小田先輩が優勝したのですごい良かったです。

――ご自身の調子は

自分自身の調子は結構いいので、あしたは気合入れて優勝狙っていこうと思います。

――きょうのレースを振り返って

最初の3000メートルまでは非常にいいレース展開だったのですが、3000メートルの手前の所で歯と氷が引っかかって転びそうになってしまって。そこから一気にラップが落ちてしまったので、それがなければもうちょっといけたかなと思います。

――会場のコンディションはいかがでしたか

会場のコンディション自体は、風は強いのですが自分の育ったリンクなので、全然その辺は気にならないです。

――思い入れのある会場なのですね

そうですね。応援の人も結構来ているので、ちょっと頑張らないと駄目ですね(笑)。

――あすへの意気込みをお願いします

きょうの小田先輩の流れに続いて、10000メートル悪くても3位以内を狙って、優勝できる数字を狙いたいと思います。

菊池萌水(社3=長野・野沢北)

――きょうのレースを振り返って

(普通のトラックは)3年ぶりくらいに滑りました。練習も全然乗り込んでいない中で滑ってタイムも良くありませんでした。でもすごく楽しかったなという気持ちがあるので、もっともっと滑り込んでもっと速いレースをしたいなというのが純粋な感想です。

――本職のショートトラックとは違う難しさはありますか

そうですね。感覚が全然違くて。靴とかも全然違うので、(体重を)乗せてからの使い方のタイミングが違います。ただこっちの方が本当に体の芯まで使えてないといけなくて、それが結果に直に反映してしまいます。そういう部分でもっと体の使い方とかトレーニングの仕方にはまだまだ幅があると思うのでいいところを取り入れて両方とも相乗効果で上げていけたらいいなと思っています。

――ソチ五輪に向けて休学されていた1年間はいかがでしたか

休学させてもらってスケートに専念できる環境になれたということで、生活の中で自分の甘い部分を一つ一つ実感しながらの年だったなという思いがあります。いまはまた復学をして学業との両立をしているんですけど、もう全然両立というのも甘いなあと実感しています。勉強しながらも自分がスケーターとしてどうやって生活できるかというところでもっと戒めて生活できたら勉強からもいいものを得られるも思うし、それがスケートにもきっと生かされると思うので、まだまだ改善のしようがあるなと思います。オリンピックシーズンで感じたことというよりは、その時とことしを比較になってしまいますけど、そういう部分がきょねんの結果に表れたなという反省点でもあるのでまたこれから色々変えて、上がっていけたらいいなと思っています。

――復学されて、今回はワセダの一員としてインカレに出場されました。そのことについて思うことはありますか

いままでのショートトラックのチームとは違って『学校』というチームは本当に団結力があるというか、みんながチームの一員として戦うという感じなので、心強かったりしますね。今回はショートトラックの時とは全然違う感覚で対人というよりも自分との戦いだったので、そういう面ですごく学ぶものもあるのでここにこれて良かったなという感じです。

――世界に出て感じたことはありますか

自分の中でスピードスケートでもショートトラックでも加速力というのが足りなくて。というのは体の芯を捉えて氷に伝えるという技術がまだ足りないなというのを今回滑っていても再確認できたので、また来シーズンに体作りをして、そういうところを改善出来たらいいなと思っています。それがきょうと同じく、ワールドカップで得たものです。

――ちなみに、きょうの滑りには何点くらいの点数をつけられますか

30点ですかね(笑)。

――あしたもレースがありますが、意気込みをお願いします

さっきも言った通り、体の芯を捉えて氷に伝える感覚というのをしっかり持ちながら、緩急を付けた滑りができたらいいなと思っています。