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2013.02.24

第86回全日本学生選手権 2月23日 岩手・安比高原スキー場ほか

総合ポイントで首位に!1年生の活躍目立つ

 大会4日目。後半戦を迎えたきょうはアルペン競技、クロスカントリー競技、ノルディック複合競技の3つが行われた。結果はクロスカントリー競技の女子1.2キロ・スプリントクラシカルで本山育未(スポ4=新潟・小出)が優勝。ノルディック複合では傳田翁玖(スポ1=長野・飯山北)が頂点に立つなどの活躍を見せた。インカレ4日目を終え、早大が大きくポイントを加算。遂に男女とも総合首位に立った。この結果に大きく貢献したのは、傳田を始めとする1年生たち。ポイントの入る10位以内に、4人の1年生が食い込んだ。次世代の早大を担う彼らの活躍がアベック総合優勝を手繰り寄せる。

★早大勢が表彰台を独占!優勝は本山

優勝した本山

 女子1.2キロ・スプリントクラシカルには早大から5人の選手が出場した。決勝に進出した6人中4人が早大という混戦になった。レースの序盤から早大勢が他大の選手を突き放し、試合は4人による一進一退の展開に。中盤の下り坂を最初に抜けたのは本山育未(スポ4=新潟・小出)。そのまま最後の直線も気合の滑りで逃げ切り、ゴールラインを通りすぎるとインカレ初優勝の喜びに笑みがこぼれた。そして本山の背中を追いかけた半藤成実(スポ1=長野・飯山)が2位、有路杏子(スポ1=山形・新庄北)が3位、古谷沙理(スポ4=北海道・?知安)が4位でレースを終える。五十嵐優花(スポ2=長野・飯山)も7位入賞を果たした。最後のインカレを優勝という最高の結果で終えた本山。しかし同じく4年生の古谷は三連覇がかかっていただけに4位という順位には悔しい思いが残る。インカレ最終日に行われるリレーで優勝し有終の美を飾りたい。ラストスパートをかける選手たちに最後まで注目だ。

(記事 細川香衣、写真 植田涼介)

★河野、荒井の2名が入賞

2位に入った河野

 アルペン競技の男子回転にはワセダから6人の選手が出場し、河野恭介(スポ3=長野・飯山北)、荒井章吾(スポ1=北海道・富良野)の2人がそれぞれ2位、9位で入賞を果たした。1本目46秒13で4位につけた河野は、2本目を50秒43でフィニッシュして暫定首位。タイム発表時は小さくガッツポーズも見せる。しかし1本目で開いた差を埋めきれず結果は2位。首位となった選手のタイムが表示された際は大きく肩を落とした。一方、「もう少し上を目指したかった」と語る荒井は1本目を終えた時点で11位。2本目で51秒16を記録して9位に食い込み、チームにポイントを加えた。「アルペンチームとしても、得点はちゃんととれた」(河野)、「微力ながらチームに貢献できた」(荒井)と、チームとしての強い思いが見られた両者。アルペン競技はこの日をもって終了し、早大男子チームは4日目を終えて6点差でトップに躍り出た。夢のアベック優勝までもう一踏ん張りだ。

(記事 建部沙紀、写真 近藤万里奈)

★傳田が初優勝!片桐も表彰台へ

初優勝を果たした傳田

 降雪で視界もかすむ悪天候の中、男子ノルディック複合競技が行われた。渡部善斗(スポ3=長野・白馬)がノルディック世界選手権(世界選手権)で不在となったが、傳田翁玖(スポ1=長野・飯山北)が頂点に立ち、片桐慧太(スポ4=長野・下高井農林)も3位に食い込むなどワセダ勢が好成績を残した。傳田は、「条件の方もうまく重なりました」というジャンプを制すると、迎えたクロスカントリーでも首位を譲らず。終わってみれば、ジャンプ、クロスカントリーともに首位という圧巻のパフォーマンスで大学初優勝を決めた。対する片桐も、ジャンプでは風の影響もあり7位と出遅れたが、クロスカントリーでは傳田に次ぐ2位と本領を発揮。総合3位に浮上する快走を披露した。男子は世界選手権の影響でメンバーがそろわず、総合優勝も危ぶまれていた。しかし、一人一人が実力に違わぬ結果を残していることで、栄冠が現実味を帯びてきた。2年ぶりの総合優勝へ、きょうの結果を弾みにしたい。

(記事 北川翔一、写真 西脇敦史)

他大学を圧倒した女子スプリントクラシカル

表彰台で笑顔を見せる傳田(左)と片桐

結果

▽女子総合暫定順位

1位 早大 71点
2位 日大 44点
3位 東海大 19点
4位 龍谷大 12点
5位 法政大 7点
5位 同大 7点

▽女子1.2キロ・スプリントクラシカル

1位 本山育未(スポ4=新潟・小出)
2位 半藤成実(スポ1=長野・飯山)
3位 有路杏子(スポ1=山形・新庄北)
4位 古谷沙理(スポ4=北海道・?知安)
7位 五十嵐優花(スポ2=長野・飯山)

▽男子総合暫定順位

1位 早大 53点
2位 東海大 47点
3位 日大 22点
3位 東農大 22点
5位 近畿大 19点
5位 明大 19点

▽男子回転

2位 河野恭介(スポ3=長野・飯山北) 1分36秒56
9位 荒井章吾(スポ1=北海道・富良野) 1分38秒47
14位 清野嵩悠(社1=山形中央) 1分39秒29
23位 長沢祐(スポ2=北海道・滝川) 1分40秒32
32位 安藤佑太朗(スポ1=北海道・北照) 1分41秒62
33位 井上賢之介(スポ3=福島猪苗代) 1分41秒83

▽男子ノルディック複合

1位 傳田翁玖(スポ1=長野・飯山北) 前半ジャンプ1位、後半クロスカントリー1位
3位 片桐慧太(スポ4=長野・下高井農林) 前半ジャンプ7位、後半クロスカントリー2位

コメント

古谷沙理副将(スポ4=北海道・倶知安)
――きょうのレースのポイントは
トータル的に考えたらすごく良かったと思います。ワセダで1位2位3位4位を取れて全員入賞して、39点取ることが出来たので。夏から誰がインカレで走っても入賞できるチームになろうということで皆でやってきたので、そういった面では良かったなって思います。個人的には3連覇もかかってましたし、きょうは勝ちたいなって思ってたので、
悔しい気持ちはあります。
――準々決勝の組がワセダの選手は全員別になりましたが
狙って別にするというのはほぼ不可能です。ただ、数週間前の全日本選手権の準々決勝で6人中5人がワセダっていうある意味奇跡の組み合わせになってしまって。これだけは避けたいねとは言ってたんですけど、狙ってできるものじゃないので、結果的にばらけたっていうのはそういった面では運も良かったと思います。
――きょうの4本のレースの中で1番うまくいったレースはどれですか
自分の中で気持ち良く走れたレースっていうのはきょうは特になかったです。1本目はきょねんとルールが変わって1本目のルールがあまり関わらなくなったので、少し気楽に走ろうって思っていて。決勝はもちろん1番を狙っていたんですけど、スタートして少し走り負けしているっていうのも感じていて。そこで前に出てきたのがワセダの皆だったので、皆ならいいや、後は任せたって少し思いました。あとは他大の2人を前に出さないようにって考えて滑りました。
――決勝ではチームとしての走りという部分が大きかったのでしょうか
そうですね。今大会は総合優勝がどうしても欲しいので、自分の順位ももちろん欲しいですけど、それよりもチームで誰かが得点を取って、決勝走った4人皆で1位2位3位4位を取れればそれが一番良いなと思ったので。でもやっぱり自分が1番を取りたかったです。
――きょうは天候がレースによって違いましたが、コースに合わせていく大変さなどはありましたか
途中でコースが消えてしまっていたりとか、右カーブ左カーブが結構激しいコースなので、どのコースを取っていくかっていうのは大事だったので、難しかったです。
――きょうの調子は
正直ちょっと体が動かないなって部分はありました。
――4位という気持ちについてはやはり悔しさが大きいですか
もちろん悔しいですけど、ゴールした時に4位で悔しいっていうよりも、準決勝の時に私の後ろに7位だった子がいて(五十嵐優花、スポ2=長野・飯山)、最後予選で自分がペースを落としちゃったせいで、その子がA決勝に進めなかったことの方が悔しかったです。
――最終日のリレー、そして女子総合優勝に向けて
今日で結構点差をつけることができたので、このまま明日アルペン女子に流れに乗ってガツンと点数を取ってもらって、最終日リレーで気持ちよく完全勝利できるように、みんなで頑張っていきたいと思います。

本山育未(スポ4=新潟・小出)
――きょうの調子は
調子の良し悪しじゃなくて、本当に必死でしたね。全員が決勝に残れるようにということと、自分の力を出し切ることしか考えてなかったので。でもスキーがすごく滑って、体も動いたので、よかったのかなと思います。
――ワセダの選手が全員入賞を果たしたが
正直スプリントがすごく苦手で、こんなふうな結果になるとは、もちろん狙ってはいたんですが、本当にこんなかたちで終われると思ってなかったので、まだ信じられないです。1年生がすごい頑張ってくれて、沙理(古谷、スポ4=北海道・倶知安)も板が滑らない中すごく頑張っていて、優花(五十嵐、スポ2=長野・飯山)もしっかり7番に入ってくれたので、ワセダの根性見せつけられたのかなと思います。ワセダの良い部分が全部出せたんじゃないかなと思います。
――苦手だというクラシカルスプリントでの快挙だが
クラシカルだったからだと思います。クラシカルはすごい得意なんですよ。でもスプリントっていう短い距離がすごい苦手で、早い動きが苦手なのとスロースターターなので。でも個人レースの最後でこういう結果で終われたのは私の競技人生にとって財産になりますし、きょう両親が見に来てたんですよ。そしたら泣いてて、両親が。びっくりして、笑っちゃいましたね(笑)。
――今回のレースの狙いは
予選はとりあえず、10番以内で、トーナメントに進めればという感じで。でもなんかスキーが滑らなくて、そこからもう一回作り直してもらったら板がすごい滑って。準々決勝はコース状況が悪かったので、最初に他の選手に出てもらってその後をついていって、最後に抜くという感じで。準決勝は有路杏子(スポ1=山形・新庄北)と一緒だったので、どうしても有路を進ませなきゃと思ってたのもあって、あとスタートしてみないと組のレース状況は分からないので、私が引っ張っていって、有路もついてきてくれてよかったですね。
――次はリレーということだが
このために、もちろん個人戦も狙ってやってるんですが、リレーは本当に醍醐味(だいごみ)なので。やっと理子(柏原、スポ4=長野・飯山南)とも走れますし、この3人(柏原、古谷、本山)でリレー走れるのももう一生ないですし、ワセダの看板背負って走るのも最後ですし、女子のレースとしても最後ですし、考えれば考えるほど重みのあるレースになるのですが、あえて考えずに楽しくやりたいなと思います。あとは、確実に第一走者なので、一番に帰ってこれたらなと思います。
――意気込みは
勝ちます!

半藤成実(スポ1=長野・飯山)
――きょうのレースを振り返って
とりあえず表彰台に登れてうれしかったです。厳しい戦いになるというのはわかっていたので、自分で判断して冷静になってから試合に臨み上位に食い込めたというのは、自分の中で1つのよい経験になりました。
――きょうの調子は
調子は正直良くなくて、予選の時点であえて体を思いっきり動かして、その次に備えました。それがよかったのかも知れなくて、その後は上手く動けたのでよかったです。
――コースのコンディションは
風がとにかく強くて苦戦したというのと、雪がコースにかぶっていてどうしても先頭に出るとそこを進まなくちゃいけないので、よく考えながら滑るのが難しかったです。(決勝で)ワセダのチームが揃ったときは、みんながいることが心強くて、それで楽しく滑れました。
――決勝のメンバーが決まったときの心境は
チームとしては入賞が決まったのでうれしかったんですけれど、逆にワセダだけの戦いみたいになって緊張もしました。
――2位になった今の心境は
表彰台には登りたいと思っていたので、それが達成できてうれしいというのと、とてもよい経験になったので次に活かしていきたいと思っています。
――早大から出場した5人が全員入賞したことについて
本当にワセダってすごいんだな、というのを感じています。合宿のときも大会のことを想定して練習していて正直厳しかったですけれど、ワセダの選手は強いと思いますし、その中で自分も一員としてやっていけていることはすごく幸せです。このチームにいるからこそ、自分は強くなっていけているのだとも思います。
――リレーにはでる予定がありますか
4年生の方が出るんですけど、一応補欠になっているので気は緩めずにチーム一丸となって頑張っていきたいです。
――初めてのインカレを振り返って
一年生で最初のインカレなので雰囲気とかも全くわからなかったですけれど、だからこそ怖いものがないと言いますか、元気よくやればいいかなと考えていました。出られるからにはポイントを取りたいと思っていたので、それが2種目とも達成できたのは良かったです。経験が今後に活かせるすごくよい大会になったと思いますし、インカレは本当に特別な大会でした。
――今後伸ばしていきたいところは
来年度からは4年生が抜けてしまうので、ワセダの名前と伝統、先輩が残してくれたものを守っていける強い選手になりたいです。順位的にももっと上を目指して一番高いところをとれるように頑張っていきたいです。

アルペン競技

河野恭介(スポ3=長野・飯山北)
――きょうの2位という結果の感想をお願いします
スタート順で左右されるレースだったのですが、頑張ったかな、と思います。
――1本目4位という結果をふまえて、2本目を滑る前はどのような心境でしたか
1本目であのタイム差がついたのはスタート順でしょうがないと思ったので、タイム差もあったけれど、2本目では2位までは絶対行こうと思っていました。
――2本目を滑ったときに意識されたことは
雪が柔かったから掘れることは分かっていたので、あまり雪とけんかしないように、ミスだけはしないように滑ろうと思っていました。滑ったらやはり結構掘れていて大変だったのですが、なんとか滑れたかな、という感じでした。
――ご自身の調子はいかがでしたか
今季練習でも大会でもなかったシチュエーションだったので、朝の準備の練習だけで大丈夫かな、と割と心配でした。
――インカレ全体を振り返っての感想をお願いします
きょねんに比べたら、アルペンチームとしても、得点はちゃんととれたので、人数も増えただけあってチームの底上げはできてきたかなと思います。でもやはりまだまだ入賞できるのにできていない人が多いので、個人個人の意識を上げていけば、来年もっといい結果が出せるんじゃないかと思います。満足せず来年につなげたいです。
――今後の目標は
来年ワールドカップに出る権利をつかんで、オリンピックに出ることです。

荒井章吾(スポ1=北海道・富良野)
――きょうの滑りを振り返って
初めてのインカレで、本当はもっと結果を残したかったので結果としてはすごく悔しかったです。チームにももっと貢献したかったですけど、微力ながらチームに貢献できたことは少し嬉しかったです。
――ご自身の調子はいかがでしたか
調子はとても良かったのですが、いまいち発揮できなかったです。
――2本目で順位を上げての9位入賞について
もう少し上を目指したかったです。
――この入賞でポイントが加算され、現在早大の男子は首位に立ちましたが
それはとても嬉しいです。男女アベック優勝できたらいいなと思います。
――初のインカレを終えての感想は
初めてのインカレは他の大会とは雰囲気が全然違って、チームのために結果を出すということが重要になってくるので、チーフでもあるきょう2位だった河野恭介さんがチームをまとめて円陣を組んでくれて落ち着きました。
――今後への意気込みを
シーズンもあとだいたい半分くらいあるので、後半戦がさらに大切になってくると思います。最後しっかりやって、来年はナショナルチームに入れるように頑張ります。

安藤佑太朗(スポ1=北海道・北照)
――初めてのインカレでしたがどのような気持ちで臨まれましたか
 がんばろうって気持ちでした。
――ご自身のコンディションはいかがでしたか
 コンディションはいつでもばっちりです。
――緊張などはありましたか
 緊張はまったくしなかったです。今シーズンは一回も緊張したことないです。
――1本目の38位という結果は
 やっちゃったなっていう感じでした。
――最終的には32位でしたが
 1本目で失敗してしまったので、1本目が大事だと思いました。
――現在男子が総合得点で首位ですが
 嬉しいんですけど、僕が貢献できていないのが悔しいです。
――きょうのレースコンディションは
 雪が柔らかくて、普段とは違う感じだったので難しかったです。
――今後の目標は
 頑張ってナショナルチームに残ることです。

◇ノルディック複合
片桐慧太(スポ4=長野・下高井農林)
――ノルディック複合3位という結果について
正直悔しいです。
――やはり優勝を狙っていたということですか
そうですね。でも国体がこの試合の前にも国体があって、そのときもあんまり調子が良くなかったので、調子が良くなかった中では最低限まとめられたと思います。
――ではコンディションは良くなかったのですか
いえ、コンディションはバッチリだったのですが、技術面で少しかみ合わないところがあって…。
――それはジャンプとクロスカントリーのどちらのことですか
どちらもですね。あんまりどっちもうまくいかないことは無いのですが…。
――ジャンプではどのようなところが技術的に不足していたのですか
アプローチの滑りがしっくりこなかったことです。
――ジャンプは7位でしたが、納得いきませんでしたか
そうですね。自分の内容的には良くなってきていたのですが、風もそこまで良い風が吹いていなくて。
――クロスカントリーでは序盤から積極的にとばしているように見えましたが、レース展開など意識していたことはありましたか
きょうは風が強くてあんまり前に出て引っ張りたくなかったです。しかし、身体も動いたので積極的に前に出てもいけるなと思って引っ張りました。
――クロスカントリーでは2位でしたが、そのことについては
嬉しいことには嬉しいですが、傳田に負けたので悔しいというか複雑な気分です。
――男子部優勝も見えてきましたが、そのことについて一言お願いします
僕が1年生の時から男女で総合優勝をするということを目標に掲げてきていたので、やはり気合いが入ります。

傳田翁玖(スポ1=長野・飯山北)
――大学初優勝を決めた瞬間のお気持ちは
単純に嬉しかったです。昨年の3月末に脱臼をして同時に神経麻痺を起してしまって、リハビリでことしの夏のシーズンに入るまでは何も出来なかったんです。治るまでに1年近くかかると言われたものを3か月くらいで回復することが出来て、夏に入るまでには少し回復できたんですけど、調子が上がらないまま冬まで引きずってしまっていました。一応ジュニア世界選手権の代表に12月の試合で決まって、先月参戦してきたんですけど個人戦が36位であまり良くなくて団体戦のメンバーにも外れてしまったんですよね。その団体は銅メダルを取ったんですけど、全日本スキー連盟でメダルを取るのはこれが初めてで、他のメンバーがそこで勝ってくれたのはすごくうれしかったんですけど、人生で初めてというくらい悔しい出来事でもありました。そこからきょうまでの期間、かなり自分なりに考えて出来ることをしようとやってきた結果、こうして勝つことができました。悔しさを晴らせたなと思います。
――考えてできることとありましたが、具体的にどんなことを行っていた
僕は走る方が得意でジャンプでトップに立つということはなかったんです。ジュニア世界選手権が終わってから国民体育大会(国体)が秋田県であったんですけど、僕は国体のメンバーに選ばれなかったんですね。そのまま国体のテストジャンプというか手伝いに行ったんですけど、そのときに高校時にお世話になったコーチからジャンプに関してのアドバイスを頂いてそれを国体の手伝いでジャンプを飛ばせて頂いたときに実践してみたらだいぶ課題になっていたジャンプがクリアになっていくかんじがしました。夏の調子と比べれば昨年くらいまで戻ってきて、ジャンプが良くなったことで今回は前半1位という結果が取れて、そのままの勢いで(クロスカントリーまで)つなげられたのでよかったと思います。
――ご自身の調子としては
たぶんことしで一番良かったです。メンタル面も落ち着いていたので、ベストコンディションで臨めました。
――ジャンプ1位に関して、これぐらい出るだろうなとは思っていましたか
うまくいけば1、2、3番スタートくらいはできるかなと思っていたのですが、条件の方もうまく重なりました。
――吹雪くなど、悪条件でしたが
基本的に悪条件でやるのが好きなので(笑)。そんなに気にはならなかったです。悪条件になると大体の選手は嫌だなと思うはずなので、逆にそう思ってくれればこちらとしては優位に立てるかなというのはありました。割と地元が天候の悪い所なので、菅平高原というところなんですけど、きょうは風も強かったんですが嫌いではなかったです。
――ジャンプを1位で終え、クロスカントリーに臨むに当たり心がけていたこと
2番スタートの子が一緒にジュニア世界戦に行って個人戦で5、6番に入った子なんですよ。走るのも速くて、もし追いつかれたらお互い引っ張り合ってタイム伸ばして、最後の競り合いで勝負が決まるだろうなとは思っていたので、前半はそんなに飛ばさないように、ペースを抑えて自分のリズムを作るということを考えて走っていました。1周目が終わって差が少し離れたと聞いて、このペースで離れたならもう少しいけるかなと思いました。そこからは自分のペースで走ろうと思って、どんどん楽に進んで行けたかんじですね。
――後半は余力があった
応援の力もあって、「後ろ来てないぞ」とか言われると余計に気持ちも上がって楽に走れました。
――ジャンプ1位、クロスカントリー1位と、圧勝でした
条件が重なったというのもあるんですけど、今まで小中高とやってきて全国大会で一番を取るということはなかったので、やっとタイトルが取れたなというかんじです。かたち的にはジャンプもクロカンも1位だったんですけど、自分の中ではまだまだ走る方も飛ぶ方も課題があるのでより理想にどう近づけていくかということが大切です。この1回で終わらないために必要なことだと思うので、ことし味わった悔しさとよろこびというのを忘れないようにしてこれからも臨んでいきたいなと思います。
――今後の目標は
ソチの五輪と韓国の平昌の五輪です。早いところでいうとソチ五輪に出たいところなんですけど、渡部善斗さん、OBの渡部暁斗さん(平23スポ卒=現北野建設)、永井秀昭さん(平18人卒=現岐阜日野会社)たちが今回の世界選手権で大体そのメンバーが決まってしまっているので少し厳しいかなと思います。その次の平昌に出てメダルを取れるようにこれからも頑張っていきます。
――男子総合優勝の可能性が出てきました
総合優勝に貢献したいという気持ちを持って臨んでいて、今回先輩の片桐慧太さんとワンツーフィニッシュでいこうという話はしていました。大方クリアできてほっとしています。まだこれからもあるので、後は応援と25日にあるジャンプに出場するので自分のやるべきことをまずやっていきたいです。そうすれば結果も付いてくると思うので。自分にできる精一杯のことをまずやって、それからどうなるかというのを見ていきたいと思います。