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2023.03.05

【特集】注目ルーキー特集 第2回 岡西佑弥×森山陽一朗

 注目ルーキー特集第2回は岡西佑弥(スポーツ科学部入学予定=智弁和歌山)と森山陽一朗(スポーツ科学部入学予定=広島・広陵)が登場。岡西は2年時に全国高等学校野球選手権で優勝、森山は2年時に明治神宮野球大会準優勝と、輝かしい実績を誇る2人が見据えるものとは。

※この取材は2月18日に行われたものです。

「早大という名門で野球ができるということがすごく喜ばしいこと」(森山)

質問に答える森山

――まず、お互いのイメージはいかがでしょうか

岡西 森山はすごく力強いピッチングを高校時代からしていました。自分もその映像などを見ていたので、チームメイトになるということで、頼もしい気持ちでいっぱいです。

森山 自分は2年生の夏から岡西のことを見ていて、力強いバッティングとスイングっていうのがすごく魅力だなと思います。野手と投手で違うんですけど、仲間になるっていうところで、すごく心強いなと思いました。

――野球以外の面では、お互いにどのような印象を持っていますか

岡西 やっぱり高校時代は知らなかったんですけど、(早大で)一緒に野球を始めて、 森山は自分のやるべきことをしっかりやる選手だなっていうのを見ていて感じています。軸をぶらさずにしっかりトレーニングをずっとやっているのを見ているので、素晴らしいなと思います。

森山 自分は(岡西は)ストイックな印象がすごく強いです。練習の量とかはすごく多いと思っているので、そこはすごいなと思います。

――早大野球部に入部する前に、直接お話しするなど面識はありましたか

岡西 いや、話はないんですけど、練習試合で一度対戦はしています。

――高校野球を昨年の夏に引退されて以降は、どのようなトレーニングをしてきましたか

岡西 やっぱり金属バットから木製バットに変わるというところで全然違うので、木製バットでとにかく打ち込んで、まず慣れていかないといけないなというところから始めています。そこはやっぱりスピードがすべて全然違うので、走塁、守備、打撃、全ての面においてスピードを意識して練習していました。

森山 自分は体作りというところをメインでやっていました。体重も3キロぐらい増えましたし、そういうところで下半身の強化だったり、上半身を高校時代はやってなかったんですけど、大学に向けて上半身のトレーニングもしました。

――高校時代に監督からアドバイスなどはありましたか

岡西 やっぱりレベルが高いということはもうわかっていることなんですけど、「レベル高いぞ」ということは監督(中谷仁監督、智弁和歌山高)に言われていました。「思いっきり自分のプレーをしたら大丈夫。頼もしい先輩がたくさんいるので、それについていけ」というふうにアドバイスをもらいました。

森山 自分は高校時代から自主性というところを大事に教えられてきました。大学でもその自主性が大事になると教わって、「やってきたことを全て出しきれるようにやっていけ」というふうに言われました。

――早大野球部の練習に参加してから10日以上が経ちますが、大学の練習はいかがでしょうか

岡西 やっぱり想像していた通りレベルが高く、先輩方のプレーというのは素晴らしいプレーばかりで、自分も見て学ぶものがたくさんあったり、聞いてたくさん学べている部分があるので、すごく勉強になるなと思っています。

森山 自分もレベルの高さというところは痛感していて、わからないところや自分の足りないところを聞くというのがすごく大事だなということと、効率のいい練習というのがすごく印象に残っています。

――効率のいい練習とは、例えばどんな練習でしょうか

森山 高校の時は長い時間をだらだらやるという、自分の思っているところはそういうところでした。 大学は高校に比べて短い練習でやるべきことだったり、その曜日によって違うメニューを淡々とやっていくっていうイメージが強いです。

――岡西選手は大学で印象に残っている練習や出来事はありますか

岡西 やっぱり全体的に全部の練習においてレベルが高く、 先輩方に聞いてすごく学べることがたくさんあるなという印象です。

――どういったところに高校時代とのレベルの違いを感じますか

岡西 先ほども言ったんですけど、やっぱりスピード感だったりというのは全く違います。投手の投げてくる球であったり、野手の走るスピードや捕ってからの速さであったりっていうのは全てにおいてレベルが違うので、自分も早くそれ以上の選手になれるようにやっていきたいです。

森山 自分は投手なんですけど、考えてやっているというのがすごく強いです。その中でも結果としてスピードがスピード表示よりも強いボールだったり、キレがあるボールというのが印象に残っています。

――プロ志望届ではなく、大学進学を選んだ一番の理由は何でしょうか

岡西 やっぱり自分のレベルではまだプロ野球には通用しないっていうところと、早稲田大学という素晴らしい大学で野球がしたかったという思いが強かったからです。

森山 自分もまだプロで通用するレベルではなかったっていうところは実感していましたし、早稲田大学という名門の大学で野球ができるというところがすごく喜ばしいことだったので、早稲田大学を選びました。

――早大に合格されてから早稲田の試合はご覧になりましたか

岡西 はい。入試の時にちょうど秋のリーグ戦の早慶戦が行われていたので、その試合を神宮球場に見に行かせていただきました。

森山 自分は映像で見ました。

――早稲田の試合にどんなイメージを持ちましたか

岡西 やっぱり早慶戦ということもあって観客も非常に多かったですし、一球一球高校野球とはまた違う盛り上がり方があって、自分も早くその舞台でプレーしたいなと思いました。

森山 自分もレベルの高さっていうところで、高校野球とは違うボールのスピードであったり、野手のプレーの質というところを感じました。

――入部してから感じた小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)のイメージを教えてください

岡西 的確にアドバイス、ヒントをくださるというのを自分は感じています。自分が(右方向に)引っ張ってばかりの打球が多かった時に、「ちょっと時計台を狙って、右中間を狙って打ってみたら」というアドバイスだったりっていうのは、すごくいいなと思いました。

森山 自分は選手思いの監督だなというのは一番に感じて、「自分のやるべきことをしっかり無理せずにやっていけよ」という言葉は一番印象に残っています。

――野球部の先輩方について、印象はどうでしょうか

岡西 すごく優しい方がたくさんいます。やっぱり自分たちはまだ何もわからない状態なんですけど、 すぐにアドバイスしてくださったり、自分たちがわからないことを聞きに行ったら、的確に答えてくださるので、すごくやりやすい環境でやらせていただいています。

森山 すごく優しいですし、強いなっていう風に思っています。自分たちが分からないことが多いんですけど、聞いた時にすごく的確に教えてくださるので、そこはすごいなと思います。

――よくお話をする先輩はどなたかいらっしゃいますか

森山 自分は投手陣の先輩方と関わることが多いです。その中でも年が近い1つ上の先輩とはすごくお話もしますし、寮の方でも部屋が近い先輩だったりとかはよく話します。

――よくお話しする先輩の名前を聞いてもよろしいでしょうか

森山 部屋が近いのは伊藤裕平さん(人新2=岩手・水沢)です。整備のことであったりとかも1つ上の先輩に教わることが多いので、すごく頼りになります。

岡西 自分はたくさんの先輩方が話してくださって、印出さん(印出太一、スポ新3=愛知・中京大中京)であったり、熊田さん(熊田任洋副将、スポ新4=愛知・東邦)であったり、 色々な先輩方が話しかけてくださって非常に優しいなと感じています。

――やはり野球に関することが多いですか

岡西 そうですね。野球に関することもありますが、この周辺(東伏見)での美味しい店を教えてくださいました。

――六大学野球については、どんなイメージを持っていますか

岡西 レベルの高いリーグで、やっぱり素晴らしい選手が集まったリーグだと思っています。その中で勝ち抜くのは非常に難しいとは思うんですけど、 自分たち早稲田大学が1位になれるように頑張っていきたいと思います。

森山 日本で一番有名と言っても間違いではないほどの六大学野球で、すごく有名な選手が全国から集まってくる中で、そのレベルの高さというのを感じます。その中でも岡西が言ったように1位になれるように努力をして、チーム全体で勝ち上がっていけるようにっていうところは、意識してやっていきたいと思います。

――六大学の中で対戦したい投手や打者はいますか

森山 自分は明治大学の広陵高校で同じだった内海(内海優太)とすごく対戦したいです。

岡西 自分は1年生から試合に出場して、4年生である立教大学のエース・池田陽佑さん(新4年)と対戦したいです。

「1年生から試合に出られるように」(岡西)

質問に答える岡西

――続いて、岡西選手への質問に移りたいと思います。高校時代で1番印象に残っている出来事や試合はありますか

岡西 やっぱり甲子園優勝した時の最後の決勝戦は、自分でも心に残っています。

――どういったところが印象に残っていますか

岡西 その時1つ上の素晴らしい先輩方が連れて行ってくださった甲子園決勝という舞台で、自分たちがずっと目標にしてきた場所だったので、そこで智弁対決という素晴らしい試合をできたというところで、自分はずっと印象に残っています。

――智弁和歌山高校では3年生の時に主将を務められていました。その経験を早大でどのように生かしていきたいですか

岡西 高校時代にキャプテンをやらせていただいて、やっていなければ(大学野球の)レベルの高さっていうのに気付けなかったと思います。自分はキャプテンをやらせていただいて、周りのプレーなどをよく見ることができたり、そういった経験をたくさんさせてもらいました。その経験を生かして、早稲田大学でも1年生から試合に出られるように頑張っていきたいです。

――ご自身の武器はどんなところだと考えていますか

岡西 打撃を自分の武器にしてやっていきたいなと思っています。チームを勝たせるような1本であったりっていうのを打ちたいなと思っています。

――逆に、ご自身の課題を教えてください

岡西 やっぱり守備力がまだまだだなと感じていています。実際に練習に参加させていただいてから、全然先輩方とレベルが違うので、もっとレベルを上げて、確実性のある守備を身につけたいと思います。

――どのポジションを守っていますか

岡西 ポジションはサードです。

――同じポジションの先輩方から何かアドバイスなどは受けましたか

岡西 梅村さん(梅村大和、教新3=東京・早実)や島川さん(島川叶夢、スポ新4=熊本・済々黌)と今一緒に練習させていただいています。非常に優しく教えていただいていて、 もっと確実性のある守備を身につけるために日々練習しています。

――六大学には立教大学の西川晋太郎選手(新4年)や池田選手など、智弁和歌山高校OBの先輩方がいらっしゃいます。それについてはどのように感じていますか

岡西 すごく対戦したい気持ちがあります。池田さん、西川さんは高校時代、高校に帰ってきてくださって、「勝負したいな」という話をしていただいたので、自分も早くそのレベルに行けるように、そして池田さんからヒットを打てるように頑張っていきたいです。

――智弁和歌山高校での3年間で身に付けたものは何でしょうか

岡西 野球だけではなく、人間性というのを非常に重視されている監督で、そこの部分においては非常にレベルアップしたなと自分で感じています。

――続いて、森山選手個人の質問に移ります。高校時代で一番印象に残っている出来事や試合は何ですか

森山 2021年秋季中国大会の下関国際高校戦で、8回までノーヒットノーランをしていて、9回にヒットを1本打たれましたが、この試合が自分のキーポイントになったと考えており、ピッチングの良いところをつかめたと感じました。

――ピッチングの良いところとは、具体的にはどういったものをつかんだと感じましたか

森山 自分自身と対戦するのではなく、相手と対戦するという感覚をつかめました。

――ご自身の武器について教えてください

森山 気迫のピッチングです。その中でもストレートのキレという部分でどんどん押していくピッチングです。

――逆に課題はありますか

森山 コントロールです。大学野球では木製のバットを使うので、金属バットを使っていた高校までとは違って、芯を外すピッチングが大事になると思います。そのためコントロールを磨いていきたいです。

――広陵高同期の内海選手が明大に入学しますが、内海選手との対決についてはどう思いますか。

森山 広陵高校時代も練習中に対戦することがあり、その時に懐の大きさを感じたので、そこに自分の武器であるストレートを投げ込めるように練習していきたいと思います。

――広陵高の3年間で身に付けたものはなんですか

森山 広陵高校では、野球の技術だけでなく人間性も大事にしていて、男としてどうあるべきかを学ぶことができ、成長できた部分だと思います。

見据える先には

――またお二人への質問に戻ります。同じアスリート選抜で合格した越井颯一郎選手(スポーツ科学部入学予定=千葉・木更津総合)、宮城誇南選手(スポーツ科学部入学予定=広陵)についての印象もお願いします

森山 越井選手はセンバツ(選抜高等学校野球大会)の時からいいピッチングをしている印象があり、自分と同じタイプの右のオーバースローで、力強いストレートを投げていると感じました。話していく中で、特にテンポの使い方で相手のバッターと対戦しているなと感じます。宮城選手はバッターとの駆け引きがうまいなと感じました。変化球の使い方であったり、その中でもストレートの使い方が印象に残っています。

岡西 越井・宮城両投手良いピッチャーだと感じています。自分は春の選抜に出られなかったのですが、その選抜に出ていた越井選手・宮城選手そして森山選手と大学で一緒にプレーすることになって非常に嬉しく感じます。

――同年代の選手で意識している選手はいますか

森山 明治大学に進学した内海選手や立教大学に進学した大山選手(大山陽生)、法政大学に進学した西選手(西凌矢)など、広陵高校時代に同期だった選手と対戦するのが楽しみです。

岡西 青山学院大学に進学した渡部海選手です。高校時代はチームメイトとして切磋琢磨(せっさたくま)してきた選手なので、大学でも結果を出し合いながら、自分の方が上に立ちたいです。

――大学の授業ではどのようなことを学びたいですか

森山 ケガをすることが多かったので、ケガが早く治る方法やトレーニング方法、ケガの予防について学びたいです。また、ピッチングの動作解析を学んで、自分のピッチングにつなげたいです。

岡西 体の使い方、体をどうやって使えば打球が飛ぶのか、ウエイトトレーニングの仕方など野球につながることを多く学びたいです。

――大学4年間での目標をお願いします

森山 チームとしてはリーグ戦優勝、春の日本選手権、秋の神宮大会で優勝することです。個人としては大学3年生・4年生になったときに大学日本代表に入って日本を代表するピッチャーになりたいです。

岡西 チームとしてはリーグ戦優勝や日本一です。個人としては大学日本代表やリーグ戦首位打者などの成績を残したいです。

――最後に、今年1年の目標を教えてください

森山 大学の高いレベルに対応する体作り、ピッチングの動作・技術や精神面でも成長したいなと思います。

岡西 1年生から試合に出ることは常に目標としてあります。またチームに必要とされる選手になってチームの勝利に貢献できる選手になりたいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集、写真 矢彦沢壮真、小島大典)

色紙に抱負や思いについて書いていただきました!

◆森山陽一朗(もりやま・よういちろう)(※写真左)

2004(平16)年4月7日生まれ。181センチ。83キロ。広島・広陵高出身。スポーツ科学部入学予定。投手。右投右打。第52回明治神宮野球大会準優勝、第94回選抜高等学校野球大会出場。

◆岡西佑弥(おかにし・ゆうや)

2004(平16)年6月22日生まれ。176センチ。86キロ。智弁和歌山高出身。スポーツ科学部入学予定。内野手。右投左打。第103回全国高等学校野球選手権大会優勝、第104回全国高等学校野球選手権大会出場