メニュー

ERROR

« 特集に戻る

2022.09.19

【連載】対抗戦開幕対談『Challenger』第5回 亀山昇太郎×村田陣悟×前田知暉×鏡鈴之介

 第5回に登場するのは、プロップ亀山昇太郎(スポ2=茨城・茗渓学園)、フランカー村田陣悟(スポ3=京都成章)、ロック鏡鈴之介(法4=東京・早大学院)、ロック前田知暉(社4=東海大大阪仰星)のFWを率いる4人だ。徐々に、春から尽力してきたセットプレーへの自信を示す選手たち。そしてチームとして取り組んできたことや先輩後輩同士で抱く今年度チームへの思いなどを幅広く伺った。

 

※この取材は9月13日に行われたものです。

仲の良い仲間

早大の3番として存在感を発揮する亀山

――左隣の人の他己紹介をお願いします

亀山 右隣が良かったな(笑)。

  陣悟(村田)は1年生からスタメンで出ていて、チームの中心にいる選手です。今年からはすごくチームのこととかも考え始めていて、彼なりにチームのことをしっかり考えて必死にやってくれているので、非常にありがたいなと思っています。上級生らしくなってきて、これからどんどん活躍するのを楽しみにしています。プライベートは、グラウンドでは伝わらないようなお茶目な一面があってすごくかわいらしいです。

村田 前田知暉さんは、いつもは藤井(将吾、スポ3=大阪・早稲田摂陵)とかとすごくふざけて話したりとか、意味わからないことをワーワー言っているのですが、ラグビーになったらすごい真剣でFWの中でもフィジカル面がすごく高いですし、体を張るプレーもやってくれるのでチームとして頼りになります。プライベートは分からないです(笑)。

一同 (笑)。

前田 2年生の亀山昇太郎くんです。亀(亀山)は今年すごくスクラムが強くなって、チームの中でもすごく頼りになる存在になってきたなと、一緒に試合をしていて思います。その代わり、プライベートはちょっといじられキャラでかわいいところもあります。ラグビーになったらすごく頼もしい、そのギャップが良いですね。プライベートは一生、ゲームしているな。

亀山 陣悟さんと一緒にね(笑)。

村田 いやしてないかもしれない(笑)。

亀山 鏡鈴之介さんです。一番最初の部屋が一緒だったということで結構お世話になっているのですが、本当に後輩の面倒見が良い方で、「どの先輩が一番好きか」を聞くとみんな鈴さん(鏡)、鏡さんとか即答で答えるくらい人望が厚い方です。先輩の鏡ですね。

一同 (笑)。

――右隣にいる人の好きなところや尊敬しているところはありますか

亀山 前田さんは本当にめちゃくちゃな人だし、危ない危険な人なんですよ(笑)。でもプレーに関しては監督からも選手からも本当に信頼されていて、不調があんまりないというか、僕から見たらいつもずっと良いプレーをできるような人かなと思います。そこはすごい選手だなと思っています。

前田 陣くん(村田)の好きなところは、野性的なところ。何考えているか分からないし、感覚派なのでたまに何やっているか分からない時があるのですが、そこもすごく陣くんらしいところで、僕が好きなところです。

村田 それ好きなところなんですか(笑)。鈴さんの好きなところは、亀が後輩の面倒見が良い人だと言っていたように、そういうところで、今年も副キャプテンになってチームのこともそうですし、周りのみんなが気づかないところまで気を配ってやっているなと思います。

 亀の好きなところは、去年同じ部屋で迷惑かけられたのですが、後輩力があるのか分かりませんが迷惑かけられてもいいやという可愛げがあるところです。ラグビー面では自分が中心となる自覚を持ち始めて、プレーにも責任感が出てきてそういうところが良い所かなと思います。

――逆に直してほしいところはありますか

村田 僕は今亀山くんと同じ部屋なのですが、いびきがうるさすぎて起きちゃうことがあります。それが嫌なところですね。

一同 うんうん(笑)。

村田 あとゲームの音もうるさいです。

亀山 ゲームは一緒に・・・。いや、なんでもないです。

一同 (笑)。

亀山 前田さんはちょっと危険すぎますね。棒を持ったりすると本当に危ないというか、何されるか分からないから背中向けられないですよ(笑)。

 後輩いじめてるみたいやん(笑)。

前田 全くいじめてない(笑)。

――それぞれの同期代の印象を教えてください

亀山 2年生は1個下の人とすごく仲が良いし、上の代にもすごい絡んでいくし、結構フレンドリーな人とか多い印象です。僕は結構変わっている方なのですが、それでも受け入れてくれてたりして、良いやつが多いです。最近、シニアとかこの前のAチームとかにも結構(同期が)入ったりしていて、やっぱりそこはうれしいなと思います。

村田 3年生は入った当時がちょうど新型コロナウイルスの影響で外勤生と寮生で分かれていたのですが、そこで仲良くなれなかった時期がありました。2年になってコロナが少し収束し始めたときに、学年会を開いてそこでその穴がないくらいの仲の良さになって、学年の結束力が高まってきました。仲は良いのですが、まだ指摘し合えない仲良い集団みたいなところがあるので、そこは4年生になる上で大事かなとは思います。

 1、2、3年生の時は自己主張が弱い代と学年ミーティングで話していて、意思がないというわけではありませんが、発信力がない学年という意見がありました。でも4年生になってみんな自覚とか上級生の意識が芽生えてから、しっかりチームのリーダーになっているなという印象があるのと、比較的下の学年から話しかけられるような人が多いのでそこでチームの潤滑油のようになっていて、そういう性格面がチームの雰囲気を良くできていると見ていて思うので、それを引き続き頑張っていけたらなと思います。

前田 一緒です。

 

「自分を全面的に出していく選手に」(村田)

上級生としての思いを話す村田

――ここまでのシーズンを振り返っていかがですか

亀山 健次(佐藤健次、スポ2=神奈川・桐蔭学園)がフッカーに転向してきたというのもあって、スクラムは去年に比べてだいぶ強くなった、セットプレーに対して自信がもてるようになったということを感じています。僕自身でタックルとかも変わったりして今大変ですね。去年みたいにスーパースターがいるというわけでもないですが、それでも優勝を狙えるようなチームかなと思います。スクラムでは去年ずっと負け続けていて、でも今年は勝つというか、しっかり今年入ってだいぶ相手にプレッシャーを与えられるようになったかなと思います。でもやっぱり走り切れていないところがあるので、そこはチームのためにも力をつけていきたいです。

前田 去年はバックファイブで全部のポジションができるという感じだったのですが、今年はロック一本でやっていくということで、体重やフィジカルのところで、春は集中して取り組んでいて、そこの成果を春夏シーズンは感じました。帝京とか、そういう上のチームであっても通用することを実感したので、秋シーズンもそういうところは自分の強みとして、自信を持ってプレーしていきたいなという風に思います。あとはやはり体重を増やした分、運動量が落ちたり、ワークのところで課題があるので、それを今これから伸ばしていって優勝に貢献できるようなプレーヤーになっていきたいという感想です。

村田 僕は前田さんとポジションが変わって、僕が6番になったのですが、フィジカルというよりかは、スキル面のところに春夏シーズンは気にかけていて、例えばタックルのスキルだったり、ジャッカルのスキル練習も増やしています。それは今もやっていますが、その中でやっぱり昨年は自分の強みであるボールキャリアのところで前に出れなかったり、飛躍できなかったので、今年は上級生でいろいろやらないといけない課題はありますが、ボールキャリーの面で、俺がここにいるんだという強い意志を持って、今年は自分を全面的に出していく選手になりたいです。

 明治、東海に出てケガをしてしまってそれまでなのですが、ケガをして学ぶことも多くて、外からしか見えない気づきであったり、これからの自分の選手としても人としてもという部分に学びがある春夏だったなと思っています。この先のことは分かりませんが、チームのことを気遣っていきながら、自分のこともやって、もしも赤黒を着れたら…という時にしっかり前以上のパフォーマンスができるようにしっかりと頑張っていきたいと思います。

――今年はFWがキーとなっていると思いますが、FW全体としてどういうところにフォーカスして練習してきましたか

前田  今年はセットプレーのところで、さっき亀も言っていましたが去年はスクラムで負け続けて、試合の勝敗に直結するような結果だったので、今年は絶対そこをやらないといけないと思っていました。あとは去年スクラムコーチであった仲谷コーチ(仲谷聖史スキルコーチ)が週末だけだったのですが、今年はフルタイムのコーチになってくれて、そこでセットプレーの強化をしないといけないというコーチの意図も感じましたし、去年からの反省というところもあって、チームが始まる時にみんなでやっていこうという強い思いがありました。そういったところでは、モチベーションを高く続けてこられたので、春夏とすごく自信になったところでもあります。今、FWの皆がそこに対してのプライドを持ち始めているんじゃないかなというチームの雰囲気は感じています。

――セットプレーの強化によって何か手応えを感じられた試合はいかがでしたか

亀山 僕は(夏合宿の)京都産業大学との試合です。スクラムで結構勝つというというところであったり、プレー自体の余裕というか、すごく気が楽だったというんですかね。ミスをしてもスクラムでカバーするという、セットプレーで勝っているということの大事さをすごく感じた試合でした。

前田 僕は夏の帝京大戦ですね。春はすごい大差で負けてしまって、スクラムを押されてという試合だったのですが、春シーズン終わってから夏合宿は帝京大戦に向けて全員で取り組んできました。試合は負けてしまいましたが、モールでトライを取ったり、スクラムでペナルティーを取ったりだとか、セットプレーの成長というところは、帝京大戦が一番感じられたのかなという風に思います。

村田 僕も同じです。

 僕も帝京大戦と、あとはBチームの同志社大戦です。BKがダメな日でもFWがカバーする、FWがダメな日はBKがカバーするというような印象が今年は強くて、FWが強化されたことによってチーム力が上がっているなという信頼関係が築けているかなと思います。

 

今季副将としてチームを率いる鏡

――亀山さんにお伺いします。昨年は1年生ながらに3番として出場されたと思いますが、自身が昨年と比べて成長しているなと感じている部分はどんなところですか

亀山 去年は(試合に)出ていても、今年のために経験を積ませてもらっていたという感覚だったのかなと思います。最後の試合には出れなかったですし、今年入って今のところずっとスタメンで出させてもらって、早稲田の3番というプライドというか責任感というのは少し感じていて、自分がこれやりたくないなというきついメニューでも、やっぱり一番上のカテゴリーにいる自分はやらないと、下のカテゴリーにいる選手にもとても失礼ですし、そういう部分で人として成長したのかなという考え方ではあります。

――村田さんは今年からフランカーに転向されたと思いますが、スタメン定着というところで、自身のプレーの手応えと評価されている部分はどんなところですか

村田 去年と比べてボールキャリーなどでボールにタッチする回数も増えているのでそこを自分の強みとしています。今年は相良昌彦さん(主将、社4=東京・早実)が言っているこぼれ球の反応であったり、ディフェンス面でラインブレイクされた時の戻りというような細かい部分のこだわり次第でトライを取られるか、取られないかということであったり、ボールへの絡みが今年は特に手応えを感じているかなと思います。

――前田さんはボールキャリーが印象的ですが、ロックをやる中で他の人には負けないという自身の強みはどんなところにありますか

前田 ボールキャリー以外で言うと、あまりミスをしないことですかね。あまりボールを落としたりというミスが、大事な試合も含めあまりないので、そういったところでプレッシャーに強いところですかね(笑)。

――最後に鏡さんですが、今はケガで出られていないと思いますが、外からチームを見ていて、チーム全体の評価はいかがですか

 まだ時間がかかると思いますし、未完成な部分が多いですが、去年よりも圧倒的にFWのプレーの部分とか、そこに対する意識の部分はすごいというのはわかってきていると思います。今度はそれ以外のフィールドのコリジョンの部分とか、細かいミスをしてもそういう部分を一つ一つ詰めていけば、間違いなく一番強いチームになるのではないかと見ていたので、そういう細かいこだわり、『1/1000の拘り』を全員ができるようにしていってほしいですね。

――副将として何か心掛けていることはありますか

 一つあるのは、できるだけいろいろなカテゴリーの選手を見て、なるべく多くの人とは一日の中で話すというのは心がけていることですかね。僕は1年生の時に一番下のチームにいて、3年生でケガをして、今もケガをしていろいろなことを経験してきたので、Aチームにいる他の選手よりもそういった選手の気持ちや下の選手の気持ちも分かっているつもりなので、そういう選手の悩みを聞きながら、少しでも皆を手助けできたらいいなと、そういう存在になれたらいいなと思っています。

 

4人のプライベート

――夏合宿明けのオフは何をしましたか

村田 僕は小池(航太郎、商3=東京・早実)と太雅(川崎太雅、スポ3=東福岡)とメシに行きました。夏合宿のときに、帰ったら行くぞと決めていて(笑)。

前田 僕はドライブしたり、花火大会に行きました。

亀山 僕はたこ焼きを作って食べたり、ペッパーランチを作って食べたり、あとは寝るかゲームしかしてないですね。たまに麻雀もやっていました。自分のやりたいことをやってリラックスしていましたね。

 僕は同期とご飯に行ったのと、高校の友達と会いました。あとは家に帰ってゆっくり過ごしましたね。

――最近ハマっていることは

前田 最近、すごく勉強しています。宅建の資格の勉強をしていて、それが今ハマっていることです。

 僕も英語の勉強ですかね。英語の勉強を毎日やっていますね。

村田 この後、言いにくくなりますやん(笑)。

亀山 僕もIT系の勉強をちょっと…。

前田 嘘つくなよ(笑)。

亀山 僕は趣味や自分のやりたいことをやる人なので、特にこれといって決まっていることはないのですが、最近はアニメを見るようになりました。

――何のアニメを見ているのですか

亀山 『ONE PIECE』をちゃんとはじめから見たことがなかったので、見ていて今いい感じのところまできています。

村田 全然ハマってないやろ(笑)。ゲームをいじりながら見ているので、(アニメの音を)耳で聞いてるだけなんですよ(笑)。

――村田選手と亀山選手は一緒にゲームをされているとのことですがなんのゲームをされるのですか

亀山 『大乱闘スマッシュブラザーズ』っていうアクションゲームをしています。

――最後に村田選手のハマっていることは

村田 僕は、マニアックかもしれないのですが、『Dead by Daylight』っていうゲームをしています。陽太(島本陽太、スポ3=神奈川・桐蔭学園)や連太郎(久富連太郎、政経3=島根・石見智翠館)とか、あとは後輩ともゲームをしますね。

――この対談は2~4年生で行ってもらっていますが、特に仲の良い先輩や後輩はいらっしゃいますか

亀山 僕は先輩方が仲良くしてくださっていますね。後輩もみんな気軽に話しかけてくれるので、仲良くしてもらっています。後輩だと最近は勝矢(紘史、スポ1=長崎北陽台)だとか山口湧太郎(スポ1=神奈川・桐蔭学園)とかと喋っています。先輩だとここにいる3人が仲良くしてくださっています。ねえ、陣悟さん? 

村田 はいはい(笑)。

前田 僕は藤井将吾です。よく話しますね。

村田 僕は門脇(浩志、スポ2=神奈川・桐蔭学園)です。夏合宿明けのオフにも、門脇と一緒に鬼怒川温泉に旅行に行きました。

 僕は同じ部屋ということもあって、細川大斗(社3=東京・早実)とよく話します。あとはよく部屋に粟飯原(謙、スポ1=神奈川・桐蔭学園)が遊びに来ますね。いっぱい話しかけてくれるので好きですね。

 

「絶対に優勝したい」(前田)

ラストイヤーにかける思いを語る前田

――今年の早稲田の注目ポイントを教えてください

亀山 個人的ですが、スクラムに今年は力を入れてきたので、そこを見てほしいです。去年はいろいろな方面から「弱い弱い」と言われていて、去年とは違うぞというところを見てもらいたいです。スクラムに限らずセットプレーも力入れているのでそこも注目してもらいたいです。

前田 僕はチームの一体感というところで、誰かがミスしても励まし合えるところです。BKがミスするとFWが支えて、FWがミスするとBKが支えるというところはこれまでの早稲田になかったところだと思います。そういったところに注目してほしいです。

村田 さっき亀がスターがいないという風に言いましたが、そういった中で今の早稲田は必要なのは細かいこぼれ球の反応やブレイクダウンなどで、本当に一つ一つのディティールを今年はチームとしても気にかけているところなので、そこを見てほしいです。

 3人が言ったことの別の面を言うと、今はチーム内の競争というか、スター選手がいなくなった分、固定されたポジションもないです。そういったところでBチームとかCチームにいる選手が頑張っている選手が多くて、そういった選手とかもジュニア選手権(関東大学ジュニア選手権)や色々な試合で活躍してくれると思うので、対抗戦にも絡んでくると思いますし、そういうところにも注目してもらえたらなと思います。

――今年の注目選手とその理由を教えてください

亀山 同期の佐藤健次(スポ2=神奈川・桐蔭学園)です。フッカーに転向してすごく体重を増やしたにも関わらず、去年と全然キレも変わっていないですし、なんなら去年よりも強いので、注目してもらいたいです。

前田 僕は井元(正大、文4=東京・早実)です。理由は、今年すごくスクラムが強くなって、ペナルティーを取った時とか喜んでいる姿がすごくかわいいので、そういうところを注目してほしいなと思います。

村田 僕は栗田文介(スポ1=愛知・千種)です。1年生から出ている中で、タックルやラインアウトのスキルはまだ詰める場所はありますが、ボールキャリーのところで絶対に誰よりも前に出てくれる選手です。そこは自分も見習わないといけないと感じているところなので、文介(栗田)の真っすぐなプレーに期待してほしいですね。

 僕は久富ですね。普段から仲良くしているのもありますし、彼は春シーズンにケガしちゃって、そういった中でも彼なりに頑張って今はB チームでプレーしていて、すごくチームに勢いを与えてくれるし、チームを一番愛している熱い選手で、自分も応援したくなる選手なので、久富のことはすごく応援しています。

――前田選手、鏡選手は4年生ですがラストイヤーにかける思いは何かありますか

前田 4学年の中で僕たちだけが日本一を経験していて、今年優勝できなかったら日本一を知らない代が来年から始まるということで、絶対に優勝して、そういった文化を残していきたいですし、優勝した喜びを後輩たちにも味わってほしいなと思っているので、今年は絶対に優勝したいです。ラストイヤーということもそうですし、僕たちの代しか優勝を知らないのもそうですし、今年は日本一になりたいという思いがより強いです。

 個人的にはケガが多くてあまり順風満帆にいかなかった大学ラグビーでした。それでも前田と同じで、やっぱりチームに貢献できることとかはあると思いますし、『荒ぶる』に向けてプレーヤーとしてもまだチャンスはありますし、チームの副将として何かできることがあると考えています。

――村田選手、亀山選手は4年生への思いやメッセージはありますか

亀山 僕は1年生で入ってきたとき、迷惑をかけたりして、よく怒られていました。その中でやっぱり4年生はすごく面倒を見てくれた学年であって、僕もやるからには日本一を狙いたいですし、去年は「4年生を国立に連れていけなかった」と言われてから、僕らも4年生に頼るんじゃなくて自分たち後輩がしっかり先輩たちを引っ張って、(全国大学選手権の)決勝、そして『荒ぶる』まで先輩たちを連れていきたいです。

村田 個人名になってしまうのですが、1年生からフランカーで一緒だった相良昌彦さんを胴上げしたいという気持ちがすごくあります。一緒にプレーしてきたのですが、あの人は3年生の頃からもすごくチームのことを考えていましたし、4年生になってキャプテンという重圧もある中、めちゃくちゃ頑張っているので、とにかく昌彦さんを胴上げしたいという気持ちがすごく強いです。

――秋シーズンへの意気込みをお願いします

亀山 今年、自分たちが自信をつけてきて、僕は3番なので全然走れないし、パスももらえないし、ディフェンスも速い選手に抜かれちゃうことがあるのですが、一番体重が重い自分だからこそスクラムでどこにも絶対に負けちゃいけないと自負しています。やっぱりスクラムが負けちゃうとチームも負けやすくなりますし、そういう部分で絶対に負けないスクラムを組みたいなと思っています。

前田 ラストイヤーで悔いを残さずにやり切りたいというのが1つです。あとは、絶対に優勝したい、それだけの思いです。

村田 上級生としての初めての対抗戦になるのですが、そこで自己主張というか自分を出していこうかなと思っています。去年はスター選手に頼って少し縮こまっていたので、今年は「自分が自分が」という気持ちで上までいこうと思います。

 僕は逆境的な立場で誰よりも努力して、赤黒に届かなくてもそういう姿を見せて、後輩に少しでもプラスの影響を与えていけるようにしていきたいです。あとは、とにかく優勝したいので、そこは何かできることがあれば探しながらやってきたいと思います。

――最後にファンへのメッセージをお願いします

亀山 去年はスクラムが押されて歯がゆいところもあったと思いますが、今年は絶対に勝ちます。

前田 春シーズンが久しぶりに有観客で行われて、応援してくださる方のありがたさとか、力強さとか、心強さとかを春夏シーズンはすごく感じました。対抗戦でもすごく心強いなという風に思っているので、これからも変わらず応援していただきたいなと思っていますし、日本一というかたちで恩返ししたいなと思います。

村田 前田さんが言ったように応援をしていただきたいですし、個人としては強み以外のタックルだったり体を張ったプレーを見せれるといいと思います。

 SNSや試合に来ていただいて応援していただいて心強いと言いますか、元気になりますし、そういったところでありがたさを実感しているので、そういう方たちを大切にして、これからも応援されるようなチームに、愛されるようなチームになっていくために頑張っていきたいと思います。

――ありがとうございました!

 

(取材・編集 谷口花、山田彩愛、横松さくら)

秋シーズンの意気込みを書いていただきました!

◆亀山昇太郎(かめやま・しょうたろう)(※写真中央左)

2002(平14)年9月17日生まれ。175センチ。116キロ。茨城・茗渓学園高出身。スポーツ科学部2年。スクラムの最前線に立ち、勢いをもたらす亀山選手。先輩に愛され、先輩が大好きな様子が十分に伺えました。スクラムにかける思いは人一倍。着実にボールを前へと運び、終始体を張り続ける献身的なプレーに注目です!

◆前田知暉(まえだ・ともき)(※写真右)

2000(平12)年9月27日生まれ。180センチ。95キロ。東海大大阪仰星高出身。社会科学部4年。どんな質問にも明るく答えてくださった前田選手。力強いボールキャリーで好機をもたらし、ブレイクダウンの攻撃に激しく絡む積極性には見どころあり。早大の4番としてピッチ上を大暴走し、注目の的となります!

◆村田陣悟(むらた・じんご)(※写真中央右)

2002(平14)年2月22日生まれ。185センチ。102キロ。京都成章高出身。スポーツ科学部3年。亀山選手との掛け合いで場を面白くしてくださった村田選手。上級生になった責任感がとても感じられます。野心的なジャッカルでピンチを救い、相良主将を胴上げするべく一歩ずつ突き進んでいく姿には目が離せません!

◆鏡鈴之介(かがみ・すずのすけ)

2000(平12)年12月4日生まれ。182センチ。105キロ。東京・早大学院高出身。法学部4年。チームを第一に考え、仲間思いな姿が印象的な鏡選手。ケガで苦しみつつも、冷静にチームを分析し、自分にできることを模索しています。持ち前のディフェンス力の強さを武器に、再び赤黒に袖を通す日を目標に奮闘する姿には大注目です!

« 特集に戻る