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2020.08.23

【特集】シーズン開幕特別取材 第7回 川畑和愛

今回の対談は、今春入学した1年生の川畑和愛(社1=東京・N高)。昨シーズンの全日本選手権では、ジュニアからの推薦出場ながら会心の演技を披露し、見事表彰台に立った。自粛期間中の過ごし方や始まったばかりの大学生活のこと、また今シーズンシニアデビューを迎えるにあたっての意気込みなどを伺った。

※この対談は7月18日に行われたものです。

「両方のスケジュール管理をしっかりとする」

明るい雰囲気の中対談が進む

 

――まず、スケート以外のことから伺います。早稲田大学に入学されて数ヶ月たちましたが、大学生になって気持ちの変化などはありますか

 

高校のときもオンラインだったので、これといった変化は感じていないです。

 

――オンラインという形ですが、大学には慣れましたか

 

大学生活っていう実感は湧かないんですけど、オンラインでの授業には慣れてきたかなって思います。

 

――自粛期間中のおうち時間はどのように過ごされていましたか

 

トレーニングをしたりしました。スケート以外のことだと料理をしてみたり、あとはあんまりうまくはないんですけど絵を描いてみたり。

 

――料理はどのようなものを作られましたか

 

クッキーとかお菓子系が多いです。

 

――フィギュア部門のインスタグラムでご趣味が料理に加え散歩と拝見しました。よくお散歩されるのですか

 

公園とか、特に目的もなく家から歩いてきて1時間くらいしたら折り返して戻ってくるっていう(笑)。

 

――散歩中に音楽を聞かれたりしますか

 

音楽はあんまり聞かないです。

 

――ただ歩いてという感じですか

 

はい。歩いて周りを眺めて気持ちいいなぁっていう(笑)。

 

――フィギュアスケート以外の面で早稲田大学を選ばれた理由を教えてください

 

フィギュアスケートが生活の中心にはなっているんですけど、フィギュアスケート以外で自分の興味をしっかりと持っていて。なので、早稲田にはスポーツの学部もあるんですけど、社会科学部を選びました。

 

――社会科学部ではどのような勉強をされていますか

 

結構国際的なことに興味があるんですけど、まず社学ではいろんな分野を学べるので、春学期は経済学だったり、政治学だったりというものをちょっと幅を広げてとってみました。

 

――面白い授業などはありましたか

 

普通に語学系が好きなので、第二言語で履修している科目は結構楽しいです。

 

――第二外国語は何を履修されていますか

 

フランス語です。難しいですけど、スケートの振り付けとかで海外に行ったときに、フランス語を喋っている先生方も多くて。なので、フランス語に興味を持って学んでみました。

 

――フィギュアスケートとつながっていたのですね

 

はい。難しいかなと思ったんですけど、自分の興味があったので。

 

――学業とスケートの両立で心がけていることはありますか

 

一番は、両方のスケジュール管理をしっかりすることです。

 

――学期末でレポートやテストなど大変だと思いますが、いかがですか

 

正直ちょっと大変だなっていうのは思っているんですけど、頑張ります(笑)。

 

「目の前の目標をしっかり立ててやっていこう」

――続いて、フィギュアスケートのことを伺います。高校時代は、表現面、技術面においてどのようなことに力を入れて取り組んでいましたか

 

表現面は、試合とかで結構ミスを続けてしまうことが多かったので、安定性を持てるように練習からプログラムをノーミスすることを意識して練習していました。あとは、トリプルアクセルのような技とかにも挑戦はしてきました。

 

――先ほど、自粛期間中のトレーニングについてのお話がありましたが、具体的にどのようなトレーニングをされていましたか

 

まずは体力を落とさないように走ったり、あとスケートはリンクという環境がないと滑ることができないので、感覚を忘れないように、自分が滑っている動画だったり、うまい選手の方の動画を見たり。あと、実際に陸でも回転練習だったり、自分でメニューを組んでやりました。

 

――普段の練習や、試合のときに愛用しているものやお気に入りのものはありますか

 

あんまり考えてなかったな、特にないです(笑)。

 

――フィギュアスケートの面において早稲田大学を選ばれた理由を教えてください

 

先輩方にも小さい頃からスケートを見て、練習を一緒にしてきている選手もいて。大学だとインターハイとか、チームみたいな感じで出場する大会もあるので早稲田にいる先輩方と頑張りたいなと思っています。

 

――スケート部に入部することを選んだ理由を教えてください

 

フィギュアスケートは小学生の頃からずっと続けてきているので、大学でも自分のやってきたことを生かして学業と両立したいなと思って体育会に入りました。

 

――大学生になって、新たに頑張りたいことは何ですか

 

自粛期間とかもあって、まず滑れるようになってからは元の自分ができていたことを戻して行くことから始めて、これからどうなるかっていうのは不確定なことも多いと思うので、今は結構スパンを短くした目標を作ってモチベーションを、どんなことが起きても保っていけるようにしたいと思っています。

 

――入部されてから、フィギュア部門の選手の方々と何か交流はありましたか

 

2回くらいZoomを使ってみんなで顔合わせをして、元から一緒に練習している選手もいるんですけど、会ったことのないフィギュア部門の方に会えて楽しかったです。

 

――早稲田大学、それ以外の選手でも構わないのですが、仲の良い選手はいらっしゃいますか。ちなみに先日、高浪歩未(国教1=ケイ・インターナショナルスクール東京 ※取材当時)選手にインタビューさせていただいたときに、仲の良い選手に川畑選手を挙げていらっしゃいました

 

歩未ちゃんとは海外の試合も一緒に行く機会があって仲が良くて、練習で会うとワクワクします。あと、同年代の選手とも結構仲良くしていて。また、今年4年生の永井優香(社4=東京・駒場学園)選手とか(3年生の)石塚玲雄(スポ3=東京・駒場学園)選手も一緒に練習させてもらう機会があるので、仲良くさせてもらっています。

 

――憧れの選手や、影響を受けている選手はいらっしゃいますか

 

好きな選手は、イタリアのカロリーナ・コストナー選手で、流れるようなスケーティングと、ジャンプとステップとスピンの一体感のある一つの作品みたいなプログラムになっているのがすごく好きです。

 

――続いて、昨シーズンについてお聞きします。昨シーズンは、全日本選手権で見事3位という成績を収められました。ご自身で振り返ってみていかがですか

 

ありがとうございます。全日本での目標は、まずは自分ができることをやり切ることで、順位も高い目標には設定していなかったんですけど、3位という結果が得られて。実際にはまだ3位っていう実力はないのかもしれないんですけど、全日本の場で、自分がやりたいことを出し切れたということについてきてくれた結果なので、すごく嬉しかったです。

 

――全日本選手権3位という結果を受けて、周りの反応はいかがでしたか

 

3位という結果が得られて、先生だったり家族だったりいつも応援してくださっている方がすごい喜んでくださってとても嬉しかったですし、やはり3位という結果が得られたのは、自分だけじゃなくていろんな方のサポートがあったからこそだと思うのでそれはすごく感謝しています。全日本選手権が12月の終わりで、お正月に親戚が集まることがあったんですけど、そのときにいろんな親戚の方から喜んでもらえたのですごく嬉しかったです。

 

――昨シーズンは世界ジュニアフィギュアスケート選手権にも出場されましたが、全体的に振り返って見てどのようなシーズンでしたか

 

全体的には、試合本番でプログラムをノーミスすることが全日本ジュニア(全日本フィギュアスケートジュニア選手権)と全日本で続けてできたっていうことはすごく自分にとって大きな成長だったかなと思います。世界ジュニアでは、良い結果と演技ができなくて、そこはやっぱりまだ不安定さが残ってしまっているなっていうふうに思います。

 

――今シーズンのプログラムの予定を教えてください

 

プログラムは、振り付けをすることができなかったのでフリースケーティングはそのまま継続の予定で、ショートプログラムは少し違うプログラムと今までのプログラムを両方練習していて、まだどっちにするかわからない状態です。

 

――今シーズンからシニアに転向されますが、目標を教えてください

 

さっきも言ったように、今シーズンはこういった状況の中で試合とかも確実に開催されるかっていうのは不確かなこともあるので、そういったことで自分のモチベーションを落としたりしないようにまず、目の前の目標をしっかり立ててやっていこうというふうには思っています。

 

――大学4年間を通しての目標を教えてください

 

ずっと前から立てている目標では、北京オリンピックに出場することが目標なので、大学2年生、再来年に北京オリンピックがあるんですけど、まずはそれに出場するために今の自分が持っているものを安定して本番で出せるようにすることと、トリプルアクセルだったり4回転っていう新しい技にも挑戦していきたいと思っています。

 

――ファンの皆さんにメッセージをお願いします

 

早稲田大学に入学した川畑和愛です。大学ではフィギュアスケートと学業を両立して、両方で良い結果を残せるよう頑張るので応援よろしくお願いします。

 

――ありがとうございました!

今シーズンの目標

 

早スポプレゼンツ質問リレー

選手の方同士が気になることをリレー形式で次の選手に質問し、それを受けてお答えいただくというコーナーです。今回は、前回の対談でお話を伺った、高浪選手から川畑選手への質問です。

高浪 同じ樋口チームとして、今まで樋口先生のレッスンや話していたことで一番面白かったことはなんですか? 

川畑 覚えてないなぁ(笑)。なんだろう、えー(笑)。難しいなぁ(笑)。歩未ちゃんと話していると、面白すぎて忘れてしまうので覚えていません(笑)。

(取材・編集 岡すなを、中島美穂)

◆川畑和愛(かわばた・ともえ)

2002(平14)年1月12日生まれ。東京・N高等学校出身。社会科学部1年。終始柔らかい笑顔で、一つ一つの質問にじっくりと丁寧に答えてくださいました。対談中に笑いが起こる場面もあり、楽しい雰囲気の中でお話を伺うことができました。特別強化選手として迎える今シーズン、シニアクラスでの活躍に期待です。

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