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 内閣総理大臣杯全日本大学選手権 12月21、22日 東京・駒沢体育館



 佐藤が史上4人目の4連覇達成!

 もう誰もこの男を止められない。今年もやってきた大学日本一を決する暮れの大一番。激戦区のフリースタイル66キロ級で佐藤吏(スポ4)が増田和将(中京学院大)を破り、大会史上4人目の4年連続優勝を達成した。今夏の全日本学生選手権の優勝とあわせて前人未到の3年連続学生二冠王が誕生した。

 抜群の試合巧者ぶりで、決勝まで勝ち上がってきた佐藤を待ち受けたのは、圧勝を重ねて抜群の調子を誇る増田。第1ピリオドは一進一退の攻防から佐藤がタックルを決めて、1−0。次の第2ピリオドで得意のタックルを決めると、すかさずバックを盗み必殺のアンクルホールド。相手を5回転させる荒技で5点を叩きだして勝負あり。終わってみれば5−1と今年も完勝の決勝戦となった。

 4連覇達成は1984年の本田多聞(プロレスリングNOAH)、85年の赤石光石(ジャパンビバレッジ)、2002年の小幡邦彦(綜合警備保障)に次ぐ快挙。レスリング界「生ける伝説」の仲間入りを果たした佐藤を待ち受ける次なる大舞台とは。来年は五輪選考イヤー。もちろん1月に行われる天皇杯も例外ではない。王者佐藤の真価が問われるときがついにきた。

 84キロ級では伊藤拓也(スポ3)が準優勝で堂々表彰台に登った。圧巻は準決勝の鶴巻(国士大)との一戦。学生チャンピオンにして全日本選手権王者という五輪代表最右翼の実力者が相手。終始組み手で試合を支配した伊藤は2−0の完封勝ち。堅実な守りも相手を寄せ付けなかった。決勝では惜しくも2−0で破れたが、片足タックルを封じるなど、その試合内容に確かな成長の跡があった。

 佐藤、伊藤の快進撃に負けじと120キロ級の浅見哲郎(スポ2)も準優勝の好結果を残した。決勝は昨年、高校生ながら全日本選手権で準優勝を果たした荒木田(専大)が相手。第2ピリオドで片足タックルから場外へ押し出して優勝へ王手をかけたが、残り6秒で一瞬のスキからフォールを許し無情にも試合終了。悔やみきれない惜敗となってしまったが、決勝戦で互角に渡り合ったその実力は他校に強烈なインパクトを残した。

 他にも55キロ級で出場した藤元愼平(スポ4)が、優勝した専修大の長谷川に惜敗し8位。60キロ級の安澤薫(スポ2)はアジア大会帰りの強豪、高塚(日大)に破れて2回戦負け。74キロ級の大月葵斐(スポ2)も2回戦で姿を消した。 これで大学対抗得点で早大は4位となり、昨年の6位から大きく飛躍する結果となった。近年の大学レスリングの高レベル化に歩調を合わせるかのような早大の躍進。2007年も早大レスリング部から目が離せない。

(堀和彦) 






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