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第83回日本選手権
4月5〜8日 東京辰巳国際水泳場
激闘の4日間!3名が日本代表入りへ
今季もこの時期がやってきた。日本一、そして今季の日本代表の座を狙い、熾烈な争いが行われる大会、日本選手権。今季は世界選手権(世界水泳)から帰国して間もない日本代表組を考慮し、例年より2週間早まって開催された。そのため、十分に疲労回復や調整をできないまま挑んだ代表組と、この大会に焦点を当てて十分に練習を積んできた国内組との熱戦が繰り広げられ、早大からも20名を超える選手がその中で力泳した。
注目の北川麻美(スポ2)は初日、200メートル平泳ぎに出場。「やっぱりきつかった」と連戦の疲労をうかがわせ、5位で終えた。懸けたのは200メートル個人メドレー。前半を6位で折り返すも、得意の平泳ぎでトップに立ちそのまま優勝、2連覇を成し遂げた。
今春、早大大学院に進んだ崎本浩成(院1)は、50メートル平泳ぎで2連覇を達成。北島康介(日本コカ・コーラ)不在ではあったが、冬場に100メートルのための泳ぎこみをしてきた崎本にとって、50メートルでも結果を残せたことは、翌日に控えた本命に向けて自信となった。そして最終日。すぐ隣のコースの北島の存在などで緊張が走り、「力みが邪魔をしました」と、タイムも思うように出ず、北島に次ぐ2位となった。
世界水泳ファイナリストの古賀淳也(スポ2)は、50メートル背泳ぎで初の優勝を飾った。さらに50メートル自由形にも出場し、スプリントの強さを発揮したが、「大きい舞台をいっぱい経験して、場数踏むことが大事だから、100フリーでもやっていきたい」と、今後は視野を広げた新たな挑戦も試みている。
なお、今大会は8月に行われる世界競泳やユニバーシアード大会の代表選手選考も兼ねており、早大からも3名の選手が選ばれた。北川は両大会で、平泳ぎと個人メドレー2種目ともに出場権を獲得。どちらかに絞りたいという意向を示しており、今後どちらを中心にしていくかも注目である。崎本も両大会の出場が決まり、アジア大会を除けば、全世界レベルでの大会に挑むのは初となる。古賀は、背泳ぎでユニバの出場を決め、優勝を狙う。
各選手、それぞれ自分の実力、練習の成果を試し、今後の課題を見つける好機となった。また、大学生初試合となった1年生も、B決勝で健闘するなどの活躍を見せた。今年度の幕開けとなった今大会。新たな目標に向かって新たな気持ちで、それぞれがもう一度スタートを切った。
(菅田早希)
◆記録
第1日
【男子】
▽100メートル自由形 B決1藤井51.13▽200メートル平泳ぎ B決8徳田貴人(スポ2)2:16.69
【女子】
▽200メートル平泳ぎ 5北川2:28.60 B決5宮崎怜以奈(スポ3)2:34.41
第2日
【男子】
▽100メートル背泳ぎ B決1古賀55.25▽200メートル自由形 8小森谷勇輝(スポ3)1:51.37 B決8栗田康弘(スポ3)1:53.80▽同1500メートル 4栗田15:31.44
第3日
【男子】
▽50メートル背泳ぎ 1古賀25.52 B決4丸山諒(社2)26.86▽50メートル平泳ぎ 1崎本28.26 B決8小川康仁(政3)29.63▽400メートル自由形 5栗田3:56.49 B決4小森谷4:00.10
【女子】
▽50メートル平泳ぎ B決2縄田さなえ(教4)33.28▽100メートル自由形 B決2重田智絵美(教4)57.23▽200メートル個人メドレー 1北川2:14.76
最終日
【男子】
▽50メートル自由形 B決1古賀23.46▽100メートル平泳ぎ 2崎本1:01.76▽200メートル背泳ぎ B決8上野公志(スポ1)2:05.57▽200メートル個人メドレー 3藤井2:01.80
【女子】
▽50メートル自由形 B決6重田26.73▽100メートル平泳ぎ 2北川1:09.22
◆コメント
奥野景介(昭63教卒)競泳部門監督
(4日間を振り返って)全体的に低調な試合だった。4月上旬にコンディションを合わせるのは難しかった。次はインカレに向けて、この悔しさをバネにもう一回やっていきたい。(成績について)早大で練習している選手では崎本、藤井、栗田、小森谷、林が日本代表を目指したが、結果は崎本1人。確実に代表に入れるように準備をしなくてはいけない。これからは北京五輪に向けて強化をしていきたい。また早大全体としては世界水泳の疲れが残っているなかでの北川と古賀、またOGの三田、三輪も踏ん張れていたと思う。次のステップで五輪への足がかりをつかんでほしい。
第3日目コメント
古賀
森田選手はいなかったけど、ずっと目標にしていたのでよかった。(長いシーズンだったが)どんな状況でもタイムを出すことが大事と実感したシーズンだった。(課題は)後半のスタミナの強化。後半50から勝負になってくると思う。(世界選手権で得たこと)外国の選手はウエイトしてたし、体が大きくて、周りとくらべて劣っていた思う。これからは出れたらユニバ、インカレは必ず優勝したい。
北川
きつかった。2連覇はすごくうれしい。200平で全然駄目だったので、このレースに懸けていた。大学の人とかの応援も聞こえて、がんばらなきゃと。コンスタントに14秒台を出せるようになったので13、12秒を狙いたい。今日はタイムよりも、勝つことの方が意識が強かった。世界選手権の代表組がみんな勝っていたので、自分も負けられないと思ってました。今後は、背泳ぎとバタフライを強化したい。あと、種目間のつなぎの部分でタイムを詰めれるようにしていきたい
崎本
うれしいけど北島選手と泳ぎたかったのが正直なところ。アジア大会後、あんまりよくなかったが北島選手を目標に冬場練習を積んでたので自信はありました。冬場は明日の100のためのトレーニングだった。アジア大会は悔しかったけど、合宿に参加できて北島選手の泳ぎを生で見れて、他のチームからのアドバイスをもらえたのでよかった。今年の目標はストローク数を少なくすること、抵抗の少ない泳ぎで、主にテクニックをよくしてきた。1分台を出して世界の舞台に並んで泳げるようにしたい。100で夏の代表になります!
栗田
昨日3レース体的には相当きつかった。でもこういう状況で勝負できないと意味ないです。タイム的には満足してないです。54秒出す練習をしてきたので不甲斐ないですね。1500は去年に続きに2回目で4位だったので調子は悪くなかった。400は得意だったので結果を出したかったんですけど、両サイドが後半強い選手で前半もっと行けばよかったです。9月のインカレではワセダのためにやるしかない。絶対に表彰台に乗りたい。
小森谷
前日の200自由形では日本代表を狙ってたので、不甲斐ない結果だった。400自由形では昨日代表入れないで、気持ちは切り替えてたつもりだったが、今日の泳ぎに出てしまった。代表になれなかったので、9月のインカレで早大に貢献できるようにがんばりたい。
小川
全然駄目だった。調子は悪くないが、100に狙いをつけているので、50は集中できなかった。100では絶対いい成績を残したい。
丸山
全然駄目。予選よりは(タイムを)上げたかった。調子は悪かったです。ただ、次にはつながると思うので、インカレで頑張りたい。
重田
(結果に)納得はいってないです。決勝で表彰台に乗ることが目標でした。持ち味は後半なんですけど、今日は前半周りに離されても追いつける持ち味の伸びがなかったです。(次は)大学最後のインカレなので優勝を狙っていきたい。
縄田
満足できない結果。タイムでも満足できないです。(調子は)うーん…。調子はいいはずなんですが、フォーム的に良くない。とりあえずフォーム改善をしたいです。
最終日コメント
北川
4日間すごく長く感じました。昨日出し切っちゃったので、きつかったのはきつかったですね。一度8秒台だしてから9秒のカベが厚いので、それを破ってかないとだめですね。世界では前半からいかないと見せ場なくなっちゃう。積極的なレースを身につけていきたい。100平泳ぎとっていかないとリレーに入れない。スピードを強化していきたいです。今年の夏はベストの更新を目指してがんばっていきたいです。
崎本
あんまり落ち着いてレースができなかったです。北島選手を意識しすぎて力んでしまったのも、ラスト25m伸びなかった理由だと思います。北島選手は小さい頃からずっと目標で早く追いつきたいんですけど、勝負はまずは0秒を出してからです。力みが邪魔をしました。夏にある世界大会は、もし選ばれれば、0秒を狙いたいです。
上野
予選より遅かったので、納得はしてないです。となりの内田さんについていきたかったんですけど、50で先にいかれて慌ててしまった感じがありました。JAPAN出たのは3回目だったんですけど、B決に残れたのは初めてだったので緊張しました。
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