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第14回関東女子リーグ
4月20日 早大東伏見グラウンド
昇格初戦は黒星発進
2月に行われた入れ替え戦を制し、今季より関東女子リーグに昇格を決めた早大。初戦の相手はここ数年死闘を繰り広げてきた昨季のリーグ戦王者・日体大だ。新生ワセダを占う試金石となる一戦だったが、終了間際に失点を許し敗戦。初土俵を白星で飾ることは叶わなかった。
「ライバル」(長岡監督)。早大にとって、日体大は越えなければならないカベである。1月の全日本大学選手権で屈し、流した涙は記憶に新しい。フィジカルに長ける日体大に対し、左サイドの堂下へボールを集めた。くさびのボールを受けて前線でタメ(後ろの選手のオーバーラップを促す時間)をつくることのできる小山が起点となり、序盤は早大がペースを握る。15分、小山のキープから杉山がフリーでミドルシュート。軌道はわずかに枠から逸れていった。36分には原がトーキックでGKの頭上を抜くループシュートを放つが、ボール1個分、上へ外れる。「この時間帯に点をとりたかった」。(堂下)
後半に入ると日体大はサイドのスペースを消してきた。今井、杉山が中盤でボールを拾ってポゼッションは維持するものの、守備網を打開できない。もどかしい展開に長岡監督は攻撃陣を入れ替えたが、依然として遠いゴール。逆に運動量の落ちてきた終盤は押し込まれると、スコアレスドローが見えてきた79分だった。個人技から右サイドを崩され、決勝弾を浴びる。緊張の糸は一瞬、切れた。
故障で戦列を離れていた選手も多く、「まだチームが仕上がっていない段階」(堂下)で戦わなければならないリーグ戦。レベルの高い試合をこなしながら、並行してチームづくりにも着手することが求められ、例年よりも課されるハードルは高い。主将として牽引していく立場の堂下も「難しいです」と語る。しかし、これも昇格したチームのみが味わうことのできる生みの苦しみともいえるだろう。「試行錯誤の繰り返しになるでしょう」(長岡監督)。失敗を恐れている時間はない。勝負の1年が幕を明けた。
(斎藤 純)
第1節
早大
0
0−0
0−1
1
日体大
【得点者】
(日)79井手上
早大メンバー
位置
背番
名前
前所属
学部学年
GK
1
岸星美
日ノ本学園
スポ4
DF
14
鶴田佳代
富士見FCガイア
スポ2
3
島田知佳
日テレメニーナ
スポ3
12
米津瞳
藤枝順心
スポ1
2
澤夏美
東経短大村田女子
スポ4
→65分
大滝麻未
横須賀シーガルズ
スポ1
MF
5
今井さゆり
神村学園
スポ3
21
菅藤彩子
常盤木学園
社1
◎7
堂下弥里
横須賀シーガルズ
教4
15
杉山佐穂
大和シルフィード
スポ3
FW
9
小山季絵
日ノ本学園
スポ2
11
原奈津美
富士見FCガイア
スポ2
※◎は主将、監督は長岡義一監督(昭43社商卒)
◆コメント
長岡監督
後半20分過ぎから体力的に苦しくなって押し込まれてしまった。動き出しが遅いから、ボールを持っても連動して動くことができなくなってしまった。声を出すようにハーフタイムに指示したのだけど、やはり日体大の方が声が出ていたね。ライバルというか、うちよりいろんな面で強かった。(小山選手は前線の起点として良い動きを見せたのでは)小山は怪我明けで今朝使うと決めたんだけどね。きょうはテスト的に使ってみたが、激しい中でも動けるようなので、来週からは普通に期待していいと思っています。今年は怪我人も多く、きょうもメンバー的にはギリギリのところで試合をしていた。本当はもっと流れを変えるような選手起用をしたいんですが。春に自分たちのやり方を試合の中で見つけて秋へつなげていたこれまでと違って、試合をこなしながらもチームを調整していかなくちゃならない。試行錯誤の繰り返しになるでしょうね。
堂下主将
(都リーグから関東に昇格して違いは)やはり関東リーグはレベルが全然違います。いつもこの時期は常に自分たちがボールを支配できる試合が多く、その中で秋に向けてチームをつくっていくんですが、今年はまだチームが仕上がっていない段階で日体のような高いレベルの相手と試合をしなければなりません。毎試合全力でやらなければならない。でも試合を考えながらチームをつくっていかなければならないのでそのへんが難しいです。(トップにボールが入る時間帯は攻撃が分厚く、よかったと思いましたが)この時間帯に点をとりたかったです。全体が高く保てている時はFWにボールが入ってもサポートがありセカンドが拾えるんですが、後半途中から全体が下がり、FWが孤立しボールを収められなくなり、相手に押し込まれてしまいました。まだまだ個でもチームでも負けているので、練習で1つ1つのプレーを厳しく、より高いレベルを求めてやっていかなければならないです。
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