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JR東日本カップ2008 第82回関東大学リーグ戦
4月20日 千葉・フクダ電子アリーナ
待ちわびていたエースの一発で2連勝!
第4節を迎えた関東大学リーグ戦、前節で初白星を挙げたワセダだったが、ゲームの主導権をなかなか握ることができず、序盤から攻めあぐねる展開に。しかし、後半77分、中野遼のCKを渡邉が頭で合わせ、今季初ゴール。これが決勝点となり、チームは2連勝と、いよいよ波に乗り出した。
昨季まで2年連続でリーグ戦得点王を獲得し、大学サッカー界屈指のストライカーで鳴らす渡邉だが、今季はなかなかチャンスを生みだせず、ここまでノーゴール。2年時から不動のレギュラーとして活躍してきたが、ついには前節スタメンから外されるという手厳しい洗礼も受けた。「ずっと(試合に)出てたんで、とても悔しい部分はありました」。代わって出場した皆川が2得点の大活躍。渡邉本人が内心一番焦っていたはずだ。
そんなうっぷんを晴らすかのように、スタメンに返り咲いたこの日の渡邉は、積極的にシュートを打っていく。サイドからのボールに反応し、ひとりゴール前に抜け出しシュートを放つなど、ゴールにどん欲だった。こうして生まれた決勝点。ともすれば、引き分け狙いで守りに入りかねない時間帯に、待ちわびていたエースストライカーの一発が飛び出したことで、チームが盛り上がったことは言うまでもない。塗師主将の「やっぱり(渡邉)千真が決めるとチームが乗るし、流れが良くなりますね」の言葉が表す通り、実戦経験の少ない2・3年生が中心のチームにおいては、経験豊富な選手が結果を着実に残すこともまた求められている。
レギュラーが事実上固定されていた昨年までとは違い、試合ごとに新たな選手が見いだされ、コンディション次第でメンバーが流動する現在のチーム方針は安定感の面でこそ不安は残るものの、選手たちの奮起を促す効果はてきめんだ。きょうの試合であれば、前節から伊藤拓真(スポ4)に代わりゴールを守る菅野がスーパーセーブを連発し、正GK奪取に向け猛アピール。し烈な内部競争が結果的に勝利につながっている。4節が終わり、気付けばリーグ5位、首位もじゅうぶん狙える位置につけている。新たなワセダサッカーを模索する今井監督のもと、選手たちが少しずつ覚醒し始めているのは確かなようだ。
(平野麻理子)
第3節
早大
1
0−0
1−0
0
順大
【得点者】
(早)77渡邉
順位表
順
チーム
勝点
勝数
分数
負数
得点
失点
得失
1
流経大
10
3
1
0
6
1
5
2
国士大
10
3
1
0
7
3
4
3
中大
8
2
2
0
11
4
7
4
専大
7
2
1
1
8
6
2
5
早大
7
2
1
1
6
4
2
6
筑波大
6
2
0
2
8
10
−2
7
神大
5
1
2
1
4
3
1
8
東学大
4
1
1
2
5
11
−6
9
駒大
3
1
0
3
6
8
−2
10
法大
3
1
0
3
5
10
−5
11
明大
2
0
2
2
6
9
−3
12
順大
1
0
1
3
3
6
−3
※第4節終了時
早大メンバー
位置
背番
名前
前所属
学部学年
GK
21
菅野一弘
早実
商2
DF
4
中川裕平
四日市中央工
社3
13
岡根直哉
初芝橋本
スポ2
26
小川諒
柏レイソルU-18
スポ2
29
宮本章宏
近大付和歌山
一文3
MF
◎2
塗師亮
東京ヴェルディY
スポ4
→89分
松本征也
浜名
スポ4
8
中野遼太郎
FC東京U-18
スポ2
25
寺島尚彦
暁星
文構2
→83分
松本怜
青森山田
スポ3
14
中野大輔
桐蔭学園
スポ3
FW
10
渡邉千真
国見
スポ4
22
皆川翔太
東京ヴェルディY
スポ2
※◎は主将、監督は今井敏明監督(昭52社卒)
◆コメント
今井監督
(2連勝です)何とかキーパーが抑えてくれました。あの辺で失点していたらまた厳しかったです。ままだまこれからですけど。(3節までのメンバーを選抜したスタメンでしたが)まだまだ変わっていくとは思います。前節のメンバーが結構頑張ってくれたので、コンディションがいいのかなということできょうも使っていった。調子がいい選手を使っていきたいです。(前半は両チームとも出足が遅かったですが)いつもと違って、ウォーミングアップが室内だったという部分もあると思います。経験のなさがでたかなと。渡邉にもいくつかチャンスがあったので、あそこで決めていれば流れが変わっていたかもしれない。でも両チームとも中盤で飛びぬけている選手がいない中で、イーブンな展開になることはやむを得ないことですし、最初から予想していました。そういう中で、0(失点で)いけたのは大きい。これからのチームですし、寺島や中野大輔なんかがもっとボールに絡んでいければ良くなると思います。
塗師主将
(スタメンの入れ替えが激しいですが)選手が変わったからどうこうというわけではないし、やろうとしていることは同じ。練習ではいつも一緒にやっているメンバーだし、大丈夫です。(内容としては)相手に回される場面もあったんですけど、最後耐えれたし、カウンターでいい場面も何度かつくれた。時間帯によってはよくつなげいていたし、良かったと思います。(2連勝して雰囲気も良くなったのでは)雰囲気は試合のときはいいです。このチームは勝っていけば乗れるチームなので、次も勝っていきたいです。(エスである渡邉選手のゴールは大きいのでは)多分みんな「やっとか」って感じなんですけど(笑)、やっぱり(渡邉)千真が決めるとチームが乗るし、流れが良くなりますね。(次節は5日後と時間はありませんが)まぁ明日はオフなのでゆっくり休んで、来週から今日の課題なおして、次に臨みたいですね。
渡邉
(今季初ゴールでした)チームの勝利に貢献できたので、そのゴールを決められて嬉しかったです。(ここまで長かったか)まぁ、そうですね。でも、長かったといえば長かったんですけど、自分はとれると思ってやってきたんで、それがきょうでよかったと思います。(今日のゲームプランは)最初はどんどん前からという指示だったので、立ちあがりは前からで、つなげられるところはつなげていこうという話でした。(順大の印象)攻撃は人数をかけてどんどん攻めてくる形。守備はちょっと裏には弱いかなと思って、自分は時々裏を抜けたり、ドリブルで縦を意識したりしてました。(前節、スタメンを外れました)まぁ、ずっと出てたんで、とても悔しい部分はあったんですが、そこは監督が決めるところなので、自分は素直に受け止めて、途中からでもできることをやろうと思ってました。(チームは2・3年生が中心ですが、4年生として今のチームを見て)若い分、勢いが出ればいいんですけど、まぁ経験があんまりないヤツらがいっぱい出てるんで、そこは4年生がしっかり中心になってやろうと思います。(次節、筑波大への意気込み)次も勝てるよう、がんばります。
菅野
(2試合連続スタメン出場ですが、試合には慣れましたか)初戦はやっぱりちょっと硬い部分があったと思うんですけど、きょうは結構スムーズにゲームに入れたと思います。(きょうの試合を一番後ろから見ていて)前半は正直自分ちょっと記憶が飛んで覚えてないんですけど(苦笑)、後半は結構攻められる時間が続いて。でも、DFラインを中心に集中力を切らさずに守ったので、よかったと思います。(スーパーセーブをいくつかありましたね)ありがとうございます。集中力を切らさず、自分の後ろには絶対ボールをやらないという強い気持ちでやってました。(前半記憶が飛んだとおっしゃったんですが、飛び出して相手選手と激突。倒れて、数分間起き上がりませんでしたが、大丈夫でしたか)自分はよく覚えてないんですけど、パンチングしに行って、相手の上に乗っかってしまって、2・3分ぐらい意識が飛んでたと思います。でも、後半になってから徐々に記憶を取り戻してきたので大丈夫です。(正GKへの手ごたえは)(伊藤)拓真さんも本当に尊敬しているキーパーなので、一試合一試合の積み重ねで、これからもまた出れる機会があったらがんばりたいと思います。
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