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JR東日本カップ2008 第82回関東大学リーグ戦
4月5日 東京・駒沢陸上競技場
いまだ三分咲き、今井新体制ドロー発進
大学日本一に輝いてから3ヶ月。早大はその余韻に浸りながらも、また新たなシーズンを迎えた。大榎克己前監督(昭63年教卒)や黄金世代の選手たちが抜け、新たに今井新体制となった早大の初戦の相手は、昨季関東2部リーグ覇者の神大。雲一つない晴天のなか行われた開幕戦は、両者決定的なチャンスを生かし切れずスコアレスドローに終わった。
試合開始早々、早大に決定的なシーンが生まれる。ボールサイドのスペースを消そうと片サイドに寄る神大の裏をつき、左サイドの中川翔が逆サイドにロングフィード。爆発的なスピードを生かし、ゴール前にフリーで走り込んだ松本怜が合わせるものの、相手GKの好セーブに阻まれた。その後も中川翔と松本怜のコンビネーション、エース・渡邉の個人技を武器に相手ゴールに迫ろうとするのだが、攻撃の形がなかなか見いだせず前半は無得点に終わる。
守備では、昨季と大幅にメンバーが入れ替えたDFラインに注目が集まった。西村、服部を中心に空中戦ではことごとく相手のロングボールを跳ね返すのだが、相手FWに簡単に前を向かせてしまう場面もあり何度もチャンスを作られてしまう。ビルドアップでのパスミスも目立ちピンチを迎えるものの、ぎりぎりのところで何とか体を張り踏みとどまった。
後半に入り、中野遼が投入されると徐々に長短のパスで攻撃にリズムが生まれる。後半25分には同じく途中出場の市川の突破が相手の退場を誘い出す。ただこの数的有利の状況をうまく生かすことができず、逆に神大に1本のロングパスから決定機を作られてしまう。終了間際には、CKのこぼれ球を渡邉がつめるもののゴールを奪うことができず、結局ドロー発進となった。
「きょうの試合は30点」と松本怜が語るように、時折選手個々の能力の高さで相手を崩したが、渡邉にくさびのパスを入れて始まる早大らしい攻撃パターンは見られなかった。また、昨季まで在籍した精神的な核が抜けたことで、悪い流れをそのまま引きずってしまう時間帯があったことも事実だ。開幕したばかりだとはいえ、今井カラーがチームに浸透するまではもう少し時間がかかりそうだ。
(青木現)
第1節
早大
0
0−0
0−0
0
神大
【得点者】
---
早大メンバー
位置
背番
名前
前所属
学部学年
GK
1
伊藤拓真
前橋育英
スポ4
DF
4
中川裕平
四日市中央工
社3
3
服部大樹
桐蔭学園
スポ3
12
西村悠太郎
三田学園
商4
29
宮本章宏
近大付和歌山
一文3
MF
17
中川翔平
国見
スポ3
→65分
市川雄太郎
浦和レッズY
スポ3
◎2
塗師亮
東京ヴェルディY
スポ4
7
岩田啓佑
川崎フロンターレU-18
教4
→66分
中野遼太郎
FC東京U-18
スポ2
11
松本怜
青森山田
スポ3
FW
10
渡邉千真
国見
スポ4
9
反町一輝
前橋育英
スポ3
→85分
小井土翔
ジェフ千葉Y
教1
※◎は主将、監督は今井敏明監督(昭52社卒)
◆コメント
塗師主将
(初戦引き分けました)開幕戦という難しい試合で、負けなくてよかったです。危ないところもあったけれど、0点に抑えることができ、負けなくて本当によかった。(キャプテンとして、意識したことは)キャプテンとして、とかじゃなく、いつもどおり声を出して、みんなを盛り上げていこうと思っていました。(新チームになって)去年とは全く違うチームで、まだまだ物足りないけれど、自分たちのサッカーというのを早く見つけて、もっといいようにしていきたいです。(DFラインに特に課題が見受けられましたが)まぁ、去年と総入れ替えなので。試合を通じて成長していけばいいと思います。やっぱり経験が足りないと思います。今回に関しては0点で終わったことを評価したいというか。(1年生も含め、初出場の選手がたくさんいました)やっぱり去年とは全然違うチームなんです。自分たちらしさっていうのを、日々の練習や試合の中で、みんなで見つけていきたいです。(すぐに第2節が迫っています)まだ得点できていないし、勝ってもいない。気持ちを新たに頑張っていきたいです
渡邉
(開幕戦としての難しさは)去年も接戦だったし、今年も難しくなると思っていました。みんな緊張していた場面があったし、負けなくてよかったです。(チームのコンセプトは)優勝へ向けてメンバー、監督一丸となっています。結局やるのは選手だから自分たちがやらなきゃいけないってのは感じます。(くさびのボールが入りにくかった)自分がみっちりマークされてボールを呼び込めなくて。動き出しとかで反省が残りました。(神大は守備に6枚割いてきた)もう少しサイドから崩せれば良かったです。松本怜と中川翔平をもっと使って彼らを起点にできたらよかったです。これから守り固められると思うけどしっかり点とれるようにしたい。(背番号の着け心地は)特に違和感はないですね。背番号は変わったけど自分のプレーは変わらないんで、自分らしくやっていきたいです。
中川裕
やることは全部決めていてつないでいこうと思ってたけど、押されて後手に回ってしまった。自分ももっとつないでやりたかったけど、(大きく)けってしまいました。(神大は前からかなりタイトなチェイスでしたね)そうですね。突っ込んでくるのをいなしてサイドチェンジとかしたかったんですけど、ガチャガチャしちゃいました。チームとしての完成度は低いですね。これから話し合って伸ばしていかなきゃいけないですね。(きょうの収穫は)勝ち点1をとれたことです。負けなくてよかったです。次は点とってしっかり勝って自分もチームに貢献したいですね。
松本怜
(新チームの率直な感想は)モチベーションはみんな高いんですけど、空回りしてあんまり力を還元できていないように思います。(攻撃の核としての意識があるのでは)自分ももう上級生なので当然そういうものはあります。今まで以上にみんなを引っ張って行きたいと思います。(開始早々決定機を迎えましたが)あれはごめんなさい(笑)決めないといけませんでした。オフサイドだと思ったんですけど。難しいボールでなんとかあわせたんですけど、決めないといけませんね。(スペースはありましたね)ずっと裏を狙っていたんで、DFにけって欲しいといってはいたんですが、相手も気にはしていたみたいで。(中川翔選手とのコンビは流動的でしたが)サイドなんですけどトップ下がいないので自分たちが攻撃を作っていかないといけないので。自由も与えてもらっているので、どんどんかき回したいです。(退場者が出てからの戦い方について)もっと攻撃に枚数を割いて良かったし、DFラインももっと上げてよかったなと思います。(きょうの試合は何点ですか)30点です。チームも自分も。コンディション的にはいいんですけどね。(すぐに次節です)水曜まで時間はないですけど、すぐに直すしかないです。
中野遼
(交代時の指示は)紅白戦で良かったから使ってもらった。中盤でリズムをつくれと言われました。パスを出しっぱなしになっていたので、動いてもう一回もらって相手を崩していこうと思っていた。(初戦という難しさは)スタートじゃなかったのでそんなに感じなかったけど、結果的には難しかった。(修正点は)まだまだどういうサッカーをしたいのか統一されてないので、選手たちで話し合って、欲は出さずに試合ごとに良くしていきたい。個人的にはとりあえずスタートに入れるように。チームの雰囲気は悪くはないのでさらに良くしていきたい。
小井土
(入学されてすぐに、初出場)前線の選手があの時間に交代で入るというのは、点に絡めということ。それを意識して頑張ろうと思って、試合に臨みました。(監督から何か言われましたか)具体的なものはないけれど、監督からも点を取ってこいと。(ワセダのチームには慣れましたか)はい。だいぶ慣れました。先輩方も優しいし、すぐに溶け込めることができました。入学して間もない自分が出れたのも、監督、スタッフ、先輩たちのおかげだと思ってます。(さて、次の出場に向けて)もちろんチームが勝つことが第一なので、それに貢献できるようなプレーを心がけていきたいです。
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