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JR東日本カップ2007 関東大学リーグ
11月25日 東京・国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場
宿敵に快勝!2位でリーグ戦を終える
長期にわたったリーグ戦もついに最終戦。優勝の可能性は消えていたもののここ2年間勝つことのできなかった法大を相手に「借りは返してやろうと言っていたから。最後に勝てて良かった」(大榎監督)と、会心の勝利で最終戦を飾った。結果早大は一つ順位を上げて2位でリーグ戦を終えることになった。
試合の立ち上がりこそ互角の展開となったが、徐々にワセダらしいサッカーを見せていった。華麗なパスワークで相手ディフェンスを翻弄していき「中盤以降はワセダペース」(鈴木修)というように完全に試合を支配した。しかしパスはつながるもののなかなかゴールに結び付けることができずに前半を無得点のまま終えることとなった。
後半も試合を支配したのはワセダだった。「落ち着いたプレーでワセダペース」(兵藤主将)をつかみ、試合を有利に進めて迎えた後半12分、ゴール前で直接FAのチャンスを獲得。このチャンスを鈴木修が「イメージ通りのボールが蹴れた」と鮮やかにゴールネットに突き刺した。その後も1人少なくなった法大を危な気なく退け最終戦を1−0の完勝で締めくくった。
リーグ戦を終えての最終順位は2位に終わったものの、「大学に入って初めて法大に勝てたことが本当に嬉しい」(金守)と近年苦汁を嘗めさせられていた相手を、リーグ戦最終節という大舞台で降せたことに選手たちは皆笑顔だった。
次なる舞台は全日本大学選手権(インカレ)。去年は決勝で敗れ準優勝と悔しい思いをしているだけに「去年の借りを返すだけ」(鈴木修)と今年に懸ける思いは強い。今季未だ無冠のワセダにとっては残された最後のタイトルとなり、兵藤主将は「チーム一丸となってプレーしたい」と決意を語った。“海老茶軍団”最後の栄冠に向かっては更なる飛躍を続ける。
(小島恭介)
第22節
早 大
1
0−0
1−0
0
法 大
【得点者】
(早)57鈴木修
★兵藤、渡邉がベストイレブン、渡邉は2年連続得点王に!
最終戦後に行われたリーグ戦記者会見で、早大から2人が個人賞を受賞した。栄えあるベストイレブンにはMF兵藤慎剛主将(スポ4)とFW渡邉千真(スポ3)が選ばれた。兵藤主将は大学界トップレベルの技術でチームの中心として活躍。そして渡邉は1試合1ゴールに近い得点率の高さが評価された。その渡邉は今季リーグ戦で20得点を挙げ、得点王を獲得。2年連続の得点王獲得だが、昨季の14得点と比べると6点も多くゴールを決めている渡邉。「得点王もそうだが、昨季より多くの点を取りたい」(渡邉)と、有限実行だ。
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
明大
45
13
3
6
38
19
19
2
早大
43
14
7
1
53
29
24
3
法大
41
13
7
2
41
26
15
4
駒大
41
12
5
5
42
32
10
5
流経大
34
10
8
4
34
28
6
6
中大
30
10
12
0
39
42
−3
7
東学大
29
7
8
7
24
26
−2
8
順大
29
8
9
5
28
32
−4
9
国士大
22
6
12
4
39
47
−8
10
筑波大
21
6
13
3
27
41
−14
11
青学大
20
6
14
2
31
47
−16
12
東海大
19
5
13
4
26
53
−27
※最終順位
早大メンバー
位置
背番
名前
前所属
学部学年
GK
1
伊藤拓真
前橋育英
スポ3
DF
4
金守貴紀
四日市中央工
社4
5
横山知伸
帝京
スポ4
3
藤森渉
早実
教4
2
塗師亮
東京ヴェルディY
スポ3
MF
30
中野遼太郎
FC東京U18
スポ1
→89分
中島健太
国学院久我山
社4
7
鈴木修人
市船橋
スポ4
14
首藤豪
ジェフ市原Y
スポ4
→76分
松本征也
浜名
スポ3
◎10
兵藤慎剛
国見
スポ4
FW
8
山本脩斗
盛岡商
スポ4
9
渡邉千真
国見
スポ3
→86分
島村毅
早実
スポ4
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
(苦手の法大に勝利)これまで5連敗してるわけだからね。みんな悔しい気持ちは持っているし、借りは返してやろうと言っていたから。最後に勝てて良かった。(布陣、チームカラーは似ていますね)法政はよくつないできて本当にいいチームなんだよね。無理のないシンプルなサッカーというか。その中でも自分たちのサッカーをできたのが良かったよね。いつも法政とやるときはそうだけど、どっちが勝ってもおかしくないような試合でした。(菊岡、本田両選手へ厳しいマーク)特にマークはつけてないんだけど、ボールにしっかりいこうというのが自分たちのスタイルだから。結果的に相手の攻撃の核へ厳しくいけたんじゃないかな。(今季を振り返ると)2位はね、残念な試合もあったから。前期の3連敗もそうだし、後期でももったいない試合があった。でも22試合っていう長丁場を考えるとこれがいまのチームの実力なんじゃないかなとも思いますけど。攻撃面では通用したと思っています。53得点は断トツの得点力だったからね。その分、失点が多いっていうリスクもあったけれど。ただ、守備から入るチームをつくるのもいいんだけど、大学サッカーというのを見てもらう上でやっぱり守りよりも攻撃を重視した方が魅力的だし、シュート場面を多くつくろうってチームにしてきましたから。(監督の選ぶ今季のベストゲームは)駒澤との試合は前・後期ともにいい試合ができたと思います。どちらも最初に1点ずつとられてそこは課題ですけど、その後は自分たちのサッカーができましたから。マイボールをキープして人を動かしながらつないでいくうちのスタイルが一番良かったのが駒澤戦でしょうね。(来季は4年生が多く抜けますが)問題ないです。全く心配していない。上位に絡んでいくだけの選手はたくさんいますよ。私も誰を起用するか毎試合悩みましたし、サブの選手と入れ替えても力は変わらないです。よそにいけば出られるだろうってレベルの選手はたくさんいるので。(IリーグのB―1チームも優勝で表彰されました)本当に良かったよね。こういう舞台で表彰されて、これから全国へ向けて頑張ってほしい。選手が平均的に高い水準で一番を目指しているのは本当に良いことですよ。(次はインカレです)もうそれしかないんでね。タイトル一つとろうとずっとやってきたからインカレはとりたいですね。
兵藤主将
(きょうの試合を振り返って)立ち上がりは良くなかったが中盤以降はみんなが集中して気持ちが入ったプレーができた。(久々の法大戦勝利)今まで負けっぱなしだったが最後に勝てて、最後に勝った方が気持ち的にいいので良かった。(きょうの勝因は)落ち着いたプレーでワセダペースの試合ができたこと。一人一人が動いてボールが回せたこと。(リーグ戦を2位で終えて)勝っておけば…という試合が多くて悔いが残るが1年間やってきた結果だから受け止める。(インカレに向けて)去年は悔しい思いをしたのでチーム一丸となってプレーしたい。
鈴木修副将
(きょうの試合を振り返って)初めは守備の裏をついてくる攻撃をされて戸惑ったが中盤以降はワセダペースでできて良かった。(久々の法大戦勝利)インカレの前に選手も監督も法政を一発叩いておかないとっていう気持ちがあって、勝ててすごい嬉しいです。(きょうの勝因は)粘り強い守備ができてそこから攻撃に繋げられたことです。(ゴールを決めたFKの感想)誰にも当たらなかったら入るなって位置で得意な場所だった。イメージ通りのボールが蹴れた。(リーグ戦を2位で終えて)悔いが残る試合もあったが2位という結果はインカレに繋がる結果だと思います。(インカレに向けて)去年の借りを返すだけです。タイトルを何も獲っていないので獲りたい。
山本
(勝てなかった法大相手に勝利)確かここまで5連敗ですよね?チームも監督も「最後は勝とう」と言っていたし、結果勝てて良かったです。天皇杯予選のときから苦手意識は消えてたんで、自分たちのサッカーができれば勝てると思ってました。(決勝点は山本選手のカウンターから)前半千真(渡邉)と俺が孤立してしまってたんで、自分たちで仕掛けていこうと狙っていました。形となって得点につながったのは良かったです。(今季は2位となりましたが)やっぱり優勝を目指してここまでやってきたので、前節で優勝がなくなってしまって残念でした。勝てて終われたのは次につながると思いますけど。(53得点はリーグトップです)自分たちの攻撃面には自信を持ってたんでそのあたりはよくできたと思います。千真も兵藤も修人も、シュートにしろパスにしろ良いものを持ってるからすごく頼りになりましたね。(インカレへ向けて)去年は決勝1−6で負けて本当に悔しい思いをしたんで今年は優勝したいです。一試合一試合自分たちのサッカーをやっていきたいです。
金守
大学に入って初めて法大に勝てたことが本当に嬉しい。前半の初めは押し込まれちゃった部分もあったけど、後半はボールもしっかり持っていけてすごくよかった。ワセダらしさがでていた。勝因は一人ひとり法政に勝とうっていう気持ちが強かったこと。あとは鈴しゅー(鈴木修)のFKのおかげです(笑)。(リーグ戦を振り返って)(イエローカードの)累積で1試合出れなかったことがすごい悔やまれるんですけど、ケガもなく戦ってこれて本当によかった。きょう勝って2位でと、こういう形で終われた事は次に繋がると思う。(インカレに向けて)優勝します。いい流れきてるんで。(予選リーグの開催地は金守さんのホーム・三重ですね)いい空気たくさん吸えばいいプレーができるんで、勝てます(笑)。
藤森
(きょうの試合を振り返って)リーグ戦最後の試合だったので悔いの残らないようにやった。(久々の法大戦勝利)監督も言っていたが何とかしていい形で終わらせようと。最後に法大ということでモチベーションを保つのにつながった。(きょうの勝因は)無失点でできたこと。あきらめないで最後までやったこと。(インカレに向けて)タイトルを獲っていないので最後にいい形で終わらせたい。
渡邉
(法大に勝利)5連敗してたから負けたくないって気持ちがみんなにあったんで勝てて良かったです。法政はうまくてつなげるんで守備的にいくのかなと思ってたら、監督からは自分たちのサッカーで前からいけって指示がありました。(福田選手にタイトなマークをつけられましたが)彼は大きいし、ヘディングも当たりも強いんで苦労しましたけど、前も向けたんでスピード勝負に持っていったら自分の形もつくれました。(2季連続の得点王)周りのみんなに助けられた部分が多いので感謝したいです。来季は4年になって最高学年なんで引っぱっていきたいです。(ベストイレブンも受賞)正直嬉しかったです。(今季を振り返るといかがでしたか)前期3連敗とかして下位相手にもとりこぼしたんでちょっともったいなかった。引き分けが少なくて負けが多かったじゃないですか。もうちょっと粘り強く戦いたかったですね。(インカレへ向けて)去年準優勝だったんでその上を目指して優勝したいです。
伊藤拓
(法大に勝利)チームとしてもそうみたいですが、自分がGKとしてでた試合で勝つことができて嬉しかったです。あと、リーグ戦最後で金守さんとか4年生たちの思い出にもなったと思うのでよかったです。(勝因)みんなの気持ちがすごかったです。(これでリーグ戦が終わりました)前期は全部でれていたんですけど、(ケガで)でれない時期があって、振り返ると苦しい一年だったように感じます。優勝を目標としていたけど、準優勝で、来年は優勝したいです。インカレ、頑張ります。
中野遼
(いままで法大にはなかなか勝てなかったが)実際やってみて前半はすごかったけど後半は大したことなかったです。法政の運動量が落ちるのは最初からわかってたから怖くなかったです。(本田拓也選手へ厳しいマーク)やるのが本当に楽しみで。本田と修人(鈴木)さんは大学を代表するボランチじゃないですか。修人さんとは練習のときやってますけど本田とできるのが楽しみでした。実際マッチアップしてみて上手かったけど、あと3年あるんであれぐらいの選手にはなりたいですね。(後期からスタメン定着していかがでしたか)ずっとAチームでやっていたのでチームのやり方は把握していました。あとは試合感覚を慣らしていくだけで。(今年1年やってみて大学サッカーはいかがでしたか)これで終わりってわけじゃないですけど、夢中に駆け抜けたという感じでした。(来季へ向けて伸ばしていきたいところは)来年は4年がごそっと抜けて監督もたぶん代わるし、ゼロからのスタートになると思うんで自分が中心となってやっていきたいです。(次はインカレです)去年テレビで大敗しているのを見たんで、今年は優勝目指して、1試合でも多くやりたいですね。
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