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JR東日本カップ2007 関東大学リーグ
11月18日 茨城・龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド
渡邉ハットトリックで快勝も…V消滅
4月に始まったリーグ戦も残るところ2試合。関東王者へのかすかな望みをつなぐためにも勝利が絶対条件の早大は同じく優勝を争う駒大と対戦し、大量5得点を奪い一蹴。3位に浮上し、最終節を向かえることとなった。
試合開始直後に早大はセカンドボールへの詰めが甘くなり、駒大に先制点を許してしまう。ただ「中盤のスペースを使って攻撃ができていたので焦りなどはなかった」(大榎監督)というようにその後の主導権を握ったのは早大だった。幾度となく決定機を作り、得点の予感を漂わせる。
それが形となって表れたのが前半44分。マイナス気味の松本征が上げた右サイドからのクロスに対し、渡邉はペナルティーエリアの外からダイレクトで合わせる。ボールの芯をとらえた右足の鮮やかなボレーシュートは、相手GKはおろかマークに付いていたDFさえも一歩も動くことのできないまま、ゴール右隅に突き刺さった。同点。その直後には兵藤主将が鈴木修副将のパスから抜け出し右足でゴールを決め、前半のうちに逆転し試合を折り返す。
後半も勢いそのままに早大は攻め立てた。後半11分には中野遼のクロスを渡邉が左足で得点をあげると、続く後半17分にはまたも渡邉が金守のロングフィードから裏に抜ける。GKをあざ笑うかのような右足のシュートをゴール左に流し込み4点目。その後も集中力の切れた駒大DFを早大らしいパスサッカーで翻弄し、後半38分には山本の目の覚めるようなミドルシュートもゴールネットを揺らす。結局優勝争いを繰り広げている駒大に5−1で圧勝した。
それにしてもこの日の渡邉は別格の存在感を示した。ポストプレーの技術が向上したことによってチームにも、そして渡邉自身にもスペースと時間ができた。その結果、圧巻の1点目を生み出した天性のゴールセンスにさらに輝きが増した感がある。21試合で20得点と抜群の決定力を誇り、2年連続の得点王もほぼ手中に入れた。まだ3年生なだけに早大は来年もこのエースストライカーに何度も助けられることになりそうだ。
この試合の後に行われた明大の試合の結果によって早大の優勝はなくなってしまった。しかしリーグ戦はあと1試合残っている。最終戦の相手はここ2年間勝てていない法大。大きな目標は残念ながら失ってしまったが、ここ2年越しのリベンジを果たし、1つでも高い表彰台に上りたい。
(青木 現)
第21節
早 大
5
2−1
3−0
1
駒 大
【得点者】
(早)44渡邉、44兵藤、56渡邉、62渡邉、83山本 (駒)6山崎
★最終節はみんなで西が丘へ行こう!
2週間後に迫った関東大学リーグ最終戦は“集中応援日”。早大ア式蹴球部の応援で会場に来て下さった方は全員無料で入場していただけます。最終戦の相手は昨季からここまで5戦5敗である宿敵・法大。しかし、今のワセダなら十分に勝機はあります。リーグ戦優勝こそなくなってしまいましたが、この試合で2位になれるかが決まる大事な一戦です。宿敵に勝利する瞬間を見逃さないでください。皆様お誘い合わせの上、西が丘を“海老茶”に染めましょう!
【試合詳細】
日時:2007年11月25日(日)
時間:11:30Kick Off
会場:国立西が丘サッカー場
対戦:早大ア式蹴球部 VS 法大体育会サッカー部
◆詳細はア式蹴球部HPへ
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
明大
44
13
3
5
38
19
19
2
法大
41
13
6
2
41
25
16
3
早大
40
13
7
1
52
29
23
4
駒大
38
11
5
5
39
31
8
5
流経大
34
10
7
4
33
25
8
6
中大
30
10
11
0
38
40
−2
7
東学大
28
7
7
7
24
26
−2
8
順大
26
7
9
5
26
31
−5
9
青学大
20
6
13
2
30
45
−15
10
国士大
19
5
12
4
34
43
−9
11
東海大
19
5
12
4
22
48
−26
12
筑波大
18
5
13
3
25
40
−15
※第21節終了時
早大メンバー
位置
背番
名前
前所属
学部学年
GK
1
伊藤拓真
前橋育英
スポ3
DF
4
金守貴紀
四日市中央工
社4
5
横山知伸
帝京
スポ4
3
藤森渉
早実
教4
12
松本征也
浜名
スポ3
→74分
中川裕平
四日市中央工
社2
MF
30
中野遼太郎
FC東京U18
スポ1
→84分
塗師亮
東京ヴェルディY
スポ3
7
鈴木修人
市船橋
スポ4
14
首藤豪
ジェフ市原Y
スポ4
→71分
島村毅
早実
スポ4
◎10
兵藤慎剛
国見
スポ4
FW
8
山本脩斗
盛岡商
スポ4
9
渡邉千真
国見
スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
(駒大戦に向けて何か指示は)駒大のサッカーはわかっていたので、守備陣はDFラインを中心にしっかりブロックを作って対応しようと。またファーストディフェンスを徹底し、ハイボールはしっかり競ってセカンドボールへの反応に気をつけようということを伝えました。(前半開始早々に先制されたが)1番強調していた部分ができずに失点してしまった。あれは本当に残念でした。ただ中盤のスペースをうまく使って攻撃ができていたので焦りなどはありませんでした。(逆転して折り返したが)2点目は本当に素晴らしいゴールでしたね。慎剛もうまく抜け出して。取りたい時間帯に取れたのは大きかったです。(3点目で試合を決めた感があった)プレッシャーがかからなくなりましたからね。スペースがあればうちはできる自信があるので。(中川裕を投入したが)高さ対策ということもありますが、征也も不慣れなポジションをやらせていて、余裕が出てきたので藤森を右にずらして試そうと思いました。選手にはやりづらいかもしれないけど、私は固定しないでいろいろなポジションをやってもらいたいので。(きょうは理想のパスサッカーができたのでは)相手があってのものだからね。きょうは相手のプレッシャーがかからなかったのでできましたが、プレッシャーがかかった中でも長短織り交ぜたパスをつなげる判断力をつけてほしいいですね。(夏を経て渡邉選手に凄まじさが増した感があるが)ポストプレーで収まるようになってからですかね。シュートの能力は高いものがありましたから、もらう前の動きだしで2回3回と動き直すプレーが出てきてゴール前でフリーになれる場面が増えましたね。(最終節の法大戦に向けて)まだ考えてないですが、ずっと勝てていない相手だけに借りを返したい。優勝を争う大事な一戦になるように今は明大の動向を見守ります。
兵藤主将
(先制点を)相手の形でとられてしまったのはよくなかった。ただそこから落ち着いて展開していけば(逆転することも)大丈夫だと思っていた。(先制されてからの立て直し)(駒大には)苦手意識もないし、ワセダは点がとれないチームじゃないから、とにかく落ち着いていこうと。結果的にいい時間帯に決めることができて良かった。(後半の大量得点)相手が引いてくれて、後半ディフェンスにスキができたので。ワセダが自由にサッカーをできたと思う。得点を積みかさねていけたので、楽な展開で試合を進めていけた。(後半は終始ワセダペース)勝つしかないと思っていたので、最低限のことができたんじゃないかと思う。(最終節は苦手な法大)天皇杯予選でもワセダの方がいいサッカーをしていたし、今チームとしても後期の負け試合で悪い内容の試合はあんまりなくて。(法大は)繋いでくるんで、きょうとは違った対策でまた挑みたい。
鈴木修副将
きょうはオレのミスが原因で1点取られてしまったけど、他のみんなが点をとってくれて勝てたのでよかった。(自分のプレーについて)最近ボールを落ち着いて持つ時間が増えたように思う。(先制された後の修正は)ロングボールをけってくるから、 しっかりセカンドひろおうってこと。あと駒大は後半落ちてくるから、前半は最悪0−1でもいいから後半勝負をしようって感じでした。(大量得点の要因は)みんなが自由に動けていたこと。前に当てて押し上げていくのがプレースタイルで、それをできたのがよかった。(残り1試合、早かったですか?)寂しい思いもあります。優勝できる可能性がある限り頑張りたい。(最終節の相手は法大です)まだ勝てたことがないので、最後は勝って終れればいいです。個人個人が頑張ればチームが勝てると思う。
山本
(今日の試合を振り返って)前半早い段階で点を取られてしまったんですけど、落ち着いて追いついて、後半は自分たちのペースで試合が出来ました。(流れが変わったと思ったのは)1点目、千真で追いついた時ですかね。前半で2点とって逆転した時には、いけると思いました。(ワセダらしいサッカーが出来ましたね)スペースがあいていたので、自分たちらしくプレーできたと思います。(後半は得点を決められました。DFのマークも甘く、気持ちよくいけたんじゃないですか)前のほうのスペースをいかして、パスも出来たし、ドリブルで仕掛けていくことも出来ましたね。(最終節は法大戦です。どう戦いましょうか)天皇杯ではそこまで戦いづらくありませんでした。最後はどんな形でも勝ち点3を取りたいので、頑張ります。
渡邉
(会心の逆転劇)立ち上がりに失点してしまったのは反省材料。次に向けて修正していきたいです。前半は我慢の時間帯が長かったけど、そこで自分たちのサッカーを続けられたことが良かったですね。後半は自由にできたしやっていて楽しかったです。(我慢した前半はどういった戦い方を)チーム全体に「点をとれる」という共通意識があったから、同点に追いつくまでにまずは絶対失点しないようにと意識していました。焦りとかはなかったです。(そんななかでの同点ボレー)いいクロスが入ったんで思いきり蹴るだけだと思って合わせたんですが…びっくりしました(笑)。(計3得点)ハットトリックは大学入ってから初めてだったし、勝利につながるゴールを決められたのは嬉しかったです。(駒大には今季2連勝。リベンジを果たせたのでは)やっぱりインカレ決勝のあの大敗した試合はみんな忘れてないんで。きょうは何点でもとれるだけとってやろうと。(最終節の法大にはここ2年白星なし)勝ててないですけど、みんなやっぱ法大に勝ちたいって意識は強いんでチーム一丸となって勝ちたいです。
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