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JR東日本カップ2007 関東大学リーグ
10月14日 茨城・古河サッカー場
中大相手に痛い敗戦…早くもがけっぷちに
覇権を争うライバルである明大に前節敗れた早大。優勝を狙う上では連敗は絶対に避けなければならないきょうの試合だったが、後期に入り上位チームの駒大と流経大を破っている中大の前に1−4で屈した。
試合を通して中大の出足の速さに苦しんだ。早い相手のペースにつられるように、前に急いだ攻撃を繰り返すものの、トラップ際を常に狙われなかなか形を作れない。守っても、動き出しの早い中大の攻撃のリズムにプレスが機能せず、前半4分には右サイドから上がった低いクロスを押し込まれ失点。直後にもDFの数が足りていたにもかかわらず、豪快にミドルシュートを突き刺され序盤から2点のリードを許す。
次第に早大も自分たちのペースを取り戻すようになり、落ち着いた試合運びに。鈴木修が中盤で攻撃を組み立て、渡邉にボールが入るようになるいつもの形を見せるようになる。26分に渡邉とのワンツーで抜け出した中川翔が強烈なシュートを放つと、それで得たCKから鈴木修がゴールを決めて1点を返す。だがその直後、前がかりになった早大の裏のスペースを突かれ鮮やかなループシュートを浴び、再び2点のビハインドを背負って前半を終える。
後半開始から早大は島村を投入。前線にボールの収まり所が増えたことで、明らかに攻撃のバリエーションも増えた。チャンスが広がり猛攻をかけたが、後半13分にまたしてもカウンターから失点。3点差となり守備的な戦い方になった中大に対し、中島健、前田と攻撃的な選手をピッチに送り出す。だが鈴木修の直接FKはポストに弾かれるなど、どうしても得点を挙げることができず、結局1−4で試合終了。痛い1敗を喫した。
相手の戦略にはまった感がある今回の敗戦。「きょうは落としたくない試合だった」と大榎監督も語るように、首位レースを引っ張っている他のチームが相次いで快勝し、ライバルたちに1歩遅れをとった。リーグ戦終盤に厳しい戦いを控えているが、悲願の優勝を果たすにはもう取りこぼしは許されない。早くも土俵際に追い込まれた。踏ん張れ、早大!
(青木 現)
第16節
早大
1
1−3
0−1
4
中大
【得点者】
(早)27鈴木修 (中)4石川、11辻尾、34南木、58石川
順位表
順
チーム
勝点
勝数
負数
分数
得点
失点
得失
1
法大
32
10
4
2
32
18
14
2
明大
31
9
3
4
28
14
14
3
駒大
31
9
3
4
28
22
6
4
早大
28
9
6
1
40
26
14
5
流経大
27
8
5
3
27
19
8
6
東学大
25
7
5
4
20
19
1
7
順大
23
6
5
5
24
21
3
8
中大
21
7
9
0
23
32
−9
9
国士大
18
5
8
3
27
29
−2
10
青学大
14
4
10
2
22
35
−13
11
東海大
13
3
9
4
17
33
−16
12
筑波大
8
2
12
2
16
36
−20
※第16節終了時
早大メンバー
位置
背番
名前
前所属
学部学年
GK
16
河野猛
大分トリニータU18
社2
DF
4
金守貴紀
四日市中央工
社4
23
中川裕平
四日市中央工
スポ2
3
藤森渉
早実
教4
20
幸田一亮
横浜F・マリノスY
スポ1
MF
2
塗師亮
東京ヴェルディY
スポ3
→65分
中島健太
國學院久我山
社4
7
鈴木修人
市船橋
スポ4
17
中川翔平
国見
スポ2
→45分
島村毅
早実
スポ4
◎10
兵藤慎剛
国見
スポ4
FW
14
首藤豪
ジェフ市原Y
スポ4
→76分
前田亮
都立駒場
教4
9
渡邉千真
国見
スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)
◆コメント
大榎監督
守備を整わせて最終ラインからカタチを作っていくことや、相手に狙いを定めていくように言ったが崩していくことができなかった。特にきょうはサイドからの展開が悪かったし、ディフェンスラインで回しすぎていた。(早大は)1点を取り返してから動きは一瞬よくなったけれど、3点目をとられたのがキツかった。あれは本当に誤算でした。(ハーフタイムに出した指示)1−3だったけれど、点は取れると話しました。中大は攻撃に人数をかけてくるから、必ず隙間が生まれる。だからそこを狙っていけば大丈夫だと。(パワープレーについて)残り10分はパワープレーのカタチにしました。もちろんうちのサッカーは違うし、(パワープレーを)試合中ずっとやるつもりはないけど、最後だけなら効果的にもなりうる。(中川翔選手の交代は)あれはとにかく島村を入れるための交代です。島村の得点力に期待しました。(課題は)守備ですね。特にきょうはラインを引きすぎてしまって、前に前にとチャレンジできていなかった。まぁ追いつかなくちゃっていう気持ちと、失点のリスクマネージメントからなかなかカタチを作りだせなかったのだろうけど。前線からもっとプレスかけていかないとね。(早大は総得点が40近くです)うちは得点力はあると思うから、失点をいかにしていかないかでしょう。きょうは落としたくはない試合でした。
兵藤主将
(敗因は)最近練習でも緊張感がなかったし、気の緩みが出てしまったと思う。2試合続けて立ち上がりに失点しているということも問題。もっと練習からしっかり意識を高くもって臨むべき。(中央大の速さへの対応は)相手は3トップで、蹴ってくるって感じの攻撃だったんですけど、それに対して対応できなかった。3トップってことは分かっていたんですけど、ワセダは中盤とディフェンスラインのギャップもあったりと、上手くいかない部分があった。(相手は足元に厳しくきていたが)あれくらいのプレスなら普通にこっちも対応できなきゃダメ。全体的に動きの質が悪かったです。ボールの回し方もよくなかった。後ろで回してただけ。ボールを受けて離す、ただパスを出すだけっていうか、効果的なパスがなかったです。フィニッシュの部分でも、惜しいところまできていても決めきれない。守備への切り替えの意識っていうのも足りなかったです。(セットプレーのチャンスが多かったが)自分がミスしたので。得意な距離やコース、どうしても蹴りたい、とかいうので(鈴木)修人が蹴ったり自分が蹴ったりしています。自分は近くだとわりと決めれるので、そういう時は大体蹴りますね。近くだとコース狙うだけっていうのがあって、自分はそんなに球にスピードがある方でもないので。(次節に向けて)2連敗して優勝から遠ざかったけど、可能性がなくなったわけではないので、またしっかり調整して次に臨みたいです。
鈴木修副将
(完敗でしたが内容は)やっぱり早い時間帯で失点してしまって、ワセダは追いかける展開に慣れてないから、引かれて守られてしまった。そこで焦ってしまい、カウンターでもう一点とられてしまいました。(相手は球際が厳しかった)まぁでもそこでつなげればよかったけど、グラウンドよくないし難しかった。相手がきたほうがかわして抜きやすいけど、きょうはとられてしまった。相手のサッカーに飲み込まれてしまい、負け試合でしたね。(久しぶりのスタメン復帰ですが)教育実習でしばらく抜けたんだけど、帰ってきて練習試合にも結構出してもらってたし、コンディションは上がってきてます。あとはもうちょい頑張れるように上げていきたい。(次回での改善点は)やっぱりいい状態で先制点をとれるようにしたいですね。それから、先制されて引かれた相手に対してどう崩すかが課題。ミドル(シュート)打ったり、サイドで数的有利を作っていけるようにしていきたい。
金守
(序盤に2失点。原因は)崩されたわけではなく、自分たちのミスからだったので残念です。(プレスがかけきれないようだったが)サイドで起点をつくられ、裏に蹴ってくる感じでマークの引き渡しがあんまりうまくできなかったことです。(攻撃で組み立ての時には何を)相手のサイドバックがあがっていたのでそこの背後を狙う意識はしていました。(次の東学大に向けて)2試合7失点と失点が多いのでもう一度守備の意識を持って。攻撃もいい形から点を取れるように練習して。もう負けられないのでがんばるだけです。
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