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 JR東日本カップ2007 関東大学リーグ 9月17日 神奈川・平塚競技場



 念願の完封勝利!順調に開幕2連勝

公式戦初出場ながら貫禄のプレーをみせた中野遼  まさに完ぺきと言っても過言ではない。相手を寄せ付けないパス回し、安定したディフェンスラインに連動した攻撃的なサッカー。終始ゲームを支配した早大は東海大を4−0で下した。そして特筆に価するのは、前期から課題となっていた失点をゼロに抑えたことだ。「全員が攻守の切り替えを意識した結果」(兵藤主将)、4月以来の完封勝利を飾った。

 「プレッシャーもなかったし自由にボールを回せた」(兵藤主将)。あまり相手のプレスもきつくなく、空いたスペースを上手く利用したパスサッカーで、立ち上がりからボールを支配。2トップの渡邉、山本を中心に、中川翔のクロスや兵藤のセットプレーからも積極的にチャンスを生み出していく。また、この日は攻撃の要・鈴木修人(スポ4)を欠くも、初スタメンの中野遼が大榎監督にも大絶賛されるプレーを展開。それでも最初は点数には結びつかず、相手GKのナイスセービングも相まって、またも決定力に欠けるかとも思われた。しかし、この日のワセダは違った。33分、中川翔から送られたパスを山本がゴール前にいた渡邉にパス、そして渡邉のヘディングシュートが決まり、まずは先制点を得る。

途中出場で2得点と大活躍の首藤  後半に入ってもワセダが優位に立って試合は進んでいく。時間の経過につれて少しずつ運動量の落ちてくる東海大。対する早大は交代選手の活躍も顕著になる。「誰が出ても遜色ないプレーをしてくれる」(大榎監督)。山本に代わって投入された島村が、交代直後の67分、ヘッドで上げたボールを兵藤に繋ぎ、渡邉が打ったシュートがゴール左上に突き刺さって2点目。そして、中川翔と交代した首藤も、相手からボールを奪ってドリブル突破し、1対1で冷静にゴールに流し込む。さらにその直後、再び首藤が渡邉から受けたパスを左足シュート。一度相手GKの手に当たるも、勢いのあるボールは収め切れられずにゴールの中へ。結局、相手にこれといった決定機を与えることもなく、4得点を奪って撃破した。

 次節の相手は筑波大。前期、早大はまさかの逆転負けを喫し、「筑波も残留争いでモチベーション高い状態で来る」(兵藤)であろう決して侮れないチームだ。しかし、優勝争いに食い込み続けるには、絶対にここで取りこぼすわけにはいかない。勝ち点3は何が何でも譲らない。

(菅田早希) 


第13節
早大 1−0
3−0
東海大
【得点者】(早)33渡邉、67渡邉、85首藤、88首藤


順位表
チーム 勝点 勝数 負数 分数 得点 失点 得失
法大 26 24 14 10
早大 25 32 19 13
流経大 24 24 14 10
明大 22 19 11
駒大 22 21 20
順大 19 22 20
中大 18 17 25 −8
東学大 16 13 15 −2
青学大 14 20 24 −4
10 国士大 12 20 25 −5
11 東海大 12 16 29 −13
12 筑波大 14 26 −12
※第13節終了時
早大メンバー
位置 背番 名前 出身校 学部学年
GK 16 河野猛 大分トリニータU18 社2
DF 金守貴紀 四日市中央工 社4
横山知伸 帝京 スポ4
藤森渉 早実 教4
→89分 岡根直哉 初芝橋本 スポ1
20 幸田一亮 横浜F・マリノスY スポ1
MF 塗師亮 東京ヴェルディY スポ3
30 中野遼太郎 FC東京U18 スポ1
17 中川翔平 国見 スポ2
→72分 首藤豪 ジェフ市原Y スポ4
◎10 兵藤慎剛 国見 スポ4
FW 山本脩斗 盛岡商 スポ4
→66分 島村毅 早実 スポ4
渡邉千真 国見 スポ3
※◎は主将、監督は大榎克己監督(昭63教卒)


◆コメント
大榎監督
きょうはピッチコンディションが良くてボールが繋ぎ易いということは分かっていたのでワセダのサッカーがやりやすかった。東海大は前からプレスをかけてくると思ったが、ひいてきた。きょうは最初から出ていた選手も途中交代で出た選手もよく頑張ってくれた。中野遼太郎は展開力もあるし、本当に素晴らしくてスタメンでフルで使ったし首藤もあの時間帯で入って2点とよくやってくれた。2点目は島村のヘッドから兵藤とつないで生まれたものだし、誰が出ても遜色ないプレーをしてくれる。後半相手がメンバーを代えてきたので、前がかりにくるということを塗師に話した。長いボールを入れられた時にプレスバックして下がってプレーすること、前との間を空けないでプレーするように指示した。守備面では相手のシュートが4本で、1本相手がふかしてくれた危ないのがあったけれど、まあまあ安定してきたとは思います。けれど守備は対相手のことなので、相手が変わればわかりませんね。毎日の練習の継続が大事なので、筑波に対して分析して、今日の修正点であるサイドからのクロスへの入って来方やディフェンスからのビルドアップを詰めていきたいです。

兵藤主将
(きょうは試合を支配できたのでは)相手が立ち上がりからもっと前から来ると思ったんで、最初はシンプルに裏からいこうと。そしたら全然(前からのプレスが)こなかったからすごく自由にボールを回せて。プレッシャーもなかったし自由にボールを回せたんですが、ちょっとだらだらボールを回してしまった時間帯があったので、そのあたりでリズムを変えられるような練習をしていかないと守りを固められるときついかなと思います。(パスサッカーで相手の体力を奪う戦い方もきょうはできた)そうですね、最後に少し押し込まれましたけど、全体を通して見ればうちのペースで試合を進められたし、敵にもシュートほとんど打たれずに(失点)ゼロで抑えたっていう部分は全員が攻守の切り替えを意識した結果だと思います。ボールをとられた後にもいけると思ったら前から取りにいこうということだったんで、それがある程度連動してできました。(守備陣は安定していました)きょうは本当にディフェンスラインが安定していて、ラインの上げ下げもしっかりしてコンパクトにできたと思います。(そのラインコントロールにより)一人一人の走る距離もそんなに長くはならなかったし、うまく連動したなと。(完封も前期の順大戦以来)失点してしまうシーンがセットプレーとかで多いのでやっぱりゼロで抑えられて今日はすごい良かったし、これからもゼロで抑えられる試合が増えていけば優勝にも近づけると思います。(今季初スタメンの中野遼選手についてはいかがでしたか)練習の紅白戦とかでも一緒にやってて、いま修人(鈴木=スポ4)が教育実習でいなくてずっとスタメン組に入ってやってるんで、どういうプレーヤーかというのはわかってるしコンビネーションとかで問題は全くないです。みんな遼太郎がやりやすいように一人一人がカバーにいって。良い形でサッカーができました。(次節は前期逆転負けを喫した筑波大戦です)筑波も残留争いでモチベーション高い状態で来ると思いますけど、それに負けないようにいい準備していきたいと思います。筑波と法政には去年から勝ってないんで今回はしっかり結果を残したいです。

山本
(渡邉選手との2トップ。自身の調子は)アシストできたのは良かったですが、やっぱFWやってるんで、決めれるとこ決めて、点獲りたかったです。(完封勝利)完封できるのは大きいんで、これからも0で抑えてきょうみたいなサッカーをしたいです。(これで2連勝)上の方も勝ってて取りこぼせないんで、どんな形であっても勝って、勝ち点3をとりたいです。(次は筑波戦。対策などは)きょうビデオ撮ってると思うんで、それ見てこれからです。(OBの山口貴弘選手(平19スポ卒、現J2・湘南ベルマーレ)と沢山お話されてましたね)久しぶりだったんで。Jリーグの話とかしてました。

金守
(2連勝で内容もよかった)みんないいプレーができていた。(久しぶりの完封勝利)ゼロで抑えられたのは本当によかった。(ディフェンスラインも安定して相手を寄せ付けなかった)相手の11番に競り負けても(ディフェンスで)フォローできていた。最近(ラインを)上げたりとか、コンパクトにとかラインコントロールについて言われているので、それがよくできたのだと思う。(全体的にボールが流動的に回って理想的なサッカーができた?)意外と前から相手のプレスがなかったのでディフェンスも余裕を持ってボールを回せていた。(次節は前期に逆転負けをしている筑波大)この勢いを大事にして次も無失点で勝ちたいと思います。

横山
みんな前の選手が良いプレーをしてくれたので助かりました。(紺碧)寮長の首藤がやってくれました。(中野)遼太郎が初スタメンだったんですけど、ヌリ(塗師)と一緒に中盤でつぶしてくれたし、ディフェンスラインはカナモ(金守)中心に良い守備ができたと思います。最終ライン4人そろえて、上げるだけじゃなくて全体のバランスを意識してプレーしていました。完封はしましたけど個人的にはまだミスが多いんでヘディングでは絶対に負けないようにしたいです。全体ではシュートまで持っていけるようにっていうことですね。次も試合に出れるように頑張りたいです。

首藤
(後半途中出場で2点ゴール。ゴール前でも落ち着いていた)いや落ち着いてなくて、これはまずいと思ったんですけど、キーパーが前に出てこなかったんでよかったです。(アップから調子が良かった?)全然。逆にそっちの方が良いかもしれません。(久しぶりのリーグ戦は)試合にはずっと出たかったんですけど、出れなくても4年生だし周りに良い影響を与えられるようにということは意識していました。2点も獲れて、みんなも喜んでくれたんでよかったです。自分が1番びっくりしてますが(笑)(。前半はベンチでご覧になってて)自分たちのサッカーが出来てて、翔平(中川)とかも動けてて、見てて頼もしかったです。(監督には何と言われて入った?)守備と攻撃の両方を。前でどんどん裏に飛び出すようにと。(きょうはワセダのパスサッカーができた)サイドからも攻めれたし、決定機も1回ぐらいしか与えなかったし、満足…しちゃいけないですけど、暑かった中でよく動けてたと思います。(東海大の印象は)2点獲ってからは足が止まってたんで、出れるかわからなかったですけど、出れたら運動量で勝負しようと思いました。(これで2連勝)上位と当たるまで負けられないです。タイトル獲りたいですね。(次は筑波戦)個人的に受験で…(笑)。どうしても勝ちたいです。

渡邊
(2試合連続ゴール)前回は前半で外してしまっていたのですが、きょうは前半から決められてよかったです。(相手の印象は)暑さもあって、あまり運動量がなかったです。前からプレスはかけてくるんですけど連動していなかったのでスペースがありました。(ワセダは運動量が豊富でした)一試合一試合戦っていこうと思っているので。試合前にきょうの試合は大事だって話していて、勝ちにこだわろうと思っていました。きょうは無失点だったし、攻撃は4点も取れたので、きょうみたいな試合を続けていきたいです。

中川翔
(前節から好調)夏だいぶ練習後走ってたんで、それで体の調子がいいんだと思います。(何本も良いクロスを上げていましたが)練習でもサイドからのクロスを練習していたし、チームとしてもサイド攻撃で崩していこうっていうのがあります。でも自分としてはまだまだですね。アシストとかゴールっていう結果を残してないので。(前線の選手とのコンビネーション)やりやすいですね。上手いから安心してパスが出せます。そこにいてほしいところにいてくれるし、目があったらもうボールを放ります。(守備は)相手の左サイドバックがキックが上手かったので、そこを抑えて、というのは意識していましたけど、守備はあんまりなんで…攻撃の方が好きだし得意です。(きょうも途中交代)フルで出たい時もありますけど、今自分の役割は試合中ずっと走って、相手をバテさせることだと思ってます。きょうも自分が交代した後に相手がバテてる中で、こっちはフレッシュな選手が入ってきて点をとることができた。(次戦への抱負)まずスタメンで試合に出ること。それでゴールを決めたいです。

中野遼
(初スタメンでしたが緊張しましたか)緊張しないタイプなのでしなかったです。いつも通りできました。(監督から試合前に言われたことは)自信を持ってやれと。FWとの距離が開かないようにと指示されました。塗師さんが後ろをカバーしてくれるので思い切って前に出られました。(きょうのご自身できは何点くらいですか)いい点をつけると調子に乗ってしまうので(笑)、普通ですね。手応えはあります。いつも通りやればできると思いました。(アピールポイントは)展開力です。(次戦への抱負)また練習でアピールしてスタメンで出たいです。







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